「非日常での日常第二話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

非日常での日常第二話」(2010/07/10 (土) 18:38:44) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

p
191 :非日常での日常:2010/07/03(土) 10:47:53 ID:hHozi5u0 拉致、監禁されてから数日 いや正確には半日かもしれないし一月経っているかもしれない 何せその景色が見えない上に飯の時間がかなりバラツキがある 日にちをわからせないための処置だろうがなぜそのようなことをするのだろうか そして雄介は一人TVでよく見るような豪華な部屋で寝させられていた 「しかしまぁ・・・暇すぎる」 そう言って手首についている『金属』を鳴らした 「いっ・・・てぇな」 派手に動かすと内側についている針が刺さる仕組みになっている 「俺・・・・・ひどいことしてないよな?」 なんでこんなことに・・・と考えていると 「私を忘れてること自体がひどいことよ」 とまたどこからともなく漆黒を纏って現れた 「それはいいから早く帰りたい」 「それは無理な相談よ?」 とごく普通に話しながら会話していた 第三者から見ればおそらくカップルに見えるだろう だが状況はかなり異質だが 「ここから逃げるなんてもってのほかなのよ?」 「俺は帰って早くFPSをやりたいんだよ」 雄介はそれなりのゲーマーでもある 特にFPSに関してはかなりの腕前を持っている そしてその腕前は全国で5本の指に入る腕前でもある ちなみに彼は主に軽機関銃を使うがスナイパーライフルもごく普通に扱う 「ゲームなんかよりもリアルのほうが面白いわよ」 「それはまっぴらごめんだ」 としかめっ面でいう聖城に対して雄介は無表情だった 「まぁ・・・私はあなたをいじめることが一番楽しいけど」 「どうも」 実に嫌な楽しみ方であると雄介は思った 「それよりもご飯にしましょう」 と言ってトレイを置いた 「今日もまたレトルトってか?」 「仕方ないじゃない、作ったことがないんだから」 今ここで少し聖城のことについて整理してみよう 髪は腰まできれいに伸びるストレートの白髪 瞳の色は右が赤の左が青 顔は綺麗に整っており10人中10人が美人だと答えるだろう 体は文字通りボンキュッボン・・・・・・かなり古いたとえだろうが ともかくスタイルは恐ろしいほどいいのである 身長もかなりの長身でモデルをやったら簡単に一番になれるのでなかろうか そんな美女の体があんなものに変形するなんて誰が想像つくだろうか? おそらく普通なら考えられないだろう そして今日もまたそれでいじられるのだろう 「じゃあ・・・・今日こそ犯してあげるわ」 「そうか・・・・だが断る!」 そうして聖城と雄介の攻防が始まった 192 :非日常での日常:2010/07/03(土) 10:49:21 ID:hHozi5u0 戦いが始まってから1時間 聖城をなんとか諦めさせた雄介は汗だくを通り越してもはや水を浴びた感じになっていた 毎回こんなことをしていたら干からびてしまう・・・ そんなことを息も絶え絶えに考えていると 「汗かいたからシャワー浴びてくるわ」 と言って聖城はそのままスッっと消えた 雄介はほっとしたが問題は山積みだった ひとつは何と言ってもびしょ濡れの服と体だろう これではかなり汗臭くなるに違いない・・・というか臭い そしてもうひとつは 「手首血だらけじゃん・・・」 抵抗をしまくったおかげで棘が刺さりに刺さって腕は真っ赤になっていた 「しかも服もこのままっていやだなぁ・・・・・・」 上半身は少しの布切れしかなく下半身も短パン小僧みたくなっていた その姿はまさに戦場から帰ってきたみたいになっていた まぁある意味戦いだったわけだが・・・ そうして普通の生活をしていた頃を思い出していた 「あの時はこんなことになるなんて考えられなかったな」 193 :非日常での日常:2010/07/03(土) 10:50:01 ID:hHozi5u0 「おい雄介!サボらずにやれ!」 「はい・・・」 とだらだらしながらしている雄介に叱責している人物は 「まったく・・・お前の根性は腐っているな」 と見た目はかなり幼い気がしないでもないが上司なのである 更にはその上司が女だとはまさにどういうことだろうか このロリ体型の上司の名前は浄財加絵(じょうざいかえ)というなんじゃそりゃという名前である 仕事をいつも完璧にこなす人なのだがなぜこのようなことを・・・力仕事関係のものをやっているのかと聞くと 「あたしは機械が苦手だから仕方なくやっているのだ!というより馬鹿にしているのか!?」 と体型と口調が合ってないので思わず笑ってしまうのだがこの人の蹴りはかなりやばいのである 「あーかったりぃ」 「・・・・・」 シュッ 「おがっ!?」 蹴るのがわからないのである そしてその狙いはいつも正確であるうえに威力がそこらの男よりも強いという摩訶不思議 「これでもまだかったるいか?」 「イイエソンナコトハマッタクアリマセン」 「・・・・・」 ドゴォッ! 「あがぁっ!」 思いっきり溝を蹴られそのまま地べたに倒れた 「いつでも解雇できるんだぞ?それでもいいのか?」 「ご・・・・ごめんなさい」 こんなことはもはや日常の一環として他の皆には知られているのでおそらく問題はないだろう 「浄財さんこっちの荷物はどこに運びますか?」 「今そっちに行く」 と最後にわき腹を蹴ってその場を去った 雄介はというと 「あの・・・ロリ怪力女め・・・」 と死亡フラグを言ってその後は・・・誰でも想像出来るだろう そんな毎日であるのでいつも帰りはボロボロになる 「あー・・・疲れた」 「疲れたというと余計疲れるぞ」 「誰のせいだと・・・・」 「何か言ったか?」 「・・・なんでもないです」 となぜか浄財と雄介は一緒に帰っていた なぜかと言うと 「よし今日は彼女であるあたしの得意料理で楽しませてやろう」 これでも二人は付き合っているのである 出会いのきっかけは言わずともバイト先である 浄財は男以上の力を持っているので荷物はほとんど一人で運んでしまう 冷蔵庫なども家などから出したり入れたりする以外は一人で運んでしまう そんな浄財の作る料理もすごいのか・・・と言う訳でもなくむしろ凄い ちょっと具材さえあればびっくりするほどの料理を作ってしまうのである その料理を食べることが雄介にとってはかなりの楽しみである 「おっ本当か?それだったら今日こそ・・・」 「誰がするか」 「そんなぁ・・・・」 この二人は未だに肉体関係を持っていないのである 理由は浄財曰く 「今のままが一番幸せだから」だそうだ 雄介には理解できなかったがそれもいいかと納得していた そうして二人は自然と手をつないで家に帰った

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: