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460 :幸せになったメイドさん ◆mkGolZQN7Y :2008/12/07(日) 17:45:35 ID:RYs32Fbz
「俺さ、明日デートの予定あるから夕食の用意はしなくていいよ。彼女とどこかで食べてきちゃうから」

いつも一緒に日々を共に過ごしてきた家族同然のメイドに向かって、彼女の雇い主である男は喜々とした表情で意中の相手と明日デートすることを話した。
彼は長らく思い続けてきた女性に勇気を出して、
「よ、よかったら明日一緒に遊ばない?」
と今日ようやく言うことができた。
突然そんなことを言われて彼女も最初は戸惑っていたが、少し考え込むと
「うん、いいよ!でも、約束破ったりしたらひどいんだからね?」
と可愛らしく微笑みながら答えてくれた。
今その光景を思い出すだけでも顔が自然とにやけてしまう。主人としての威厳が。
しかし、明日のデートを想像するとどうしても頬が緩むのを抑えられない。
ニヤニヤと明日のデートへ思いを馳せている主人を余所に、メイドの少女は顔も向けずに抑揚のない声で答える。

「旦那様。その件ですが、先方からなかったことにして欲しいとの連絡がございました」

「え……?だって今日『いいよ!』って言ったばっかりで……」
先ほど約束したばかりの彼女がいきなりそんなことを言うとは何事だ。
驚き、慌てて彼女の方を振り返ると彼はかすかな違和感を覚えた。
デートは中止にするとの旨の電話が掛かってきたと彼に伝えた彼女の顔はあまりにも無表情で、能面か何かのようだった。
「旦那様……女中風情の私が申すのは差し出がましいことでしょうが、あの御方と交際なされるのはあまりよろしくないかと。
旦那様は何よりも気高く、何よりも麗しく、何よりも優しい心をお持ちになった素晴らしい御方です。
その貴方様がせっかくお誘いになられたのに、それを軽々しく袖にするとは見下げ果てた方です。
そう、あんな女など……しまえば……いえ、何でもございません」
今男に対して忠告、あるいは警告をしている彼女は確かに普段と違っていた。
彼の話を楽しげに聞くいつもの穏やかな表情は今の彼女にはどこにも窺えない。
むしろ、そう……まるで激しい怒りを吐き出す寸前で何とか平静を保っている危うい顔をしていた。
端正な顔を眉一つ動かさずに淡々と喋り続けるその姿に違和感を覚える主人を置いて、彼女は冷たい口調で話し続ける。

「とにかく。旦那様には自分が騙されているかもしれないという自覚が足りていないように見受けられます。
旦那様はとても立派な御方。それ故に身の程知らずの恥知らずな女性達が、常日頃、息を潜めて貴方様を狙っているのです。
それに昔から『女心と秋の空』と言われるように、女の抱く思慕の情など移り気なもの。
もし、旦那様の眼鏡に適うような女性と交際をすることになっても、その方が本当に貴方様のことを想っておられる保障などどこにもないのですよ?
思慕の情を持たない相手にも金次第で簡単に股を開き、相手に飽きたら次々と交際相手を乗り換えるという呆れた女性達が世間には蔓延っているようですね。
一片の穢れもなく、清らかな身体のまま健やかに育ってきた旦那様にとってそのような方達は毒以外の何物でもありません。
彼女達に気を許したら最後。きっと貴方様を悩ませ、苦しませ、全てを蝕み、元の色が分からなくなるまで汚し、そしてボロ雑巾の様に捨てるでしょう。
決して貴方様をそのような不埒な輩に渡すわけにはいきません。そう、例え何があっても絶対に……」
過剰なほどに自分の主を褒めちぎり、それとは逆に今の女性が低俗な恋愛観を持っているかを力説する彼女の顔は俯いていてよく見えない。
だが固く握り締められたこぶしはプルプルと震え、彼女が何かに対して怒り狂っていることは男にも分かった。
しかし、彼には普段あまり感情を表に出さない彼女が一体何に対してそこまで憤りを感じているのかまでは理解できなかった。
最も理解していたところで彼の運命は変えることはできなかったに違いない。



