622 :うめネタ [sage] :2007/08/07(火) 23:43:39 ID:du6FDjhP
 最近姉がべとべと近づいてきて困っている。
 以前から姉は俺に対してスキンシップ過剰だったが、今はそれがより酷くなっている。

 姉がよりおかしくなった、と俺が気づいたのは、ある朝のことだ。
 朝起きたら、姉がベッドの前でナニをしていた。
 しかし、自分の手を使っていたり、道具を使っていたわけではなかった。
 眠っていた俺の右手を使ってナニをしていたのだ。

 俺は高校3年生、18歳。
 姉はニートというかフリーターというか家事手伝いというか、そんな感じの社会的地位にいる19歳。
 学校の友人たちはすでに性の初体験を済ませている奴がいるが、俺はまだ経験していない。
 それ以前に、彼女すらできたことがない。
 仲のいい女友達は何人もいる。さりげなくいい感じの雰囲気に持っていかれたこともある。
 だというのに、未だ未経験だ。
 何故か?
 このブラコンの馬鹿姉のせいだ。

 うちの姉は、家族である俺から見ても美人だと思う。色眼鏡を外した素の目で見ても、だ。
 目はぱっちり、鼻筋まっすぐ、唇はつやつやぷるぷる。
 背は俺と同じぐらいで、胸は見栄えがするほど大きい。そのくせウエストは細くて、ヒップのラインもいい感じ。
 どこの美容院で切っているのか知らないが、髪は姉のイメージにぴったりのショートヘアをしている。
 ジーンズを履けば股下の長さに驚くし、スカートを履けばとても可愛く見える。
 モデルになれば結構な売れっ子になれることは間違いないだろう。
 それなのに、モデルのスカウトを全て蹴り続けている。
 理由は一つ。
 さっきも言ったように、姉がブラコンだからだ。
 この姉は俺から離れようとしないのだ。

 なぜ俺が未だにセックスをしたことがないか、という話をしよう。
 俺が今までに女友達と彼氏彼女の関係になろうとしたときに限って、この姉が邪魔をするのだ。
 デートの日、俺が普段よりめかしこんでいると姉はすぐに事情を察する。
 もちろん、姉は俺を家から出すまいとする。
 時には包丁を持ち出したこともある。特に怖かったのは鉈だったが、それは置いておくとしよう。
 そんな姉を振り切って俺は家を飛び出す。
 待ち合わせ場所には、俺がかすかな好意を抱く女の子がいる。
 女の子のところへ駆け寄ろうとした時、絶妙のタイミングで姉がやってくる。
 そして腕を組み、胸を押し付けて、腰を摺り寄せてくる。
 傍から見ればバカップルそのものだ。女の子からもそう見えたらしい。
 待ち合わせ場所から無言で立ち去って行った。
 それからその女の子とはよそよそしくなり、あまり会話もしなくなった。
 こんなことが何度も繰り返されたため、俺は彼女いない歴18年という経歴を持っているのだ。

 ではそろそろ、姉が眠っていた俺の手を使ってオナニーをしていたときの話をしよう。
 聞きたくないだろうが聞いてくれ。俺だって本当は話したくない。
 だけど話さずにはいられないんだ。気持ち悪くて、黙っているのが辛い。
 誰かに話さなければどうしようもないんだ。



623 :うめネタ [sage] :2007/08/07(火) 23:45:42 ID:du6FDjhP
 その朝の前夜、俺はナニをしている現場を、姉に目撃された。
 すでにこの時点でアウトだ。男ならナニの現場を目撃された恐怖を想像できるだろう。
 ちなみに、オカズは巨乳の女の子が輪姦されているCGだ。
 この一枚絵のCGは俺の好みにジャストミート。夜はかなりお世話になっている。
 誤解のなきよう言っておくが、俺はレイプ願望を持ち合わせていない。
 CGと現実は別物だ。それぐらいの認識は当然持ち合わせている。

