785 :相反する2人 [sage] :2009/11/11(水) 00:39:02 ID:s+QOyF3O
「どうしてそこで諦めるんだ!!そこで!!もう少し頑張ってみろよ!!俺だってこの寒い中シジ(ry)」

カチッ

「もう、朝か・・・」

やかましい目覚まし時計を止めた後、洗、顔を洗い、歯を磨き、母親が作った朝飯を食べ、部屋に戻り、制服を見て思い出す。

「あ、今日高校の入学式か」と。

俺が高校の入学式のことを思い出したと同時に、インターホンが鳴った。
そういえば、今日から父さんが長期出張で母さんも、一緒について行っていないんだよなぁとボンヤリと思い出した

ということは、必然的に俺が玄関に行かないといけないか。

ガチャガチャ、ガチャン
「おはよう」

「うぃーす、おっはー」
(そういえば、コイツとも同じ高校だったな)


786 :相反する2人 [sage] :2009/11/11(水) 00:40:18 ID:s+QOyF3O
天宮 奈々枝(あまみや ななえ)俺の幼馴染みだ。
髪型は、ショートで顔はそこらのロリ系アイドルに負けないぐらいの童顔、しかし、胸は結構でかい。

まぁ、早い話がものすごい美少女ってことだ。

「? 何ボーとしてんの? 早く学校行こーぜ。 」 「あいよー。」

しかし、毎度のことながら辛い。 え?何が辛いって?奈々枝と一緒に歩いていたら、同じ高校の奴らは、「うおっ! メッチャかわええ!!あの子!」 「でも、隣の奴はすげぇブサイクだな。」
やかましいわ。聞き慣れてはいるが、しかしムカつく。 まぁ、釣り合わないのは分かっているし、俺だって半ば諦めの境地にいる。
でも、奈々枝は気にしないで俺に話を振る。
楽しそうに。


787 :相反する2人 [sage] :2009/11/11(水) 00:41:48 ID:s+QOyF3O
いつも、思うんだが俺なんかでも一緒にいて楽しそうなんだから(俺の錯覚かもしれないが)早く彼氏でも作ればいいのに。 コイツなら選り取り見取りなのに。 もったいな「っいて、あにすんだよ、頬をつねるな。」 「何すんだよじゃないよ。ちゃんとボクの話を聞いていた?」
「聞いてたよ。 高校が面白いといいね。っていう話だろ?」 「おっ、ちゃんと聞いてるじゃん 感心 感心」
「そうだな。 可愛い子と知り合いになれたらいいな。ボソ」


788 :相反する2人 [sage] :2009/11/11(水) 00:44:16 ID:s+QOyF3O
「・・・対に・・・・・仲・・・せ・・・から」 「ん? 何か言ったか」 「ううん。何も言っていないよ そんなことより早く行こーぜ。」 「ハイハイ、わかりましたよ」 さっき、奈々枝が何を言ったか気になるが気にしても仕方ない。
そして、俺らの高校生活が始まる。
最終更新:2010年02月05日 11:30