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936 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:17:30 ID:n0OBkfas こんばんわ。続きを投稿します。第二章です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 悠二の朝は早い。居候先の親戚の家で目覚めるからだ。 今通ってる高校は県内でも有数の私立校だった。 自宅からは遠かったのと、両親の不仲に嫌気が差したので 母方の姉に当たる叔母の家で生活させてもらっている。 今まで一軒家に住んでいた悠二にとって、マンション生活は 新鮮だった。高級マンションというほどではないが、それなりに 住み心地はいい。親戚の人たちは親しくしてくれるし、 なにより両親の夫婦喧嘩から逃れることが出来たのが大きい。 「悠ちゃん、最近学校の方はどう?」 「特に問題ないよ。もうすぐ学園祭が始まるからその準備で  少し忙しいけどね。予定はおおむね順調に進んでいるよ」 叔母が用意してくれた朝飯を食べる。 悠ちゃんと呼ばれると、あのバカ女のことが嫌でも 頭に浮かんでしまうのがしゃくだが、口には出さずに食べ続ける。 トースターとハムエッグというごく一般的なメニューだ。 間違っても毒など入ってないから安心して食べられた。 アイリなら何を盛ってくるか分かったもんじゃないのだ。 「志穂(しほ)姉さんはもう行ったの?」 「今日も学校の図書館で勉強ですって」 937 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:18:30 ID:n0OBkfas 「へえ受験生は毎朝大変だね。でも家の学校の生徒って大半が  推薦で進学するんでしょ?」 「そうだけど、一応小論文対策とかはやっておきたいらしいの。  朝一で勉強した方が能率が上がるとか言ってたわ」 志穂と呼ばれた人はイトコの姉さんだ。悠二やアイリが高二なのに対し、 その一つ上の学年になる。今年から受験生だから、長年続けてきた 吹奏楽部は夏の終わりと共に引退した。 推薦では国立入試を目指していてるらしく、日々新聞を熟読したり 面接対策をしたり健康管理に気を使って過ごしている。 悠二は別に従姉のことが苦手というわけではなかったが、 受験生特有の緊張感に恐れをなし、あまり関わらないようにしてる。 ようはできるだけ邪魔をしないようにしているのだ。 居候という立場を考えれば当然といえよう。 世帯主は会社でいい地位に着いている人であり、高い年収に 比例して勤務時間も以上に長い。朝は始発で会社に向かい、 帰りは早くて23:30に帰ってくる生活。過酷な残業地獄のため、 休日は疲れきった顔でマッサージ器でくつろいでいるものだから、 傍から見たら気の毒すぎた。 この家で一番楽してるのは、結婚以来専業主婦として過ごしてる この叔母さんだけだろうと悠二は密かに思っていた。 「それじゃあ行って来るよ」 「忘れ物ないわね? 定期も持った?」 「問題ないよ。それと今日も帰りが遅くなるかもしれないから。  何かあったら連絡するよ。じゃあ」 938 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:19:42 ID:n0OBkfas 遅くなるとはアイリの自宅への強制連行によるものが大半だが、 たまに本当に学校の用事で残る時もある。便宜上、今の家族には 委員会の仕事だと言い張ってやり過ごしている。 アイリとの淫らな関係がばれたらきっと家を追い出されてしまう。 毎日が綱渡りの生活だった。良く言えば刺激的だが。 ーーーーーーーーーーーー 「おはよーー悠ちゃん!」 校門前で手を振っているのは、 昨日一緒にみだらな行為をした女だった。 (なんでアイリが校門の前で立ってるんだ。リムジン通学のくせに。  玄関横付けでとっとと教室に入ればいいだろうが) 朝登校すれば必ず校門の前で待機しているのが日課になってる。 互いに家が逆方向なので少しでも一緒に登校したいという 乙女心なのだろうと悠二は推測する。 (くっ…誰にも見られてないだろうな?) 悠二は強烈な羞恥心に襲われていた。 異性と登校するのは傍から見ればうらやましいかも しれないが、当人にとってはかなり恥ずかしいのだ。 僕ら付き合ってマースみたいなアピールしてるみたいで むずかゆくなってくる。 幸い、朝早い時間だ(悠二が早起きしてる理由はここにある) 登校してる生徒はちらほら見える程度。悠二は公衆の面前で 大声で自分の名前を呼ぶのをやめてほしい、という思いを 彼女に伝えるためにはどうすればいいかと考えた。 939 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:20:49 ID:n0OBkfas そして自然に下半身を露出しながらこう言った。 