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55 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/08/25(水) 23:33:19 ID:h+YBmpMy [2/6] 必ず、結果には原因がある。 それはどんなことであっても。 じゃあ、彼女を狂わせた原因は---? ☆ 毎日毎日鉄板の上で焼かれるたいやきがあるように、毎日毎日学生は学校へ向かう。 周りの大人は将来の為とかいうけど、別に決まってないし。 こんな風に憂鬱な1日がいつものように始まる。 「おはよー」 眠そうにあいさつをしてくれたのはクラスメイトの 鈴川 蓮花(すずかわ れんか)だ。 一応挨拶は返しておこう。 「おはよう」 すると蓮花が急に目を見開いた。 「ね、ねぇ、才斗。まさか今『おはよう』とか言った?」 そんなに驚くことかなぁ。 あ、才斗ってのは俺の名前。及川 才斗(おいかわ さいと)だ。 「おはようって言ったけど。耳悪いのか?補聴器いかがっすかー」 「耳は悪くないよ!ただ、いつも『ああ』しか言わなかった才斗がさぁ!」 「そういやそうだったな」 「ついに私に『おはよう』って!!」 顔を真っ赤にしてやがる。意味わからん。 さっきまであんなにテンション低かったのに。 その後蓮花は自分の世界に入って行ってしまった。 まぁいいや。 「よう才斗」 声をかけてきたのは 相原 未来(あいはら みらい)だ。 56 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/08/25(水) 23:38:28 ID:h+YBmpMy [3/6] 「未来か。おはよう」 すると未来は大きな弁当箱を俺の机にドンと置いた。 「どうしたんだ?」 「この前行っただろ?才斗に弁当作ってくるって」 そう言われてみれば。 「それで、これを俺に?」 「あぁ。それでなんだけど・・・」 歯切れが悪くなる。どうしたんだろ。 「か、感想を聞きたいからさ・・・、一緒に昼飯食べてくれないか///」 「ちょっと待った!」 顔を見なくともわかる。小学校からの悪友、 加藤 優也(かとう ゆうや)だろう。 「聞いてしまったよ才斗!」 「何をだよ」 「未来との昼食会の話をねぇ!」 「いや、まだ決まった訳じゃ」 すると未来が泣きそうな目で訴えてくる。 ヤバい。かわいい。 「才斗、ダメなのか・・・?」 「ほら未来もこう言ってるんだし、いいだろ?俺も一緒にいくから」 「はじめからそれが目当てだろ」 「そ、そんなわけ、ないじゃないか」 「ふーん、あっそ」 なんだかんだしてたらHRが始まった。 でも、なぜだろう。 ものすごい睨まれてる気がする。 ☆ 57 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/08/25(水) 23:42:00 ID:h+YBmpMy [4/6] 才斗、おかしいよ? 私に挨拶してくれたからようやく次に行こうと思ったのに。 あんな漢女と一緒にだって? 考えられない。 でもね、私の才斗への想いは何よりも強いから。 だから、安心してね♪ ちょっと位、クラスメイトがいなくなってもいいでしょ? お花も・・・、泥棒にはいらないよね!

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