322 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:19:07 ID:hZWgCSrL
『痴漢とヤンデレ:エクスタシー』

平凡なサラリーマンとは、おそらく俺のことを言う。そう、この俺、『麻生忠雄(あそう ただお)』。
この現代日本の男の平均値を搾り出してみよう。ほら、君も俺の顔を思い浮かべることができるはずだ。
平平凡凡な顔、身体、運動能力。なにも秀でたところなんてありゃしない。社会の歯車でしかない二十六歳。
それなりの人生を生きて、それなりに死んでいく。そんな未来しか見えてない。
スリリングな生き方に憧れた若き日もあったように思うが、今ではもうそんなこと、忘れてしまった。
……それにしても、俺は今いつも通りの満員電車に乗って通勤している。が、何かが変だ。
いつも通りではない。
揺れる電車の中、俺は一人の女子高生と密着状態にある。
その子は某名門女子高に遠くから電車で通っている娘らしく、俺は何度か電車内で見かけていたし、密着状態も一度や二度のことではない。
それはそうだろう。どの車両に乗るかは、意識的にせよ無意識的にせよ、だいたいは決まっているものだ。
その女子高生ははっきりといえば地味で、おとなしそうな少女だった。大柄でも小柄でもないのだが、オーラとも言うべき存在感にかけていて、体格よりも小さく見える。
髪は黒で、後ろで大きな三つ編みにしており、今は俺の胸をうっとうしくくすぐってくる。
顔はあまり眺めたことは無い。おそらく俺と同じ、平平凡凡なのだろう。眼鏡をしているという情報しか、俺の頭には残っていない。
制服の着こなしも地味以外の何もいえない。スカートは校則にきっちり準拠しているであろう膝丈。脚はハイソックスで覆い隠されている。
本来なら、俺は密着状態であろうがその少女になんの興味も示すことは無かった。
だが、今日は違った。
少女の背中に密着している俺だが、その首筋を見下ろしたとき、強烈なフェロモンを嗅ぎ取っていた。
そのフェロモンに当てられて、俺の理性に皹が生じたのだ。
……その首筋、舐めたい。



323 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:19:38 ID:hZWgCSrL
いや――いけない。
俺は平凡なサラリーマン。そんな痴漢行為を働けば、いちやく変態サラリーマンの仲間入りだ。
せっかく婚約して同棲中の恋人もいるのに、俺は職とともに全てを失ってしまう。
――そもそも、あいつがいけないんだ。
俺はフィアンセである、『一条美恵子(いちじょう みえこ)』を思い出す。今は俺の部屋にいるだろう。何をしているかは知らない。
「忠雄さん! ……こ、このいかがわしい読み物は一体なんなのですか!? わたくし、忠雄さんがこんなにいやらしい方だとは思いませんでした!」
ある日、俺の秘蔵の人妻本を発見した美恵子が叫んだセリフである。
一ヶ月ほど前から同棲を始めた美恵子は、真っ先に俺の部屋をガサ入れし、上記のものに類似したセリフを連発してあらゆるオナネタを捨ててしまったのだ。
曰く、「忠雄さん、わたくしという婚約者がありながら、なんですの! このいかがわしいサイトの観覧履歴は!」
曰く、「忠雄さん、このティッシュはなんでございますか! ゴミ箱を妊娠させるおつもりですか!」
曰く、「ああいやらしい! わたくし、このようないかがわしいビデオが世に出回っているなどとは、つゆほどにも知りませんでした!」
曰く、「わたくしの目の黒いうちは、不潔な行為を一切ゆるしませんわ!」
美恵子はつまり、俺にオナ禁を強要した。
ならば恋人なのだから、俺の下半身の世話を美恵子がしてくれるのかと思えば、その期待は間違っていた。
「まあ、まさか忠雄さんは婚前交渉をお持ちになろうというの!? この美恵子、そんな軽い女ではございませんわ!」
美恵子は、思うに、古風すぎるにもほどがあるのではないか。
いや、事実現代では珍しいほどの箱入り娘だ。しかし、ネットも大衆雑誌も無しの生活が、ここまでの堅物を生み出すのは予想外だった。
昔――俺が大学生のとき、当時高校生の美恵子の家庭教師をつとめたとき。これがきっかけで俺達は恋人になったのだが、俺はこの時点ではこれも魅力だと思っていた。
実際、美恵子のこういう世間知らずなところは俺は好きだ。
俺は箱入り娘の親に家庭教師を任命される(美恵子の父は、俺の大学の教授だった)程度にはまあ、高学歴というかインテリと言える人間だったので、美恵子とは知的な分野の話が異様に合った。
下品な外国文学の話ではない。日本の古きよき文学について、二人で話し合った。俺達は互いに惹かれあい、今に至る。
思えば、文学の話で結びついた俺達が性的なものの見解に相違があるなど、当たり前だ。
世の中、こういうことで別れてしまう、言うなれば『夢を見ていたカップル』がたくさんいるのだろう。
……とまあ、こういう理由で俺は一ヶ月オナ禁であるので、性欲は十分すぎるほどに溜まっていた。
もちろん、美恵子のことは愛しているし、美恵子だってたぶん俺を愛している。――愛しすぎているくらいで、俺がテレビの女優をきれいだと褒めただけでそのテレビをスクラップにしたくらいだ。



