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361 :少し大きな本屋さん:2010/08/14(土) 15:29:37 ID:Ypvngzep 本屋で仕事をしている俺は、たまに万引きをしているところを見たりする。 俺の場合、店の休憩室やらに連れ込むのも面倒なのでその場で注意したりして店から出てもらっている。 最初に声をかけた瞬間に、肩が驚くほど上がったりしておもしろいなーとか思ったりしながら 万引きしちゃだめですよー、などと説明したら、おどおどしく駆け足で店から出て行ってそれから一回も顔を見なくなる。 俺はこの店で売り上げに貢献しているのかしていないのか疑問に思いながら今日も変わらず店で本の整理をする。 なんの変わりの無い生活に不満をわずかに感じながら一日を過ごしていたある日、通算15回目、俺は万引き犯を見た。 近場の高校のブレザーを着ていて、肌が白く、そしてなかなかの美人さんである・・・・・いや、そうじゃなくて。 彼女が堂々に通学鞄の中に本を2冊ほど入れるのを目撃してしまった俺は無視できないので声をかけなければ。 にしても堂々としすぎだな、躊躇いとか感じなかったし。 これが手馴れている人ってやちょっと早足で店から出ようとすんな。 「ヘイ、君ちょっと店の奥まで来てくれるかな?」 「な!??」 そこまで露骨に驚くほどではないだろう。 もしかしてこれが初めて見つかったのかな? まぁどうでもいいけど。 といか台詞を間違えてしまった。 ここは「本返してくださいねー」とかでよかったのに。 あー、めんどくせー。 362 :少し大きな本屋さん:2010/08/14(土) 15:30:22 ID:Ypvngzep せわしなく目を泳がしている彼女をパイプ椅子に座らせ、俺も机を挟んで反対側に座る。 うーむ、本当に美人さんだなぁ。彼氏とかいるんだろうなぁ。 妬ましいこのリア中が!! 生まれてから一度もモテたことなしの俺の気持ちがわかるか!! と女の子にキレても意味は無い。 なーんか美形っていうか綺麗な顔を見ると妬ましくなるんだよなぁ。 ま、それは置いといて。 これどうしよう。 別にどっかのあだるとなビデオみたいなことするわけじゃないし、あー、とりあえず会話しますか。 「あー、えと、とりあ「貞操だけは守らせてください!!」 「そうだね、でももうちょっと静「ごめんなさいそういう性的な事以外はなんでもしますから!!」 「いや俺はそういう人じゃなく「本当にごめんなさいお金なら払いますからここは見逃してください!!!」 「本当にごめんなさいごめんなさいごめんなハガッ!!」 あまりにの会話が進まないのにキレて近くにあった雑誌でこの子を殴ってしまったが気にしない。 これを期に一気に用件つけて帰してしまおう。 「あのね、とりあえずその本を買うか買わないか決めてくれ」 「・・・・・・はい」 うん今さっきのでだいぶ落ち着いてくれたようだ。なんか睨まれてる気がするけど気のせいだろう。 「えっと、買いません」 万引きしといて買わないのかよー。 まぁいいけど。 「よし、ならお帰りの時間ですねーと」 「はい!??」 なんだよ、驚くことでもねーじゃないですか。 「どうしたんですか?お客様?」 「あの、私お客様じゃなくて、その、な、名前!とか、色々、聞かないん、ですか?」 自分が客じゃないって理解してるのはいい事だねぇ、それが理解できてなんで万引きしてんだか。 どうでもいいけど。 「そーいうのは良いのでお帰りくださいませ」 「え、いや、ちょっと!」 「はーいはいはいはい、はい!」 色々とうるさかったので背中を押して無理やり店の裏口から出して急いで扉を閉める。 ついでにガチャっと鍵もかける。 俺は万引きを退治したぞ! ・・・・・・・扉を叩くなぁぁあーもうるっさいなぁもう! 鍵を開け勢い良く扉を開ける。ちなみに引いて開ける仕組みになっているので扉の前にいるであろう女の子には当たらない。 「なんですか」 なんか用あるんですか万引き犯の人!! こっちにはまだ仕事があるんですが!! 「メアド!、メアドか、電話番号、おし、教えてください」 えー、と、女の子って不思議だねぇ。

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