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563 名前:『ある奴隷にまつわること』[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 23:46:02 ID:HBfDcCTc [2/8]
ダダダ
当たりに銃声が響く
ここは、戦場だ
今日の友がいつ死ぬ、明日の自分は生きながらえるか?
そんな、うたい文句が似合いそうだ
主「83出ろ、次はお前の出番だ。」
83とは、俺の名前…そう俺は奴隷だ
名前なんて覚えてない
ただ、番号で呼ばれているだけ【83】と
83「分かりました。」ガチャコン
ここの国は、医療分野が進んでいるためか、義手に武器を仕込んで闘うこと可能だ
普通、奴隷というと特攻隊というまぁ、己の命と引き換えに敵をヤルものをさせられる
どうやら、俺の主は俺を苦しむ姿見たさに、延命させるのだろう
この、義手がその証拠だ
前に、敵をヤルときに『何で、奴隷如きがその義手を…』といっていた
俺には、無駄にデカいだけで重いときてる
こんな、義手くれてやるからヤってくれ
人をヤルのも疲れた
この、戦争が終わったらどうなるか
まぁ、転売か義手だけ取り外しヤラるかのどちらかだろう
そう、思いながら今日も俺は人をヤル
564 名前:『ある奴隷にまつわること』[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 23:46:33 ID:HBfDcCTc [3/8]
彼を初めて見たときから、私は彼にぞっこんだった
逞しい肉体、灰色がかった瞳
全てが愛おしく見えた
同時に私は呪った
立場、そして我が国の今の現状に
くだらない
たった、自国が医療分野に特価してる国だからその知識を寄越せ、さもなくば戦争だ
国のバカ貴族どもは、戦争のおかげで儲けており、更に儲ける為にあと少しで終戦するところまで来ても、事態を悪くさせる
もう、この戦争に嫌気がさした頃に彼と出会った
戦争の道具として、貴族共が渡してきたのだ
彼には、名前がなく左肩に【83】と焼き印があった
その焼き印を見たとき、私は貴族に今まで以上の殺意が湧いた
その貴族は混乱に乗じてヤッタがな
いつだったか、私が女であると敵が聞きつけ私を大勢で襲い、洞窟に連れ込み、オカそうとした
その時、彼が駆けつけ敵を全員蹴散らした
この時、私は普段隠している容姿(彼には鎧姿しか見たことがない)をみた
一度、たじろぎ私の露わになっている姿に気付き、自分の革の服を脱ぎ差し出した
彼はなんて優しいのだろう
この出来事により、私は更に彼に夢中になった
565 名前:『ある奴隷にまつわること』[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 23:48:35 ID:HBfDcCTc [4/8]
それから、私は常に彼を側においた
主「フフフ」
私は、自分のテントに入り微笑した
そこには、大きな右腕がある
この腕は、彼のだ
闘いの中、敵に切られてしまった彼の腕…
発見当初、彼は虫の息だった
私が、義手を与える話をすると周りは、たかだか奴隷に勿体無いと言った
たかが奴隷?違う!私は愛する彼のために義手を与えるのだ
そしてつい先日、敵の陣地内にて発見した彼の腕を持ち帰った
趣味悪く、剥製になっていたが
この腕を枕にしたり、XXXしたりすると酷く興奮する
腕を切り落とした敵兵はまだ解らない
ただ、見つけたら彼以上の苦しみを味合わせてやる
ただ、それだけだ
そして、戦争が終わったら彼を私だけの物にする
例え、ほかの貴族が寄越せといっても寄越すものか
566 名前:『ある奴隷にまつわること』[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 23:49:12 ID:HBfDcCTc [5/8]
「無い、無い無い無い!!!!」ガシャン
敵兵「あ、あのお気を確かに軍曹どの。」
軍曹「五月蝿い!」ヒュン
敵/兵「」ゴロン
無いのだ。私だけの彼の腕が
敵側にいる【83】と記されている彼の腕が…
私が、彼と出会ったのはある貴族のパーティーの時だった
とても、ガッチリとした肉体だったのを今でも覚えている
あの時、私は貴族達の欲にまみれた話が嫌で隅にいた
その時、ある貴族の後ろにいた彼を見つけた
私は、その貴族に許可をえて彼と話した
それはもう沢山
彼には底知れぬ優しさが感じられた
この人を、買い取ろう
そう思い、家業である軍で稼ぎ、纏まった金と買い取る書類が出来た時に、彼のいる国とわたしの国との戦争が始まったのだ
私は、一時期
彼を諦めた
しかし、神は私に微笑んだ
彼と再び出会えたのだ
敵としてだが
更に、女の感がいう
彼の主
鎧姿で解りづらいが女だ
一度、兵に命令し彼女を襲わせた
だが、彼が助けた
やはり、彼は優しいだがその優しさは私だけに注いでほしい
567 名前:『ある奴隷にまつわること』[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 23:50:39 ID:HBfDcCTc [6/8]
ある日、私の兵が彼を襲いあろう事にも彼の大きな腕を切り落とした
私は、彼に簡単な止血をし自分だけの物にしようと持ち帰ろうとした時、物音がした
私は、慌てて切り落とされた腕だけを、拾いその場を後にした
彼の腕を切り落とした兵は、のちにバラバラにし苦しませた
私は、彼の腕を高い技術を持った剥製技師に頼み剥製にして貰った
一部であるが、彼がいる
それだけで、私は満たされていた
しかし…
軍曹「油断したわね…お父様に呼び出された時も持って行けば良かったわ」ギリ
そう、私が少しこの場所を開けていた時に恐らくあの雌豚が持ち帰ったに違いない
なら
軍曹「明日の明朝…敵側に奇襲をかけます。それで、戦争を終わらせましょう!」
敵兵S「うぉー!!!」
戦争が終わったら、彼を奪ってやる
そう、誓った
568 名前:『ある奴隷にまつわること』[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 23:52:14 ID:HBfDcCTc [7/8]
丁度その頃~
主「明朝にて、奇襲を敵に欠け一気に畳みかける!異論があるものはあるか?!!!」
主「無いな!よし、解散!」
待っていてくれ、【83】いや、ハニー
これで、お前は私だけの物だ
いざとなったら、私と一緒に逃げよう!!
こうして、一人の奴隷を賭けた闘いが始まる
83「寒気がするな。」ゾク
『奴隷と禁断のヤンデレ物語』
中学館より20XX年5月5日発売予定!!
予約特典で、【83】タトゥーシール付き!
君は狂気に満ちたヤンデレ娘を目にする
END