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61 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:45:55 ID:mLomD40f またまた投稿します、今回は一応男役がショタなのと…カブトボーグを見ながらノリノリで 書いたので、そこらへん注意です。  「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」  「はあ~…なんでこんな仕事引き受けちゃったんだろう…」  二日酔いでふらふらする頭を押さえて私、小鳩 あずさはバスに乗り込んだ、目的地は海岸沿いにある イベント会場、舞浜アリーナだ。  勿論遊びに行くのではない、大切な仕事のためにその会場に向かうのだが…どうしても気乗りしなかった。 その理由はただ一つ…私の仕事が漫画家で…よりにもよって編集者から受けた新しい仕事の依頼が児童向け雑誌で 大人気のおもちゃ、ダイノボーグの漫画を描くことで…更に何故か今日開かれる全国大会に選手として出場する事が決定していたからだ。  「ノリで行けばいいのさ、会場で取材がてらに少し遊んで来いって」  何がノリだ、そう思った。  しかしせっかくもらった仕事な分、きっちりこなさないとプロとして恥ずかしいのも事実だ…必死に 改造マニュアルを読んで勉強し、何とか昨日酒で勇気を付けて…今日、二日酔いしながらもここまでたどり着いた…そんな感じだ。  「何が悪かったのかなあ」  そんなことを呟いて窓から見える景色を眺める。数年前、初めて原稿を持ち込んだときに、他に何が書けるのかと聞かれて某ミニ四駆同人誌を もって行ったのが今にしてみればもの凄くまずかったのかもしれない。  「おねえさん、どうかしたの?」  ふと、自分の横から聞こえた声に振り返る、そこには一人の少年がいた…その子はくりくりした目と少年特有の可愛らしさ そして元気いっぱいな表情をした…まるで私の理想を体現したかのような少年だった…そしてその腰には、ダイノボーグの ホルスターが装着されている。  「あ?ううん…ちよっと気分が悪くて…何しろ初めて大会に参加するから…」  「え!お姉さんもダイノボーグするんですか!?すごーい!かっこいい!!」  彼はまるでヒーローでも見ているかのようなきらきらした目で私を見つけてきた…その表情の可愛らしさに私の二日酔いは吹き飛んだ …可愛いなあ、話をふって正解だったなあ…こんな子に会えてよかった、と私は少しだけ担当に感謝した。  「うん、でももう大丈夫、会場も見えてきたし、お姉さんも緊張してられないもんね!!」  そう、もうバスはアリーナのすぐ近くまで迫っているのだ、おちおち二日酔いはしていられない。  「そういえば…君の名前はなんて言うのかな?同じボーグバトラー、小鳩 あずさとして知っておきたいんだけど」  「僕は流星、三剣 流星!小学四年生です!」  自信満々にその子…流星君は名乗りを上げた、その表情に私の心はとても癒された…ついでにこの子をモデルにして漫画の主人公を 描こうと、ついでにそんな打算的なことも考えた。 62 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:47:25 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」②  会場に入って小学生学生達の軍団の中でゼッケンを付けると凄まじく恥ずかしかったが それでも取材をしなければしかたない、そう考えて、私は恥を忍んで会場で絶叫した。  「行きなさい!!ゾルダートメガテリウマー!!」  「いっけー!!ステゴライザー!!」  何でいちいちぶつかるたびに叫ぶんだろう、そんなことを考える…そもそもこのオモチャ ダイノボーグは紙相撲にモーターを付けたようなものだ…いちいち叫ぶな子供よ、そもそも 何で私の機体はメガテリウムなんだ、ようはナマケモノの先祖だぞ…。  そんなことを考えつつも相手の子供のダイノボーグを土俵から押し出して、リーグ戦で順調 に勝ち進んでいく…気がつけば私はブロック戦に突入して、Aブロックの代表として勝ち残っていた。  (あー、流星君にあいたいなあ、お話したいなあ…)   そんなことを考えながら会場をうろつく。  「何だよあのお姉ちゃん、つよすぎるよ…」  「でも次の試合の相手…チャンピオンだから…」  そんな呟きが会場のあちこちから聞こえる、チャンピオンが相手とは運がないが…まあ 相手は子供だ、きっと簡単に勝てるだろう。  そう考えながらリングに上がる…その先には。  「お姉…ちゃん?」  「え…流星…くん?」  驚いた顔の流星君がいた、どうやら彼がチャンピオンだったらしい…私も同じように驚く …しかし、驚く彼の顔を見るとある考えがわいてきた。  (この子…泣いたらどんな顔するんだろう?)  そんな思いを抱きつつも、ゴングの音と同時に私はリングにダイノボーグを放った。  「…くっ!!いけえ!ゾルダートメガテリウマー!!」  「…負けない!行くよ!!ティラノロート!!」  