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304 :『ハンゾウッ、タイマンだZE!!』その1 ◆uC4PiS7dQ6 [sage] :2009/04/21(火) 21:22:49 ID:byGE+nEo
1
太陽は高く雲無く輝く。正午前、四時間目の授業。クラスの一番廊下側、一番後ろの席で、オレは全員の視線を一身に集める。
 奇声を発して机を叩き、席を立って後ろ戸をスライド。
「腹痛いんで、トイレに行って来ます……」
 止める奴なんて居ない。
 静まり返った空気の中で、声を掛けれる鈍感な奴なんて居ないんだ。
「もっ、早過ぎるだろっ!? 昨日の今日だぞ?」
 廊下を走り、駆け抜け、長い階段を上へ、上へ。
 五階まで来て、使われてない準備室の隣に在るトイレまで来て、何の躊躇も無く、女子トイレの中へ、奥へ。
 すると聞こえるのは、

「んっ、んにゅ……んんっ、ふぁあぁっ」

 小さな、小さな、喘ぎ声。
 奥の個室、扉一枚向こう側。鍵なんて掛かって無いドアノブをひねれば、
「おそ、いっ……わよぉっ、拌羅(ステラ)、おねえちゃん♪」
 洋式の便座に腰掛け、ミニスカートを捲くり、白いパンツの上から指を擦り当て、気持ち良さそうにオナニーをする双子の妹。
 妹の浮音(シフォン)が、学校のトイレで、オレの目の前で、オナニーしてた。
「オレを、姉と呼ぶなっ!! 早くヤメなさい!!」
 信じられない。どうしてこんな事になったの?
 どうしてこんな場所で、こんなものを見なくちゃいけない?
「ほらっ、お姉ちゃん……いつもみたいに、貝合わせしよっ? ぬっちょぬっちょ吸い付かせてさ、エッチなオユでくっつかせようよ?
 クリも擦り合わせて、ベロチューして、悶え合って、むさぼり合おうよ? お姉ちゃんの、おっきくて、熱くて、カチカチのクリトリス……膣内に欲しいな?」
 オレと同じ顔の妹が、同じ顔の兄を誘う。シルクの生地にシミを作り、ネバ付く糸と湯気を立てて。
 丸く大きな瞳は潤み、肌は髪の色と同じに紅く染まる。本当に、興奮してるんだ。
 双子の兄貴なのに。戸籍はどうあれ、シフォンの兄で居ようと決めたのに……
 いつ、どこで、どこが、誰が、間違った?
「はっ」
 そんなの決まってる。オレ達双子の兄妹は、産まれた時から、瞬間から、運命の唄の命ずるままに。
 この関係だって、オレが姉、妹が弟になる可能性は多分に有った。
 けど、きっと、必ず、それでも、二人は今と同じ間違いを侵していただろう。
 同じ髪に、同じ瞳に、同じ唇に、同じ体格なのに。胸の大きさも、お尻の丸みも、腰のくびれだって同じ。声だって殆ど一緒。
 ただ一つ……足の付け根に存在する性器が、男か女かってだけ。

 オレとシフォンは同じ日、同じ時間に産まれ、同じ性器を持って育った。男と女、その両方。つまりは両性具有(アンドロギヌス)。
 そして四歳を迎え、性別を決める段階で、オレは女の、シフォンは男の性器を捨てた。何の問題も無く、兄と妹として、成長して行く筈だったんだ。
 だけど、そんな儚い夢さえ叶わない。オレの身体は妹とうりふたつ。どこまでも、いつまでも、女らしく、女らしく。
 それだけじゃない。オレとシフォンは繋がってるんだ。シフォンの受ける痛みや、苦しみや、快楽は、全部ダイレクトに伝達される。
 でもその逆は違う。オレからシフォンに繋がるのは快楽だけ。それ以外は一方通行。
 だから、だから。だから……だからオレはっ!! 女の顔してっ、女の身体してっ、授業中にスカート持ち上げてっ、チンポおったてる変態になったんだっ!!
 シフォンが所構わずオナニーなんてするからっ。存在しない女性器が疼いて、熱くなって、イキたくて、たまらないよ。
 たくさん近親相姦して、いっぱい中出しエッチして、シフォンの絶頂はオレに伝わり、オレのと合わさって更にシフォンへと戻る。
 そこからまたプラスされて、いつまでも加算されて、二人の中を駆け巡って、気を失うまでイキっぱなし。
 学校でも、ファミレスでも、デパートでも、満員電車の中だって……女同士のフリして、仲の良い姉妹のフリして、くっついて、イチャついてっ!! 公共の場で、チンポをハメてる。



305 :『ハンゾウッ、タイマンだZE!!』その1 ◆uC4PiS7dQ6 [sage] :2009/04/21(火) 21:24:41 ID:byGE+nEo
2
 もう、そんなのはイヤだっ!! 普通の兄妹に戻りたいよ。
 でも、そんなの既に……
「んんっ、どーしたのステラお姉ちゃん? ふぅっ、早く脱がないとシフォン、イッちゃうよ? パンツの中で射精しちゃうよ?」
 どうしようもないよ。
 とにかく今は、下着を脱ぐ事だけを考えれば良い。
 シフォンは濡れて張り付いたパンツの上から、クリトリスを右手の爪先でカリカリと引っ掻き、
 そして空いた左手の人差し指と中指は、アヌスの入り口をなぞり弄りながらほぐしてる。
「まって!! まだイクなシフォン!! すぐにパンツ下げるからぁっ!!!」
 身体が震えた。何をしようとしてるか一瞬で理解する。
 オトコの子だぞっ!? ダメっ、そんなの絶対ダメぇっ!! お尻に挿れられてイキたくない!! 二本なんて、はいら、ないよぉっ。
「んむっ……」
 スカートを捲くり上げ、口で咥えて急いでストッキングに手を掛ける。
 できるだけチンポを目立たなくする為に、パンツの上にキツい黒ストッキングを穿いて締め付けて来た。
「ふっ、むぐぅっ……」
 でも、それすらも裏目。パンツとストッキングを一緒に下ろそうとするけど、勃起するチンポに引っ掛かって中々はかどらない。
 イク寸前の敏感な部分を、余計に刺激して射精を促すだけ。
「ぁあぁっ!! おねっ、ちゃん……シフォン、イクねっ? んにゅ、シフォンの指……感じてね? ふんんっ、イクっ! イクよぉっ!! おねっ、ふあぁぁああぁぁぁぁぁぁっ♪♪♪」
 硬くなったクリトリスをキュッと抓(つね)り、長い愛撫ですっかり弛筋したアナルの中へ、熱い愛液でふやけた二本の指を思いっ切り差し挿れた。
 狭い腸内を分け入り、前立腺も、腸壁のヒダヒダも、指を折り曲げてゴリゴリと抉り、容赦無くこそぎ落とそうとしてる。
 オレにも同じ。まるでお尻にペニスを挿れられ、激しくピストンされてるかのよう。
 そんな事されたら、次々と精子を作り出して、次々と管を通して、尿道へと噴き上げるしか無い。もっ、だめっ。
「ヤメろシフォン!! ヤメっ、ふぎいぃっ!!? っああぁぁっ……とまんない、よぉっ」
 ビュクビュクといつまでも終わらない音を響かせて、ストッキングの中に、パンツの中に、大量の精液を漏らした。
 力が抜けて膝が崩れ、トイレの床にアヒル座りの格好でお尻を着く。
 精液はパンツを濡らし、黒いストッキングにも滲んで白濁に汚していた。
 さいあく、サイアクだよ。幾らシフォンの感触だって、お尻を犯されて気持ち良くなるなんて最悪過ぎる。
 オレは、ワタシは、妹から離れられないの?
「大好きだよ、お姉ちゃん……ねっ、シフォンに種付けして?」
 便座に腰掛けたまま、パンツを横にズラしてアソコを両手で拡げる、たった一人の妹から。
 私と同じ髪を肌に張り付かせ、同じ瞳を蕩けさせ、同じ胸を弾ませて、違う性器をヒクつかせてる。
 そんな妹に私は……



