「触雷!第十八話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

触雷!第十八話」(2010/10/18 (月) 14:55:11) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

496 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/10/18(月) 01:06:05 ID:nzeKkCQd ジュルッ、ジュルル……ブジュ…… 晃は僕の唾液を強く啜ると、逆に彼女自身のを僕の口に流し込んできた。 強引な体液交換だ。僕は黙って飲み込むしかなかった。 「んん……」 「ぷはあっ」 やがて満足したのか、晃は口を離した。 「吸って」 今度は、巨大な胸の先端、ピンク色の突起を僕の口元に突き出してくる。 「あの……」 「グダグダ言わない。黙って吸う」 「…………」 僕は逆らえずに、晃の乳首に口を付けた。 「あんっ……分かってたんだからね。あたしの胸マッサージしてるとき、いつもチンチン固くしてたでしょ?」 「それは……」 口ごもる僕。図星だった。僕だって生物学的には牡なのだ。 年頃の女の子の裸を見て触れて、反応しないで耐え続けるのは至難の技だ。 「フフッ。いいんだよ。責めてるわけじゃないんだから」 そう言うと晃は僕の手を掴み、乳房へとあてがった。 「これからは……ううん。今までもこれからもずっと、これは詩宝だけのものなんだから、詩宝が好きにしていいんだよ」 「…………」 僕は無意識に、晃の胸を揉みしだいていた。 触り慣れているはずなのに、今までと何かが違う気がする。 「んっ、あっ、いいよ詩宝。気持ちいい……」 これは、マッサージと愛撫の違いなのか。 ――僕は今、晃を愛撫している……? 違和感が、頭をよぎった。 微妙な、友達同士とも何とも言えない関係が崩れて、僕は気が動転しているのだろうか。 しかし、僕が考えをまとめるのを、晃は待たなかった。 「あはは、もうグショ濡れだわ」 腰を浮かせて、晃は自分の秘所を示す。 そこからは確かに、大量の粘液が滴り落ちていた。 晃のその部分も、僕は何度となく見ているはずなのに、今はまるで印象が違った。 ――これは一体、何……? 茫然としていると、晃がいきなり僕のものを握り締めた。 「あひっ!?」 「詩宝もカッチカチだねえ。お互い準備OKってことで、本番いっちゃいますかあ」 晃は何の躊躇も見せず、僕の先端を秘裂にあてがった。 「行くよ……あ、もちろんあたし、これが初めてだからね」 「あ、晃。ちょっと待……」 「うへへへ……念願の詩宝のチンポで脱処。それっ……」 ためらう僕を黙殺し、晃は腰を沈めた。 「あうっ……ちょっと痛いかな。でも凄いカイカン……」 「んんっ!」 僕は眼を閉じ、挿入の快感に耐えていた。 しばらくして目を開くと、破瓜の血が流れるのが見える。晃は少しずつ腰を動かし始めた。 「あっ! いいっ! ううああ!!」 晃の腰の動きは、どんどん激しさを増す。 「ひいっ! そ、そんなに動かさないでっ!」 挿れていると言うより、晃の膣に咥え込まれ、引き摺り回されているような感覚がした。 もちろん、ぶつけられる快感は半端ではない。 「出ちゃう! このままじゃ出ちゃうよっ!」 「あぎいっ! おぐうっ! いいよっ! 中で、あたしのマンコの中でぶちまけてっ!」 僕が限界に達したのは、それから間もなくだった。 497 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/10/18(月) 01:07:22 ID:nzeKkCQd どうでもいい授業を聞き流しながら、私は考え事をしていた。 ――やっぱり、詩宝さんを連れてくるべきだったかしら? 下手に外に連れ出すと、あのゴキブリメイドに襲われかねないと思って屋敷に残ってもらったが、こうして離れてみると、寂しくてたまらない。 明日からは、詩宝さんと一緒に学校に来よう。そして、私の膝の上に座ってもらって、同じ授業を受けよう。 