流星君はそう言うと同時にダイノボーグを放った、彼の使う機体はバランス型だ 一直線で私に向かってくればパワー型のこの機体の力には押し出しで勝てるはずがない…そう思っていた、が。  「いまだ!!レジェンドロジカルサイコストーム!!!」  どがあん!!と。  私のダイノボーグはあえなくリングアウトした…さすがチャンピオン、必殺技を持っているとは思いも寄らなかった…。  「お姉さんゴメンね…」  「ううん、大丈夫だよ…それよりさ、今度もっと勝てるような方法…私にも教えてくれるかな?」   「うん!いいよ!!教えてあげる、お姉さん強いからすぐに僕を追い越せるよ!!」  とりあえず試合には負けたが取材結果は上出来だったのでよしとしよう、それに…こんな可愛い少年とも知り合えたのだ、 きっとこれがいい出会いになるに違いない…。  そんなことを考え、私はできるだけ汚くないような、さわやかな笑顔を浮かべた。それに合わせるかのように流星君も にっこりと笑顔を浮かべた。 63 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:48:22 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」③    「それでね、今日学校でね…もぐもぐもぐ…」  「こーら!あわてないの!食べたかったらまた頼んであげるからね」  それから一月が過ぎた、その後流星君とケータイの番号を交換するまでの 関係にこじつけた結果、彼は意外にも私の近所に住んでいる事が判明、原稿が終わった あとや暇なときはこうしてしょっちゅう遊べるような関係にまで進展していった。  喫茶店で無邪気に好物のチョコパフェを食べる彼を見るだけで心が癒された、更に普段 の生活がどうだ、あの先生が嫌いだなんて話をしてくれているといったあたりは本当にたまらなかった…。  可愛い、もう食べてしまいたいくらいに可愛い…ああでも、この子にとっては、私はただのやさしい お姉さんどまりなんだろうなあ…なんて、そんなことを考えると寂しくなった。  「ねえねえ、あずさお姉さんのほうはどうなの?漫画のほうは終わったの?」  「うん!今日早速原稿を上げてきたんだ!だからこうして流星くんと遊べるんだよ」  「やった、じゃあまたボーグバトルしよう!」  こうしていつまでこの子は私と遊んでくれるのか、それが一番心配だった、だから漫画の連載の方も 頑張った…そう、この唯一の、二人の接点を切らないために…そしてこのオモチャの人気を出来るだけ 長く続けるために…そして。  「じゃあさっそくお店に行こう!あずさお姉ちゃん!」  この、彼の笑顔を見続けるために…。 64 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:49:31 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」④  しかし、二人の関係に終わりが来るのも実に早かった、理由は簡単だった…私がバトラーとして目立てば目立つ ほどに雑誌上での扱いは大きくなり、それが流星君のプライドを…小学生特有の女の子と仲良くすると言う事に対 する抵抗を強めたのだ。  「お姉ちゃんと流星君はつきあってるんだって」  まあきっとそんな感じで語られたのだろう、噂は次第に大きくなり、彼は気恥ずかしさとチャンピオンのプライド から私を避け始めたのだ。  「お姉ちゃんとはもう会いたくないです、僕にもう話しかけないでください」  そんな手紙をもらっても、必死にそう解釈して自分の気持ちを抑えた、でももうそんな気持ちは長く続かなかった 今まで一緒にいすぎた分、猛彼がいないことに自分が耐えられなくなっていたのだ。  りゅうせいくんりゅうせいくんりゅうせいくん…あいたいあいたいあいたいあいたい…おねえちゃんはもう限界だよ 君がいなくなってから気づいたんだよ、もうお姉ちゃんは君がいなくちゃ駄目なんだよ…お願いだから、何でもするから…戻ってきてよ、流星君…。  「あ…んん…あああ!」  最後に流星君が遊びに来たときに置き忘れていったジャンパー、その臭いをかいで、私は締め切った部屋でオナニーを繰り返していた。    それから数ヵ月後、とうとうダイノボーグのアニメ化も決定したとき、担当からある話が持ちかけられた。  「敵がおなじ小学生じゃつまらないからさ、こう、もっと強い敵を出そうよ、ダイノエンペラーとかそんなかんじの奴、本当の試合の方 にも逆シードで登場させてさ…きっと盛り上がるって…」  ストレス性の不眠のために、目の舌に大きな隈をつくりながらも担当の話を聞いていた私は…ふと、あることに気づいた。  …そうだ、それを使えばいいのだ、そうすれば嫌でも流星くんは…また私を…。  「担当さん!了解しました!!ただし…その企画、私に預けてくれませんか?」  「へ…まあいいけど、どうしたの?」  このとき私はきっと…ものすごい下卑た笑顔を浮かべていたのだろう、でも構うもんか。  わたしは流星くんと一緒にいたいんだ。ずっとそのそばにいたいんだ。 65 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:50:45 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」⑤  「ホーッホッホッホッホ!