325 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:20:12 ID:hZWgCSrL
その後、ストーカーや無言電話の被害でその女優が活動を休止したのは、偶然だろうか。文学的に考えると、美恵子の生霊が……? いや、ばかな。
とにかく、俺は目の前の地味な女子高生に、すさまじいまでに魅力を感じていた。
ごくり。唾を飲み込む。
いや、なにやってんだ俺は。美恵子のためにも、俺は善良なサラリーマンで有りつづけるべきだ。教授からたくされたあの箱入り娘は、俺以外の人間では手におえないだろう。
それに、美恵子は一人では生きていけない。あの性格では一生社会に出られはしない。俺が養ってやらないと、だめだ。
そう、ここで社会的地位を失うわけにはいかない。
と、ここで違和感に気付いた。
ちらちらと、女子高生が『下』を気にしている。
『下』?
俺は下を見る。
おおーっ!!!!??? NO!
俺の股間のビッグマグナムは見事に肥大化していて、少女の背中をつんつんとつついていた。電車が揺れるたびに、マヌケにも当たっている。
恥ずかしそうに顔を赤らめながら、少女は俺に態度で訴えた。
だ、だめだ……。
謝ろう。ここは謝るしかない。
しかし、無情にも電車の揺れは絶妙なタイミングで強化された。
「――うぁ!?」
倒れそうになる。まずい、何かに捕まらねば!
「んっ……」
ぽよん。……ぽよん?
なんということか。おお、神よ。それほどまでに俺をスリリングな世界に導こうとしているのですね。
俺は見事に少女の胸を掴んでしまっていた。なんというか、柔らかすぎて一瞬別世界のものかと思った。っていうか、死んだかと思ってしまった。
その感触は、まさに天使。肉肉しいというか、俺の身体にはない女っぽさがどうしようもなく俺の興奮を促進した。
こういう地味な娘も、エロい身体してるもんなんだなぁ、と、なんだか感無量だ。
っていうかさ……ああ、俺、捕まったな。
今時さ、こういうセクハラ行為はな。すぐに警察行きのフラグが立つわけなんですよ。そうです。俺は人生終わりました。
皆さん、さようなら、さようなら!



