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66 :天使のような悪魔たち 第9話 神坂 明日香 ◆UDPETPayJA [sage] :2009/01/12(月) 20:51:24 ID:ZYnT4MCg
「迎えに来たよ、お兄ちゃん。」

声の主は身長145cm・茶髪のツインテールで、フリフリのスカートを身につけた幼女…そう、明日香だった。
お兄ちゃん、なんて呼ばれたのは小学校時代以来だ。懐かしいなぁ。

「こんな時間に一人で出歩くなんて、変なオジサンに捕まっちゃうぞ?」

俺は軽くジョークを飛ばす。こういうときの明日香のリアクションもお決まりだ。

「私だっていつまでも子供じゃないんだからね!」
「いや子供だろ、見た目は。」

すかさず的確な突っ込みを入れる。明日香は「もー!お兄ちゃんてば!!」と怒って―――

ばふっ、といきなり俺に抱きついてきた。かすかに石鹸の香りが漂う。月明かりに照らされた茶髪が、とてもきれいだ。何で今日はそんなことが気になったんだろう……

「お兄ちゃん…すき。」
「…俺もだよ、明日香。」

くしゃくしゃ、と髪を撫でてやる。明日香はまるで額を撫でられた猫のように身をよじる。猫にしては少々大きいが…かわいい。
だが、次の言葉で俺の中からそんな余裕は消し飛んだ。

「ちがうの…私はお兄ちゃんを、お兄ちゃんとしてじゃなくて…」
「…え?」
「異性として、一人の男の子として……神坂飛鳥を………、愛してます。」

―――おい明日香、冗談にしてはちょっと重すぎないか?
たしかにちっちゃいときはよく「大人になったらお兄ちゃんとケッコンする!」なんて言ってたけど、
大きくなるにつれて、この国の婚姻制度を詳しく知るようになってからは言わなくなったはず…俺の記憶が正確ならば。

「ずっと昔から…ううん、産まれた時から好きだったのかもしれない。いつでもお兄ちゃんとひとつになるのが夢だったの。
 ……でもお兄ちゃんはいつもいつも、私を妹としてしか見てくれなかった! もう我慢できないの…胸が痛くて苦しくて裂けちゃいそうで…。」
「………本気、なのか? ―――だとしても、それだけはだめだ明日香! 俺たちは兄妹だぞ!?」

俺は明日香の肩をつかんで、引き離した。明日香の眼からは涙が流れている。…おかしい、明日香の瞳はもっと澄んでいた。なのになんで、こんなにくすんでいるんだ?
……分からない。いったい何を考えているんだ?


67 :天使のような悪魔たち 第9話 神坂 明日香 ◆UDPETPayJA [sage] :2009/01/12(月) 20:52:02 ID:ZYnT4MCg
「やっぱりお兄ちゃんはそう言うんだね? でも大丈夫だよ。お兄ちゃんをばかにする奴がいたら私が消し去ってあげる。
 こんな婚姻制度を作ったやつらがいけないんだよね、だったらみんな殺してあげる。お兄ちゃんは私だけのもの……誰にも渡さない。」

それだけ言って明日香は、俺の眼前に手をかざしてきた。そして瞬いたのは…黒い光だ。
なんで"黒い光"なんて言葉が出てきたのかは自分でも分からない。だが、もっとも近しい表現だと思う。

―――もしかして……俺は、この光を知っているのか?




68 :天使のような悪魔たち 第9話 神坂 明日香 ◆UDPETPayJA [sage] :2009/01/12(月) 20:52:54 ID:ZYnT4MCg
* * * * *

次に目が覚めたとき、俺はベッドに横たわっていた。起き上がろうとする、だが、それは叶わなかった。手首足首を何かでベッドの脚に拘束されていたからだ。
じゃら、と金属質の音がする。これは…極限まで実用性を重視した以下略の………

「おふぁよ、おにいひゃん。」―――明日香だ。
さっきまで身に纏っていた可愛らしい服はどうしたんだろうか。何で明日香は裸なんだろうか? そして、ソコで何をしているんだ?

ぴちゃ…ぺろ…じゅる…

とても卑猥な音がする。そして、俺の相棒に何か生温かい、ぬるぬるした感触が与えられている。―――っ! ダメだ、もう!

どぷっ…びゅる… 俺は迸りをそこに…明日香の口内に放ってしまった。明日香はソレを、実に旨そうに飲み下した。
その上気した表情はもはや妹などではなく、立派に一人の女としてのものだった。その姿に、俺の情欲も掻き立てられてしまう。……だめだ、妹に感じるなんて絶対に!