461 :幸せになったメイドさん ◆mkGolZQN7Y :2008/12/07(日) 17:48:30 ID:RYs32Fbz
「どうしてもとおっしゃるなら、旦那様にそのような女性達の思惑を見抜き、誘惑に誑かされぬ屈強な精神を作っていただく必要があります。
そう……例えばこんな状況になったら旦那様はどうなされますか?」
言い終わって顔を上げた彼女は笑っていた。
いつも一番傍にいて、最も多くの時間を共にした男でさえ見たことのない妖艶な暗い笑みを浮かべて。
そして彼女は身に纏うメイド服に手をかけ、ゆっくりと一枚一枚丁寧に衣服を脱ぎ捨てていく。
まるで飢えた男を挑発するかのような淫らな動きを彼の目に焼き付けるために。
均整の取れた美しいプロポーションをメイド服の下に隠していたが、今それは月明かりの元に全てが曝け出されている。
メイドの思惑通り、自分の主人はただポカンと口を開いたまま、視線を外さずに食い入るように見つめることしかできなかった。
その様子を見て、一子纏わぬ生まれたままの姿になった彼女はおかしそうにくすくすと笑い声を漏らす。
「さぁ、旦那様。こうやって体を使って迫るような悪いオンナは早く振り払ってください。ほら……」
そう言うと彼女は出来る限り素早く、しかし主に痛みを感じさせぬように優しく押し倒す。
突然メイドが衣服を脱ぎだし、自分を誘惑するかのような行を目の当たりにして、半ばパニックになっていた彼は、あっと言う間の出来事に抵抗することも忘れていた。
ふと股間の当たりに甘い痺れが走る。気が付くと彼女が浅ましくズボンの中で暴れる彼自身を、布越しから愛しそうに撫でていた。
「ダメじゃないですか。こんなに大きくしてしまっては。これではやめろと言っても説得力の欠片もありませんね?ではこのまま続けます」
彼女は嬉しそうにズボンの中に窮屈に押し込められていた彼の愚息を取り出す。
本来自分に使えるメイドである少女に今は良い様に弄ばれているというこの状況に、彼の肉棒は痛いほど反応していた。
「素敵です、旦那様……いつまでも子供と思っていたらこちらの方もすっかりご立派になられて……私は嬉しいです」
恍惚とした表情でうっとりと顔を赤らめるメイド。最早その瞳は焦点を結んでおらず、情欲に潤みきっていた。
彼女の熱い吐息が男の肉槍にかかり、ひんやりとしたその細い指が決して逃さないように絡みつく。
その度に彼は情けない嬌声を漏らし、ビクンと身体を跳ねさせる。

「そう……これでいい……旦那様の純潔がどこぞの薄汚い泥棒猫に奪われるくらいなら、私が……」
自分が使えている主人のあられもない痴態を見て、彼女はとても満足そうに呟く。しかし、その声はまるで呪詛を唱えた様に低かった。
のそのそと体を起こし、仰向けに横たわる自分の主人の上に覆いかぶさる体勢となる。
そして、彼女は腰を浮かすと熱くそそり立つ彼の一物を掴み、自身の秘所へと導く。
既にそこは男と男そのものを欲しがるあまりに、溢れ出る蜜が糸を引くほどに熱く潤っていた。
最早彼女は我慢の限界に達していたが、わざとその蜜壷の中に彼を招待しようとはしない。
「んっ……入れたいですか、旦那様?いいですよ。たっぷりとこの卑しい召し使いめの肉壷の中にたっぷりと子種をお吐き出しになってください。
でもちゃんと言葉にして誓ってください……あのような端女のことなど忘れて、私のことを愛すると……そして、死が二人を分かつその時まで私を愛し続けると……」
彼に脅迫としか思えない言葉を投げかけ、入り口を怒張した陰茎の先端で軽く擦る。
だがその熱く潤った花弁の奥への侵入は決して許さない。焦らしているのだ。
その生殺しともいえる悪戯に男は情けない声で呻くのみ。
彼にはもう主人とメイドの禁じられた関係などを気にしている余裕はない。

『早く入れさせてくれ!!』『精液を吐き出して楽になりたい!!』

完全に性欲に支配された男の頭では、目の前で意地悪く微笑む少女の体内に自分の分身を埋めることしか考えられなかった。



462 :幸せになったメイドさん ◆mkGolZQN7Y :2008/12/07(日) 17:49:22 ID:RYs32Fbz
「―――!!」

とうとう耐え切れなくなった彼は息も絶え絶えに彼女に向かって何かを呟く。
まるで囁くような掠れた声だったが、彼女の耳は決してその言葉を聞き逃すことはなかった。
やっと彼女が大事に育ててきた想いが報われた瞬間だった。
彼女の顔に満面の笑みが広がる。しかし、それはあまりに美しく、妖しく咲き乱れていた。
もう誰にも渡さない。一生離さない。旦那様は私のものだ。
今は快楽に支配された体だけの淫らな繋がりかもしれない。しかし、いずれは心も私の虜にしてみせる。
そして、私にはその自信がある。何故なら彼をこの世で一番愛しているのはこの私なのだから。

「旦那様、愛しています……」

そう言って彼女は今日見た中で最も美しい笑みを浮かべ、彼の唇にそっと口付けをする。
彼女にとってそれは誓約であった。自分は男を愛し、男は自分だけを愛するという誓いを互いの体に、心に刻み付ける。
そして、彼女は最後の仕上げとして彼の熱く滾ったペニスを彼女の入り口にあてがうと、一気に腰を落とした―――



その後、主人である男とメイドの少女は忽然と屋敷から姿を消した。そして、彼らの姿を見た者は誰もいない。
ただ一つ言えることは、かつてただのメイドにしか過ぎなかった少女はあの日、この世で最も幸せな女になったということだけである。