326 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:20:43 ID:hZWgCSrL
……と思ったが、ずっと少女の胸を掴んだまま放心していたにも関わらず、少女は何もしない。
後ろから顔を覗き込むと、ただ顔を赤らめてうつむいているだけだった。
――俺の理性は崩壊した。
「――っ……!」
制服の上から、強く胸をもむ。少女は声にならないうめきを上げた。痛いのだろうか。
相変わらず柔らかくてとろけてしまいそうなエロい肉体だ。
股間のマグナムも、腰にすりつける。腰周りの肉も、ほどよくついている。気持ちが良い。
ぴくぴくと振るえる少女がなんだか可愛らしく、平凡なはずだった俺に眠っていた加虐心に火がつく。
制服の中に、下から手を突っ込み、ブラをずらして生乳を触った。
「はぅ……!」
手が冷たかったのだろう、少女はびくんと跳ねた。
周りの目を気にして見る。みな、背を丁度向けてくれている。俺達を見ている人間などいない。好都合すぎる。
俺は差し込んだ右手ですべすべの肌をひとしきり楽しみ、胸をちょいとつまんだ。
さらにうつむく少女。顔はゆでだこのように真っ赤だ。そんな少女にあまりに魅力を感じる。そうか、俺は変態だったのだな。
胸を、外側から円を描くように撫でてゆき、徐々に中心部に向かっていく。手触りからの推測だが、少女の胸には強いはりと弾力があり、なかなかのサイズながらもつんと上を向いている。
おそらく、俺の思ったとおりの場所――この円軌道の終着点こそが、少女のイチゴの生った場所なのだ。
「ひっ!」
しゃくりあげるように少女が小さく叫ぶ。その声は電車と、多すぎる人々の騒音に容易にかき消された。
俺の指が少女のピンクの果実に行き着いたのだ。色は見ていないが、どう見ても処女だし、なんとなくのイメージで、ピンクだとしておく。
乳首を指ではさみこみ、ちょいとひっぱった。
ぴくりと少女が反応した。
それに気をよくした俺は、くりくりと乱暴に弄ってみる。
「はぁ……ぁ……ぅ……」
あまりの羞恥心に、少女は興奮して息を荒くしていた。
乳首に刺激を与えるたびに、少女の口から声がもれ出る。
俺は、「感じてんのか? 淫乱な女だぜ」と言えるほど自分に自信は持っていない。
俺の手が冷たいからとか、屈辱だからとか、人前だからだとか、そういう羞恥心などの新鮮な刺激が少女を興奮させているのだ。
俺のフィンガーテクで少女が感じているなどとは、どうにも思えない。
が、それでも気分はいい。少女の反応は、痴漢もののAVで見たようなものよりよほど初々しくて可愛らしくて、エロい。
空いた左手も使おう。



327 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:21:13 ID:hZWgCSrL
俺は大胆にも、少女の長いスカートをめくり上げ、少女のたっぷりとした尻を下着の上からつかんだ。
「んくっ……」
少女は脚を震わせて緊張を示した。拒絶の意か。
ならば、と、俺は胸を思いっきり乱暴につかみ、乳首を高速で擦り上げた。
「――っ!?」
ぴくんと少女の身体がはね、下半身への注意がそれる。その間に、するりと手を滑り込ませ、下着の中に手を差し込んだ。
もちろん、最初から急いで秘所に突撃などはしない。まずはその柔らかい尻の感触を味わうのが礼儀と言うもの。
左手で、丁寧に、ねっとりと、絡みつくように尻の肉をもみしだく。
直接触れる少女の尻はすべすべで、指に張り付くように肉質が見事な感触をかもし出していた。
「ぁぅ……ぅぅ……」
少女はもはや抵抗を示さず、俺にされるがままだ。上では乳首を弄られ、下では尻をもまれ。
おそらく人生でも最大級の屈辱だろう。
さて、肉感は味わいつくしたので、そろそろメインディッシュといきますか。
俺は左手をスライドさせ、股間に差し込んだ。
脚の付け根をすりすりと摩っていく。
「くぅ……ん」
少女の顔を後ろからまた覗き込む。あそこに触れる瞬間の顔が見てみたいからだ。
今の少女は、真っ赤な顔で、目を硬く閉じている。恥ずかしさに顔から火が出る勢いなのだろう。正直萌える。いや、燃える。
では、いただくとします。
「――ん――っ!?」
少女の茂みを探し出し、割れ目に指を当てた瞬間、少女の身体が大きくのけぞって口が開かれた。少女は声を抑えようと必死で、持っていたハンカチを噛んだ。
声にならない叫びが歯と歯の間から零れ落ちる。
ああ、いいよ、きみ。その大きさだと、周囲には聞こえない。
「ひぐ……ぁう……ひっ……!」
ちろちろと、弱い力で、じらすように花弁を弄くりまわす。
まだ本格的な性感帯は攻めない。ゆっくりと、反応をうかがいながらが良い。
ぐちゅぐちゅと、いやらしい音が響く。――実際には響いていない。周囲の騒音にかき消されている。
少女のそこは、既に濡れていた。まさか、俺の乳首攻めで本当に感じてしまったのだろうか。
いや、防衛本能というやつだろう。危険なときこそよく濡れるというらしいし。レイプの時が一番濡れるとも聞いた。