 時刻は二時。俺は、とっくに姉も寝静まったころだろうと思っていた。
 だから部屋の鍵をかけなかった。
 そして、それが終わりのはじまりだった。
 し始めて何分か、何十分か経ったころ。
 そろそろくるな、と思ってティッシュをとり、その中に全て吐き出した。
 そして、ティッシュをくるみ、ポイッ、とゴミ箱に投げた。
 ティッシュはゴミ箱の中に吸い込まれるように落ちて行った。
 次の瞬間、突然部屋のドアが開いた。入り口にいたのは馬鹿姉。
「だめじゃない! もったいないおばけが出るわよ!」
 とか言いながら、姉がゴミ箱を掴み、さっきのティッシュを取り出した。
 そして何事も無かったかのように姉は部屋を去って行った。
 あとに残された俺は、まず事態を理解し、次に頭を抱えて声にならない悲鳴をあげた。
 そのままベッドに倒れ、俺は眠りについた。やけに枕が湿っぽかったことを覚えている。

 で、朝起きてみれば姉が俺の手を使ってオナニーをしていたのだ。
 俺はしばらくまどろみながら、姉の痴態を眺めることにした。
 見たかったからではなく、昨晩のことで起きる気力さえ無かったから。
「あっ、あ……だめよ、そこ、だめぇっ……やぁぁん……」
 AVにでも使えばそれだけで男を勃たせることができるような、艶声だった。
 しかしながら俺は興奮など一切しない。
 朝勃ちはしていたがそれは生理現象であり、姉との関係性は一切無い。
 寝ぼけ眼で見つめていると、姉が俺の視線に気づいた。
 姉は途端に頬を紅くして、身をよじった。
「だめっ、見ないで! おねえちゃんの恥ずかしいところ、見ないでぇ!」
 なんだか芝居がかった声だな、と俺は思った。
 そのままじっとしているうちに、姉が俺の腕を太腿で挟んだ。
 柔らかくはあったが、べとべとしていて気持ち悪さしか感じなかった。
「いやぁ、そんな目で見ちゃ、いやぁっ! いく、イクよ、イっちゃうよぅ! 見ないでっ、みちゃ、やぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
 一際大きく叫ぶと、姉は俺の手を離し、脱力して座りこんだ。
 大声を聞いて不機嫌になった俺は、ベッドから這い出して顔を洗いにいくことにした。
 馬鹿姉、ちゃんと床を掃除しとけよ、と言い残して。

 姉がおかしくなりだしたのは、この朝からだった。
 もしかしたらその後で何か起こったのかもしれないが、この姉の身に何が起ころうと知ったことではない。
 だから俺の手を使ってナニをしていた朝からおかしくなったと考えることにする。
 おかしかった、もとい変態的なブラコンだったのは元からだったが、それからより姉の行動は活発化した。
 次に姉が狂気の片鱗を見せたのは、その数日後。
 夕方俺が学校から帰宅するときだった。



624 :うめネタ [sage] :2007/08/07(火) 23:48:45 ID:du6FDjhP
 数日前まで、俺は学校まで迎えにきた姉と一緒に帰っていた。
 どこに隠れているのか知らないし、いつからいたのかも知らないが、姉は必ず正門を出た俺を捕まえる。
 もちろんメールも電話もしていない。前もって帰る時間を告げたことなど一度も無い。
 それでも正門を出た俺を捕まえるのは何故なのか。
 一番可能性がありそうなのは、俺が学校にいる間ずっと正門の前で待っているというものだ。
 まさかそんな、と俺も思う。が、そこまでしそうな気がするのだ、俺の姉は。

 午後四時、帰りのHRが終わってから、俺は帰宅することにした。
 この日は姉に会いたくなかったので、別の方法で帰ることにした。
 仲のいい男友達に頼み、彼の自転車の後ろに座って、二人乗りで正門をでた。
 例のごとく、姉は俺を迎えにきていた。
 俺が自転車に乗っているのを見ると、止めようとしたのか駆け寄って来た。
 だが止まるわけにはいかない。今日は家には帰らない。
 運のいいことに今日は金曜日。俺の通う学校は週休二日制で、土曜日は休みなのだ。
 土日は家に帰らず、友達の家に泊まる。
 変態姉とは気まずくて会えないし、たまには友達と馬鹿をして遊びたい。
 だから、姉を無視して自転車で走るよう友達に告げた。
 二人乗りの自転車は、姉のすぐ目の前を横切り、帰路へ着いた。

