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191 名前:Cinderella & Cendrillon 4[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 23:54:49 ID:WLAf6iMa
あれ? ここはどこなの? 最後は680だったはずなんだけど?

と、いうわけで真に申し訳ありません新型インフルってました。
しかも終わったと思ったら続けて39度の高熱に襲われ昇天してました。

季節の変わり目ですので皆さんもお体には十分気をつけて下さい。
それでは投下します。

192 名前:Cinderella & Cendrillon 4[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 23:55:41 ID:WLAf6iMa
~依音side~


「という夢を見たんだ」

はい、嘘です、ズビバゼン。
しかし目が覚めての第一声がこれとは……おれは順調に人間という階段を下って行ってるようだ。
さて、冗談は置いといて何をしようかな……

 たたかう
 ぼうぎょ
 まほう
 どうぐ
 にげる
≫……しらべる

何と戦うの!? そしてなんで調べるの扱いがそんなにひどいの!?
……ホントに大丈夫かな……いや…選択はあってるけどさ……
とりあえず天井は白一色、右には窓、左には花瓶と洗面台。
まごうことなき病院ですね、わかります。
しかもこの広さで仕切りのカーテンがないってことは一人部屋!?
我が家にそんな金があったのか……初耳だぞオイ。
まぁここまで元気なら問題ないだろ、ちょっくら部屋の外みてくるか。
…っと、あり?

えねは ひだりうでが なかった !!

だからなんでそんなにゲーム設定にしたがるの!? そろそろついていけねぇよ!
そんで今シリアスなところだから空気読んで!? 今おれの左腕の存在がとてつもなく空気だから!

……よし、整理しよう。
まずここは病院、しかも一人部屋、うんおk。
そして俺の左腕が肩からない、うんおk。
それ以外は包帯やらガーゼやら絆創膏やらついてるけど一応無事、うんおk。

えねは めのまえが まっくらに なった

空気読めやぁぁぁぁぁぁあああ!!
てめぇ最近バッジ16個とったからって調子乗ってんなよ!?
ミミロルがミミロップになってメッチャ可愛いからって調子乗んなよ!?

…ハァ…ハァ…なぜ疲れたし……
まぁ、全然よくないけど…とりあえず出よう……
と、ベッドから起き上がり、扉を開けようと手を伸ばしたところで扉が開いた。
扉の先には眼の下にクマを作ったさきねぇ、おれはいつもの癖で声をかけた。
「おはよう、さきねぇ」
「えっ……あ、うん…おはよう……えね……」
めずらしく歯切れが悪い、どうしたんだろうか?
「どうしたの、さきねぇ?」
「……うっ、うぇ…うぇぇぇええ」
泣いた!? おれが悪いの!? ちょ、抱きついてこないで!? さきねぇの身長で普通に抱きついたr
「お、落ち着いて! さきねぇ! 息が、いきができないかr」


193 名前:Cinderella & Cendrillon 4[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 23:56:14 ID:WLAf6iMa
~10分後~

「……落ち着いた?」
「………うん………」
さきねぇをベッドに腰かけさせて、自分は来客用の椅子に座る。
「どうしたの? いきなり泣き出して。」
おれが10分間に3回も窒息しかけた理由は何なのだろう、しかし……
座ったままうつむき黙りこくるさきねぇ……か、かわええ!
「……ねが……と………から……」
「え?」
しまった、さきねぇに見とれてた。
「…えねが私のこと嫌いになったと思ったから…」
反射的におれはさきねぇを抱きしめていた、右腕だけで。
悲しげなさきねぇの顔を見たら、なぜかそうしなきゃいけないと思ったんだ。
「おれがさきねぇのこと嫌いになるわけないじゃん! なんでそんなこと思ったんだよ!」
さきねぇは今はもうないおれの左腕の付け根を撫で……
「……だって、えねの左腕がなくなったの、私の所為だもの……」
そんなことで……そんなことでおれがさきねぇを嫌いになると思ってるのか……
「そんなことない、そりゃなんともないって言ったら嘘になるけど、こんなことでおれがさきねぇを嫌いになることは、絶対ない。」
それだけは絶対言える、嘘じゃない。
「本当? 本当にえねは私のこと嫌いにならない?」
「うん、本当だよ、約束したっていい。」
「………そう……」
直後、おれの唇はさきねぇのそれで塞がれていた。
さきねぇの舌がおれの唇を割って入ってくる。
歯ぐきをなぞり、歯を舐め、舌を舌で舐めまわされた。
呆気にとられてるおれにさきねぇは言った、ゆっくりと、一文字一文字を確かめるように。
「好きよ、大好き、愛してるわ。 他の誰よりも、姉さんよりも。」
今でも忘れない、あの時のさきねぇの暗く冷たい濁った眼を。