詩宝さんと私では学年が違うが、詩宝さんなら1年上の授業ぐらい簡単に理解できるだろう。 何なら、校長に命じて詩宝さんを飛び級にさせてもいい。 夫婦なのだから、同じ学年の方が何かと便利だ。 一緒に学校に来ると決まったら、当然休み時間には、人気のない場所で夫婦の営みだ。 詩宝さんの精液をあそこから垂らしながら、何食わぬ顔で授業を受ける私。 ノーパンノーブラのお乳やお尻には、“詩宝専用”なんてマジックで書かれちゃったりして…… そこまで想像したとき、携帯電話のバイブレーターが作動した。メールの着信だ。 開いてみると、エメリアからだった。 『緊急自体です。大子宮おでんわを』 たった1行なのに、エメリアらしくもない誤字また誤字。 何事か分からないが、よほど切羽詰まっているに違いない。嫌な予感がする。 私はすぐに立ちあがり、大急ぎで教室を出た。教師が何か言ったようだが、耳に入るはずもない。 廊下で、すぐにエメリアの携帯に通話を入れた。1コールで彼女が出る。 『お嬢様!』 案の定、エメリアは錯乱状態に近かった。声の調子で分かる。 「落ち着きなさい。何があったの?」 私も思わず冷静さを失いかけたが、それでは会話が成立しない。努めて平静な声で、エメリアに問いかける。 『詩宝様が……屋敷の外に出られました』 「何ですって!」 聞いた途端、一瞬で私の頭に血が上った。もはや冷静さなど無用だ。大声で聞き返した。 「どうして!?」 『総日本プロレスの社長が会長に面会に来られて、帰りに詩宝様を……』 「お父様は、一体何をしていたの!?」 『それが……許可を出されてしまいまして……』 プツッという音が聞こえた。私の中で何かが切れたらしい。 思わず拳を壁に叩き込む。 コンクリートの破片が教室内部に散り、ギャーという悲鳴が多数上がった。 だが、悲鳴を上げたいのはこっちの方だ。 あの馬鹿父め。今、詩宝さんを1人で外に出すことが、どれだけ危険か分かっていないのか。 私がついていない間に、ゴキブリに襲われ、攫われでもしたらどうする気だ。 徹底的に、体に教え込んでやらないと駄目なのか。 いや。私は考え直した。 父を折檻するのは後でいい。今はとにかく、詩宝さんの身柄を確保することだ。 「詩宝さんがどこに行ったか分かる?」 『総日の、本部だと思います』 「分かったわ。すぐに学校に車を回しなさい」 『今向かっています! ソフィも一緒です!』 498 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/10/18(月) 01:08:45 ID:nzeKkCQd 通話を切ると、鞄を取りに、私は教室に戻った。 何故か、教師と生徒が全員、机の下に隠れていた。 揺れは感じなかったが、地震でもあったのだろうか。 まあどうでもいい。例えマグニチュード8の地震でも、今の私の行動を変えられはしないのだから。 迎えに来た車に乗り、超特急で総日の本部を目指す。 到着すると、すぐさま3人で中に入った。事務員らしい男が何か話しかけてくる。 「何よ?」 振り向いて聞き返すと、相手は口から泡を噴いて失神した。何かの持病だろうか。 構っていられないので、そのまま社長室に向かう。すると、今度はプロレスラーらしい男が前に立ちふさがった。 「おい、ここは関係者以外立ち入り……」 邪魔だ。拳で顎を打ち抜いて沈黙させた。 それからも、やたら筋骨だけはたくましい男達が何人も私達を阻もうとしたが、そのたびに全て、私かエメリアかソフィが打ち倒した。 社長室のドアを蹴破ると、中で社長の長木が震えている。 「詩宝さんはどこ!?」 「あの、これは中一条のお嬢様。実は……」 ソフィは長木に近寄り、右手の人差し指を掴んで無造作にへし折った。 「ウギャアアアアア!!」 「ボスは、詩宝様はどこかとお聞きですけど?」 「ひいい……ま、ま、待ってください……」 ソフィは中指もへし折る。 「ギエエ!!」 「早く言いなさい。今なら靴の紐ぐらい結べるわよ」 エメリアが傲然とした口調で言うと、長木はようやく白状した。 「と、と、堂上の家ですっ!」 堂上晃。詩宝さんと一緒のクラスの、あいつか。 