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264 :ヤンデレウィルスに感染してみた [sage] :2008/06/16(月) 01:11:04 ID:vTbj9rqy 『heartshot』 Aim――HeadShot 今日も一匹、主に擦り寄ってきた醜い肉の塊をモノに変える。 弾けた頭部が、醜悪な肉塊のくせに割りときれいな花を咲かす。 この肉を沈めたのは、まあ、予防だ。 これ以上近づかれては目障り、それで十分。 前の前の汚物は主の唇を奪った、だから撃った。 撃ったといっても口を広げてやっただけ。主を汚した唇と引き換えに。 風穴開いた大口なら馬の×××も咥えられるだろう、ビッチにはお似合いだ。 明確な罪状があるのはそいつだけ、だと思う。多分。 主がまるで誘蛾灯かのように、蟲は寄ってくる。 何匹狩ってもきりがない、次から次へと沸いてくる毒蛾ども。 一匹一匹撃ち落すのはいささか面倒ではあるが、主との二人だけの世界のため。 苦労があるからこそ、喜びもひとしおだ。 二人きりの時間、主と私の至福の一時。 油断した。 少しペースをあげすぎたか、犬どもに嗅ぎ付けられた。 見つかってからの奴等の対応は意外と早い、思ったより優秀。 それが鼻につき逃走途中に数人を地獄へと突き落とす。 仲間を殺され怒った奴等は数を増し、あげく特殊部隊までご登場。 どっちが悪いのかも分からないのか、所詮犬だ。 そして愛の逃避行は終わりを告げる。 囲まれた、地上は盾を持った亀に包囲され、高所にスナイパーが3人、スコープから主を視姦する。 後数分もしない内に主は狙撃され死ぬだろう。 それは嫌だ、とても嫌なことだ。 けれど、主を他人の手に渡すことはもっと嫌だった。 だからせめて、最後は私の手で。 そこで気づいた。気づいてしまった。 私では主の心臓を打ち抜くことができない事に。 その時、音速を超えた鉛が主の胸を貫いた。 Aim HeartShot 正確に心臓を貫かれ開いた穴から血液が噴出し私へ降りかかる。 ああ、なんて、あたたかい…… 私を離すことなく、膝から崩れ落ちる主。 HeadShot 主は頭部の半分を亡くし絶命し、私は地面へ放り出された。 広がる主の血の海に沈みながら、主の匂いに包まれながら私は願う。 もしも、生まれ変われたのなら、私をもう一度主のモノにしてください、と。

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