「おはようアイリ。あのさ……さすがに朝っぱらから一緒に  登校するのは恥ずかしいかなって……思うんだけど……」 アイリは顔に冷水を浴びたように見る見る青ざめていった。 「うん。確かに悠ちゃんと一緒に登校するのは恥ずかしいかもね。  いろんな意味で」 絶対零度といえる視線が、愛しい彼を捉えてる。 「……ごめん。どこで笑えばいいのか分からないよ。  お願いだから私が切れる前にその粗末なモノしまって」 「実はこれ下半身クールビズなんです!! なーんて……」 「はいはい。おもしろいおもしろい。じゃあ死のうか?」 アイリの愛のあるアッパーカットが炸裂した。 それに要した時間はわずか二秒。軽やかなステップで 距離を縮めると同時に踏み込みを開始し、脳震盪(のうしんとう) を引き起こすのに十分な力を持って彼の顎に拳を叩き込んだ。 あまりにも鮮やかな攻撃。 その一連の動作を見たものは、まるでフルオケの演奏を 聞き終えた後のような高揚感を得ることが出来るという。 悠二の身体は緩やかな回転を描きながら 吹き飛んで(下半身を露出したまま)気絶したのだった。 940 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:21:33 ID:n0OBkfas ーーーーーーーーーー 保健室のベッドで目を覚ました悠二が最初に思ったことは、 顎と背中に鈍い痛みがあることだった。自身の身に何が起きた のかは記憶にない。思い出そうとするとアイリの怒った顔が脳裏に 浮かんだので考えるのをやめたのだ。 「あっ、起きたんだね悠ちゃん」 「うむ。俺はどのくらい寝てた?」 むくっと上半身だけ起こし、アイリに問いかけた悠二。 「まだ朝の始業の前だよ。どうして悠ちゃんがここにいるのか  気にしなくていいからね。遅刻する前に早く教室行こ?」 「おう」 アイリに手を引かれ、教室へ向かう。  ざわざわ  ざわざわ  教室にはほとんどのクラスメイトが揃って適度にざわついていた。 いつもと変わらぬ日常がそこにある。男女共にいつくかの グループを形成し、その集団ごとに他愛もない会話をしてる。 話題も実に下らぬモノばかり。流行の芸能人やらアイドルの話やら、 インターネットで仕入れた怪しげな情報から恋愛の話など。 941 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:22:36 ID:n0OBkfas その中でオタクっぽいグループがあるのだが、悠二はそいつらと 仲がよかった。オタクグループといっても外見がいかにも オタクですという風ではなく、みんな最低限の身なりは整えている。 悠二は彼らの影響で深夜アニメとやらを見せてもらって以来、 実は密かにはまっていた。特に流行の魔法少女モノが大好物なのだが、 アイリや家族には秘密にしている。いくら三次元で性が 満たされていると言っても、二次元には特有の魅力があるのだ。 たとえ将来妻ができたとしてもやめるつもりはない。 アイリは女子のグループに溶け込んでいた。 いわゆる一番可愛い女子が集まるグループで、 スクールカーストの上位に位置する集団である。 (アイリの容姿はその中でも別格) アイリに言わせれば表面上の付き合いであり、 空気のような関係と思ってるそうだが、 それはほとんどの生徒にとってそうだ。 学校での人間関係なんてそんなものだ。 本当の意味での親友など見つけられる人は よほどめぐり合わせのいい人だけだろう。 「今日の一時間目はロングホームルームだ。三週間後に控えた  文化祭にそなえて、演劇に出演する役者を決めてもらう。  文化祭実行委員の二人は前に出てくれ」 担任教師の指示に従い、委員の悠二と榊原葵 (さかきばらあおい)が黒板の前に立つ。 演劇にするのは前回の投票で決まっていた。 あとは誰をどの位置に配置するかだ。 942 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:23:50 ID:n0OBkfas 「じゃ、俺が皆に聞いてくから榊原さんは書記を頼むよ」 「はい……」 彼女とは放課後残って仕事をすることが何度かあったので、 ついでと思いアドレスも交換しておいた。 榊原の家もそれなりの家系らしく、はい……とかいう 口調はいかにもお嬢様らしい。大人しい女子グループに属し、 なぜか同級生にも敬語を使う。 実はそれなりに気になる存在になっていたのだが、 アイリの前では下手な素振りは見せられない。 現にアイリが物凄い形相で二人の様子を凝視してるのだ。 女の嫉妬とは恐ろしい。 「まずは主演から決めていく!!  誰か商人の男役がやりたい男子はいるか!!」 声を張り上げ、挙手を求める悠二。 しかし誰も手を上げない。 あたりまえだ。こんなめんどくさい役、誰がやりたいというのか。 なにせ演劇自体が中世の恋愛を描いた者だ。 商人の男と売春宿で働いている娘が恋に陥るという ハレンチ極まる内容だ。脚本自体はオリジナルだが 結構ディープな描写が多く、当日は観客が驚くこと間違いなしだ。 「積極性のある奴は誰もいないのか……?」 ため息を吐きそうになる悠二。 途中でヒロインと口論末、お腹を 指されそうになる男の役は誰も望んでいないらしい。 943 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:25:30 ID:n0OBkfas ため息を吐きそうになる悠二。 途中でヒロインと口論末、お腹を 指されそうになる男の役は誰も望んでいないらしい。 「脇役から選んでくのはどうでしょう?」 と言う榊原氏の意思を尊重し、通行人Aやら木の役などを 選ぶことになった。しかし問題なのは、クラスメイトほぼ全員が 脇役を望んでおり、脇役の投票率が限りなく100パーセントに 近かったことだ。 これではらちが明かないと判断したのは担任だった。 今まで隅のイスに座って傍観していた彼は、 「こうなったらくじ引きにしよう!!  それなら文句ないだろ!?」 と言って速攻で四十人分のクジを作ってしまった。 (といっても実行委員の二人のみ免除なので実際は三十八) 悠二が壇上にクジの入った箱を置き、順番に生徒が引きに来る。 アイリが引きに来た時、「その女とイチャイチャしたら 殺すよ?」と耳元でいわれたので背筋がひんやりしてしまった。 主演の息子役と売春婦役にはクラスで特に容姿の優れた男女が 選ばれた。ようはイケメンと美少女だ。その他の人々は 裏方スタッフ(照明係から音響係)を含め、 全てその時間内に決定された。恐るべき早業である。 「んしょっと…」 決まった人の名前を黒板に書いていく榊原さん。 黒板消しを使ってる最中に体勢を崩してしまい、 944 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:26:30 ID:n0OBkfas 「……あっ?」 後ろ向きに倒れようとする。 「おっと…。大丈夫?」 よく反応した悠二が彼女の身体を支える。 後ろから肩を抱くようなせつない体勢だ。 ショートでボリュームのある髪が間近に見えて 不覚にもドキドキしてしまった。しかも悠二は 気付かないフリをしていたが、実は彼女の左胸を 触っていた(わざとではない) 「ご、ごめんなさい早見君……」 「べ、別にいいんだよ、気にするな」 ちなみに、早見(はやみ)というのは主人公の苗字だ。 アイリの苗字は橘(たちばな)という。漢字で橘愛梨。  「ひゅーひゅー」 「付き合っちまえよおめえら」   草食動物のような顔をした生徒達たちから 野次が飛んでくるが、悠二の心配は他にある。 「……っ!!!!!!」 ギリギリ…… さっきから凄まじい勢いで睨んでくる猛獣こと愛梨お嬢様である。 普段から、あれ?なんかすげー視線感じてんなーと思ったら、 アイリに睨まれてる可能性大なのだった。視線をビームに例えるなら 米軍で実験中のレールガンに匹敵するかもしれない。 恐ろしさのあまり手足が心地いいリズムを刻みそうになるが、 表面上は冷静を装う。しかし冷や汗は止まらない。 945 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:28:00 ID:n0OBkfas 「まあ、すごい汗をかいてますよ。具合でも悪いのですか?」 心優しき榊原嬢は、そんな彼を気遣ってハンカチで 顔の汗を拭いてくれる。ここは教室の壇上であるというのに 大胆すぎである。それに周りの野次を全く気にしていないあたり、 スルースキルは無駄に高い。 アイリの視線はさらに鋭くなり、もはや人を睨み頃さん勢いに なってるのにも気付いてないようだった。 (ふむ。どうやら俺か榊原さんが殺されるっぽい展開だね。  つかなんでアイリの視線に気づいてないの榊原さん?  君、これから殺されるかもしれないんだよ?   自殺願望でもあるの? バカなの死ぬの?) そんな心配をよそに長かったロングホームルームは 終わり、ついに裁判のときが訪れる。 「榊原さん、ちょっといいかしら? 話があるんだけど?」 「え? なんでしょう、大切な話ですか?」 「いいから来なさい!!」 無邪気な榊原さんを魔界へいざなおうとするアイリ。 ただならぬ気配を感じた女子達は遠巻きにして 様子を見守っている。近くの席にいた男子達も 何事かと野次馬根性でアイリたちを見ていた。 946 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:29:04 ID:n0OBkfas 悠二はあわわ~、女同士の争いは怖いなぁ とか言いながら慌てていたが、 何も出来ず、榊原は屋上へと連行されてしまった。 