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819 :【楔】 ◆seRwt2jbbc [sage] :2009/01/07(水) 18:00:39 ID:rx8mu9nu
私…


もう我慢できない…


あの醜い淫売に…


好きな人を汚されるのが…!!!


   【楔】


俺は山芳高等学校に通う2年の七瀬由岐(ななせ ゆき)だ。

今日もいつも通り学校に向かう為にいつも通りの道を歩いている。…ん?あの後ろ姿は?

「よぉ!茉莉華!」

「…あ!由岐くん!おはよ♪」

こいつは俺と同じクラスの綾橋茉莉華(あやはし まりか)で、まぁ幼馴染みの間柄だな。


「ねえ♪由岐くんは昨日のあの番組は観た?」

「観た観たw俺的にはぐっ〇ん〇ーンが面白かったなw」

「あれは笑っちゃダメだけど笑っちゃうよね~♪」


そんな感じで昨日観た番組だとかの話しをしながら、いつも通りの時間が流れていく。

まさか…あんな事が起こるとも知らずに…。


学校に着き上履きに履き替えて教室に着き机に向かう途中である女子生徒に話しかけられた。


「あら…今日も冴えない顔してるわねぇ」

「おいおいw朝の挨拶がそれかよw」


こいつは櫛山早苗(くしやま さなえ)で、このクラスの学級委員長をしている毒舌家だ。(何故か俺にだけ毒舌…orz)


「あ!早苗おっはよー♪」

「おはよう、茉莉華さん今日も元気ね」


820 :【楔】 ◆seRwt2jbbc [sage] :2009/01/07(水) 18:02:31 ID:rx8mu9nu
「うん!今日も元気にがんばってこぉー♪」

「…なんで俺には普通に挨拶してくれないんだよ」


坊やだからさ…。

…は!?なんだ!今の電波は!…まぁ、いっか。


「由岐ったら独り言?気持ち悪いわねぇ…。あ、そうそう話したい事が有るから由岐1人でお昼休みに屋上に来てくれる?」

「ん?今、話せない事なのか?」

「なになに?茉莉華も知りたいな~♪」

「今は話せないわねぇ。あと由岐とだけ話したいから茉莉華ごめんね」

「わかったよ。昼休みだな」

「…ざんね~ん」


そこで担任が来てHRが始まり授業も寝ながら過ごして、あっとゆう間に昼休み。
弁当を食べてから屋上に行こうと思ったら早苗は弁当も食べずに屋上へ。
仕方ないので俺も弁当を食べずに廊下を小走りで歩き屋上に続く階段を登り屋上のドアを開けて早苗を探すと奥のフェンスに寄り掛ったまま空を見上げてた。


「よう、なんだ話しって」

「あら…早かったわね」

「あぁ早苗が昼休みが始まってすぐに教室を出ていったから俺もな」

「…そう」


なんだ…?いつもだったら毒舌の1つでも飛んでくる筈なのに調子が狂うなぁ。


821 :【楔】 ◆seRwt2jbbc [sage] :2009/01/07(水) 18:04:04 ID:rx8mu9nu
「…私達って出逢ってから約2年よねぇ」

「ん?そうだな~確か入学式の日に早苗から話しかけて来たと思ったらいきなり「貴方、冴えない顔ねぇ」だもんな~あれはマジで驚いたぜw」

「その後の約2年間は早苗と茉莉華と俺でいろんな事して遊んだよな~」

「…そうだったわねぇ。あれが由岐との出逢いで、そして私が由岐に一目惚れした瞬間」

「………え?今なんて?」

早苗は何度か深呼吸をして…

「私は由岐が大好きです。付き合って下さい」

驚天動地とは正にこの事…まさかあの早苗から告白されるとは…オラ、ビックリしてドキドキが止まらねえぞ~

…は!?また電波が!!

そんな事より早く告白の返事をしなければ…でも今まで早苗はそんな仕草やら態度やらをしてなかったし俺も早苗の事は密かに好きだったし…ああ!もう!いっちまえ!!


「俺も早苗の事が大好きだ!付き合ってくれ!」

「…本当に?…由岐は茉莉華の事が…好きだと思っ…てたからダメだと…ありがとう…」


俺は何も言わずに泣いてる早苗を抱きしめて泣き止むまで頭を撫でてあげた…

その時の俺は気がついてなかった…茉莉華がこの告白を見ていた事を…その顔が歪んでいた事も…