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781 名前:愛と憎しみ 第七話 ◆O9I01f5myU[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:09:02 ID:l1un6vGI [2/6] 7  見慣れた壁の色を見ただけで、心の底から安心できた。自分が否定される事がない居場所がどれ程暖かいものか、身に沁みて感じられる。あの様な出来事が起こった後ともなれば、尚更だ。  さほど大きくないアパート故に、手狭に思う事もないでもない。だが、この良く知った空間が、愛する人が、身も心も癒してくれる。充分すぎる程の幸せだ。  胸いっぱいに幸福感を味わう幸人。もう彼の顔から悲しみは失せていた。  香山宅を後にした直後、気を取り直した幸人は忍の顔を見るなり、突然泣き出した。胸にしがみ付き、香山によって植えつけられた苦痛と恐怖を全て吐き出そうと、大声でえんえんと泣き続けた。  小学生が体験するには、あまりに重い出来事。忘れていた恐ろしい記憶まで掘り起こされてしまって、彼の恐慌は宥めるには時間を要するかと忍は覚悟していた。  予想に反して、彼は一頻り泣くと、落ち着きを見せた。忍の胸に顔を埋めて、鼻声ながらも口を利き、好調である事を示した。これには忍も驚いたが、自分の存在が彼の中に浸透していっているからだと分かると、なかなか良い気持ちだった。  香山が幸人にした事は許し難い。が、幸人と自分の絆はより強固になった。充分だ、とほくそ笑む。  今、忍と幸人はベッドの上にいる。お互いに肌を晒し、抱き合っている。忍が身籠っている事が分かってから数える事、実に二百数十日ぶりのセックスだった(ペッティング、オーラルセックスは日常的にしていたが)。  頬を紅に染め、幸人に跨る忍。腰を上へ下へとゆっくり動かし、悩ましい声を上げ、彼の局部を愛おしく癒している。  「はぁ……んんっ……。……気持ち良いか? 幸人……」  「うん……ママの中、とても温かくて……凄くキモチイイ……」  香山に散々痛めつけられたが、忍の胎内に入ると、少しずつ、少しずつと痛みが和らいでいく。忍の体温と愛液にすっぽりと抱かれて、まるで胎内に還ったみたいだ。自分達の子供である幸華も、この温かい空間に守られ、育ち、そして生まれてきたんだと実感する。  荒々しく体を重ね、ひたすらに快楽を貪るセックスをそれまで日常的に繰り返してきた二人だが、今回はご無沙汰であるに加え、幸人があまりに酷な責め苦を受けたという事もあって、ゆっくり時間を掛けた睦み合いとなっている。忍の言に曰く、「治療の為」。 782 名前:愛と憎しみ 第七話 ◆O9I01f5myU[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:11:27 ID:l1un6vGI [3/6]  幸人のペニスを濡らす忍の愛液が結合部から流れ出る。伝い落ちて幸人の下腹部を塗らし、それが二人の肢体と触れ合う。ぬるぬるとした感触が互いに伝わり、より一層の興奮を誘った。  幸人と下腹部を密着させ、背中に両手を回し、豊かな胸を彼の柔らかい胸板に押し付ける。忍が彼を抱き伏せた格好だ。そのまま、彼女は腰を擦りつける様にグリグリと回した。  「……んっ」  全身を包む、柔らかい肉布団に溺れる幸人。頭がぽわぽわっと幸せな気分になり、脳髄がとろけそうになる。ペニスを包む膣の気持ち良さは言うに及ばず、愛液が潤滑剤となっているおかげで、擦りつけられる肉と陰毛の感触も彼をのぼせさせていた。  「んっ……はぁ……あっ! ッ……あン……」  忍も彼と同じく、昂っていく。吊り上がった目尻は下がり、硬く結ばれている筈の唇もだらんと開き、舌を覗かせている。「近寄り難いクールビューティな女性」と評価されている彼女はどこにもいない。ただセックスを貪欲に貪る女が、一人の少年に腰を押し付けているだけだ。  「んんっ! あはぁっ! あっ、あァん!」  嬌声が跳ねる。日常では間違っても発しない忍の濡れた声に、幸人は音を上げる。  「あっ! ま、ママ……もう、出ちゃいそう……っ!」  「んっ……! 我慢するな……幸人……そのまま……ナカに……っ!」  腰の動きが激しくなる。精を搾り出そうと、膣も艶めかしく蠢きだす。  「っ! あぁぁっ!」  波が突然押し寄せてきた。グニョグニョと軟体動物の様に動く膣に、強い射精感を促された。  熱い精液が迸る。