この程度、この程度なのかしら!」  「うわーん、ぼくのディノレックスパーダが~!!」  泣き叫ぶ少年に対して、私、小鳩 あずさ…もとい、ダークネス レックスクイーンは容赦なく勝利、少年のダイノボーグをハイヒールで踏み潰した。  ダークネスレックスクイーン…それが今回私が提案した悪役だった、負けたダイノ ボーグを容赦なくハイヒールで砕く、ダイノボーグで世界征服をたくらむちゃっちい大人… もとい恐怖の女王、それが私の流星くんともう一度…このオモチャで遊ぶために考えた配役だった。  「許さないぞ!クイーンめ!!今日こそ僕が倒してやる!!」  「ホーホホホ!そんなことができるのかしら、君みたいな可愛い坊やに!?」  やっぱり子供だ、仮面とボンテージアーマーで隠しているせいもあるのだろうが、意外に彼は 私の正体に気づかずにノリノリで宣戦布告をしてくれた。  しかし、そこに予定外が一つ。  「大丈夫だよ流星、アンタは決勝で私と戦うんだから!」  天乃川姫香…なんだか私が傷心で一月ほど大会に出ない間に現れた、流星くんのクラスの転校生 らしい…年相応にツインテールを結い、流星くんのそばにいながらツンデレな態度をとる姿は…正直スゲエムかついた。  「言うじゃない…じゃあさっそく、行きなさい!ジャックザレオン!!」  とりあえず彼女の一回戦相手の四天王の一人に命令をする、正体は担当な分ある程度命令できるのが 今回の肝だ。  (容赦なくやってよね!)担当に冷たく言い放つ。  「な!何で俺がそんな事!?」  「…あ?…てめえ逆らうのか?ぶっ殺すぞ!!」  「は…はい!!」  多分普段を軽く超えるような気迫がこもっていたのだろう、担当は息を呑んでそう答えた。  その結果、彼女の使うビューティフルスミロダーは担当の獣装甲ダイノボーグ、ビルゲマスター による捨て身攻撃によってモーター部及び敵を押し出す部分に大ダメージを受け…結果、捨て身で 勝利するも、二回戦の私との対戦であっけなく敗退する羽目になった。  「いやあ!!やめてえ!!わたしの!私のダイノボーグが…いやあ!あああああああ!!!!!」  グシャリ!と音を立てて彼女のダイノボーグは砕け散った、私はこれ見よがしにそれを何度も砕く !砕く砕く砕く砕く!!!!よくもお前は…よくもお前は流星くんを!!許せない許せない許せない!!! そうやって流星くんのことを敵視するフリして!知ってるんだぞ!しってるんだぞ!!!ゆるさないゆるさないゆるさない!!!!。  「いやあー!!!いやあー!!!」  そう叫ぶと同時に彼女はがくりと倒れた、その空ろな表情を見て私はにっこりと笑う、だって…だって…また流星君が…。  「もう…絶対に許さない!!お前を絶対に倒してやるからな!!クイーン!!」  おこったかおでも、ソウヤッテワタシヲ、ワタシヲ…ミツメテクレルンダカラ。   66 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:51:58 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」⑥  それから数試合後、足が痛くなるほどにダイノボーグを踏み潰した後、ようやく決勝戦が始まった。  相手側はもちろん流星くんだ、たった二人でリングに上がるとまるで結婚式か何かのようで胸が躍った しかしまあ…怒った顔も、こんなにも可愛いんだね、大好きだよ、いや、余計好きになりそうだよ…流星くん、大好きだよ。  「僕はお前を許さないぞ!クイーン!食らえ!クレイジージュラシック!狂い咲きサンダーダーロード!!!」  「許さないの、酷いなあ?りゅうせいくん?」  「え…あずさ…おねえちゃん!?」  流星君が必殺技を放つ瞬間、私は仮面を落として彼の気を一気にそらした、そしてその瞬間、一直線で向かってきた彼の マキシマムティラノロートは私のクリムラウザーを一気に場外に押し出した。  「決まりましたあ!!勝者!三剣流星ー!!!」  場内から歓声が響き渡る、私は悔しそうに捨て台詞をはいて自分のダイノボーグを踏み潰すと、会場を後にした…もちろん 流星くんには飛び切りの笑顔を浮かべて…だ。  勿論そのあと会場にはチャンピオンの勝利を怪しむ声が響き渡った…まあ大人ならある程度試合にもホンがあるのかと思うのだろうが 子供の世界ではそれは許されないのだろう…そして派手派手なメイクを落とし、地味な顔で流星くんの様子を見に行ってみることにすると …チャンピオンの控え室ではぱちいん!と派手な音を立てて、彼があの子…姫香ちゃんに顔をはたかれているのが見えた。  すかさず私はそれを止める、空ろな顔で涙を流し、裏切り者と叫んで流星くんをにらみつける彼女は…見ていてとても愉快だった。  「負けを認められないのは恥ずかしい事よ…そんなんじゃあ誰かを好きになる資格はないわ」  「…う…うわあああああああ!!!」  そういって泣き叫ぶと、彼女はどこかにむかって走り去っていった。  そして今にも泣き出しそうな顔の流星君を見つめる、その顔は私の心の中の加虐心を十分に満たしてくれた…。  