男だから、詩宝さんと会話するのを容認してやったのに、その恩を忘れて詩宝さんを連れ出し、あまつさえ自分の家に引っ張り込むとは。 何という恥知らずの輩だろうか。一度思い知らせてやらねばなるまい。 「行くわよ」 「はい」 「イエス」 失禁と脱糞を繰り返しながら気絶する長木を置き去りにし、私達は社長室を出た。 ビルの出口にたどり着くまで、数十人の重軽傷者が呻いていたが、当然全て黙殺する。 総日も、所属のレスラーが素人の女子高生に倒されたなんて公表したくないはずから、表沙汰にはならないだろう。 再び車に乗った私達は、堂上晃の家に殺到した。 インターホンを押したが、誰も出ない。留守のようだ。あるいは居留守を使っているのか。 個人の邸宅ともなると、私でも迂闊に押し入ることはできない。仕方ないので玄関から離れた場所に車を停め、様子を見ることにした。 499 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/10/18(月) 01:10:21 ID:nzeKkCQd しばらくすると、また私の携帯電話が震え出した。 今度は電話だ。非通知である。 苛々していた私は、思わず電話口で怒鳴ってしまった。 「誰よ!?」 『ひっ! あ、あの……』 しまった。 詩宝さんの声だ。間違えようもない。ずっと聞きたかった詩宝さんの声。 詩宝さんの方から、わざわざ私に連絡を取ってくれたのだ。 それなのに、私はきつい口調で話してしまった。脅えさせてしまったようだ。激しく後悔するが、もう遅い。 私は慌てて取り繕った。 「え……詩宝さん? ご、ごめんなさい。非通知だから詩宝さんだって分からなくて……」 詩宝さんからの返事はなかったが、早く逢いたい私は、先を続けた。 『ずっと探しているんです! 今どこにいるんですか!?』 「あ、あの。それがですね……ちょっと病院に行ってまして……」 病院と聞いて、私は気が動転した。まさか詩宝さんが、病気にでもなったのではないかと思ったからだ。 詩宝さんが風邪をひいたと聞いたときでも辛かったのに、もっと重い病気だったら、私は正気を保っていられないだろう。 『病院!? どこか悪いんですか? だったらすぐうちの系列の病院に……』 「いえ、そうじゃないんです」 詩宝さんは否定する。でも、何だか苦しそうだ。 『詩宝さん?』 「そこで、検査してもらったら、いろいろお薬を飲まされてたみたいで……」 私ははっとした。 薬というのは、あの日お茶に混ぜて詩宝さんに飲ませた、媚薬のことに違いない。 詩宝さんは病気になったのではなく、病院でそれを調べられていたのだ。 おそらく、堂上晃に強要されて…… ともかく、私は弁明しようとした。詩宝さんならきっと、分かってくれる。 「あの、詩宝さん。それは……」 『それで、婚約のことなんですけど、一度白紙に戻してもらっていいですか? いや、別に、縁を切るとかじゃなくて、ゼロベースでもう一度考え直すと言うか……』 ガチャ 婚約の白紙撤回。 一番聞きたくなかった、ショッキングな言葉を残して、突然通話が切れた。 詩宝さんが自分で切ったというより、話している間に誰かに切られたような感じだ。 もちろん、堂上晃だろう。 婚約を白紙に戻すよう唆したのも、あいつに違いない。 私の中の、堂上晃に対する怒りはさらに倍加した。 大体、詩宝さんに媚薬を呑ませたからと言って、それが何だと言うのか。 詩宝さんがいくら媚薬を呑んでいても、私に“女”を感じていなければ、襲ってくれることはなかったはずだ。 襲ってくれたのは、私をメスだと認識していたから。 つまり、媚薬がなくても、詩宝さんと私が結ばれるのは既定事項だったのだ。 それなのに…… 「あいつ……生まれてきたことを、後悔させてやるわ」 「お嬢様?」 「ボス?」 エメリアとソフィが、青ざめた顔で私の方を覗き込んできた。 2人とも、今の会話で、ただならぬ気配を感じ取ったことだろう。 「詳しいことは、屋敷で話すわ」 私は一度屋敷に戻ることに決め、車を出させた。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: