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408 名前:彼女たちの異常な愛情 第二話[] 投稿日:2013/03/10(日) 23:38:51 ID:JbFamRBk [2/6] 「へぇ、私に隠れてそんなことをしていたの?聡。」 とヤンデレぽく微笑んだりしてみるが、たいして怖くない。むしろかわいく見えてしまう。 こいつは本当に何がしたいのか。と考えてみる。 「おい、七海。」 「何?聡。私に謝る気でもできたかしら。」 「いやそういうことではなく、なんで俺なんだ。ほかにもたくさんいるだろ。いい男なんて。」 「なんでそんなこと言うの?私は聡しかいらないんだよ。」 「だってお前メンヘラってやつじゃないの?」 「あんなんのと、私のヤンデレを一緒にするなこのばかやろ。」 といきなり顔をまっかにして、七海はここの部屋が揺れるぐらいの大きな声でそう言った。 「だってあいつらなんて愛されたいとしか思っていないんだよ。わかる?最近はさ、聡。 ヤンデレとメンヘラの区別がついていない人が多すぎる。私の知り合いにもメンヘラがいるけど、そいつなんて本当に自分のことしか考えていない。大体今から会いに来てくれないと私は死んでしまいますって、勝手に死んでしまえよ。わかるか。本当にお前らのせいで私たちヤンデレがどれだけ肩身の狭い状況にいるのかよ。」 といきなりの熱弁をされたところで、 「いや、お前ら人殺すだろ?それがいけないんじゃないのかなと俺は思うのだが、そのところはどのようなかんがえで?」 「いやいや、わかってないな聡は。」 都ない胸を張られていても俺は困るだけなんですけど。わかってますか。 という俺の心境はむしして、七海はヤンデレについて熱く語っている。 はっきり言って、俺にはヤンデレの良さがいまいちわからない。だってそうだろ? とヤンデレのSSにあるまじきことを思いながら、こいつの話に耳を傾けてみる。 「わかりますか、あのひとを殺した時のあの表情が本当にいいんですよ。」 やっぱりこいつの話に耳をかすべきではないな。それが一番いいと思う。 「じゃなくて、なんで私はこんなに語っているの?話を戻すよ。へぇ聡は私に隠れてこそこそ、違う雌豚とあっていたんだね。」 「おい、雌豚という言葉は美しくないぞ。もっと正しい日本語を使いなさい。」 「はい。ごめんなさい。」と申し訳なさそうな顔をしていた。その姿が捨てられて犬みたいな感じで本当にかわいいと思った。もともと小柄なうえに普段の言動がとても幼いため、 実年齢よりもわかくみえ、しかも落ち込んでいるときは、その魅力を存分に発揮できることができる。実際、がんばってせのびして、ヤンデレぽくしているよりも、こっちのほう がかわいいのである。早くきずいてくれないかと思う。 「まぁ、それはいいとして、問題はその放課後からよ。聡。あなたはとても罪深いことをしてしまったの。わかりますか?」 409 名前:彼女たちの異常な愛情 第二話[] 投稿日:2013/03/10(日) 23:39:38 ID:JbFamRBk [3/6] 「はい。全然わかっていません。」 「よろしい。では昨日あなたが放課後にしていたことを述べなさい。」 はいわかりましたといい、俺は昨日の放課後について回想していた。 「ねぇ、聡君。今日の約束まだ覚えているよね。」 隣の席の島田美月さん。体つきは出ているところが出ている。本当に七海とは正反対の人物であり、ファンクラブまであるという。髪型は俺の好きなポニーテイル。もう何も言うことはない。 「いやいや、そんなうれしい約束を忘れる人なんて、いやしませんよ。」 「あら、君はいつも私のことを、忘れているものだと思っていたわ。」 「そんな、私がいつそんなことしましたか?」 「ふふ、私はいつでもあなたのことを見ているのよ。だって、あなたの心はいつもここにあらずみたいな感じなんですもの。ねぇ本当に好きな人だれなの聡君?」 「私はあなたが一番好きですけどね美月さん。」 「嘘。ついているでしょ。私にはわかってしまうのだから。私はあなたのことはとっても好きよ。そう自分のものにしたいぐらいね。」 「いやいや、こんな完璧超人が俺のことを好きになる理由なんてないでしょ。そんなSSや 最近のライトノベルではあるまいし。」 「あら、最近のライトノベルでも、デレないヒロインはたくさんいるのよ。」 「ほう。それはどんな作品なのかい?」 「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」 「あれはデレないうちに入っているのかい?」 「私の中では雪ノ下雪乃は最高のヒロインだと思うよ。私は早く二次元の世界に入る機会を作りたい。」 「ナーブギアでも作ったらどうですか美月さん。」 「それは、とてもいいアイディアね。それで私は、ゲームを作るわ。そして私はアスナ。あなたはもちろんキリトね。」 「そんな機械できたらのはなしな。しかも元ネタがわからないと何言っているのかさっぱりだと思うぞ。」 「いいのよ。これを読んでいる人なんて、少ないのだし。しかも読んでいる人はこれくらい知ってて当然でしょ。まぁしらなくてもいいじゃない。だってSSだもの。」 「あとでたたかれても知りませんよ。まぁたたかれるのは作者だけども。それよりも話がだっせんした。メタ視点なんて、めんどくさくなるのがオチだ。」 「何の話ですか?そうそうあなたが私のことは眼中にないというはなしでしたね。」 410 名前:彼女たちの異常な愛情 第二話[] 投稿日:2013/03/10(日) 23:40:13 ID:JbFamRBk [4/6] 「いえいえ、あなたのことは、だれよりも好きでいる自信がありますよ。」 「嘘ばっかり。そんなこと心の片隅にもないくせに。」 と言って、いきなり俺の耳元に来てささやいた。 「いま私のことを、思っていなくてもいい。でもいつかあなたは私なくては生きていけなくなりますよ。」 「そいつは結構なことですよ。美月さん。私はあなたに調教されるのが夢なんですから。」 と言って、窓の外の景色を見る。空はまっかにもえていた。 「もうすぐ夜になりますよ。買い物に行かなくてもいいんですか?」 美月さんは、優雅な微笑みで、 「ではいきますか。デートに。」と怪しくつぶやいた。 「さてと。聡。何か言うことはありませんか?」 ぜひ美月さんに調教されてみたいです。 なんて、いえるわけでもなく、俺はだまってみた。 「何も言わないなら私にだって考えがあるよ。」 それはどんな考えなのか教えてほしいね。どうせろくでもないことなんだろうけど。 と思いつつ、壁にかかっている時計を見て時間確認する。 10時50分。これは今日は遅刻だな。もう今日は学校にいかないと。 「私は、自分では言いたくはないけど、ヤンデレと言われてしまうからね。 君を自分のものにするならば、私は何でもやってみる予定だ。というわけでお前は 今から、私はキスをする。」 「でもおまえは、いつもそんなこと言っているけども恥ずかしくなっていつもほほにキスするぐらいじゃないかい。たまには唇にしてみたらどうだい?」 まぁここら辺は、はったりで何とかなると思う。というか、ならなかったら困る。 「だって、それは……何と言いますか……恥ずかしいじゃないですか。」 ものすごく正論を突かれてしまった。こいついったいなんなんだろうな。 「それでもヤンデレですか。七海さん。それだからメンヘラビッチと言われてしまうのですよ。わかりますかわかりませんよね。だってあなたは……………。」 いきなり黙ってしまったのは、ちゃんとした理由がある。それはとてつもなく深そうに見えて、いざ説明するとなると一言で終わってしまうものである。 そう。七海は俺にキスをしたのである。しかも唇に。それはとても柔らかかった。 「これで何も言えないでしょ。私のファーストキスを奪ったんだから、責任取ってくれるよね?だって私たちはキスしたんだから。」 「えっと、聡?大丈夫意識ある?おいおい。生きてますか?ちょっと反応ぐらいしてよ。」 とこいつのことは無視して、別に俺はこれがファーストキスというわけでもなかった。 411 名前:彼女たちの異常な愛情 第二話[] 投稿日:2013/03/10(日) 23:41:04 ID:JbFamRBk [5/6] こら、そこ。爆発しろとか思わない。あとそこは、爆弾をもってこない。 まぁそれは昨日のはなしになる。 「では聡君。私は今日何を買うか覚えていますか?」 と商店街を歩きながらそう尋ねる。 「確か……新しい水着だっだかな?」 「私はそんなこと一言も言ってないけれども。」 じゃいつ買うの? 「いまでしょ!とは言いませんよ。聡君。流行ネタはやめておきなさい。」 と言われてしまい軽くショックだった。それは流行だったのか。前からあったけどな。 「それはともかく今日は私の新しい洋服を買うためにあなたを連れてきたのです。」 「でもなんで俺なんだ。ほかにも付き合ってくれる人なんてたくさんいるだろうに。」 「あなたじゃないと意味がないんですよ。聡君。あなたのために買うのですから。」 とあと少しで顔と顔がくっつきそうな距離で美月さんはそう言った。 「まぁ、あなたが、私以外の人に見とれたら、その時は浮気とみなしますからね。」 「おう。美月さん以外に見とれる女子なんかそうはいないさ。」 と言いつつも髪型がポニテの人をついつい見てしまった。先生これは死亡フラグですか? 「聡君。ちょっと裏の路地でお話があります。来てください。」 といいながら俺の腕を強引に取り、路地に入っていく。つかまれた腕が悲鳴を上げている。 先生。これは死亡フラグでした。今までありがとうございました。 「さてと。聡君。言い訳や弁明だったら今聞きますけど。」 「あれですよ、美月様。髪型がですね。その美月様に似ているのでついつい見てしまったんですよ。これは不可抗力ですよ。もう百人中九十七人がそういいますよ。」 「残りの三人はそうは思うはないことよね。」 美月さんは、キックキックキックキック。とキックされていた。確かに俺が悪いけども。 「反省していませんね。聡君。顔を見ればわかります。」 「では美月さん。私は何をしたらよいのですか?」 そうですねと言い腕を組んで考えること三分。カップラーメンが作れたな。今の時間。 ちなみに俺の今のかっこうな正座です。足がしびれてきました。 「よし、私にキスをしなさい。」 「美月さん意味わかって言ってますか?」 キス。それは接吻ともいい、愛情表現のひとつ。人が自分の親愛の情。その他を示すために唇を、相手の額や頬、唇などに接触させる行為。 ということでしょ。と言って美月さんは唇を突き出した。 「あの、美月さん?それはどういう意味ですか?私にはわかりません。」 「つべこべ言わす、私にキスをしなさい。」 といって俺の胸ぐらをつかむと、俺は美月さんにキスをした。

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