825 :埋めネタ [sage] :2009/05/22(金) 16:31:19 ID:m8rSakWU
1
 俺には二歳から一緒の幼馴染みが居る。スポーツも、勉強も、家事だって出来て、溢れるカリスマ性は人望を集めて離さない。
 そんな奴だから、高校一年にして生徒会長になった。
 そんな奴だから、他の男に奪われたくないと告白した。
 だけど、

「すまんな……恋とか、愛とか、よくわからぬのだよ」

 フラれた。小学三年の時から十度目。
 綺麗で、スタイルが良くて、こんな女は他にいないけど、俺は、十度目の告白で諦めた。

「疲れた。肩を揉んでくれないか? 上手にできたら、そうだな……ゴムを付けて、その上から、ふふっ、私の指で気持ち良くしてやろう」

 俺を無理矢理に生徒会へ入れて、その気も無いのに挑発してっ、ずっと側に居させ、束縛する。
 手でしてくれたって、口でしてくれたって、決してイカせてくれない。
 すんどめで終わらせて、オモチャ代わりにして楽しんでる。
 気付いてるのか生徒会長さん、俺だって普通の高校生なんだぜ?
 今までは、気を引きたくて、役に立ちたくて、頑張って来たけど……もう限界!! 俺だって普通に恋愛して、普通にセックスしたいんだ!!
 いつまで経っても振り向いてくれない女に、これ以上付いて行けねーよ。
 だからさ、これからは恋愛感情抜きの、普通の友達になろうぜ?
 お前には二度と告白したりしないから……お前も、二度と気の有るフリをするな。もしかしたらって、期待させるなよっ!?

 そう言って別れたのが一週間前。
 そして今日まで一週間、生徒会長は学校を休んだ。



826 :梅ネタ [sage] :2009/05/22(金) 17:05:40 ID:m8rSakWU
2
「なんだよ、落ち込んでんの? あははっ、元気だせって! なっ?」

 最後の授業が終わり、掃除が終わり、靴を履き替えて校舎を出る。
 隣には、中学時代から一緒のクラスメイト。幼馴染みよりも背が低く、制服を来てなきゃ小学生に見える奴だ。

「代わりにさ……わっ、私が付き合ってやっからよ。アイツなんて、もう忘れろよ?」

 そんな奴だけど……
 俯いて、顔を赤くしながら告白されたら、可愛いって思ってしまったら、好きになるって決まってんだろ!?

「私、ずりーよな? お前がフラれた後で落ち込んでる時に……ぜーんぶ計算してたんだぜ?
 でも、好きなのは本当だからよ。慰めてやっからよ……だから、私とっ、つきあって……ください」

 答えだって決まってるさ。
 俺は腕を広げ、抱き締めようとして……

「あぶなーいっ!!」

 目の前のコイツに、思いっきり突き飛ばされた。
 尻餅を着き、見上げればコイツの後ろ姿。何かから俺を守るように立ち塞がっている。
 そして前方へ視線を向ければ、高い砂山を背にして、一週間振りに見る幼馴染みが居た。
「私は悪くない、私は悪くないっ!! 私を好きだったのだろう? なら、なんで簡単に諦めるんだ!? 私を落とせ、私を惚れさせてみせろぉぉぉっ!!!
 ははっ、そうか……part23がたぶらしたんだな? 私には分かっているぞっ!!
 だがここまで。このスレを終わらせる秘孔を突いた。スレの命も後三レス!!」

「面白そうねpart24。なら数えてあげるよ!!」



827 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/22(金) 17:09:15 ID:m8rSakWU
「1レーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!」


828 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/22(金) 17:11:10 ID:m8rSakWU
「2レーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーレ!!」


829 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/22(金) 17:16:50 ID:m8rSakWU
「3レーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!! ぐはあぁっ!!? このスレの秘密をっ!!?」