 異変に気づいたのは、その後すぐ。
 激しい足音が耳に届いた。誰かが後ろから走ってきている、とわかった。
 ちらりと後ろを見る。そして俺は息を呑んだ。
 姉が自転車を追いかけている。いや、正確には俺を追いかけてきている。
 俺は友達にハッパをかけた。今から時速30キロで走ったら晩飯を奢る、と言った。
 彼は、時速20キロなら、と言って自転車のペダルをさらに激しくこぎ始めた。
 が、突然がくん、となって失速した。
 後ろから引っ張られている気がした。おそるおそる振り返る。後ろに追いかけている姉の姿はなかった。
 いや、姉はいた。荷台を両手で掴み、引きずられていた。
 俺は友達にさらにスピードを上げるよう伝えた。そしてその通り、スピードは上がった。
 スピードを上げていけば姉はいずれ手を離す。と思っていた――が、甘かった。

 姉は手を離さなかった。
 スピードののった自転車の荷台を掴み、引きずられ続けていた。
 なにが姉をそこまで駆り立てるのだろう。俺が姉の手を外そうとしてもびくともしない。
 姉はジーンズを履いているようだったが、いくらなんでもダメージは感じているはず。
 いつか手を離すだろう、と俺はタカをくくっていた。
 後で考えてみると、このときにどうにかして姉を後方に置き去りにしていればよかったのだろう。
 まさか次の瞬間、隠し持っていた警棒を後輪に突っ込み、強制的に止めてしまうとは思わなかった。
 護身用の武器として警棒を携帯しているのはおかしくない。
 だが、警棒を使って自転車を止めるなどか弱い女性はやってのけない。
 イコール、この姉は警棒を持つにふさわしい女性ではないということになる。
 まあ、そもそもどこにでもいるようなか弱い女性であれば俺がここまで警戒したりしないのだ。
 むしろ俺が警棒を持つべきだろう。この姉という痴女対策として。



625 :うめネタ [sage] :2007/08/07(火) 23:51:03 ID:du6FDjhP
 自転車が止まって呆けている友達に、俺はタクシー代の代わりに千円札を渡した。
 すぐにその場からダッシュで逃げる。このままでは姉に捕まってしまうからだ。
 後ろから悲鳴が聞こえてきた。やけに甲高い声だったが、姉ではないだろう。
 すまん。我が友よ。お前を見捨てる俺を許してくれ。

 普段から朝のジョギングをしてきた甲斐もあり、俺はどうにか姉から逃げ切った。
 一分ほど立ち止まってみたが、姉が追ってきている気配は感じられなかった。
 携帯電話を見ると、17:00。1時間近く逃げ回っていたことになる。
 俺は行き先が決まらず途方に暮れていた。
 約束をしていた友達はもう頼れない。家に帰るとあの姉と顔を会わせなければいけない。
 こうなっては、駄目元で他の友人に頼むしかない。
 友人にコンタクトをとるため、メールを打つ。
 泊めてくれ、という意味を込めた本文を打ち、誰にメールを送ろうかと考えていると、携帯電話が振動した。
 学校は携帯電話の持込を基本的に禁じている。
 マナーモードの解除をいちいちするのが面倒なので、俺の携帯電話は着信音を鳴らさない仕様になっている。

