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25 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/22(金) 02:52:50 ID:7BxS4uNc
アツシに電話を掛けた後
公園のベンチに深く腰掛ける

「はぁ…」

自然とため息が出てしまった…なんか俺疲れてるのか?
この俺みたいなのが疲れるなんてな…ハハハ
バカみたいだ、実際バカなんだが

アツシには今日会ったことを包み隠さず話そう
変に話を弄くってもアツシのためにならんからな
それに俺は作り話は得意な方じゃないからな

「いよう!タロウ!話ってなんだよ?」
「ああ…アツシ来てくれてありがとな」
「なんだよ、らしくねぇな」
「いやな…その…あれだ」
「ハッキリしろって」

アツシが俺の隣に腰掛けてきた

ああ…どう切り出したものか!!
今日あったことを話すのはいいが何処から話そう?
悩むな俺!!悩むな俺!!
下手に話せばアヤちゃんとアツシの関係がヤバイことになるかもしれん
そうなればアヤちゃんに狙われるのは間違いなく…俺
まだ死にたくねぇよ…
いやいや…何を考えているんだ俺は…全くしっかりしろ俺!

今日起こった事をアツシに言うそれだけだ!



26 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/22(金) 02:53:27 ID:7BxS4uNc

…よし!

「実は今日…」
「おう」

俺の表情を見てかアツシが真剣な顔をした

俺は俺なりの言葉で今日の出来事をアツシに語った
殆どアヤちゃんの事なんだが
アツシは黙ってソレを聞いていた
質問もすることなく、相槌も打つことなく
ただ黙って前を向き聞いていた

「・・・という事だ、真実は100%だ保障する」
「…おう」

アツシは俺のほうをゆっくり向き

「お前アヤをビンタしたのか?」
「お、おうよ…」

やっぱソコに食付くよな、男が女を叩くのはイイ行いではないもんな…
てかアツシが今までにない位…怖い
アツシが俺をじっと睨むその視線で死にそうだ

「…でも、お前が手を出すって事は相当な状況だったんだろ」
「まぁ・・・な」
「言葉だけじゃ伝わらない部分もある、その辺は察してるつもりだ」
「…」
「もし…アヤに手を出したのがお前以外だったらぶっ殺してるトコロだ」

怖ぇぇええ…こんなマジなアツシは中々見れない
それだけアヤちゃんを想ってるんだろう
愛ゆえの・・・何とかだ
まぁ…この鈍感の事だから自分がアヤちゃんに
惚れてる事すら気づいてないだろうがな

急にアツシが表情を緩め

「タロウ…今日は話してくれてありがとな」
「へッ…コレくらいお安い御用さ」
「じゃあ…俺はこの辺で帰るわ」

そういって立ち去ろうとするアツシに対し俺は…

「待てぇええい、恋に悩める少年よ!!」
「何だよ?てかさっきまでシリアスだったのにもう元通りかよ」
「ふはははは!事が過ぎてしまえばどうという事はないのだよ!!」
「うぜぇ…そもそも恋に悩んでねーし」

こやつめ…



27 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/22(金) 02:54:12 ID:7BxS4uNc

「直球に聞く!アツシ!お前アヤちゃんの事がスキだろ!!」
「バカ言ってんじゃねぇよアヤの事は何とも…」

学校でアレだけイチャついてんのに…スキじゃないってか

ははーん…アツシはバカだバカだと思っていたが
実際のところ本当はバカらしい
そんなんだから死亡フラグが気づかないうちに立つんだよ

「アヤちゃんの事は何でもないんだな?」
「そうだよ!!」
「それはどうだろうな?よく考えてみろ…例えば他の男と付き合ったりしたら?」
「…」

ピクリと反応…効果的だなもう一押しいくか

「お前の知らない所でキス…それ以上の事をしていたら?」
「……ぐ」

面白い位の反応だ…恐らく彼の頭の中はアレな想像で煮えたぎっているだろう

「そんでその男との間に子供ができたら?」
「………ぐぐ」

あんまり押すと俺が殴られそうな感じがプンプンする…もうやめておこう

「でもお前はアヤちゃんのことは何とも…」

俺が言い切る前にアツシが言い放つ

「違う!!アヤの事が大好きだよ!今気づいたよクソッたれ!他の男に取られてたまるか!」
「はぁ…お前という奴は…」
「バカだな俺って…」

皆さんバカって素晴らしいと思いませんか?
ご覧ください彼は素晴らしいバカです!愛すべきバカです!
バカは世界を救う!!

バキッ!!――

「あべしッ!!…アツシよ…なぜ殴る…」
「いま俺の事バカにしただろ」
「シテナイヨー」
「この野郎…」

顔が真っ赤なアツシ、自分んお気持ちに気づいてやりきれない感じだ
まぁ…仕方ないかコイツ恋愛とか疎そうだからな…



28 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/22(金) 02:54:42 ID:7BxS4uNc

「で?アツシさんよどうする?」
「どうする?って…いままで通りで…」
「で、ウダウダしているウチに他の男にアヤちゃんを取られると」
「ぐ…ソレは嫌だ、どうすりゃいい?」
「告白してしまえ」
「むぅ…」
「それで宣言しろアヤはおれの女だって」
「出来るか!!」
「ま、宣言はおいといて告白はするんだろ?」
「…お、おうちゃんとこくはく…する」
「何時?」
「明日しようと思う」

早ッ!!…まぁ俺が急かしたせいだろうが…
あーあ、なんだろうねこの純情ボーイはおじさん面倒臭くなんてきちゃった

「そうか頑張ってな~サヨナラ~」
「おい!タロウ…俺にココまでやっといて…それは無いだろ?」

今度は帰ろうとした俺をアツシが止めた
そしてアツシが尋常じゃない力で俺の両肩を掴む
ミシミシって音してますよ!すごく痛いですよ!
肩が砕けたら俺は死にますよ!
弾けて死にますよ!

「わ、わかったアツシ…最大限の力で協力させて頂きとう存じます…」

肩から手が外れる…助かった

アツシは何処でどう告白するか、いかに邪魔が入らないようにするか
などいろいろ俺に相談してきた
協力すると言ったからには最高の舞台とシチュとまではいかないが
それなりの舞台を用意させてもらう
そうアツシに約束した

「それじゃ明日な、タロウ頼んだぞ」
「おうよ任せとけ、イイ告白の舞台をつくってやんよ」

そこでアツシと別れ帰宅する…




29 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/05/22(金) 02:55:24 ID:7BxS4uNc

布団で横になりながら俺は確信する
アツシが告白することで
アツシ、アヤちゃん、メイちゃんの関係が後戻りできなくなる状態になる事を…

はたしてコレでよかったのだろうか?この行動でよかったのだろうか?

いや…否定的な考えはダメだ!過ぎた事だ!悲劇が起きないように最善を尽くすのみだ!

♪―

携帯が鳴るメールが一件…メイちゃんからだ
【兄さんと何の話したの?】

【世間話とエロ話しただけでゴワス】と返信する

普段はメイちゃんからこんなメール来ないのに…なんかバレたか?

♪―

返信来るの早ッ!?

メイちゃんから【ふ~ん そういう事ならいいや オヤスミ】

【オヤスミ】と返す…なんだ俺の考えすぎか…

ん?さっきのメールまだ文がある?改行しまくってるのか…
どんどんと下に…一番下にはこう文が打ってあった

【嘘は身を滅ぼすぞ】

ハハハハ…はぁ…もう寝よう
明日からは自分の周囲にも注意を払おう