悠二もその後を追う。 「どうして私と悠二の邪魔をするのかなぁ?  私たちの仲を知らないわけじゃないんでしょ?」 「ムグmグ……」 「ほらほら、どうしたのぉ? 言いたいことあるなら  何か言ってみれば? もっともその格好じゃ何も  しゃべれないでしょうけど…」 ドS口調なのがアイリ。ムグmグしてるのが榊原さん。 なぜか簀巻き(すまき)にされて口にガムテープを張られてる。 確かにこの状態では一言も話せないし、自由に動くことすら かなわないであろう。簀巻き用の布団と縄はどこから 持ってきたのか不明だが。 悠二は屋上へと続く扉をこっそりと開け、 中の様子を見守っていた(助けに行くつもりはたぶんない) 屋上は予想通りカオス空間と化していた。 悠二は一部始終をじっと見守っていた。 アイリの奴は榊原さんに情け容赦のない腹パンを 食らわし、弱った所を簀巻きにして現在に至るのである。 話し合いなどもってのほか、アイリの恋敵にはもれなく 腹パンとう名の制裁を加えることをポリシーとする悪魔だった。 947 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:30:12 ID:n0OBkfas 「悠二は私の婚約者なの。よろしいかしら?  あんたみたいな下劣な雌豚には不釣合いだと思わない?」 「ふごふご…」 アイリはゲシゲシと蹴りを食らわして榊原さんを苦しめてる。 (なんて惨状だよ。さっきまで元気そうにしてた榊原さんが  今じゃ簀巻き状態でアイリに足蹴にされてるなんて……。  なんだ……? 俺の中に新たな感情が宿り始めて…?) 悠二は下半身だけクールビスしたくなったが、 ギリギリのところで思いとどまる。 (榊原さんは運が悪かった。ただそれだけの話さ。支配者階級の  橘愛梨には勝てるわけないんだ。最初から俺と関わらなければ  こんなことにはならかった。ん? そう考えると俺が悪いのか?  榊原さんとメアドを交換したのは俺。じゃあなんだ? 俺のせい?  俺が彼女とイチャイチャしたいと思ったのはたぶん事実。  なら俺が間接的に榊原さんをいじめてることになるじゃないか……) 考えすぎると罪悪感という波に飲み込まれそうになる。 今はこの事態を収拾すのが先決。 いきり立った勇者が屋上に突撃した。 「アイリ!!」 「あっ悠ちゃん。どうしたの急に?」 アイリは榊原のパンツを脱がそうとしてるところだった。 榊原は嫌そうに暴れてるが、布団には縄がきつく巻かれている。 柔らかい太ももからゆっくりとショーツが脱がされていく所を 目撃し、悠二は一瞬だけ固まるが気を取り直す。 948 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:31:09 ID:n0OBkfas 「俺は馬鹿だったよ。アイリをこんなにも不安にさせちまった。  本当はアイリのことが大好きなのに。天邪鬼な性格のせいで  その気持ちをはっきり伝えなかった。……はは。大バカさ。  許してくれとは言わない。  でも、せめて抱きしめるくらいのことはさせてくれ」 「何言ってるの。もう嘘には騙されないんだから……」 「これでも嘘に見えるか?」 力強い男の腕に抱かれ、先ほどまでの魔性が失われていくアイリ。 握っていた榊原のパンツを落としてしまった。瞳からは 大粒の涙が零れ落ちる。哀しみではなく、悦びの感情から来る 暖かい涙だった。 「それじゃ仲直りのキスしようか? アイリ?」 「うん……!!」 昨日交わったばかりだというのに、エサを与えられた 雌犬のように尻尾を振るアイリ。それだけ彼の存在が 大切なのだ。彼以外には何も要らない。逆に言えば 彼のいない世界など、生きる意味がない。 「んんん~~~」 必死で彼の唾液を舐め取るアイリ。 ネチョネチョしたやらしい音がなんとも卑猥だ。 そんなに身長差はないのでスマートに唇が重なる。 余談だが、アイリが163センチで悠二が168(メイドは154) 949 :『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』:2011/10/07(金) 20:31:42 ID:n0OBkfas 「もういいか? 次の授業に遅れちまう」 「だめぇもう少しだけぇ……」 上目遣いでおねだりするアイリは美しかった。 年を越えた妖艶さすら感じるその色気に、 二人ははさらに情熱的に絡み合うのだった。 一応ここには榊原氏(ノーパン)もいるのだが、 気にした様子はないどころか、 二人は簀巻きの存在などもう忘れていた。 「大好きぃ~~~!!」 「ずっと一緒だぞアイリ……!!」 アイリが満足するまでキスという名の 唾液の交換を続け、結局次の授業には 遅刻してしまうのだった。

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