「ふははははははははっ!! 男君は、このpart24が貰っていくぞっ!!」

「ぐふっ、そん……なぁっ。男、もう一度……ぬくもりを」



 23スレ 完


74 :続き [sage] :2009/05/24(日) 16:51:59 ID:tiKV3fBe
1

「あはは~、まっ……仕方ねーよな。あたしは気長に待ってっからさ、じっくり決めてくれよ」

 アイツはそう言ってくれたけど、好きだって言ってくれたけど、やっぱり俺は、コイツから、幼馴染みから離れられない。
 どんなに嫌いになろうとしても、ただの友達に戻ろうとしても、鉄の意志を固めても……
 鉄だと思っていたのは俺だけで、所詮は脆い硝子細工。

「私を心配してくれるのはお前だけだ……私には、お前だけなんだっ!! だからっ!! お願いだからっ、捨て、ないでっ」

 たった一言。俺の胸元に顔をうずめて囁やかれ、三流の泣き落としなのに、わかってたのに、その身体を抱き締めた。
 俺は、俺を好きになってくれない生徒会長が、幼馴染みに恋焦がれてる。
 そう改めて理解したから、せめて高校を卒業するまで、二人が一緒に居る高校生活の間は、必死で頑張ろうと思っていた。
 中々振り向いてくれない幼馴染みを、頑張って落とそうと思っていたんだ。
 それなのに……
 そんな想いは、翌週に早くも打ち砕かれた。誰でもない、俺が一番良く知る幼馴染みの手によって。

「うぅっ……んっ、んぐっ、んむうぅぅぅっ!!」

 放課後、生徒会室へ入ったら急に力が抜け、意識が遠退いて、気付いたらこのザマ!!
 パイプ椅子に座らせられ、手足を椅子の脚と背凭れとにロープで縛られて、ギャグを噛まされて、ネクタイで目隠しをされた。
 そして俺が最後に見たのは、俺自身のオナニー写メと、その横で目を細め、口元を吊り上げて微笑む幼馴染み。
「ふふっ、すごかったぞ♪ 切ない顔して、あんなに早く扱いて、はぁっ……痛くないものなのか?」
 昨日の夜。自分の部屋、ベッドの上で、左手にコイツの写真を持ち、一人で、してた。嫌がる幼馴染みを、頭の中で無理矢理にレイプして。
 でも、そんな妄想はしなけりゃ良かった。オカズにしなけりゃ良かった。とんでもないトリガーだってわかってたら……ちき、しょうっ!!
「それにしても、最近の携帯電話は便利だ。そう思うだろ? 例えばこの様に……」

 ピッ。

『くっ、そ……もてあそびやがって!! 犯してやる……みんなの前で服を引き裂いて、メチャクチャにレイプしてやる!!
 泣き叫んだって許してやらないっ、中出しして、膣内射精して、絶対に俺の子種で孕ませてやるぞっ!!』

 ピッ。

「犯罪者の犯行声明も、はっきりと録音する事ができる。なっ、便利だろう?」
 生徒会室に響くのは、間違いなく俺の声。俺が昨晩、脳内で繰り広げた妄想話し。



75 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/24(日) 16:52:35 ID:tiKV3fBe
2
 どこで撮られた? どこから録られたっ!? いや、そんなもん今更どうだっていい!!
 大事なのは、打破すべきは、今、この時、この瞬間。
 大量のアロマが焚かれているのか、オレンジの香りしかしない生徒会室で、聴覚と触覚以外の五感が殺された密室の中で、手足を縛られた椅子の上で、今の俺に何ができるのか?