306 :『ハンゾウッ、タイマンだZE!!』その1 ◆uC4PiS7dQ6 [sage] :2009/04/21(火) 21:25:42 ID:byGE+nEo
3
 はっ、ばっかじゃねーの? 実の兄妹でセックスとかさ、気持ちわりぃよ。
 一応ブックマーク登録してページを閉じ、携帯を畳んでブレザーの内ポケットへ。
 暇潰しに流行りの携帯小説を読んで見たが、俺にはさっぱり理解できん。昔、ケンシンねぇが買ってた少女漫画には、兄妹恋愛の話しとか在ったし、面白かったけど。
 天使禁猟区ってタイトルも未だに覚えてる。実写映画化した、僕は妹に恋をするってのはツマランかったがな。
 まぁ、だから兄妹の恋愛を書く奴なんてみんな女さ。認められない禁断の愛に、悲劇のヒロインを気取りたいだけだ。
 禁断の愛をテーマに掲げる、実際には存在しない有りがちなフィクション。
「くだらん……」
 俺だってそう。ケンシンねぇが実姉だったら、中学の時に三回も告白なんかしない。全部フラれて、もう諦めちまったけど。 本気、だったなー……
 椅子の背もたれに体重を預けたまま、天井の蛍光灯を眺めて溜め息を吐く。広い学食の隅、二人掛けのテーブルで、ラーメンを啜る友人を目の前にして。
「溜め息をするな。メシが不味くなるだろ……何か、あったのか?」
 昼休み、雑音と生徒が溢れ返る場所で、それでもコイツは箸を置いて俺の心配をする。
 こんな五月蝿いのに、さっさと昼飯を食っちまえば良いのに、メシを食おうとしない俺を文句を言いつつも当たり前に気遣う。
 勉強も出来て、運動も出来て、社交的で、誰にでも優しい。軽い口調なのに人が心から傷付く事は決して言わないし、ファッション雑誌に乗っててもおかしくない顔と体型。
 同じ男の俺でも、コイツだけは特別だと思う。そんな奴だから、学食の隅でボーっと携帯を弄ってる俺が気になり、他の友人達を断って前の席に腰を下ろしたのだ。
 コイツは、加藤 綱(かとう つな)は、俺がこの学校で悩みを打ち明けられる、唯一の親友。
「いや、さ……知り合いの授業参観へ、俺が父親代わりで出席する事になってな」
 昼休みが終わった後、学校を早退し、家で着替え、ミツヒデの通う小学校に向かう。
 それが憂鬱で、食欲も湧かずに携帯小説を読んでいたのだ。
「はっ? 授業参観ってよ、家族以外が行っても良いもんなのか?」
 綱はテーブルに左肘を着き、その手の上にアゴを乗せる。
 一見だらしないポーズも、コイツだとサマになるから不思議だ。それでも失恋した事が有るってんだから更に不思議。加藤以上の男なんて、そうそう居ないと思うんだがな?
「あー、隣人が父親代わりに出席するのを担任が許可したんだと。実際は兄代わりらしい。まっ、どっちにしても……行くのがめんどい」
 去年まではケンシンねぇが出てたらしいが、今年は外せない用事とやらで行けない。
 それで一昨日の夜にピンチヒッターを頼まれ、昨晩はミツヒデが学校で許可を貰ったと嬉しそうに報告して来た。
 なら、拒否なんて無理な話し。二人の期待に応えるだけさ。
 深く息を吸い、大きく吐き出し、三度も繰り返し、手付かずの食器を持って席を立つ。
「諦めて行ってこい、頑張れよ××××。恥を掻かない様にな」
 そんな何気無いセリフを聞いて、微笑して手を振る加藤を見て、唐突に……

「ぐうっ!?」

 本当に突然に、グラリと足元が揺らいだ。
 一歩下がる間に下半身へと神経を集中させ、足場を固定し直してバランスを取る。
 食器は震えただけ、中身は僅かも零れてない。だけどどうしてだ?
「おい、大丈夫か××××?」

 加藤も席を立ち、心配そうに俺の肩を両手で掴む。
「××××?」

 何故だ? 加藤に名字を呼ばれただけだぞ? とにかく、返事をしないと。
「はっ、心配すんな加藤。だから……」

 だから加藤、お願いだから……俺を、名字で呼ぶな。