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404 名前:ツイノソラ ◆wERQ.Uf7ik[sage] 投稿日:2012/05/02(水) 12:54:19 ID:.h2W0rbs [2/5]
ホッカイドウへ向け、僕とケイの旅は続いている。
この日、とてつもない幸運があった。
走行可能なワンボックスカーを見つけたのだ。
ガソリンは未だ半分以上残っているし、バッテリーもあがってない。
――ツイてる。
これで、ずいぶん進めるだけでなく、夜間は比較的安全にやり過ごすことが出来る。
車の中には僅かだが食糧も積んである。
……察するに、これの所有者は死んでいるだろう。ここしばらくの不在を示すように、車中に、うっすらホコリが積もっている。
「これ、そんなに便利なのか?」
首を傾げるケイにも分かるように説明してやる。
「これで夜もセックス出来る。優れものだよ」
「……」
ケイはたっぷり10分は放心していた。
それから手を振って、
「ないない。カナメは、日が射さない内は絶対、挿れてくれない」
わかっているんだ、と言わんばかりに肩をすくめて見せる。
まあいい。今夜、身体に解らせてやる。
ちなみに、ケイの調教は順調に進んでいる。
多少の興奮状態なら、尻一つぶっ叩いてやれば冷静になるようになった。
僕は熟考し、よく考えた結果、市街地でガソリンを探すことにした。
日が落ちて来て、僕が運転するワンボックスカーは、七人のレイスを跳ね飛ばした。
ケイは大興奮のはしゃぎまくりで、
「カナメっ、あのメスブタ! あのメスブタを跳ねてくれっ!」
と大声で騒ぎ立てた。
一方、僕は少し複雑な気分だ。
僕には快楽殺人の趣味はない。
そして、レイスたちは元々は人間だ。
あまり、いい気分はしない。
「いいぞっ、カナメ! 女は世界にケイ一人だけで十分だっ!」
別に、ケイの指示で女のレイスを跳ねているわけじゃなく、レイスの方で勝手に飛び出してくる。
僕も避けてまで殺生を控えようとは思わない。それがこの無差別殺人の正体だ。
市街探索中、シャッター付きの車庫を発見したので、しばらくはそこを拠点として行動するつもりだ。
長く旅を続ける以上、用意しなければならない道具は沢山ある。
食糧はもちろん、医薬品、燃料、衣服、武器等も新たに手に入れる必要があった。
車庫の中は、数人のレイスたちの巣になっていたが、掃除はケイにやらせた。
先日の失敗を踏まえ、鉄パイプには布切れを巻き付けておいたので、血飛沫を辺りに撒き散らすこともないだろう。
405 名前:ツイノソラ ◆wERQ.Uf7ik[sage] 投稿日:2012/05/02(水) 12:55:07 ID:.h2W0rbs [3/5]
今日のケイは、きちんと僕の指示通りに動き、レイスたちを車庫から追い出した後、始末に及んだ。
ケイは、女のレイスに容赦ない。
車庫に巣くっていたレイスたちは一人残らず頭をかち割られたが、女のレイスに至っては、容姿が判らなくなるほど、念入りに暴行を受けていた。
僕はケイのその残虐性に眉をひそめながらも、車中からボウガンを撃ち、援護に徹した。
夜になり、比較的安全な車庫の中、車中の後部座席でこれからの展望をケイに説明する。
レイス掃除を終えたケイは上機嫌だ。
にこにこと僕の話を聞いているが、十分の一だって理解できないのはわかっている。
だから、ケイに出す指示は至ってシンプル。
「明日から、本格的に物質の収集を始めるよ。ケイは、僕の護衛。油断しないこと。いいね」
「うんっ」
取り返しのつかないところまで、馬鹿という名の病を進行させているケイだが、僕の護衛に関する限り、集中して抜かりはない。
話が終わった後は、ケイの衣服を脱がせ、消毒作業に入る。
返り血は浴びてないようだが、念のためだ。
消毒作業は100ppm濃度の塩素を使って行う。
もちろん、塩素は貴重品だが感染を防ぐため、出し惜しみしてはならない。