そう、ここまでは計画通りだ、後はどうことが運ぶのか…うふふふふ、あははははははは!!! 67 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:53:12 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」⑦  その夜、打ち上げもそこそこにマンションに帰って原稿のラフを書いていると流星くんからのメールが届いた …よかった、私のアドレス消してなかったんだ…おねえちゃんは嬉しいなあ…。  「今夜、公園で決着を付ける」  簡素な言葉だけのメールだけど、それでも凄く嬉しかった…彼からもらった初メール、いや、人生で始めて 自分に好意を向けてくれた男性からのメールだ、しっかり保存して大切に取っておこう。  そして私は公園にたどり着いた、そこには簡素なステージをセットして、ダイノボーグを持って待ち構える流星君がいた。  「お姉ちゃん…僕が勝ったら姫香に謝って…そしてもう、僕の前に現れないで!!」  「相変わらず可愛いねえ、流星くんは…じやあね、もしお姉ちゃんが勝ったら…一生、お姉ちゃんの言う事… 聞いてくれるかな?」  そういって彼を見つめて笑顔を浮かべる…やっぱり、お子様はそんな事いわれたら怖いのかなあ?流星くんは 唇まで青ざめている…寒いのかな?ならはやく暖めてあげなくちゃ…うふふ。  「ボーグファイト!ゴー!!」  二人が叫ぶと同時に、二体のダイノボーグが投げ込まれた、マキシマムティラノロートは一気に私の新型ダイノ ボーグ、レプテライダーに衝突して…そのまま横転、一気に場外に押し出された。  突然のことに何が起こったのかわからず、流星くんは立ち尽くす…そして数分後、彼は絶叫した。  「…うそだ、うそだ…うわあ、ああああああああああ!!!!!嫌だ!嫌だあああああああああ!!!」  「嘘じゃないよ…うふふ、うふふふふ…君はもう無敵のチャンピオンじゃないんだよ…じゃあまず最初のお願いは…」  ぐしゃり、と小気味いい音を立てながら私は彼のダイノボーグを踏み潰した。  「もうこのへんなオモチャで遊ぶのやめて…おねえちゃんの犬になってもらおうかなあ?」  「う…うわあああああああ!!!」  今までの栄光を奪われた分、敗北と言う現実を直視できないのか…逃げ出そうとした流星くんの足に足払いを決めると 私は彼を押し倒した、いやしかし簡単なものだな、パーツを鉛で重くしておけばこうも押し出しづらくなるとは…でもコレ ばれたら一気に人気も下がるだろうなあ。  「いやだよ、嫌だよお姉ちゃん!!止めてよ!おねがいだから!!!」  「やだよ…やだやだやだやだやだやだ…もうおねえちゃんは我慢しないんだよ、君が欲しいんだよ…ん…ちゅ…」  流星くんの体をがっちりと押さえ込んで、私はその唇を奪った。  「ん…むう…ぷはあ…」  すっかり抵抗する力を失った彼を縛り上げると、私は彼をそのまま担ぎ上げて家に持ち帰った。そうだ、彼をじっくり 家で暖めてあげなくてはいけないのだ…そう、じっくりと。うふふふふふふ…。    68 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:54:27 ID:mLomD40f 爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」⑧  「いひぃ!や!ああああああ!!!!もう許してぇ!おねえちゃああん!!」  「ん…だーめ、りゅうくんがちゃーんと誓ってくれない限り…やめないんだからね…ぷはあ!」  持ち帰った流星、いや、りゅー君の服を全部剥ぎ取ると媚薬をたっぷり飲ませて…そのままフェラ攻め を繰り返した…そう、誓いの言葉を言わせるために…。  「でもぉ…怖いよぉ…奴隷なんて…むち打ちとか…いやだよお…」  「大丈夫、お姉ちゃんが可愛いりゅーくんにそんなことするはずないでしょう?お姉ちゃんはりゅーくんが 可愛くて仕方ないから…もしも言う事聞いて…誓ってくれるのなら、もうこんなふうには苛めないよ?欲しいものは なんでも買ってあげるよ?行きたいところに連れて行ってあげるよ…だから…」  りゅーくんは渋った挙句、ついに快感に耐え切れなくなったのか…ようやくその言葉を口にした。  「ん…は、はいい…僕は…三剣流星は…もうダイノボーグなんかで遊びません…僕は…ぼくは、もうずーっと、いっしょうがい… あずさおねえちゃんの…奴隷として生きていきますぅ…だからあ…」  「はい、よく言えました…それじゃあさっそく…んん!ん!!」  私はりゅうくんのモノを手であそこにあてがって…一気に騎上位でのしかかる。  「ひい!あ!!!あああああああああ!!!」  彼はためにためていた精液を一気に放出して…私にしがみつくと、そのまま果てた。  「ふふふ…愛してるよ、愛してるからね…もうずっと、放さないからね…流星くん…ふふふ ふふふふふ…」  彼の寝顔にキスをして、私は笑った。  その後日、流星と共に失踪してしまったあずさのマンションで最終話の原稿を発見した担当は 泡を吹いて失神したと言う。  最終回では主人公が敵…クイーンに負けて制奴隷にされるまでの過程が全てねちっこく、という かリアルそのものな内容で書かれていたという。  fin
