※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

153 :名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 23:48:24 ID:kAKjMUkm
ヤンデレ症候群
馬鹿げた名前だが、世界中のどこをまわってもこいつから逃れられることができない質の悪い病だ。
そもそもヤンデレとは、女性が好きな奴のことを愛するあまりに心を病んでしまった状態、またはその状態の女性のこと。
こんな妄想紛いな病気が発生したのは今から20年程前のこと。突如、日本の首都である東京で、数十件の殺人、誘拐事件が起きた。
さらに、殺人を犯した者は全て女性だった。被害者は性別関係なしに殺められているが、それでも女性の方が多い。
そして逮捕して犯人に殺しの動機を述べさせると、“〇〇に近寄る雌豚を排除しただけ”“〇〇に邪魔なゴミを綺麗にしただけ”“〇〇君が私の気持ちに気づかないから”など“想い人のため”にという動機がほとんど…いや全てだった。
次に誘拐の方は男性だけが被害の対象だった。
これらの事件を初め、どんどん日本中で起き、3ヶ月も経たないうちに日本中でそのような事件が多発していくようになった。
それだけでは収まらず世界各地でも発生し、たった1年で世界に広がっていった。そして政府はこのような事件を起こす女性達の病状を『ヤンデレ症候群』と発表した。
そしてヤンデレ症候群が発表された翌週、政府は男性女性を20歳になるまで隔離して教育を行うという案を出したが、10人以上ヤンデレ症候群の女性らに暗殺されすぐに永久保留に。
そのような事が続き、20年後である現在ではヤンデレ症候群に好かれてしまった男性に手助けしない暗黙の了解が出来てしまうのもまた時の流れ。
「全く嫌な世の中に生まれたもんだよ…。」
今朝の新聞の記事を読みながら、僕 佐藤 瀧斗(さとう たきと)は今日も朝から憂鬱である。
「ぉはよぅ。」
「うん、おはよう。」
我が家の大黒柱である僕の父親が寝室から大きな隈を作り、だるそうに朝の挨拶をしてきた。
「随分眠そうだね」
「あ?…ああ、まあな。」
「おはよーたきと☆」
「おはよう。」
続いて我が母が朝から元気いっぱいお肌つるつるでやって来た。
「酷いよ~カズキ~、起きる時はいつも一緒って言ったじゃない。」
もう30後半であるに限らず、20代前半の容姿をする母が甘ったるい声で父に抱きついた。
「香織!?もう起きたのか!?」
「何で? 私が起きたら何かまずい事でもあるの?」
驚愕した父に対して母は感情が込めていない返答をした。
「いやっ、違う!香織があまりにも可愛くキスをしてしまいそうになるぐらい寝顔だったから起こすのをためらったんだ!!」
必死な表情に変わり朝から甘い事を叫ぶ父。僕をお忘れですか?
「ふーん………じゃあキスしてくれた?」
感情を取り戻し拗ねた風に言う母。
あなたは僕がいるのがわからないの?
「いや。」
「じゃあ今して。」
「今って!?瀧斗の目の前でやるのか!?」
「別にいいじゃない。瀧斗だって年頃よ?」
「年頃だからko!?「んんっー!!」
僕の母である佐藤 香織はズバリヤンデレだ。ヤンデレ症候群が一番流行?していた時に僕の父、佐藤和樹に恋をし、ヤンデレ化してしまった。…ちなみに二人が結婚したのは19の時できっかけは母が父に痺れ&媚薬を食事に混入し、既成事実を作ったから。
「もぐもぐ……御馳走様でした。」
朝食を済ませ荷物を持ち、玄関へ。
「行ってきまーす。」
「ぷはっ…はあはあ…カズキのあそこ食べていい?」
「はあ…はあ…お前、夜あんだけしといてまたやるのか?」

さて、学校に向かうか。

以上朝の出来事でした。