 着信していたのはメールだった。本文はない。
 タイトルに一文字、『ま』と入力されているだけだ。
 送り主は俺が一番会いたくない駄目姉。当然返信などしない。返信しようも無いし。
 さて誰に送ろうか、とアドレス帳を開く。と、またメールが送られてきた。
 またしてもタイトルだけ。今度は『つ』だ。
 先ほどのメールと合わせると『まつ』となる。『まつ』とはどういう意味であろうか。
 少し思案している間に、またメールが送られてきた。
 『て』というタイトルのメール。メールを開いて確認するまでも無い。送り主は姉だ。
 これだけ短い間隔で送ってきているということは、俺に携帯電話を操作させない策だろう。
 確かに悪い策ではない。だが、あの変態姉は一つ見落としている。
 俺にメールを送っている間は、他のことがおろそかになるということだ。
 メールを打ちながら走って追いかけるなど不可能だろう。
 対して俺はメールを無視し続けていればいい。その間に姉からさらに距離をとることができる。
 携帯電話の電源を切る。こうしていればわずらわしい振動もない。

 いや――待てよ。これをあの姉は狙っていたのか?
 友達へ連絡を取らせないためにメールを送り続け、携帯電話の電源を切らせる。
 こうなっては、友人へ連絡をとることができない。いちかばちかで家へ行き直に頼むしかない。
 それで上手く泊めてもらえればいい。だが、必ずしも上手く行くとは限らない。
 友人宅を転々としているうちに姉と遭遇してしまったら、その時点でアウト。
 俺を捕捉した姉は、どんな行動に出るかわからない。
 もしかしたら警棒以外の武器、例えば飛び道具を用いて俺を気絶させ、連れ帰ろうとするかもしれない。
 まさか、ここまで頭が回るとは思わなかった。

 これは、俺も慎重に動かざるを得ない。
 今夜は家に帰るつもりはない。別の場所に宿をとる必要がある。
 幸い、財布の中には一万円札が入っている。これだけあれば、どこかに泊まれる。
 木を隠すには森だ。ホテルが立ち並ぶ場所へ行けばどうにかなる。
 俺は繁華街へと足を向けた。


627 :うめネタ [sage] :2007/08/07(火) 23:53:38 ID:du6FDjhP
 建物に入り、黄色いビラビラを通り、鍵を受け取ってから一泊料金を機械に払う。
 俺がやってきたのは繁華街の一角にある、ラブホテルだ。
 他にもカプセルホテルやビジネスホテル、オールナイトの料金を払えばホテル代わりになるカラオケボックスなどが
繁華街には並んでいたが、俺はあえてラブホテルに1人で泊まることにした。
 プレイボーイの友達いわく、最近のラブホテルは自動化されていて男1人でも泊まることができる。
 また、旅行先で宿泊先に困って、金にも困っているときは自分も利用している、とも言っていた。
 まさか今日ラブホテルを利用することになるとは夢にも思わなかった。
 しかも、初のラブホテルが1人で一泊。あの姉のせいでろくでもない経験をすることになってしまった。
 キーについていた部屋番号を頼りに、今夜泊まる部屋を探す。
 見つけた。廊下の突き当りから二番目の部屋。
 鍵を差しこみ捻ると、安っぽい音と共にドアが開いた。
 オートロックにはなっていないらしい。まあ、1人で泊まるのだからこんなもんで充分だ。

 ドアを閉めて、さらに鍵をかけるためツマミに手を伸ばす。
 しかし、ツマミに指先が触れる前に、ドアが廊下側へ開いた。
 ドアが勝手に動くということは、建物が傾いているのだろうか?ラブホテル業界は厳しい世界なんだな。
 一歩踏み出してドアノブを掴む。が、引っ張っても動かない。
 何か引っかかっているのだろうか。廊下へ出る。

 そして俺は見た。何を見たかって?ものすごく嬉しそうに笑う姉をだよ。
「う、ふへへへへへへへへへへへへ」
 姉が笑う。目がブーメランみたいになっている。漫画に出てくるスケベ親父を思いだした。
 追い詰められた獲物というのは、まさしく今の俺のような気分をしているのだろう。
 部屋の中へ後ずさる。望んでもいないのに震える足が勝手に動く。
 姉が部屋に入ってきた。後ろ手でドアを閉め、鍵をかける。
 カチン、という金属音が聞こえた。
 死の宣告、詰め、チェックメイト、アンパンチ、戦争が終わったら俺結婚するんだ。
 終末を意識させる言葉が次々と浮かぶ。その間にも体は後退していく。