61 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:45:55 ID:mLomD40f  「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」  「はあ~…なんでこんな仕事引き受けちゃったんだろう…」  二日酔いでふらふらする頭を押さえて私、小鳩 あずさはバスに乗り込んだ、目的地は海岸沿いにある イベント会場、舞浜アリーナだ。  勿論遊びに行くのではない、大切な仕事のためにその会場に向かうのだが…どうしても気乗りしなかった。 その理由はただ一つ…私の仕事が漫画家で…よりにもよって編集者から受けた新しい仕事の依頼が児童向け雑誌で 大人気のおもちゃ、ダイノボーグの漫画を描くことで…更に何故か今日開かれる全国大会に選手として出場する事が決定していたからだ。  「ノリで行けばいいのさ、会場で取材がてらに少し遊んで来いって」  何がノリだ、そう思った。  しかしせっかくもらった仕事な分、きっちりこなさないとプロとして恥ずかしいのも事実だ…必死に 改造マニュアルを読んで勉強し、何とか昨日酒で勇気を付けて…今日、二日酔いしながらもここまでたどり着いた…そんな感じだ。  「何が悪かったのかなあ」  そんなことを呟いて窓から見える景色を眺める。数年前、初めて原稿を持ち込んだときに、他に何が書けるのかと聞かれて某ミニ四駆同人誌を もって行ったのが今にしてみればもの凄くまずかったのかもしれない。  「おねえさん、どうかしたの?」  ふと、自分の横から聞こえた声に振り返る、そこには一人の少年がいた…その子はくりくりした目と少年特有の可愛らしさ そして元気いっぱいな表情をした…まるで私の理想を体現したかのような少年だった…そしてその腰には、ダイノボーグの ホルスターが装着されている。  「あ?ううん…ちよっと気分が悪くて…何しろ初めて大会に参加するから…」  「え!お姉さんもダイノボーグするんですか!?すごーい!かっこいい!!」  彼はまるでヒーローでも見ているかのようなきらきらした目で私を見つけてきた…その表情の可愛らしさに私の二日酔いは吹き飛んだ …可愛いなあ、話をふって正解だったなあ…こんな子に会えてよかった、と私は少しだけ担当に感謝した。  「うん、でももう大丈夫、会場も見えてきたし、お姉さんも緊張してられないもんね!!」  そう、もうバスはアリーナのすぐ近くまで迫っているのだ、おちおち二日酔いはしていられない。  「そういえば…君の名前はなんて言うのかな?同じボーグバトラー、小鳩 あずさとして知っておきたいんだけど」  「僕は流星、三剣 流星!小学四年生です!」  自信満々にその子…流星君は名乗りを上げた、その表情に私の心はとても癒された…ついでにこの子をモデルにして漫画の主人公を 描こうと、ついでにそんな打算的なことも考えた。 62 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:47:25 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」②  会場に入って小学生学生達の軍団の中でゼッケンを付けると凄まじく恥ずかしかったが それでも取材をしなければしかたない、そう考えて、私は恥を忍んで会場で絶叫した。  「行きなさい!!ゾルダートメガテリウマー!!」  「いっけー!!ステゴライザー!!」  何でいちいちぶつかるたびに叫ぶんだろう、そんなことを考える…そもそもこのオモチャ ダイノボーグは紙相撲にモーターを付けたようなものだ…いちいち叫ぶな子供よ、そもそも 何で私の機体はメガテリウムなんだ、ようはナマケモノの先祖だぞ…。  そんなことを考えつつも相手の子供のダイノボーグを土俵から押し出して、リーグ戦で順調 に勝ち進んでいく…気がつけば私はブロック戦に突入して、Aブロックの代表として勝ち残っていた。  (あー、流星君にあいたいなあ、お話したいなあ…)   そんなことを考えながら会場をうろつく。  「何だよあのお姉ちゃん、つよすぎるよ…」  「でも次の試合の相手…チャンピオンだから…」  そんな呟きが会場のあちこちから聞こえる、チャンピオンが相手とは運がないが…まあ 相手は子供だ、きっと簡単に勝てるだろう。  そう考えながらリングに上がる…その先には。  「お姉…ちゃん?」  「え…流星…くん?」  驚いた顔の流星君がいた、どうやら彼がチャンピオンだったらしい…私も同じように驚く …しかし、驚く彼の顔を見るとある考えがわいてきた。  (この子…泣いたらどんな顔するんだろう?)  そんな思いを抱きつつも、ゴングの音と同時に私はリングにダイノボーグを放った。  「…くっ!!いけえ!ゾルダートメガテリウマー!!」  「…負けない!行くよ!!ティラノロート!!」  流星君はそう言うと同時にダイノボーグを放った、彼の使う機体はバランス型だ 一直線で私に向かってくればパワー型のこの機体の力には押し出しで勝てるはずがない…そう思っていた、が。  「いまだ!!レジェンドロジカルサイコストーム!!!」  どがあん!!と。  