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701 :悪意と好意と敵意 ◆f7vqmWFAqQ :2010/05/05(水) 16:52:51 ID:3zvpYvsf 教室に帰還すると、1時間目が終わって休み時間になっていた。顔の皮脂と性格がねちっこいハゲヤマ(本名忘れた)はもう居なかった。 隣席の片山にノートを借りようと声を掛けたが「あ?物理?嫌いだからノート取って無い。」とか言いやがった。俺はお前が嫌いになりそう。 こうなったら理系脳の寂に昼飯食う時にでも教えてもらうか。こういう時に活用するのが人脈(腐れ縁)なのである。 次は…小遊鳥(たかなし)先生の現代文か。楽だな。とか考えて机に教科書ノート文房具の3点セットを用意した。 待望の昼休みが到来した。ポケットに財布の存在を確認してから物理の3点セットを手に持ち購買に向かう。 焼きそばパンとクリームパンと濃厚きなこオーレDXを買って寂のいる1組に足を運ぶ。 1組の教室に入るとやはり噂の通り魔の話題で持ち切りだった。皆好きだねぇ。お、いた、頼れる理系脳こと寂が。 寂もこちらに気付いたようでパタパタと弁当を持ってこちらへ接近してくる。 「おう。購買行って遅れた」 「いいわ。それよりどこで食べよっか?」 「屋上とか。」 「朝、雨降ってたわよ?」 「いま晴れてるからベンチも乾いてるだろ。」 「まぁ、いいけど。」 「んじゃ、早く行こ!」 パタパタと小動物みたいに小走りで走る寂。朝方とはえらい違いだな。まぁ安心したけど。 屋上に着いた。けれど太陽は休み開けで仕事をさぼっていたかった様でベンチはあまり乾いて無かった。 ポケットからハンカチを出してベンチの水滴を拭き取る。綾小路ちゃんの涙で学習してちゃんと持ってきたぜ!偉いな俺!自画自賛してみた。 「ゆーちゃんにしては上出来ね。」 寂にも誉められたが何か心に刺さる物があるね。うん。 「んじゃ食うか。」 「うん。」 俺は焼きそばパンの封を切り、寂も弁当を開けて箸を伸ばす。そういえばもう一つの目的も言っとくか。 「あーそうそう。実はさ、物理教えて欲しいんだ。」 「え?なんで?ゆーちゃん物理苦手じゃないでしょ?」 「いや、一時間目の物理すっぽかした。」 「え?なんで?」 「あーいや、通り魔に刺された1年の女子が…その…知り合いでさ。お見舞いにいった。まあハゲチャビンの授業サボれたしラッ…キー…」 話してる途中で寂の顔がヤバいように見えた。ん?なんで? 「ねぇ…その子…綾小路美月って名前?」 目が怖い!ハッ!こいつは覚醒モードレベル1!ちなみに最大レベルは5だ。 「ん?ああ。寂も知ってるのか。なんか綾小路グループの令嬢らしいから知ってて当然か。朝までその事知らなかった俺とは違うな!いわゆる人とは違うんです!だよな!」 意味分からん3流以下のジョークで場を和ませようとしたが失敗した。顔怖いよ!特に目!お前の目はメデューサの目か! 作戦その2!濃厚きなこオーレDXを口にして落ち着こう作戦!チュー…なんてこった…隣が怖すぎて味がしねぇ…。 ふむ、人は耐えがたい恐怖に直面すると一時的に味覚が消えるという結論がでた。今度学会に発表しよう(アメリカの学者風) 支離滅裂な思考が頭で回る。更に対俺用マシンガントーカーJYAKUが質問を撃ってくる 「でさ、通り魔についてなんか話してた?」 「いや、なにも。」 ナンデソンナコトキクノ?いや、実は寂は人知れず戦う正義の味方なんだ。スパイダーマンなんだ。いやスパイダーウーメンか。 「そう、ならいいの」 と言うと寂は覚醒モードを終えて再び箸を動かす。あー怖かった。寿命縮んだかと思った。 702 :悪意と好意と敵意 ◆f7vqmWFAqQ :2010/05/05(水) 16:54:05 ID:3zvpYvsf よし、覚醒モードと俺と寂の食事がが終わったから再度交渉してみよう。 「で、物理の件なんだけど…」 「もう時間ないから、放課後私の部屋に来ない?」 なんだってー!! 「今日はお父さんもお母さんも居ないんだ。だから遅くまで教えれるよ。」 ナンダッテー!!これはあれ?いっちゃてイインデスカ?ムハー!!! 「じゃあさ…ついでに保健体育を…」ドゴッ!!おゥフ!!!!!腹を思いっきり殴られた。こうかはばつぐんだ 「あ、あああああ…アンタね!!へ…へへへへ…変態!!」反応が面白い。いやー寂をからかうのは楽しいなぁ。 「いや、マジになんな。」 「馬鹿!!!!」ゾゴッ!脛を蹴られた!ひぎゅん!! 