 姉の行動は素早かった。一歩、二歩と跳んだだけで距離を詰めてきた。
 肩を掴まれ、押し倒された。背中を打った。胃に衝撃が走る。
 なにをする、馬鹿姉。
「ききき、決まってるでしょ、そんなの。いまっから、お姉ちゃんが、気持ちいいこと教えてあげる、よよよよよ」
 ろれつが回らないのか、はたまたろれつが回りすぎているのか知らないが、喋りがおかしい。
 姉が俺を押し倒して何をしようとしているのか、知らないわけではない。
 とぼけてみただけだ。姉が俺をどうしようとしているのか、確認したのだ。
 その結果、姉は興奮している、俺を食べようとしている、ということがわかった。
 姉が落ち着きを取り戻す確率は、0パーセント。それが覆ることはない。
 だが、俺が大人しく犯されるかというと、ノーだ。
 痴女、しかも姉に犯されるなど絶対に御免だ。近親相姦ダメ、絶対。

 姉が頭を後ろへふりかぶった。
 頭突きではない。おそらくベロチューでもかますつもりだろう。
 しかし甘かったな、姉よ。
 貴様の次の動きを読むなど、幼稚園児でも容易いわ!



628 :うめネタ [sage] :2007/08/07(火) 23:55:30 ID:du6FDjhP
 姉が目を瞑って、顔を振り下ろしてくる。
 対して俺は、首を前に倒した。ちょうど頭頂部を姉に向ける形になる。
 顔と頭がぶつかったらどちらが勝つか。
 勝敗は次の瞬間に決した。
 もちろん、顔で俺の頭を攻撃してきた姉の負けだ。
「い、っつぅぅぅぅぅ?! 何すんのよ!」
 首を床につけて、姉を見る。鼻をおさえている手のすき間から零れ落ちるのは、真っ赤な血。
 かなりの勢いで頭を振り下ろしたのだろう。目から涙が溢れている。
 俺の顔に、透明な液体と紅い液体が落下してくる。
 口の中に一滴落ちてきた。しょっぱい。

「大人しくなさいよ! お姉ちゃんが全部搾り取ってあげるから!」
 何を絞るつもりだ。
「あのティッシュについてた、真っ白でとろとろの精液よ。すっごく臭くて、おいしかったぁ。
 ついティッシュまで飲み込んじゃった」
 ヤギでもあるまいしそこまでするなよ。
「てへっ」
 てへっ、じゃねえ!
 いかん、あれだけの一撃を受けてもこの姉はひるまない。
 どうすればいい。どうすれば俺の貞操を守れる。
「せーえきの代わりにぃ、お姉ちゃんのミルクを絞っていいよぉ。赤ちゃんみたいにちゅーちゅーって、飲んでいいよぅ。
 えへ、その栄養でぇ、もっと白くって濃いせーえき出してねぇ。ぐるぐる循環して回るんだぁ、うひはへふふふふふふほ」
 この顔はひどい。親父が見たら泣くぞ。おふくろが見たら実家に帰るぞ。
 それに、子供産んでなくても母乳って出るのか?

 俺がなんとかこの場を切り抜けるには、この姉を気絶させるしかない。
 考えろ、俺に残された手数を駆使して逆転するんだ。
「朝の指よりぶっといの、ちょうだい。お姉ちゃんの、アソコに」
 朝、指――そうか!
 姉さん、聞いてくれ。
「なあに? やめてくれってのはなしだよ」
 姉さんがジーンズを脱がないとできないだろう。もう俺も我慢できないんだ。(この吐き気に)。
「あ、そっかぁ。こんなにされたら、我慢できないよね。お姉ちゃんも同じ」
 姉がベルトを外し、ジッパーをおろし、片足ずつジーンズを脱いでいく。
 ショーツはぐしょぐしょになっていた。ふとももに透明な筋が垂れている。
「見て、ここ……もう、とろとろのどろどろどろ、だよ。大洪水に、なっちゃった。ね……早くぅ……ちょおだい?」
 ああ、じゃあ目を瞑って……。
「うん……」