328 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:21:44 ID:hZWgCSrL
少女は顔を上に上げて口を大きく開けて激しく息をしている。
肺から空気が押し出される感触があるのだろう。
そろそろいいか。と、俺はさらにその股間をまさぐり、小さな突起をみつけた。
「ん――!!!」
今までで最大の反応。俺がクリトリスをつまんだ瞬間だ。
少女は身体を大きくのけぞらせてびくびくと震えた。
おそらく、達してしまったのだろう。
早いな、つまらん。
俺はお構いなしに、クリトリスをさらに弄くりまわした。
「ひぐぅ……!?」
少女はついにこちらを向いて、抗議の目を向けた。初めて目が合った。
赤く染まった頬には、涙が流れ落ちていた。少女のその姿は、今まで見た誰より――美恵子より、美しいとさえ思った。
「イッたばかりなのに……!」とでも言いたげなその顔を無視しながら、俺は手をさらに加速させた。
「はぅ……あ、あぁ……!!」
少女の声が徐々に大きくなる。おいおい、周りに聞こえるぞ。
だが、誰も俺達を気にせず、吊り革を持ちながらうとうとしている。なんという平和ボケした連中だ。
もう、いいや。捕まってもかまわん。俺のやりたいこと全て、完走してしまおう。
俺は乳首を弄っていた右手を引っこ抜き、スカートの下に動かした。
左手ではクリトリスを弄ったまま、右手では、少女の割れ目を蹂躙し始める。
「ぃ、あぁ……ぅん……くあ……!!」
よほど気持ちよくなってきたのだろう。少女の腰はただの震えではない上下運動を始めていた。
少女はもの欲しそうに腰をくねらせ、その花弁は蜂を誘い、蜜をしたたらせていた。
ぱくぱくと何かを求めて開いたり閉じたりしている少女の秘所に、俺はついに指を……!
『×××駅ー! ×××駅ー!』
なんとっ!
車内アナウンスによって、俺は指を止めた。それは俺の降りる駅だ。
俺ははっと理性を取り戻し、少女から手を離してカバンを拾いあげ、電車から駆け下りた。
車内には少女を残したままだったが、気にしてる場合はない。
顔を覚えられた可能性は有るが、明日から車両を変えればいいだけの話。現行犯でもなければ証拠不十分だ。少女を避ければいいのだ。
とにかく……。
俺は駅のトイレに駆け込み、その個室で抜いた。
ありえない量。丁度アトリエかぐやで描かれるほどのレベルで出てしまった。
今までこれほどに女に欲情したなど、恐らく初めてではなかろうか。美恵子にすらここまで欲情はしたことない。
というか、美恵子はロリだ。
あの少女のように成熟した体はもってはいない。
……その違いが、俺の脳を締め付ける。もしかしたら、俺は明日も少女に痴漢行為を働いてしまうかもしれない。
自分の中の『悪』が間違いなく俺自身の身体を蝕み始めていた。



