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925 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:09:00.88 ID:WH2Z4ZVE [1/13] 埋めるために、作っておいた短編でも投下しますわ。 926 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:11:02.73 ID:WH2Z4ZVE [2/13]  目を覚ますと、薄暗い部屋の中にいた。  傍らにある蝋燭の灯り以外に光はなく、 もたれかかっているコンクリート打ちっぱなしの壁は冷たい。 不審に思い辺りを見回すと、少女が目の前にぽつねんと立っているのに気がついた。 「あ……やっと起きてくれましたね」  少女は穏やかな声で言い、笑いかけてくる。 「ここはどこ?」  俺は状況が呑み込めず、少女に疑問を発した。 自宅の布団で寝ていたから、こんな牢屋のような場所にいるはずがない。 問いに、少女は表情を崩さず答える。 「私のお家の地下です」 「は?」 「率直に言うと、拉致しちゃいました」  顔を赤らめて事も無げに言う少女に、俺は呆気にとられた。 深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、再度少女を見る。 深く吸い込まれるような目、艶やかな黒髪が特徴で、顔は整っており美しい。 理由も無く拉致するような娘には見えない。 927 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:13:03.88 ID:WH2Z4ZVE [3/13] 「何の目的で?」 「お礼をするためです」  少女は平然として言った。 だが状況が状況なだけに、その言葉は怪しく感じられた。 「君と話したこと、あったかな?」  少女は悲しそうに首を横に振った。 「いいえ、ほとんどありません。 でも、何度も……何度も、お会いしています」  視線が合う。 美しい目であるが、奥底は暗く、濁っているようにも感じられた。 「私は以前、貴方に助けてもらったのです。 三人の男の人に囲まれ、震える私の手を取って、一緒に逃げてくれましたよね」  少女はおそるおそるといった感じで、訊いてきた。 覚えているかどうか、不安に思っているのだろう。 幸いなことに、俺の記憶にもその出来事は印象強く残っていた。 928 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:15:10.49 ID:WH2Z4ZVE [4/13] 「ああ、暗くて顔とかはよく分からなかったけど、君だったのか」 「はい……はい。良かった、覚えていてくれて」  返事を聞くと、少女は安堵したのか心底嬉しそうな様子に変わった。 けれど少し懸念が残っており、それを解消するために訊く。 「何度もというのは?」 「私、あの事件の後、貴方がバイトしているコンビニに何度も行きました。 勿論、声をおかけして、お礼を言おうとも思いました。 でも会う度に、恥ずかしくなり、俯いて何も言えなくなってしまって」 「だから……」 「はい、拉致しました」  思わず頭を抱える。 少女の思考は短絡的であると同時に、危険であった。 下手をすると、もっと事態が悪化するだろうと思い、溜息を吐く。  体勢を変えようとして動こうとすると、ジャラリと音が鳴った。 嫌な予感を抱きながら、足の方を見ると、足錠がはめられていた。 929 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:17:14.49 ID:WH2Z4ZVE [5/13] 「これは?」 「足錠です」 「一応、俺って恩人だよね」 「でも正直な話、ここから逃げたいですよね」  頷くと少女は満足げに胸をはった。 読み通り、といった感じで喜んでいる。 「それじゃあ、ご飯にしましょうか」  少女は懐から紙を二枚取りだし、俺の前に差し出す。 「雌豚料理とポカポカ料理、どっちがお好みですか?」 「……雌豚?」 「あの店長のことですよ。 貴方に色仕掛けをしているのは、見てて腹立たしかったです」  冷たい声が辺りに響いた。少女の目は据わっており、寒気を感じる。 「ちなみに今、店長はどこ?」 「此処より深くて暗くて寒いところに、目隠しされて一人ぼっちです」  ニコニコしながら、少女は言った。 悪びれた様子は見られず、当然のことをしたというような感じである。 俺はポカポカと書かれた紙を取り、少女に手渡した。 930 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:19:18.03 ID:WH2Z4ZVE [6/13] 「じゃあポカポカ料理で。 あと、できれば店長を解放してほしいかな」 「なんでですか?」  少女の目がギラリと光る。 多少たじろいだが、俺は平静を装って答えた。 「正直、あの人は嫌いだったから死んでもいいんだが。 もし君が殺人を犯すような人間なら、話したくなくなるからだ」 「……」  少女は無言で俺の目を覗きこむ。 十数秒、舐めるように俺の顔を眺めてから、少女は離れた。 「わかりました、あの女は解放します。 あと、ご飯を持ってきますから、そこから動かないでくださいね」  踵を返し、少女はこの場から立ち去った。 ドアの開ける音、階段を昇る音が聞こえてきたので、ほっと胸を撫で下ろす。 931 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:21:20.30 ID:WH2Z4ZVE [7/13] ―さて、これからどうしようか。  目を閉じて、熟考する。  