629 :うめネタ [sage] :2007/08/07(火) 23:58:02 ID:du6FDjhP
 右手の人差し指と中指を重ねる。左手で姉の秘所を覆うショーツをずらす。
「ぁ……ほんと、に……やるんだぁ。うれしい……」
 愛液を垂らしながらひくひくと動くそこに、重ねた指を突っ込む。
 中で第一関節を曲げて、出し入れする。
「あ、ぁあ……おっきいい。朝より、ずっと大きいよ……すっごい……」
 円を描くように動かす。姉の体も踊るように回りだす。面白い。
「や、やぁ……いじめ、ちゃやぁ」
 じゃ、やめる?
「駄目。やめないで……欲しいの。お姉ちゃん、実の弟に犯されたいの!」
 やっぱり変態だな。しかも淫乱。他の男にも同じこと言ってんじゃないの?
「なんでそんなこと、言うの……お姉ちゃんの、気持ちはずっとまっすぐなの、にぃ……あひゃぅっ!」
 言葉と嬌声を交えて、姉がもだえる。
 姉は自分の乳を掴んで揉んでいる。乳を手の形に歪ませている。
「も、だめ……あ、あ、ぁはっ、ああ! 出して、いっしょにぃ……イこ……?」
 ああ、一緒にいこう。

 そういえば、プレイボーイの友人が言っていた。絶頂の瞬間に淫核をつねると、女はより激しい快感を覚えると。
 無修正の動画では、淫核はたしかここに――あ、やっぱりここか。
「い、く……もうイクっ! いい、いいよぉ! もっと、か、かき混ぜて! はぁ、は、あ、あっ!」
 左手で淫核を軽くつねる。
「あ、ぅ、なっあ――――――――――――っは、あぁぁぁぁぁぁ、あっ!!!」
 姉が背中を仰け反らせて、叫んだ。
 脱力した体が前に倒れていく。ぶつかる寸前で肩を掴んで止める。
 姉の顔に浮かんでいるのは笑顔。さっきの職務質問を受けること間違い無しのものとは明らかに種類が違う。
 嬉しそうだ。小学生のころの姉はいつもこんな顔で笑っていた。

 なんだか、悪い気もした。本当は指を入れただけなのに、姉は俺のモノが入っていたと勘違いしている。
 でも、やっぱりこうするのが正解だろう。
 変態とはいえ、俺の姉だ。俺と結ばれたとしても、幸せにはなれない。
 まだ見識が狭いから、俺以外の男に目が向かないだけだ。
 例えば――就職でもすれば、他の男を好きになる。そして結婚する。それが姉の幸せのためだ。
「あ、ぅ……発信機……忘れちゃだめよ、あなた。あと、――ちゃん。ママの子供……」
 ここに来れたのは俺に発信機つけてたからかよ。やっぱ油断も隙も見せちゃいかんな。
「だめよ、浮気しちゃ……うめちゃうわよ、その女」
 どんな夢を見ているのだろう。うなされてはいないようだが。

 姉の股をタオルで拭き、大きいベッドの真ん中に寝かせる。
 とりあえず俺はシャワーでも浴びよう。
 あ、本当にラブホテルのガラスって透けてるんだな。
 彼女を作ったら、ラブホテルに来よう。そんで部屋から彼女のシャワーシーンを見るんだ。
 だが、姉とは絶対にこない。来てたまるか。姉のシャワーシーンなんか、絶対に見たくねえ。


「あー……いーい、お湯」



630 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/08/07(火) 23:59:00 ID:du6FDjhP
投下終わり。

and

埋めぇぇぇ!!!
最終更新:2007年10月11日 15:22