私のダイノボーグはあえなくリングアウトした…さすがチャンピオン、必殺技を持っているとは思いも寄らなかった…。  「お姉さんゴメンね…」  「ううん、大丈夫だよ…それよりさ、今度もっと勝てるような方法…私にも教えてくれるかな?」   「うん!いいよ!!教えてあげる、お姉さん強いからすぐに僕を追い越せるよ!!」  とりあえず試合には負けたが取材結果は上出来だったのでよしとしよう、それに…こんな可愛い少年とも知り合えたのだ、 きっとこれがいい出会いになるに違いない…。  そんなことを考え、私はできるだけ汚くないような、さわやかな笑顔を浮かべた。それに合わせるかのように流星君も にっこりと笑顔を浮かべた。 63 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:48:22 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」③    「それでね、今日学校でね…もぐもぐもぐ…」  「こーら!あわてないの!食べたかったらまた頼んであげるからね」  それから一月が過ぎた、その後流星君とケータイの番号を交換するまでの 関係にこじつけた結果、彼は意外にも私の近所に住んでいる事が判明、原稿が終わった あとや暇なときはこうしてしょっちゅう遊べるような関係にまで進展していった。  喫茶店で無邪気に好物のチョコパフェを食べる彼を見るだけで心が癒された、更に普段 の生活がどうだ、あの先生が嫌いだなんて話をしてくれているといったあたりは本当にたまらなかった…。  可愛い、もう食べてしまいたいくらいに可愛い…ああでも、この子にとっては、私はただのやさしい お姉さんどまりなんだろうなあ…なんて、そんなことを考えると寂しくなった。  「ねえねえ、あずさお姉さんのほうはどうなの?漫画のほうは終わったの?」  「うん!今日早速原稿を上げてきたんだ!だからこうして流星くんと遊べるんだよ」  「やった、じゃあまたボーグバトルしよう!」  こうしていつまでこの子は私と遊んでくれるのか、それが一番心配だった、だから漫画の連載の方も 頑張った…そう、この唯一の、二人の接点を切らないために…そしてこのオモチャの人気を出来るだけ 長く続けるために…そして。  「じゃあさっそくお店に行こう!あずさお姉ちゃん!」  この、彼の笑顔を見続けるために…。 64 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:49:31 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」④  しかし、二人の関係に終わりが来るのも実に早かった、理由は簡単だった…私がバトラーとして目立てば目立つ ほどに雑誌上での扱いは大きくなり、それが流星君のプライドを…小学生特有の女の子と仲良くすると言う事に対 する抵抗を強めたのだ。  「お姉ちゃんと流星君はつきあってるんだって」  まあきっとそんな感じで語られたのだろう、噂は次第に大きくなり、彼は気恥ずかしさとチャンピオンのプライド から私を避け始めたのだ。  「お姉ちゃんとはもう会いたくないです、僕にもう話しかけないでください」  そんな手紙をもらっても、必死にそう解釈して自分の気持ちを抑えた、でももうそんな気持ちは長く続かなかった 今まで一緒にいすぎた分、猛彼がいないことに自分が耐えられなくなっていたのだ。  りゅうせいくんりゅうせいくんりゅうせいくん…あいたいあいたいあいたいあいたい…おねえちゃんはもう限界だよ 君がいなくなってから気づいたんだよ、もうお姉ちゃんは君がいなくちゃ駄目なんだよ…お願いだから、何でもするから…戻ってきてよ、流星君…。  「あ…んん…あああ!」  最後に流星君が遊びに来たときに置き忘れていったジャンパー、その臭いをかいで、私は締め切った部屋でオナニーを繰り返していた。    それから数ヵ月後、とうとうダイノボーグのアニメ化も決定したとき、担当からある話が持ちかけられた。  「敵がおなじ小学生じゃつまらないからさ、こう、もっと強い敵を出そうよ、ダイノエンペラーとかそんなかんじの奴、本当の試合の方 にも逆シードで登場させてさ…きっと盛り上がるって…」  ストレス性の不眠のために、目の舌に大きな隈をつくりながらも担当の話を聞いていた私は…ふと、あることに気づいた。  …そうだ、それを使えばいいのだ、そうすれば嫌でも流星くんは…また私を…。  「担当さん!了解しました!!ただし…その企画、私に預けてくれませんか?」  「へ…まあいいけど、どうしたの?」  このとき私はきっと…ものすごい下卑た笑顔を浮かべていたのだろう、でも構うもんか。  わたしは流星くんと一緒にいたいんだ。ずっとそのそばにいたいんだ。 65 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:50:45 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」⑤  「ホーッホッホッホッホ!この程度、この程度なのかしら!」  「うわーん、ぼくのディノレックスパーダが~!!」  