「…まだ、できるよね。ほら、見てお兄ちゃん。」

明日香は俺に跨がり、自分の大事な部分を俺に見せびらかすようにして拡げた。
初めてみるソコはピンク色で、お漏らししたかのように糸をひきながら粘液が垂れ落ちている。産毛すら見当たらない分、細かいところまでくっきりとわかる。
そして、その真下には俺の………

「――――もうやめろ、明日香! 今ならまだ引き返せる!」
「引き返して、どこに行くっていうの? 私の帰るところはココだよ。」

明日香は、ゆっくりと腰を落とした。その狭い入り口に尖端が埋まり、徐々に進行してゆく。そして、とうとう………

「――――っ!」

純潔の証である鮮血が流れた。もう引き返せない、俺たちは…堕ちてしまった。

「…うふふ……やっとひとつになれたね、お兄ちゃん。」

明日香の目尻にはうっすら涙がにじんでいる。痛いのだろうか、もしくはそれ以上に感動しているのか…?
ゆっくりと、運動が再開された。
はっきり言って、首を締め付けられかのようにきつい。明日香のなかは、体格相応に狭かった。

「~~~~っ!! はぁ、はぁ…っ…ああああああっ!」
「……やめてくれ…明日香、痛いんだろう!? なんでそこまでするんだよ!」
「はぁ…はぁ…きまって、るじゃ、ない…っ! すき、だから…あああっ!」

もはや苦痛をこらえるその姿を見てはいられなかった。だから俺は顔を背けた。………後悔したよ。またもや信じられないものを見つけたから。


69 :天使のような悪魔たち 第9話 神坂 明日香 ◆UDPETPayJA [sage] :2009/01/12(月) 20:53:51 ID:ZYnT4MCg
そこに転がっていたのは、結意だった。ただし、ナイフを心臓の部分にに突き立てられた状態の。
…もう訊くまでもないだろう。誰がやったかなんて、明白だ。

「…ああ、そいつね…邪魔だか、らっ……ころ、しちゃった……あぁん!いい!もっと、もっと突いて!お兄ちゃあん!」

いつの間にか苦痛をこらえた声は、嬌声に変わっていた。さっきまでよりスムーズにピストン運動が行われている。分泌される液も、徐々に量が増している。
明日香が動くたびに、にちゃ、にちゃと粘っこく糸をひく。…俺は悪い夢でも見ている気分だった。夢なら早く覚めてくれ―――

「ふふふふ…あは、あはははははははっ! 気持ちいい、気持ちいいよお兄ちゃん! あはははははは!あはははははははははっ!!!」

この世のものとは思えない、不気味な笑い声を上げながら欲望をぶつけてくる明日香。
…もう、我慢できなかった。俺は再び迸りを、今度は明日香のなかに直接放つ形になった。

「あはっ…いーっぱいでてるねぇ…お兄ちゃん。」

明日香は再び、結合部を見せつけてきた。そこは、明日香の透明な粘液と俺の迸とわずかな鮮血とでべとべとになっていた。

そして明日香は、もう一度手を額にかざしてきた。




70 :天使のような悪魔たち 第9話 神坂 明日香 ◆UDPETPayJA [sage] :2009/01/12(月) 20:54:51 ID:ZYnT4MCg

―エピローグ―

あれから1ヶ月が経った。

明日香の力は私のソレを上回っていた。なぜなら、対象物を消滅させるだけではなく…
自らの力によって消し去ったものに限り、もとどおり再生できる力を持っていたのだから。でも、その力には心当たりが有る。……彼が、その力の持ち主だから。

あの日からずっと明日香は、飛鳥を完全に手中に納めていた。朝は普通にご飯を食べ、学校へ行く。帰宅し、夕食を済ませたあとで記憶を"すり替える"。

それがどういうことなのかって? 簡単よ。今の飛鳥は、二つの別の記憶を交互に与えられてるの。
昼は今まで通り、仲の良い兄妹。その中に、妹と"繋がった"記憶は含まれていない。
夜になれば、再び…いえ、飛鳥にしてみれば、あの日以来ずっと犯され続けているようなものね。明日香はうまい具合に、夜の記憶だけを繋げているの。
ちゃんと学校には行っているから、行方不明なんてことにはならないし…
飛鳥も、そのときは記憶自体がないのだから振る舞いも至って普通、誰にもバレはしない。さすがは私の妹ね。
でも、それも長くは続かないだろう。

なぜなら、明日香の命は……もう長くはないから。
もともと、私の中にある3本の染色体は突然変異によるもの。遺伝性のものなのか、そうではないのか、未だにはっきりしない。では飛鳥と明日香は?

二人目まではまさに奇跡だった。都合よく、私と同じように3本多く持って生まれたのだから。
ただ、私とは能力が異なっていたはず…当然ね。そう簡単に全く同じとはいくはずもないわ。
でも、母さんはその子を実験の道具にはさせたくなかったみたい。だから当時父さんの研究グループの一員だった、斉木博士にその子を託した。それが、斉木 隼くん。

飛鳥は、もともとは斉木博士の子供。交換を提案したのは、むしろ斉木博士からだった。隼くんと同い年だし…もちろん染色体は46本、一般的な人間。
飛鳥と明日香は、実は血が繋がっていなかったの。ただ、それは絶対に秘密にしなければいけなかった。今となっては、多少後悔しているけれど…

では明日香は? その答えは簡単だ。私と瓜二つな容姿。加えてほぼ同じ能力、成長の停止…ことごとく私と同じ。
もうお分かりでしょう。明日香は、父さんが私のバックアップとして造り上げた、クローン体。
ただ今の技術では完璧なクローンなんてものは造れない。結果、明日香の細胞はあちこち穴だらけ、欠けたパズルのよう。
もうすでに細胞の劣化が始まっているわ。このままなら、あと数ヵ月で……

でも、お兄ちゃんと幸せになれてよかったわね、明日香。大丈夫よ…ちゃんと、あとから飛鳥も同じところに送ってあげるから。そうしたら、独りぼっちじゃなくなるでしょ?

私が全ての罪を背負ってあげる。だから…精一杯今を生きなさい、明日香。


-Bad end-