塩素水を付けた布で、たくましいケイの身体を拭き清めて行く。
身体能力に優れるケイの担当は専ら荒事だ。
汚れやすく、感染の確率が高い。
ケイを綺麗にする理由は、僕のためと労いの意味がある。
僕もそうだが、ケイの身体からは少し塩素の匂いがする。
顔から始め、髪、腕、胸の順に拭き清めて行く。
ほぼ毎日行うことだが、この時のケイは非常に安らいだ表情をしている。
実りのいいケイの胸を拭きながら感触を確かめる。
「んっ…」
ケイが熱っぽい息を吐く。
……少し、張りがある。
「ケイ、どう? 少し痛くない?」
言いながら、ケイの下腹部を軽く押す。
「んん……少し……」
生理が近いということだ。
身体能力に優れる第一世代のケイだが、生理期間中は少し運動能力が落ちる。
ケイがどうなろうが知ったことではないが、どうかしたい訳じゃない。
それに……
自衛軍との合流を第一目的に置く僕だが、以上の目的がない訳じゃない。
至上の目的は、子孫を残すことだ。
出来ることなら、第一世代の女性が望ましい。
もし、ケイが妊娠すれば、その子は第三世代……新しい人類だ。
それは新しい可能性を秘めている。
406 名前:ツイノソラ ◆wERQ.Uf7ik[sage] 投稿日:2012/05/02(水) 12:55:45 ID:.h2W0rbs [4/5]
その可能性の追求のためなら、僕は旅をやめても構わないとすら思っている。
車中では、欲情したケイが四つん這いになって、僕におしりを突き出している。
ケイは行為中、僕に抱きつくことはしない。
脆い造りの第二世代の僕は、強靭なケイにとっては壊れやすいガラス細工の人形だ。
いつからか、行為中のケイはこの姿勢を取るようになった。
ケイの大きなおしりは、膣もアナルも丸見えになっていて、膣口は濡れてランタンの灯りに鈍く光って見えた。
ケイの吐き出した湿っぽい吐息で、車中の窓ガラスが曇って行く。
「……」
愛撫してもケイは、喘ぎ声一つ上げない。
ただ、獣のような荒い呼吸を繰り返し、膣口から粘液を吐き出す。
日ごろの訓練の賜物だ。行為中の彼女は、とても静かだ。
丸く大きなおしりには、夕べ僕が付けた手形が、はっきりと残っている。
一度、指でイかせてから、白く濁った粘液をケイの膣全体に塗りたくる。
ペニスを出して膣口にあてがうと、それまで唇を咬んで快感を堪えていたケイは驚きに近い喘ぎを上げた。
「カナメ……?」
のしかかるようにして、ケイの中に一気にペニスを挿入する。
「うぎぃっ……!」
潰れたカエルのような呻きを上げ、ケイが絶頂する。
今回の絶頂は大きいようで、四肢が震え、膣内がぎりぎりと引き締まる。
構わず、僕はケイの膣を突き上げる。
車中に肉を叩く湿った音とケイが規則正しく上げる小さな喘ぎが響く。
ケイは全力で耐えているのだろう。全身を真っ赤にして、小刻みに震えている。
「……イけっ!」
ケイの大きなおしりを打ち据える。
「きひっ…!」
ケイはたまらず絶頂し、膣からは漏らしたみたいに熱い液体を吐き出した。
僕は、生きている。
旅の目的を遂げるのが先か、新たな可能性を得るのが先か。
ケイの中に大量の欲望を吐き出しながら、僕は、今日を懸命に生きている。
407 名前:ツイノソラ ◆wERQ.Uf7ik[sage] 投稿日:2012/05/02(水) 12:57:47 ID:.h2W0rbs [5/5]
乗ってきました。
ウィーク中になるべく進めます。
投下終了。
408 名前: ◆Uw02HM2doE[] 投稿日:2012/05/02(水) 16:54:44 ID:0/cKyfKA [1/8]
>>407 GJです!次も期待しています。
お久しぶりです。
投下させて頂きます。ペースは遅くなるとは思いますが、
休みの暇つぶし程度に読んで頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。