泣き叫ぶ少年に対して、私、小鳩 あずさ…もとい、ダークネス レックスクイーンは容赦なく勝利、少年のダイノボーグをハイヒールで踏み潰した。  ダークネスレックスクイーン…それが今回私が提案した悪役だった、負けたダイノ ボーグを容赦なくハイヒールで砕く、ダイノボーグで世界征服をたくらむちゃっちい大人… もとい恐怖の女王、それが私の流星くんともう一度…このオモチャで遊ぶために考えた配役だった。  「許さないぞ!クイーンめ!!今日こそ僕が倒してやる!!」  「ホーホホホ!そんなことができるのかしら、君みたいな可愛い坊やに!?」  やっぱり子供だ、仮面とボンテージアーマーで隠しているせいもあるのだろうが、意外に彼は 私の正体に気づかずにノリノリで宣戦布告をしてくれた。  しかし、そこに予定外が一つ。  「大丈夫だよ流星、アンタは決勝で私と戦うんだから!」  天乃川姫香…なんだか私が傷心で一月ほど大会に出ない間に現れた、流星くんのクラスの転校生 らしい…年相応にツインテールを結い、流星くんのそばにいながらツンデレな態度をとる姿は…正直スゲエムかついた。  「言うじゃない…じゃあさっそく、行きなさい!ジャックザレオン!!」  とりあえず彼女の一回戦相手の四天王の一人に命令をする、正体は担当な分ある程度命令できるのが 今回の肝だ。  (容赦なくやってよね!)担当に冷たく言い放つ。  「な!何で俺がそんな事!?」  「…あ?…てめえ逆らうのか?ぶっ殺すぞ!!」  「は…はい!!」  多分普段を軽く超えるような気迫がこもっていたのだろう、担当は息を呑んでそう答えた。  その結果、彼女の使うビューティフルスミロダーは担当の獣装甲ダイノボーグ、ビルゲマスター による捨て身攻撃によってモーター部及び敵を押し出す部分に大ダメージを受け…結果、捨て身で 勝利するも、二回戦の私との対戦であっけなく敗退する羽目になった。  「いやあ!!やめてえ!!わたしの!私のダイノボーグが…いやあ!あああああああ!!!!!」  グシャリ!と音を立てて彼女のダイノボーグは砕け散った、私はこれ見よがしにそれを何度も砕く !砕く砕く砕く砕く!!!!よくもお前は…よくもお前は流星くんを!!許せない許せない許せない!!! そうやって流星くんのことを敵視するフリして!知ってるんだぞ!しってるんだぞ!!!ゆるさないゆるさないゆるさない!!!!。  「いやあー!!!いやあー!!!」  そう叫ぶと同時に彼女はがくりと倒れた、その空ろな表情を見て私はにっこりと笑う、だって…だって…また流星君が…。  「もう…絶対に許さない!!お前を絶対に倒してやるからな!!クイーン!!」  おこったかおでも、ソウヤッテワタシヲ、ワタシヲ…ミツメテクレルンダカラ。   66 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:51:58 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」⑥  それから数試合後、足が痛くなるほどにダイノボーグを踏み潰した後、ようやく決勝戦が始まった。  相手側はもちろん流星くんだ、たった二人でリングに上がるとまるで結婚式か何かのようで胸が躍った しかしまあ…怒った顔も、こんなにも可愛いんだね、大好きだよ、いや、余計好きになりそうだよ…流星くん、大好きだよ。  「僕はお前を許さないぞ!クイーン!食らえ!クレイジージュラシック!狂い咲きサンダーダーロード!!!」  「許さないの、酷いなあ?りゅうせいくん?」  「え…あずさ…おねえちゃん!?」  流星君が必殺技を放つ瞬間、私は仮面を落として彼の気を一気にそらした、そしてその瞬間、一直線で向かってきた彼の マキシマムティラノロートは私のクリムラウザーを一気に場外に押し出した。  「決まりましたあ!!勝者!三剣流星ー!!!」  場内から歓声が響き渡る、私は悔しそうに捨て台詞をはいて自分のダイノボーグを踏み潰すと、会場を後にした…もちろん 流星くんには飛び切りの笑顔を浮かべて…だ。  勿論そのあと会場にはチャンピオンの勝利を怪しむ声が響き渡った…まあ大人ならある程度試合にもホンがあるのかと思うのだろうが 子供の世界ではそれは許されないのだろう…そして派手派手なメイクを落とし、地味な顔で流星くんの様子を見に行ってみることにすると …チャンピオンの控え室ではぱちいん!と派手な音を立てて、彼があの子…姫香ちゃんに顔をはたかれているのが見えた。  すかさず私はそれを止める、空ろな顔で涙を流し、裏切り者と叫んで流星くんをにらみつける彼女は…見ていてとても愉快だった。  「負けを認められないのは恥ずかしい事よ…そんなんじゃあ誰かを好きになる資格はないわ」  「…う…うわあああああああ!!!」  そういって泣き叫ぶと、彼女はどこかにむかって走り去っていった。  そして今にも泣き出しそうな顔の流星君を見つめる、その顔は私の心の中の加虐心を十分に満たしてくれた…。  そう、ここまでは計画通りだ、後はどうことが運ぶのか…うふふふふ、あははははははは!!! 