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658 :ヤンデル妹:2011/06/06(月) 00:36:03 ID:ySaUzkQA 今日は月曜日。 妹の信じたくない秘密をしってしまってからもう1日たってしまった。 昨日の夕方、妹の様子が急におかしくなった。 いや、たぶん・・確実に俺のせいなんだけど・・。 あれから、いつも母親が作ってくれていた弁当を、妹が作りたいといってきた。 急に料理に対する情熱が燃えたんだとか、なんとか・・。 まあ、それ自体は別にいいんだけど・・・。 弁当をもってきた妹の手が絆創膏まみれなのは驚いた。 そんなわけで、今昼休み。 恐る恐る、弁当を開けてみると結構ちゃんとできていた。 うん、味もなかなか・・いける! 将来いい奥さんになりそうだな。 にやにやしながら弁当を食べてる俺は他の奴らから見たら気持ち悪いだろう。 まあ、そんな心配する必要はないんだどな。 いつも一人で、屋上で。 すずめと一緒に食べているからな。 そうです。 俺には友達がいないのです。 あることが原因で・・。 「城間くんっ今日も一人でお弁当?」 そういってきたのは俺の幼馴染の上間 はるか。 ひらがなではるかだ。 そういえば、こいつだけは俺のこと嫌いにならなかったんだっけ。 「あれ~?それいつものお弁当とちがうね!」 女の子ってこういうの本当っ・・・・に!敏感だよね。 「もしかして、妹さんが作ってくれたの~?」 あらら、本当に女性って超能力でもあるのかね? 「ま・・まあな。」 「ふ~ん。そうなんだ。」 「むかつく。」 はるかは、俺には聞き取れないくらい小さな声で何かをぽつりとつぶやいた。 なんだろう・・笑顔の裏にものすごい気迫を感じるんだが・・。 「ってか。俺と一緒に飯食って大丈夫なのかよ?」 「全然大丈夫!きっと、いつか城間君の誤解も解けるよ!だから・・そのあいだ・・。」 そう、はるかは顔をほのかに赤らめながら言った。 その反応になぜか俺も顔が赤くなる。 その時、タイミングよくチャイムがなった。本当にこういうときってタイミングいいよな・・・。はぁ・・。 「いけない。私次の体育、水泳だったんだ。ごめんね。いっしょに食べられなくて。」 「いいって。早くいかないと遅れるぞ?」 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」 「おっ・・おい!はるか?」 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい本当にごめんなさい。だからだから・・。」 虚ろな目でそういうとまるで、捨てられそうな子犬のような声で 「捨てないで・・。」 と、ぎりぎり聞き取れるくらいの小さな声でそうつぶやいた。 「なっ!なにいってんだよ!俺がはるかを捨てるわけないじゃん!」 「本当?・・本当?・・本当・・・?」 そう、すがるような目つきで言った。 なぜか、その眼を見ていると心が苦しくなった。 「ああ、本当だ。約束する!」 俺はそう、力強くいった。それがどういう意味になるのかも知らずに。 「うれしい・・うれしい・・。」 「そっ・・それじゃあもう行くね!絶対!!絶対次はいっしょにたべるから!」 そういうと、あわてるように駆け出して行った。 あいつおっちょこちょいだから、コケそうだな~。 ・・・やっぱりコケた。 って、こうしてる場合じゃない。 俺は、最後にとっておいたハンバーグを急いでかきこむと、教室に向かって走った。 気のせいか、そのときハンバーグについているケチャップから鉄の味がした。 まさか、そんなはずはないよな? 661 :ヤンデル妹:2011/06/06(月) 08:49:49 ID:FebmqocQ 続き書き込みます。今度は、はるか目線で書き込みます。 城間君とはもう、幼稚園の頃から一緒だったな。 臆病で引っ込み思案だった私に初めて話しかけてくれたのは 城間君だった。 いつも私を連れ回して一緒に遊んでくれたっけ。 あのとき二人で交わした約束。 今でも覚えているかな? あの時私、城間君に大きくなったらお嫁さんにしてくれる?って聞いたら。 「うん!もちろん!」 っていってくれたよね。 私、すごく嬉しかった。 もちろん、城間君も覚えているよね? うん、そうだよね。それならいいの。 でも、一つだけ許せないことがあるの。 城間君に群がってくる・・女、女、女、女。 すぐ目を離すとこれだもん。 だからね。これは仕方ないことなの。 城間君の悪い噂が流れれば、誰も城間君に近かなくなる。 そうすれば、城間君は私だけのもの。 ごめんね、城間君。 でも、私と二人っきりになれた方が城間君も嬉しいでしょ? でも、妹さんだけは城間君のこと嫌いにならなかったな潤オ。 どんなに悪い噂流しても、 「お兄ちゃんがそんなことするはずない!!」 っていって。 城間君の妹さんだから手荒な真似はしたくなかったのにな潤オ。 あっ!もう、放課後だね。 今日も、城間君の隣を歩かなくちゃ。 だってそれが奥さんのつとめでしょ? 城間君待っててね。 絶対に城間君は私だけのものにして見せるから。

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