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55 :名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 22:02:09 ID:XQkJbV+4
俺、俊輔(19)は一週間前に突然倒れた。
三日気を失ったが、意識は戻した。
ここ2、3日、俺は何かヤバイ病気なのではないかと思うようになった。
なぜかというと、親、看護師が異常なまでに優しく俺に接することである。
俺の親は俺の妹をとても可愛がり、俺には金しかくれないような親だった。
それなのに、「何か欲しい物はないか?」と聞かれたのにも驚きだったが、
まだそれだけだったら、入院してるから優しくなったのかなと思うが、
ふざけて6万もする携帯をいったら買ってきたのである。
しかも、携帯電話だから院内では使えないはずなのに、院長自ら許可をだしたのである。
・・・絶対におかしい。
決定的なのが、親が異常なまでに医者に呼ばれ、
俺の病室に戻ってくるたびに「何か行きたい所とか、やりたい事はないか?」と聞いてくるのである。
なにこの、余命が宣告された親の常套句と思った。
俺はやりたい事に「妹に会いたい。」と言った。
俺の妹は12歳で某英国大学を卒業した世界一の天才とも言われている妹、弥子だ。
今はアメリカで国連直属の医療研究所で研究しているとか。
なので、だいぶあっていない。
自分でもキモイと思うが、この妹が可愛くて仕方がない。
もう、見た瞬間に抱きつきたい気分である。


56 :名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 22:03:37 ID:XQkJbV+4
ま、そのたびに殴られるのだが。
もしかしてヤバイ病気なら最期には会いたい、と思ったからだ。

俺は今日ある賭けをする。
自分はなんの病気なのか、余命はあと何年、いや何ヶ月なのかと言う事を医者に聞いてみるのである。
あんな親でも心配は掛けたくないので、親がいない間に聞いてみる、ということにした。
今日は、妹が帰国するからという事で親は夜まで帰ってこない。
こんな絶好のチャンスは無い。ということで、俺は今院長室の真ん前にいるわけだが。
医者がなぜか、院長室に行くように言ったのである。
本当にヤバイ病気じゃないのかな。
今になって「聞かずに、何も知らずに過ごす。」という選択をとらなかったのかという自問自答をしてしまった。
だが、いっそ知ってしまった方が楽なのではないかという気もある。
このドアをノックすると自分の死ぬときがわかってしまう、そんな感じである。
「あ・・ごめんごめん。先についちゃった?」
「っ!・・・院長さん・・・」
「やあ、俊輔くん。いやー、若い看護師さんがいてねえ。可愛かったよー。」
この、変態発言をさも当然のようにする、いつも笑顔で笑っている人が院長である。
この人が院長で大丈夫なのか、この病院は。
「あ、ああそうですか。」
「俊輔くん?元気が無いね。男は元気が取り柄だよ!」
「はい、そうですね。ところで、○○さんから院長室で話を聴くように、と言われたのですが・・・」
院長の顔が真剣な顔になった。顔を見たとき、この人はこんな顔もできるんだ、とすこし関心しながらも、
自分の心臓を鷲掴みにされたような、恐怖感・・・そんな気分にもなった。
「詳しい話は院長室でしよう。ここで話せれる話じゃないし、一応守秘義務だ。」
「・・・・はい。」