329 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:22:21 ID:hZWgCSrL
仕事を終えて、家に帰る。どたどたと慌てて美恵子が飛び出してきて、俺に抱きついた。
ああ、美恵子。なにもかもが懐かしい。
「……ん」
「どうした、美恵子」
「忠雄さん、あなた……浮気をしましたね」
「……!?」
俺は答える暇もなく、組み伏せられていた。玄関のタイルが冷たい。
美恵子は俺の腹に馬乗りになり、ヒステリックに叫ぶ。
「どうしてですか! どうして……忠雄さんには、わたくしがいるのに……! そんな雌犬の匂いと、精子の匂いを漂わせ、わたくしに対するあてつけなのですか!?」
「いや、違うんだ美恵子、誤解だ!」
「なにが誤解ですか!」
そうだ、何が誤解なんだよ、俺。全部俺が悪いんだ。美恵子の誤解なんか、なにもない。むしろ正しい。
「忠雄さん……わたくしが間違っていたのですね」
だが、美恵子は急にもうしわけなさそうな顔をして俺に謝り始めた。
「忠雄さんも、一人の男性です。やはり、将来的にではありますが、妻であるわたくしが……その、下のお世話も、しなければならないのですね……」
美恵子は、顔を赤くしながら自分の上着をめくり上げた。
ぺったんこで、ブラすらつけていない胸が剥き出しになった。あの少女と比べると、いささか迫力に欠けるだろう。
しかし、婚約者の今まで見たこともないような部分を見た俺のベストフレンドは、またまた天を目指して背伸びをしていた。
一発だしただけじゃ、一ヶ月の蓄積はなくならなかったと言うのか。
「忠雄さんの……」
ごくりと唾を飲み込み、美恵子は俺のズボンを剥ぎ取った。露出したマグナムを小さな手で掴む。
「ふごっ!!」
驚いて変な声を出してしまった。美恵子が俺のマグナムをぺろりと舐めたのだ。
「ああ、これが忠雄さんの……夢にまで見た、忠雄さんの……」
「お、おい美恵子、まて!!」
「忠雄さん、忠雄さん……!」
俺の声なんてまるで聞いてはいない。美恵子は夢中で俺のモノを舐め上げていた。
まるで大好物のアイスにでもしゃぶりつくように、小さな口で必死にむしゃぶりつく。



330 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:22:51 ID:hZWgCSrL
「わたくしも、忠雄さんと同様に我慢していたのですよ……。でも、もう限界でした。忠雄さんが他の女に取られるくらいなら、こんなくだらない主義は捨てることにします!」
……なんつーか。俺達は空回りしてるんだなぁ。と、つくずく感じた。
そういえば、美恵子は俺のモノを舐めている。ということは……。美恵子の尻はこっちを向いている。
俺は美恵子のスカートを掴んであげ、尻を露出させた。
二十四歳にしてはちいさくて可愛らしい尻と下着。
「た、忠雄さん……!?」
「我慢してたんだろ? なら、俺もご奉仕してやるよ」
下着を一部だけずらし、割れ目だけを露出させ、人差し指で触れた。
「ああ……!」
ぴくんと美恵子の尻が跳ねる。あの少女にしたときとは違って、声を押さえる必要がない。美恵子の、小さな少女のような声が心地よい。
花弁を指で押し広げ、中を確認してみる。
「た、忠雄さん、見すぎですよ! ……そんなところ、汚いでしょう!?」
「いいじゃないか。綺麗だぞ、美恵子」
ピンク色の膣が見える。俺はそこに人差し指を先っぽだけ入れ、ゆっくりかき回した。
「はぅ……ああっ!!」
ぴくぴくと、美恵子は反応する。その間にも俺の股間の怪物を小さな手で擦り上げるのは継続させている。
「お前、相当な淫乱だったんだな」
「ひぃ……い、言わないでぇ……!」
弄れば弄るほどに、美恵子の秘所からは蜜が溢れ出し、俺の顔に滴り落ちていた。
「俺の指を必死でくわえ込んで、可愛いまんこだ。お前にそっくりだぞ」
「わたくしの……一部なのですから……あっ……あたりまえ……です……!」
可愛い幼な妻(二十四歳なのに、外見は十四歳くらいに見える)への愛情を俺は完全に取り戻しつつあった。
あの少女の肉体に欲情した俺自身が、もはや嘘のようだった。
そうだ。
やはり、あの少女には絶対に近づかないでおくべきだ。
俺にはもう、こんなに魅力的な妻がいるじゃないか。



