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題名の無い長編その十九 第一話「サク坊とヤンデレな女の子達」」(2011/09/25 (日) 14:09:29) の最新版変更点

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645 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 00:13:53 ID:WcaJG9Hg [2/5] 髪。それは僕が女性の中でもっとも重んじるポイントだ 長い髪短い髪金色の髪茶色の髪組み合わせは無限大だ なかでも僕が大好きなのは黒髪で前髪はぱっつんと揃え、後ろの髪は肩より少し長めの髪 好きすぎて絵で書いてにやにやしたり、脳内彼女として日夜僕といちゃいちゃするなど、それはもう普通の人は引くレベルである しかし、しかしだ 決して僕はそんな女の子はいないと思っていたんだ、だからこそ現実的に生きてきた。彼女もいた、ふられてしまったが。 結構悲しくてないたりしたが、そんな落ち込んでいた出会いと別れの季節。僕は全てを吹き飛ばすかのような美しさを持った天使と出会った まさに僕の理想の女の子。やべぇ、見た瞬間よだれが出てしまった。 彼女の名前は綾辻フミカ、性格は穏やかで僕にもとろけてしまうような笑顔を向けてくれる そんな僕は彼女に対してアプローチをしかけていて、まぁ結構仲がいい感じになってきた。 このままいけば、そう…幸いうちのクラスにはレベルの高い女子が多くて、綾辻フミカを好きなのは僕くらいだと思っている、彼女の美しさについて語り合う友達がいないのは心おしい。でもそれでも、うれしいと思っている僕が 646 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 00:16:48 ID:WcaJG9Hg [3/5] 「ちょっと!サク!聞いてるのかしら」 突然大きな声が聞こえてきて、僕は思わず妄想の世界から目覚めてしまった まぁ、今は休み時間だからしかたないのだろうけど 「まったく、サクはワタクシの事を無視するのが好きみたいね?」 今僕に話しかけてくる人は、このクラスで最もレベルの高い件の女子、天下リリカ、祖父が外国人でクォーター、大金持ちの完璧な女の子だ。 「やぁアリカ、今日もカワイイ髪型だね…そのドリルツインテール、凄い似合ってるよ」 そうリリカも好みから一歩引くことになるが満点に近い髪の持ち主だ。 鮮やかな金髪にツインテール、これが見事にうずをまいてドリルツインとなっている、何度か触らせてもらっているけど彼女はとても髪を大切にしている。それがとても好ましいし愛おしい。 もしもフミカという存在がいなかったら僕はアリカを好きになっていただろう。 「まぁ!そうやって無視してた事を無かったことにするのね、何を考えていらしたの?教えなさい」 彼女の気の強そうな目が僕の視線と絡み合う。彼女は普段から人の目をあまりみて話そうとはしない。それは彼女の境遇にも関係しているのだが割愛させていただこう。僕はとりあえず彼女からの質問を逃れるごまかしの行動をとる 「あ…」 彼女のドリルツインを優しく触る。これだけで彼女は真っ赤なりんごのように照れてしまい、思考を停止してしまう。 いろいろあって、まぁ彼女は髪を誉められるのをなれてはいないそうなのだ。 彼女と仲が良くなったのも、彼女をアリカと呼び捨てできるのも、彼女が僕を親しみをこめてサクヤではなくサクと呼ぶことも 全部僕が彼女の髪を褒め称えた事から始まったが、それはおいおい話す場面に遭遇するだろうから今はそれだけに留めておく 647 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 00:21:04 ID:WcaJG9Hg [4/5] そうしていると、ふと首筋に痛みにも似たチリチリとしたような痒さが走る その原因を探ろうと振り向くと、件のフミカと目があった フミカは僕と視線が絡み合うと、それだけで絵になる微笑みをむけてくれた。 やはり彼女は天使、彼女ともっと青春をしたい!僕は改めてそう思った ただ僕は気付かなかった、彼女の視線は更にその奥にいるリリカに対して静かな怒りが孕んだ視線を向けていたことを 彼女が自学用に持ってきていたノートに書かれていたあるおまじない そしてリリカが僕に対して向けていた愛欲に満ちた視線、彼女の本当の姿 僕はまだ知らなかったんだ 僕の家電に入っていた留守番からあんなことになるなんて 昔の僕に何か言えるのなら、絶対にこう言っていた 「お前はお前のした事をもう一度見つめ直してみろ」と 「伝言が一件あります」 「ねぇ、ウチだけど、中学の時の君の元カノ、桜チエだけど、相談したい事があるから久々に会えない?電話待ってます」

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