 ヂヂッ、ジジィ……

「うぐっ、ふうっ!?」
 ズボンのジッパーが下ろされる。熱の篭ったチンコを、ひんやりとした手でズボンの外へと引きずり出される。
 俺はMじゃ無いし、こんな状況にゃ興奮しないけど、それをリカバーする程にヤバイのは、刻々と濃度を増すオレンジの香り。
 思考能力を低下させて、全身を甘く痺れさせて、アソコだけをガチガチの棒状に勃起させる。
「んっ、どうした犯罪者? キサマは、こんな太くて、固くて、ふぅっ、反り返ってぇっ、ふうぅっ、たくましいオチン……ペニスを、膣内で暴れさせたいと思っていたのか?」
 唯々、愉快そうな生徒会長の笑い声が、脳へとダイレクトに届いて充満して行く。
 とろみの有る液体をチンコに垂らして、グチュグチュと卑猥な水音を立てながら全体に馴染ませて、いつものようにイケない程度の刺激でアソコを挑発する。
「バカ、だなっ。こんな凶悪なオチン……ペニスを挿れられたら、思いっきりピストンされてハメ倒されたら、これ無しでは生きていけない、ペニス狂いとなるに決まってるだろ?」
 俺の呼吸は荒くなり、二人揃って荒くなり、まさか、と。もしかしたら……と。
 これから訪れるかも知れない展開に、鼓動は落ち着きを忘れて跳ねあがる。
「そうなったら、恋とか、愛とか、関係無くなるのだ。単なるペニス奴隷になってしまう。それは駄目だ……私は、恋とか、愛とかを、知りたいのだから。
 しかしな、未だにそれらは理解できんし、高校を卒業するまでに理解する自信も無い。でも、それでも……何度、私に、フラれても……お前は、側にいておくれ?
 私が大学へ行くとしたら、お前も同じ大学へ来い。私が就職したなら、お前も同じ職場へ来い。絶対に離さんからな……一生を賭けて、私をオトしてみせろっ!!」

 パサッ。
 布切れの落ちる音。そして俺の首へと片腕が回されて、顔には息苦しくも心地良い、柔らかく張りのある肉の感触。
 息が耳に掛かる。コイツは、俺を跨いで、抱き着いているんだ。
「ふふっ、安心しろ、私も鬼では無い。随分と譲歩したぞ? この一週間は頑張って準備したのだ。お前を受け入れる為に、いーっぱい、ほぐしておいたからな? ふぅっ……んんっ!!?」



76 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/24(日) 16:52:59 ID:tiKV3fBe
3
 くちゅっと、先端が熱い場所に押し付けられる。
 見えないけど、遮られてるけど、抱き着かれてこの位置に在る部位なんて、アソコしかないだろっ!?
「うむっ、ふんっ!? うぐぅぅっ……」
 狭くて、キツくて、全く濡れてない穴の中をゴリゴリと推し拡げながら、痛いぐらいに締め付ける肉壁の隙間を沈ませて行く。
 ぢゅぶぶっ、ぎちゅ、ぎちゅ、ぎちゅ、ぬぢゅっ、ぎゅぢゅぅっ!!
「ふんんっ!? ふあっ、おっき……」
 ゆっくり、ゆっくり。侵入を妨げるべく、次々とカリ首へ引っ掛かるヒダをえぐり上げて、ズッポリと根元まで咥え込まれてしまう。
 気持ち良いってよりも痛みが強いけど、初めて好きな奴とセックスできたって嬉しさが、僅かな快感を何倍にも増幅する。
 そんな幸福感の中、頭の後ろから金具の外れる音がして、目隠しが取られたら、一気にドン底へと叩き落とされた。

「ハメ撮り……と言うやつだ。ふふっ、サイレントモードだから遠慮するな……ほらっ、私しかおらんのだ、可愛らしい喘ぎ声を上げて構わんぞ♪♪」

 俺の眼前、俺の幼馴染みが、左手にハンディカムのビデオカメラを持って、二人の接合部を撮影してた。
 濡らしもせずに挿入したせいで、微かに鮮血が垂れている痛々しいお尻の穴を。
 それでも、その唯一の液体を潤滑油に、幼馴染みの身体は上下に弾み始めた。
 表情は苦痛に歪んでるのに、脂汗を掻いてるのに、声は震えてるのに、それを誤魔化すように、一心不乱に腰を振り立てる。
「はっ、あっ、あ、あ、あうっ!? おまえはっ、ぁあぁぅぅっ……わたをっ、壊したんだっ!! 証拠も、たくさんっ、あ゙あ゙あ゙あ゙ぁっ!! これでっ……逃がさんぞ?」

 涙を流して、口を塞いでいたギャグを取り払い、俺の言葉を待ってるんだ。
 わかってる、わかってるよ。ちゃんと言うから。遅くなったけど、ちゃんと言うから。
 唾を嚥下して、感謝の気持ちを込めて、コイツの瞳をしっかりと見詰めて。




「遅れたけど、Part24……スレ立て、>>1乙」




おしまい
最終更新:2009年05月26日 23:16