勢い強く出たそれは膣の奥をぐいぐいと押し進み、子宮の入口を突いた。  「あぁっ!? あっ……あぁァ……」  精液に犯されていく快感に打ち震える。熱いモノがなみなみと注がれて、ナカが火傷しそうだった。  頬を紅潮させ、だらしなく涎を零す忍。絶頂に達し、全身がピクピクと跳ねる。  この時に見せる忍の顔が、幸人は好きだった。無論、彼女の事は全てを含めて大好きだが、この緩んだ顔を自分だけに見せてくれるのがたまらなかった。独占欲を刺激され、それがまた不思議な心地よさをもたらしてくれるのだ。 783 名前:愛と憎しみ 第七話 ◆O9I01f5myU[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:13:58 ID:l1un6vGI [4/6]  そんなとろけた彼女の顔を少し鑑賞した後に、後戯として、こそばゆいトークをしながら胸に吸いついたりするのがお約束だった。これは二人が関係を持ってしばらくしてから生まれ、それからずっと守られてきた事だった。忍が「男はセックスを終えてすぐに自分だけ寝てはいけない。例え疲れていても、だ」と教育してきた賜物だ。  ご無沙汰だったが、幸人はそのお約束を守った。ほんのささやかなものではあるが言葉を交わし、アフターをこなす。彼女への愛撫も忘れずにだ。  ほぼ無意識で、胸に口付ける幸人。すると、口の中にほのかな甘みが入ってきた。  忍は優しく微笑み、彼を見ていた。  「おっぱいは美味しいか? 幸人」  そう言って、頭を撫でる。  「……うん」  少し照れながら頷く。  「もっと飲んで良いんだぞ?」  「でも……幸華の分が無くなっちゃうよ」  「大丈夫だ、幸華の分もちゃんとある」  豊かな胸を持ち上げる忍。たぷん、と胸が柔らかく跳ねる。  それを見た幸人はゴクリっと喉を鳴らせ、思い切りしゃぶり付いた。  「ふふっ……がっつくな、ミルクは沢山あるんだから」  飢えた子犬と重なって見えた。待ち焦がれていたと言わんばかりに母乳を飲み続けている。只、子犬と違うのは、彼の体は既に男としての体機能が形成されていて、母乳を飲む事に性的興奮を感じているという点だ。現に、彼の陰茎は一度落ち着いたのに、また勃起していた。  彼のペニスを優しく握り、上下に動かす。彼は少し頬を吊り上げたが、喉は止まらない。  彼女の乳房の大きさと比例しているのかと思う程、量が多い。いくら飲んでも、枯渇するとは到底思えない。甘いミルクは口から喉へ、そして腹の中へとどんどん流れ込んでいく。乳だけでお腹がいっぱいになりそうだった。  胃が少しずつ張ってくる。なのに、止められない。元より彼女のおっぱいがお気に入りだった幸人だが、より一層のめり込んでしまいそうだ。  忍の手の中がヌルヌルとしてくる。幸人の先端から流れ出てくるものだ。母乳が性的興奮を後押ししているみたいだ。 784 名前:愛と憎しみ 第七話 ◆O9I01f5myU[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:15:30 ID:l1un6vGI [5/6]  「ママぁ……おっぱい……美味しぃよぉ……っ」  彼が呂律の回らぬままそう伝えると、忍は返事代わりに亀頭をクリクリっと指先で弄ぶ。  「んあぁっ!?」  いきなりの刺激に彼は仰け反る。その際に彼の両手が胸を強く搾り、乳頭からシャワーの様に母乳が溢れ出た。  むせ返りそうな甘い匂いが体中に降り注がれる。その甘い母乳の香りに包まれたまま、彼は背中からベッドに沈んだ。  忍の優しくも狡猾な手は動きを止めない。彼の弱い箇所を着々と虐め続け、射精を促す。  ペニスの硬さが最高潮に達する。血管がビキビキと浮かび、我慢汁に濡れるそれは逞しかった。成人男性にも決して負けていない大きさで、大柄な忍を容易く屈伏させるに相応しい。  「あっ、あぁ……ママっ……ま、また出るぅ……」  間も無くして、熱い精液が忍を汚した。 785 名前: ◆O9I01f5myU[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:17:38 ID:l1un6vGI [6/6] 投下終了です。Wikiに掲載してくださっている方、どうもありがとうございます。 ……しかし母乳プレイなんてマニアック過ぎただろうか……。

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