67 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:53:12 ID:mLomD40f 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」⑦  その夜、打ち上げもそこそこにマンションに帰って原稿のラフを書いていると流星くんからのメールが届いた …よかった、私のアドレス消してなかったんだ…おねえちゃんは嬉しいなあ…。  「今夜、公園で決着を付ける」  簡素な言葉だけのメールだけど、それでも凄く嬉しかった…彼からもらった初メール、いや、人生で始めて 自分に好意を向けてくれた男性からのメールだ、しっかり保存して大切に取っておこう。  そして私は公園にたどり着いた、そこには簡素なステージをセットして、ダイノボーグを持って待ち構える流星君がいた。  「お姉ちゃん…僕が勝ったら姫香に謝って…そしてもう、僕の前に現れないで!!」  「相変わらず可愛いねえ、流星くんは…じやあね、もしお姉ちゃんが勝ったら…一生、お姉ちゃんの言う事… 聞いてくれるかな?」  そういって彼を見つめて笑顔を浮かべる…やっぱり、お子様はそんな事いわれたら怖いのかなあ?流星くんは 唇まで青ざめている…寒いのかな?ならはやく暖めてあげなくちゃ…うふふ。  「ボーグファイト!ゴー!!」  二人が叫ぶと同時に、二体のダイノボーグが投げ込まれた、マキシマムティラノロートは一気に私の新型ダイノ ボーグ、レプテライダーに衝突して…そのまま横転、一気に場外に押し出された。  突然のことに何が起こったのかわからず、流星くんは立ち尽くす…そして数分後、彼は絶叫した。  「…うそだ、うそだ…うわあ、ああああああああああ!!!!!嫌だ!嫌だあああああああああ!!!」  「嘘じゃないよ…うふふ、うふふふふ…君はもう無敵のチャンピオンじゃないんだよ…じゃあまず最初のお願いは…」  ぐしゃり、と小気味いい音を立てながら私は彼のダイノボーグを踏み潰した。  「もうこのへんなオモチャで遊ぶのやめて…おねえちゃんの犬になってもらおうかなあ?」  「う…うわあああああああ!!!」  今までの栄光を奪われた分、敗北と言う現実を直視できないのか…逃げ出そうとした流星くんの足に足払いを決めると 私は彼を押し倒した、いやしかし簡単なものだな、パーツを鉛で重くしておけばこうも押し出しづらくなるとは…でもコレ ばれたら一気に人気も下がるだろうなあ。  「いやだよ、嫌だよお姉ちゃん!!止めてよ!おねがいだから!!!」  「やだよ…やだやだやだやだやだやだ…もうおねえちゃんは我慢しないんだよ、君が欲しいんだよ…ん…ちゅ…」  流星くんの体をがっちりと押さえ込んで、私はその唇を奪った。  「ん…むう…ぷはあ…」  すっかり抵抗する力を失った彼を縛り上げると、私は彼をそのまま担ぎ上げて家に持ち帰った。そうだ、彼をじっくり 家で暖めてあげなくてはいけないのだ…そう、じっくりと。うふふふふふふ…。    68 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/11(火) 00:54:27 ID:mLomD40f 爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」⑧  「いひぃ!や!ああああああ!!!!もう許してぇ!おねえちゃああん!!」  「ん…だーめ、りゅうくんがちゃーんと誓ってくれない限り…やめないんだからね…ぷはあ!」  持ち帰った流星、いや、りゅー君の服を全部剥ぎ取ると媚薬をたっぷり飲ませて…そのままフェラ攻め を繰り返した…そう、誓いの言葉を言わせるために…。  「でもぉ…怖いよぉ…奴隷なんて…むち打ちとか…いやだよお…」  「大丈夫、お姉ちゃんが可愛いりゅーくんにそんなことするはずないでしょう?お姉ちゃんはりゅーくんが 可愛くて仕方ないから…もしも言う事聞いて…誓ってくれるのなら、もうこんなふうには苛めないよ?欲しいものは なんでも買ってあげるよ?行きたいところに連れて行ってあげるよ…だから…」  りゅーくんは渋った挙句、ついに快感に耐え切れなくなったのか…ようやくその言葉を口にした。  「ん…は、はいい…僕は…三剣流星は…もうダイノボーグなんかで遊びません…僕は…ぼくは、もうずーっと、いっしょうがい… あずさおねえちゃんの…奴隷として生きていきますぅ…だからあ…」  「はい、よく言えました…それじゃあさっそく…んん!ん!!」  私はりゅうくんのモノを手であそこにあてがって…一気に騎上位でのしかかる。  「ひい!あ!!!あああああああああ!!!」  彼はためにためていた精液を一気に放出して…私にしがみつくと、そのまま果てた。  「ふふふ…愛してるよ、愛してるからね…もうずっと、放さないからね…流星くん…ふふふ ふふふふふ…」  彼の寝顔にキスをして、私は笑った。  その後日、流星と共に失踪してしまったあずさのマンションで最終話の原稿を発見した担当は 泡を吹いて失神したと言う。  最終回では主人公が敵…クイーンに負けて制奴隷にされるまでの過程が全てねちっこく、という かリアルそのものな内容で書かれていたという。  fin

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