331 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:23:22 ID:hZWgCSrL
次の日。
なぜ、こんなことになっているのか。
俺は再び少女と密着していた。
車両は変えたはず。
……まさか!
少女も俺を避けるために車両を変え、それがたまたま同じになったとでもいうのか?
いや、それにしてもできすぎている。
同じ車両でも、ここまで満員電車のなかで密着などできるか? 移動も制限されているのに。
少女がわざとここに来たとしか思えない。
「……あの」
「!?」
びくりと、今度は俺の肩が跳ねてしまった。
少女が話し掛けてきたのだ。
何を言われるのだ。まさか、俺の痴漢行為を携帯ムービーに収めたから、神妙にお縄につけというのか?
それとも、俺を脅すのか? 金を出せと。なら、昨日大人しかったのは演技で、この少女はとんだくわせものか?
「あなた、麻生忠雄さんですね?」
「……ご、ごめんなさい」
俺は反射的に謝っていた。なんと、少女は俺の名前を知っていたのだ。馬鹿な! 調べたのか? それとも、毎日同じ電車に乗っているからいつのまにか知られて……。
ごまかすのももう無理だろう。しらばっくれるよりは、素直に謝ることにした。
「あなたは……犯罪者です……。それは、わかります、よね?」
丁寧な口調で少女が問い詰める。あまり怒っているようには見えない。感情の起伏が少ないタイプなのか。
それとも冷静に見えているほうがむしろ本気で怒っているというあれなのか。
「はい……どのような処分も甘んじて受けます」
もう、諦めた。
俺は小心者だ。こんな局面で対抗しようなんて気は起こらない。
「なら……」
少女は俺に何かを突きつけた。――って、ナイフ!?
「静かにしてください。これから私の要求を言いますから」
こくこくと、俺は必死で頷いた。
「まず、私は『近衛 木之枝(このえ このえ)』といいます。名前を復唱してください」
「こ……このえ」
「そうです」
少女は満足そうに微笑んだ。


332 :痴漢とヤンデレ:エクスタシー  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/30(日) 13:24:05 ID:hZWgCSrL
「麻生忠雄。名門国立××大学文学部卒業後、御神グループの系列である某大会社に入社。徐々にその能力を認められ、将来有望なエリートサラリーマン。その性格は真面目で、容姿とあわせて癖が無く、平凡そのもの。婚約者が一人存在。
 名は、一条美恵子。その父は××大学文学部教授であり、彼の著書はロングセラーを多数たたき出す、かの有名な一条博士。……すばらしい経歴ですね。あなたのような方が、犯罪者などとは、世の中悪くなったものです」
「そ、その通りです……」
なんで、俺の情報がこんなに……! 馬鹿な! 一日やそこらで、俺の顔をチラッと見ただけで?
前々から調べてないとこうはならないんじゃないのか?
俺は、この少女……木之枝に底知れない恐怖を覚えた。腰が抜けて、まともに声も出ない状態に追い込まれる。
木之枝は、俺にさらに身体をすりつけてくる。
――そして、その手が俺の股間を掴んだ。
「あなたのような犯罪者はほうっては置けません。よってこれからは私が管理させていただきます。わかりましたか?」
頷く。
「これからは毎朝、この時間のこの車両に乗ってください。そして、私のいる場所まで移動してください」
頷く。
「それからは私が監視します。私以外の女性に手をだしてはいけませんから、これからは私だけに痴漢行為を働くこと。これは、あなたのような犯罪者の性欲の捌け口を身を持って勤めるという、私なりの犯罪の抑止です。いかなる感情的行為にも当てはまりません」
頷く。
「これらの要求に逆らえば、分かりますよね? 順調な人生の素晴らしさは、失ってから気付くものなんですよ」
頷くしか、なかった。
「では、最後の要求です。私に昨日の続きをしてください」
もはや、恐怖で逆らうなどという選択肢は消えていた。

ああ……俺の人生、終わったな。

注:くれぐれも、痴漢は犯罪です。
最終更新:2008年11月30日 13:49