「あ、ご…ごめん!」しゃがみこんだ俺を介抱しようとする。 「おー、大丈夫大丈夫。」2人同時に立ち上がる。風が吹き抜けたのはその時だった。 寂のスカートが重力に逆らった。水色と白のボーダー柄の布が見えた。いや、これは不可抗力なんだ!とか思いながら凝視した。 全国の高校生の男子諸君に女の子に来ていて欲しいパンツと聞かれると純白の「白」、情熱的な「赤」、扇情的な「黒」、可愛らしい「ピンク」、一部に人気の「ウサちゃんパンツ」… だがッ!今ッ!俺がッ!見ているッ!パンツはッ!その中でも上位に君臨するであろうッ!「縞パン」だアアアアアアッ!それもッ!水色とッ!白のッ!カラーリングッ! 見事だ。ムチムチな下半身と縞パンのハーモニー。割れ目もくっきり見えている。すばらしい。これは100点…いや、200!300!400!1000!!ば…俺のスカウターが…ドゴッ!!!!! うぎゃあああああああああああああああああ!!頬をグーで殴られた。痛ええええええええええええ!!ゲホッ…ゲホッ!! 寂を見上げると泣きそうな目で顔を赤くしてから自分の弁当箱を回収して走り去った。 罪悪感はあったけど、それよりも目の満腹感が上回った。不謹慎ですね。神様ありがとう。 けれどドアの付近に堕ちていた水滴を見て目の満腹感より罪悪感が勝ってしまった。寂を泣かせてしまったらしい。はぁ、自己嫌悪。 703 :悪意と好意と敵意 ◆f7vqmWFAqQ :2010/05/05(水) 16:54:37 ID:3zvpYvsf 私は屋上のドアをぶち破ると近くの女子トイレに駆け込んだ。好きな人を殴ってしまったから逃げた、それもある。けどもう一つ理由があった。 個室に入ってすぐに太ももとふくらはぎを経由して靴下にまでお汁を垂れているびしょびしょの淫乱おまんこを触る。パンツ越しからでも酷く濡れているのが手に伝わり自己嫌悪を催した。 「ばれちゃったかな。私がパンツ見られておまんこ汁垂らした事。びしょびしょにしてたこと。」 好きな人にパンツを見られて下半身が大洪水なんて…我ながら情けない。 パンツをずらして便器に座る。学校でオナニーするなんて恥ずかしいけど、仕方ない。このまま授業に行っても集中出来ないもの。 ハンカチを噛んでいつものように右手の中指を入れてみる。けれど物足りなかった。 イケない…。グチャグチャとゆっくり丁寧にいやらしくねっとり掻きまわすけど快感の波が来ない。 だから私は初めて薬指をおまんこに挿入した。すると挿れた瞬間に快感のビッグウェーブが押し寄せた。 「ひぐッ!!」声が漏れる。凄く気持ちよかった。誰かにバレるかもしれないスリルと初めての2本指での自慰行為。けど、淫乱のど変態の私は更に快感を求めた。 ふとウォシュレットのコントローラーが視界に入った。私は空いていた左手で操作してみた。そして私は威力を最大に、水温を38度にして放水のボタンを押す。 肛門にウォシュレットのぬるま湯が届き、快感の波が暴走する。 「ングッ!!はう!!んああああ!!!!!!」 そしてその快感の大波は私の中の堤防を決壊させて絶頂に達する。絶頂に達した後、私は蓋にもたれてだらしない体勢になる。そして ジョボボボボ…。失禁してしまった。誰にも見られてないのに恥ずかしかった。けど生きてきた中で一番気持ち良いおしっこだと感じた。 キーンコーンカーンコーン…しまった!予鈴が鳴ってしまった。あと5分で授業が始まってしまう! 立ち上がろうとしたら快感の余韻の所為で膝が笑ってしまいうまく立ち上がれない。うぅ…早く行かないと…。私は快感で疲れ果てた体に鞭を打って歩き出した。 5時間目の数学の授業には何とか間に合った。けれど、余程しんどそうに見えたのか井上先生から「天野さん…大丈夫~?保健室で休む~?」と提案されたのでお言葉に甘える事にして保健室のベットに横たわっていた。 ベットに横たわっている間、考え事をしていた。 ゴキブリ(綾小路美月)がゆーちゃんに接近した事。 ゴキブリ(綾小路美月)に今までの犯行がバレている事。 ゆーちゃんが一時間目の授業をすっぽかしてゴキブリ(綾小路美月)に会いに行ったこと。 そして今日の放課後、ゆーちゃんと私が2人っきりになれる事。 ゆーちゃん、物理と保健体育を教えて欲しかったんだよね?うぅん、私分かってるよ。保健体育が一番したいよね?私も初めてだけど…ゆーちゃんになら良いよ。 そして私はベットの中でしばしの眠りにつくことにした。

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