少女は相当のお嬢様であろう。 大人二人を楽に誘拐できるほどの力を有していることと、 深い地下室を持っていることから、その事実は易々と考えられる。  問題は、どう対処するかである。 逃げ口は一つしかなく、拘束されているのでほぼ脱獄不可能。 加えて、俺に執着しているため、 お礼とやらをくれるまで此処から出してくれないだろう。 「……面倒だな」  小さく呟いて目を開くと、 お盆に料理を乗せた少女が、目の前に立っていた。 「ッ!?」 「お待たせしました」  そう言って、少女は煮えたぎったスープとパンと牛乳を、 そっと俺の前に差し出した。 トマトスープは香ばしい匂いを漂わせており、食欲をそそる。 932 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:23:23.67 ID:WH2Z4ZVE [8/13]  目覚めてから何も食べていなかったせいか、ひどく腹が減っている。 だが手をつけようとして、ふと、思いとどまった。 何が入っているか分かったもんじゃない。 「シェフが腕によりをかけて作ったスープです。 人の血も毒も入ってないことは、保障します」  それを聞いても、疑いはまだ晴れない。 なかなか箸を進めない俺を見かねたのか、 少女は悲しそうな顔をして、自らスープとパンを一口づつ食べる。 「お腹が空いては何もできないでしょ。 これでも信用できないなら……交互に食べますか?」  気恥ずかしげに少女は訊いてきた。 しおらしく自分の身を案じてくれる少女を、男として疑えなかった。 「ごめん、俺って最低だな」  少女の頭を撫でて、頭を下げる。 少女は泣きそうな顔で、儚い笑顔を浮かべた。 「いいえ、罵りは私が受けるべきものですから。 そんなに優しくしないでください、泣いちゃいますから」  それきり押し黙り、俺が食べるのをじっと見守っている。 933 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:25:26.03 ID:WH2Z4ZVE [9/13]  まず、スープに手をつけた。トマトの酸味が口の中で広がる。 味の染み込んだ野菜は、歯ごたえも良くて美味しい。 熱々のために、パンと一緒に食べていくに連れて、 身体が火照ってくるのを感じた。  最後に、牛乳を一気に飲み干し、ほっと一息ついた。 「おいしかったよ」  素直に感想を述べると、少女は浮かない顔をして、 「そうですか」と一言呟いた。 「どうした……んだ?」  不意に、身体に違和感を覚えた。 熱い何かが内部で蠢いているようである。 目が充血してきて、少女を見ていると興奮してくる。 「ごめんさい、騙してごめんさい。罵りは幾らでも受けるから。 でも、これが一番なの……」  罪悪感を抱いているのか、少女は憂鬱そうな様子であった。 「何を盛った?」 「スッポンの血と特製の媚薬。安心してください、毒は盛っていません」  少女は服を脱ぎ、一糸纏わぬ姿で近づいてくる。 抗おうにも身体は正直で、一物は大きくなっていた。 934 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:27:27.40 ID:WH2Z4ZVE [10/13] 「ふふふ……大好き。 ずっと、見てたんですよ。貴方を愛しています」 「むぐ!」  少女に口を塞がれる。 舌と舌が両者の口内で絡み合い、クチャクチャと音を立てる。 数分間、口内を弄んだ後、少女は顔を離した。 「ぷはっ……激しすぎましたね。でも、ファーストキスですよ」  妖艶な雰囲気を醸し出し、少女は言った。 俺が何も言わないでいると、切なげに言葉を続ける。 「怒ってますよね。でも、身体は正直ですよ」  一物を優しく撫で、耳元で囁いてくる。 その行為によって、身体がピクリと反応した。 少女はズボンのチャックを開き、一物を取りだしてさする。 「じゃあ、入れますよ。初めてですけど勉強しましたから」 「よせ、まだ間に合う」 「もう遅いですよ。誘拐した時から、始まっていたんです」  少女は騎乗位になり、腰をゆっくりと降ろす。 「……痛ッ」  少女の股から赤い雫が一滴流れ出た。 彼女は小さく呻き声を上げるも、トロンとした目でこちらを見ていた。 935 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:29:31.90 ID:WH2Z4ZVE [11/13] 「ふふ、でも、痛いけど嬉しいです。貴方と繋がっています」  次第に腰を動かすペースが速くなっていく。 初めは少女が動かしていたのだが、 気づくと、自分が本能のままに動いていた。 「ひぐ…駄目です。いえ、やめないでください」  少女は潤んだ目で俺を見つめていて、それがまた心を刺激した。 媚薬のせいもあってか、限界が近くなってきた。 「どいてくれ、そろそろやばい」 「なんでどく必要があるんですか?」  少女はくすくすと笑って、ギュっと抱きついてきた。 小ぶりながらも胸が身体にあたり、一物は更に固くなる。 「今日、危険日ですから。責任……取ってくださいね」 「つッ」  耐えきれず果てて、少女の膣内に出してしまった。 どろりとした白濁液が、股から赤い液と混ざって垂れてきた。 936 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 01:31:33.57 ID:WH2Z4ZVE [12/13] … … … …  数ヵ月後、少女は妊娠した。 責任を取るために、俺は少女と結婚して、財閥を継ぐことになった。 少女の両親に挨拶へ行った時の、 父親の同情の顔と、母親の満面の笑みは、生涯忘れられないだろう。

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