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狂宴高校の怪 第2話(禁断編)」(2011/07/08 (金) 12:14:20) の最新版変更点

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839 :狂宴高校の怪 第2話(禁断編):2011/06/26(日) 10:09:19 ID:CY4LznkI 投下します。 ―――――――――― 昨日、帰った後に僕はあることに気づきました。コイル君の妹さんのことです。  妹さんがコイル君に恋をしているということは知っていましたが・・・。  結果から言うと、嫌な予感が当たったと言うべきでしょうか。  次の日の朝の教室、ドアからナオさんに向けて放たれている憎悪を秘めた敵意の目。間違いないようですね。  妹さんはナオさんを手にかけようとしていますね。  厄介なことに、コイル君は妹に気づいていないようですね。やれやれ。ここは穏便に済ませるためにも、彼の力が必要なのでしょうか・・・。 しかし、リスクを考えると頼みたくないのですがねぇ・・・。 ―――――――――― 「それで俺にも協力しろってか?」  葉久保から来るとは意外だな。それほどヤバイのだろう。  状況を聞くと、確かにあいつの力は必要だろう。  しかし、あいつは誰よりも扱いにくい。 「わかっていっているのか?あいつの事。」 「当然ですよ。彼も僕達の幼馴染みですから。」  なるほど。それなら全権をこいつに任せたら俺への被害は少ないな。 「しょうがないな。このケンゴウ様が一肌脱いでやるよ。行くぜ、葉久保。」 「・・・シドウとお呼びなさい。」 ―――――――――― 「そういうことでこの件、引き受けてくれませんか?」  俺は葉久保と二人で、例のそいつに頼みごとに来た。そいつは表情を変えずに話始めた。 「いいでしょう。他ならぬ幼馴染みの頼みですから。」  お?案外簡単に聞いてくれたな。まぁ説得する手間が省けたし、よしとするか。 840 :狂宴高校の怪 第2話(禁断編):2011/06/26(日) 10:10:25 ID:CY4LznkI ―――――――――― 彼がこの問題に加われば、この件は容易に終わるでしょう。  しかし、状況を整理してみると、コイル君に有利に働く場を作るのは難しいのではないでしょうか。  言ってしまえば、この件は妹さんの勘違いですからね。 しかし、妹さんが勘違いしてしまうのも頷けますね。何て言ったって、コイル君は妹さんの恩人なのですから。 ――――――――――  今回のコイルの妹とやらの事件。  簡単に言えば依存ってやつか・・・それも兄妹同士。下手すりゃ近親相姦、おぉ怖!  ナオさんもそれを知らないし、コイルもそれを知らない、ややこしいな。  しかし、あいつは一体どうやってこの場を静める気だ? 気になるな。行ってみようかな・・・。 ―――――――――― 「紹介しますね。違うクラスの友人の立童チバタです。」「こんにちは、ナオさん。」 昼休みの教室で、シドウはナオにチバタを紹介した。  チバタもシドウと同じ、俺の幼馴染みだ。独特の空気感がシドウと似ている、丸い眼鏡にキューティクルヘアーの少年のような男だ。  他愛のないいつもの弁当の風景だ、と感じながら、俺は弁当箱を開けた。  俺の弁当は妹に作ってもらっているんだが・・・。これは何の冗談だ?  敷き詰められたご飯にハートが描かれていて、さらにハートの上には「LOVE」の文字が・・・。  隠しながら食べる、旨かった。でもまた作ってほしいとは思わない。  異様でしかない俺の食い方。突っ込んでくれないのは四人の優しさなのだろうか・・・。  昼休みが終わり、後の時間はだらだらと過ごして今日は終了。いつものようにシドウと帰る。 「あれ?ナオは?」 「先に帰りましたよ。」  シドウは苦い顔をした。何でだ? ―――――――――― 「一緒に帰りませんか?ナオさん。」  私は頼まれた依頼は必ず遂行します。そのためには、ナオさんには早めに帰ってもらわなければなりません。 「でも私の家、遠いですよ?」 「ご心配なく、私の家はコイルの家の周辺にありますから」  帰路についている最中に、私はある質問をしました。 「ナオさん、あなたはコイル君をどう思いますか?」 「えぇ!?いや・・・会ったばかりなので・・・優しい人だと思いますよ。」  この質問の答えによっては、作戦を変えようと思ったのですが、その心配はないですね。 「あの・・・私からも聞いていいですか?」 「どうぞ、私でよければお答えしますよ。」 「コイル君の顔の傷って・・・何なんですか?」  ・・・これは予想外ですね。普通の人は触れないようにしているコイル君の傷、額から顎まで左目を通る弧を描いた切り傷・・・。 「・・・答えずらかったですか?何かすいません・・・。」  どうやら顔に出てしまったようですね、動揺が・・・。まぁ答えないのがいちばんですからね。その点は空気を読んだナオさんに感謝します。

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