「キモオタと彼女 4話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

キモオタと彼女 4話」(2010/06/17 (木) 23:45:22) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

368 :名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 17:39:28 ID:bFjzOE9u はぁ、彼を完璧に見失っちゃったよ。 あの人達が、私に話掛けなければ彼をもっとみれていたのに…。 …いや、違う…。 今日の目的は、彼と仲良くなること。 確かに、彼を見つめるだけでも私は幸せな気持ちになれる。 でも、それじゃ駄目なんだ。 現状に満足しては、駄目だ。 彼みたいな素敵な人を見たら、他の女も黙っていられるはずがない。 ここ2年間は、彼女がいる気配はないし、他の女の子と出歩いているのも見たことはない。 彼が女性と関わりがあるといったら、メイドカフェぐらいかな。 …そんな所に行かなくても、私が貴方専用のメイドになって一生尽くすのに…。 どんな恥ずかしい事でも、貴方だけになら出来るから…。 でも、いずれ彼の前に私以外の女が現れて、彼が私以外の女と歩いているとき、私は耐えられるの? …ううん、絶対無理…。 じゃあ、どうすればいい? 決まっている。 彼と付き合い、結婚し、近寄る女共を排除すればいい。 簡単なことよ。 でも、彼の前に立つと素直になれなく、つい乱暴口調になってしまう…。 何で、私こんな素直になれないんだろう。 成長しないなぁ、私。 はぁ。 「ねぇねぇ、お姉さん暇? なら俺達と遊ばねえ?」 キッカケが欲しい…。 彼と仲良くなれるようなキッカケが…。 370 :キモオタと彼女 4話:2010/06/17(木) 17:51:17 ID:bFjzOE9u 「マジ、シカト? あり得ねぇんっすけど。」 同じ趣味を共有する? 却下。 彼が他の女を見てるのを許すなんて有り得ない。 彼は、私だけ見つめていればいいの。 「おい、マジキレっぞ。 オ…。」 パァン! さっきから、雑音が聞こえていたのでウザかったから、やっと消えたわ。 ん~、どうやって彼を…。 「おい、てめぇこら何すんだこら。」 倒れた4人中の1人は、痙攣でピクピクしている…脆すぎるわ。 「おい!大丈夫か!てめぇ…覚悟できてんのか!」 …本当うるさいなぁ。 まぁ、いいや。 憂さ晴らしに付き合って貰おうかしら。 「ツレの鼻が折れてんぞ! どうしてく…。」 まだ、しゃべり続けている雑音の懐に入り込み、素速く片方の脚に体重を乗せ、もう片方の脚で顎を蹴り上げた。 コキン。 何だか、小気味の良い音が聞こえた。 漫画でしか見たことのないような足蹴を見て、驚きを隠せないのか呆然としていた。 「あ、有り得…。」 台詞を言う前に、私の回し蹴りで、雑音の元の台詞は飛んでいってしまった。 彼の声以外は、聞きたくないわ。 ふぅ、やっと雑音が消えたわ。 「…ひ、ひぁ!」 あぁ、もう一匹いたの。 唯でさえ、彼を見失ってイライラしているのに、これ以上雑音が入ると半殺しじゃ済まないわよ? 「おいおい、どうしだんだ。 こりゃ。」 「ひ、永(ひさし)!」 また、増えた。 しかも数人も。 いい加減にしないと、半殺しだけじゃ済まないわよ? 「女の割には結構やるな。 だが、俺はコイツらみたいに油断しねぇぜ?」 「……。」 「無視かよ。 まぁ、いいや。」 そういうと、そいつは私の周りを囲い、逃げられないような形をとった。 逃げる気は、さらさらないんだけどね。 っていっても、この人数はちょっとキツいわね…。 全く、警察は何をやってんのよ。 そこら辺の歩いている奴等も見てみぬふりだ。 さっきまでは、私の事をジロジロ見ていた奴もいたが、助けに入ることもしないし、警察も呼ばない。 それは、そうね。 一時の感情で私を助け、後でコイツ等に返り討ちにされたくないからだろう。 自分の事さえ、良ければ良い人間しかいないんだろうなぁ。 世の中って。 まぁ、彼は違うんだけどね。 そういえば、彼に助けて貰った時もこんな…。 「やれ。」 371 :キモオタと彼女 4話:2010/06/17(木) 17:54:12 ID:bFjzOE9u 私が、回想に浸っていると、永という男が合図を出した刹那、襲いかかって来た。 私は、覚悟を決めた。 相手のリーダー格は、喧嘩慣れしているし、私もタダじゃ済まないだろう。 …私が傷物になっても、彼は受け入れてくれるかな? 「ゃゃ、ゃめろッフブッ!!」 後ろから、私が望んでいた声が聞こえた気がした。 ドゥフ。 駅の近くにある大人のオモチャ屋さんに着いたで御座る。 ドゥフフ、彼女達の事を考えるとムラムラしてしまって、拙者一服してしまったでござるよ。 さて、そろそろ買いに… 「お、おい!大丈夫か!?」 オゥフ、拙者が最も苦手とするヤンキーの方々でござるよ。 しかも、後ろ姿を見るからに女性が絡まれているでござる。 …助けに行くでござるか。 見知らぬ人とは言え、困っている人を助けない訳にはいかないでござる。 ドゥフフ。 い、い、今行くでござるー!!

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: