※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

66 :キモオタと彼女 2、5話:2010/04/10(土) 21:24:55 ID:seg8frX5
自分と優羽(ゆう)が出会ったのは、高校1年の時だった。
同じクラスの彼女は、その可愛らしい外見からたちまち、人気者になった。
彼女の容姿は、髪がセミロングで身長は152センチと小柄で、顔の方は大きく綺麗な瞳に小さめな鼻、プルプルとした唇。
そして、何といっても重要なのが胸!!!
制服の上からでもわかる特盛り!!
と、容姿もスタイルも恵まれている彼女だが、性格もどんなに外見が悪い奴にも、笑顔で話しかけるという優しさも持っている。
だって、俺なんかにも笑顔で「隣同士よろしくね!」と言ってくれた。
15年間、外見の悪さに(不細工的な意味で)定評がある俺にも話かけてくれたのは、自分には衝撃的だった。
電車では、絶対隣には女子が座らないし、店員が女性の時は必ず手の平から5センチ離してお釣りを渡されるなど・・・。
あ、ヤバい、泣きそう・・・。
まぁ、そんな彼女と同じ美術部になった時も驚いた。
彼女は、運動神経も抜群なので文化部に入るのは、誰もが意外に思ったらしい。
彼女に釣られて入ってきた男共も多かったが、流石に興味のない部活に飽きてしまったのかすぐに辞めていってしまった。
自分は、小さい頃から絵が好きだったし、辞める理由はなかった。
ちなみに、美術部は俺と彼女だけになってしまった。
普通なら、男と女が2人きりになるのを防ぐ輩が出てきそうなものだが・・・。
周りの奴らは、「お前と優羽ちゃんが付き合うのは、ありえねーし。」 とのことだ。
いやね、わかっていたことだけどさ・・・。
一応、自分の事は自分が一番分かっているつもりだ。
俺だって、身の程わきまえているつもりなんで。
彼女とは、友達付き合いが出来たらいいなぁとは思っている。
とはいえ、女子との関わりあいが皆無な俺は、5月の半ばまでは会話は全然なかった。
理由が、恥ずかしいから。
後、俺なんかが彼女に話かけていいのかという劣等感から話しかけることは、出来なかった。
そんなある日、彼女と喋ることが出来た。



67 :キモオタと彼女 2、5話:2010/04/10(土) 21:27:11 ID:seg8frX5
「君、絵は好きなの?。」
「ああぁ、う、うん、すすす好きだよ。 うん。」
・・・どもってしまうのは仕方ないんだ。
自分みたいなのが、美少女に話しかけられて平静でいられるわけがない。
うん、無理。
そんな、みっともなく狼狽える俺に優しく話かけてくれる彼女は女神に見えた・・・。
その後も「いつから、絵は書き続けているの?」とか、「今度、美術館に行かない?」などと、自分に言ってくれた。
社交辞令でも美術館に誘ってくれたのは嬉しかった。
もちろん、丁重にお断りしたが。
その後の彼女の表情がとても残念そうだったが、それも俺に気を使っているんだろう。
そこまで、気にしなくてもいいのに。
本当に彼女はいい子だなぁと思っていた。
でも、彼女の俺に対する優しさは気遣いではなく、好意だとその時に気付けたら俺の人生は変わっていたかもしれない。