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690 :名無しさん@ピンキー [sage] :2008/01/10(木) 21:32:39 ID:0jW5/URE 「みーつけた」 俺はその声を聞いた。2日ぶりだろうか。なんでこんな早く。なんでなんでなんで。 かくれんぼは完敗だ。逃げ切れるどころの話ではなかった。 俺が逃げ始めて2日。彼女が探しはじめて1日だ。有り得ない。 自分の認識が甘かったことを悟ると同時に未来が真っ黒になっていくのが分かった。 「修くんの行くところぐらい分かるよぉ」 後ろの女はころころと笑っている。1日で、東京から長崎に逃げた人間が見つかるか? そんなバカな。赤い糸ってやつか?もしその馬鹿馬鹿しい話が本当だったとしても 俺とこいつを結んでいるワケがない。そんな筈はない。そんなのは認めない。 「お父様も意地が悪いわ。こんな風に私を試すなんて」 後ろにいる女にストーカー行為を受けていた。ストーカーなんてもんじゃない。 つきまとい、毎日来るメール、電話、部屋にあった盗聴器とカメラ。それだけではない。 俺と接触した女――たかが挨拶でも2、3日は学校に来られないような制裁を与えていた。 ある子は殴られ、ある子はレイプされ、ある子は腕を折られ、ある子は監禁放置された。 そして彼女の父親に呼び出された。 白髪のまじった思ったより年齢を重ねた紳士だった。 娘とかくれんぼをしろ、と。 渡されたアタッシュケースには500万円が入っていた。 5日間逃げ切れば娘は君に二度と接触はさせない。 だが捕まった場合は諦めてくれ。 そう俯きがちの壮年の男性に言われ俺はアタッシュケースをひっつかんでその屋敷飛び出した。 そしてその2日後。 彼女の指が俺の肩にかかる。 「ねえ修くん、これからは幸せに暮らそうね」 実に嬉しそうだ。本当に嬉しそうだ。この上なく嬉しそうだ。 俺は後ろを振り向けないまま、しばらくこの絶望を味わうことにした。 697 :名無しさん@ピンキー [sage] :2008/01/10(木) 23:53:52 ID:3eBdgjbD 10:00 彼女(仮に空子様と名付ける)、行動を解禁される 10:30 昨日、旅立つ修君と偶然会い、公園で2、3言話していた少女を捕獲 11:30 5歳だったが気にせず都内某電車内の吊革に全裸で緊縛して放置 12:00 家でランチ。海鮮ドリアを作る 13:30 学校に到着 14:00 一昨日修君に相談を受けていた同級生に内容を尋問。しかし修君の行き先は聞かず 14:10 箒で性的暴行を加え、屋上に閉め出す 15:00 午後の間食。昨日焼いたクッキー 16:00 偏西風に乗ってくる修君の匂いの方向の変化から、修君の居場所を長崎と特定 18:00 成田空港 20:00 長崎到着 ここまでくれば濃厚な匂いが場所を知らせてくれる 699 :16:00修くんを探す空子 [sage] :2008/01/11(金) 01:19:00 ID:bwshePJs 空子は髪をほどいてテラスに出た。緩くウェーブのかかった髪が風に靡く。 白い膝丈のスカートがフワッと舞い上がってまるで一枚絵のようだった。 目をつむって神経を研ぎ澄ませる。どんなに遠く離れていても必ず分かる。 修くんの明るい、こちらまで笑顔になるような気配。 風が運んでくれる筈だ。国内にいるなら分かる自信が空子にはあった。 修くんのことを思い浮かべながら風を探る。 捨てられた猫に憐れみの視線を向ける優しさ、底抜けに明るい笑顔、意外にしっかりとついた筋肉、そしてそこに弾ける水…… 「いけないわ」 シャワーシーンを思い出して空子は1人顔を赤らめた。心なしか動悸がする。 乱れてしまっては探すことが出来ない。 深呼吸をして気持ちを落ち着けてからもう一度目をつむりなおし、気配を探すことに集中した。 一瞬風の中にはしる愛しい気配。 空子は見逃さなかった。 「見つけたわ、後藤。この方向は九州……長崎ね。すぐ飛行機を手配して頂戴」 「かしこまりました空子御嬢様」 忠実な執事に指示を飛ばすと空子は愛しい気配の方を向いて微笑んだ。 「待っててね、修くん」 ―――――――――――――――――― 反省はしていない

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