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378 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/12/26(土) 14:36:50 ID:ca1RkkcU
時はクリスマス、ここに一人の男がいた。
彼の職業はサンタ。子供に夢を与える職業だ。

本来の仕事は子供にプレゼントを上げる事なのだが、それに加えて彼にはもう一つの仕事がある。
それは心の綺麗な大人にもプレゼントをくばることだ。
サンタの世界でそれを嫌うものもいる。
だけど、彼はそれを続けている。
理由はただ一つ…純粋に喜ぶ人の顔が好きだからだ。

「よっ…と、失礼しますよ。」
家が立ち並ぶ住宅街でただ一つしかない赤い屋根の一軒家、そこに男はいた。
プレゼントは大人にも配り終えた、ただ一つこの家を除いては。
お得意の魔法を使い窓の鍵を開けた男はプレゼント袋を片手に室内へと侵入した。

目指す場所は寝室、かれこれ4年もプレゼントをここに運んでいるので道筋は完璧だ。
音を立てないように気を付け、主の部屋へと入った男は枕元へと移動した。「さーて…今回のプレゼントは何がいいかなぁ…っと。」

袋に手を突っ込み、中身を漁る男。
巨大なぬいぐるみは去年あげたしなぁ…まだ大事に部屋に置いてあるし、どうするべきかと男は迷った。
すると男は主の近くにサンタへ、という手紙があることに気づいた。

興味が沸いた男はそれを見ることにした、プレゼントの希望が書かれてるかもしれないからだ。
そして手紙に書いてあった言葉を見て男はギョッとした。

「…お、俺の…子種が…欲しい…だと?」

何度目を擦ってみても書いてある言葉は同じだ。
すると突然、頭に鋭い痛みが襲った。
堪らず男は床に倒れふした。

「…メリークリスマス、サンタさん…私ね、書いてある通りに貴方の子種がほしいの」

混濁する意識の中で聞いた言葉の人物…それはたったいままで寝てると思われていた家の主だった。