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368 :名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 17:39:28 ID:bFjzOE9u
はぁ、彼を完璧に見失っちゃったよ。
あの人達が、私に話掛けなければ彼をもっとみれていたのに…。
…いや、違う…。
今日の目的は、彼と仲良くなること。
確かに、彼を見つめるだけでも私は幸せな気持ちになれる。
でも、それじゃ駄目なんだ。
現状に満足しては、駄目だ。
彼みたいな素敵な人を見たら、他の女も黙っていられるはずがない。
ここ2年間は、彼女がいる気配はないし、他の女の子と出歩いているのも見たことはない。
彼が女性と関わりがあるといったら、メイドカフェぐらいかな。
…そんな所に行かなくても、私が貴方専用のメイドになって一生尽くすのに…。
どんな恥ずかしい事でも、貴方だけになら出来るから…。
でも、いずれ彼の前に私以外の女が現れて、彼が私以外の女と歩いているとき、私は耐えられるの?
…ううん、絶対無理…。
じゃあ、どうすればいい?
決まっている。
彼と付き合い、結婚し、近寄る女共を排除すればいい。
簡単なことよ。
でも、彼の前に立つと素直になれなく、つい乱暴口調になってしまう…。
何で、私こんな素直になれないんだろう。
成長しないなぁ、私。
はぁ。
「ねぇねぇ、お姉さん暇? なら俺達と遊ばねえ?」
キッカケが欲しい…。
彼と仲良くなれるようなキッカケが…。



370 :キモオタと彼女 4話:2010/06/17(木) 17:51:17 ID:bFjzOE9u
「マジ、シカト? あり得ねぇんっすけど。」
同じ趣味を共有する?
却下。
彼が他の女を見てるのを許すなんて有り得ない。
彼は、私だけ見つめていればいいの。
「おい、マジキレっぞ。 オ…。」
パァン!
さっきから、雑音が聞こえていたのでウザかったから、やっと消えたわ。
ん~、どうやって彼を…。
「おい、てめぇこら何すんだこら。」
倒れた4人中の1人は、痙攣でピクピクしている…脆すぎるわ。
「おい!大丈夫か!てめぇ…覚悟できてんのか!」
…本当うるさいなぁ。
まぁ、いいや。
憂さ晴らしに付き合って貰おうかしら。
「ツレの鼻が折れてんぞ! どうしてく…。」
まだ、しゃべり続けている雑音の懐に入り込み、素速く片方の脚に体重を乗せ、もう片方の脚で顎を蹴り上げた。
コキン。
何だか、小気味の良い音が聞こえた。
漫画でしか見たことのないような足蹴を見て、驚きを隠せないのか呆然としていた。
「あ、有り得…。」
台詞を言う前に、私の回し蹴りで、雑音の元の台詞は飛んでいってしまった。
彼の声以外は、聞きたくないわ。
ふぅ、やっと雑音が消えたわ。
「…ひ、ひぁ!」
あぁ、もう一匹いたの。
唯でさえ、彼を見失ってイライラしているのに、これ以上雑音が入ると半殺しじゃ済まないわよ?
「おいおい、どうしだんだ。 こりゃ。」
「ひ、永(ひさし)!」
また、増えた。
しかも数人も。
いい加減にしないと、半殺しだけじゃ済まないわよ?
「女の割には結構やるな。 だが、俺はコイツらみたいに油断しねぇぜ?」
「……。」
「無視かよ。 まぁ、いいや。」
そういうと、そいつは私の周りを囲い、逃げられないような形をとった。
逃げる気は、さらさらないんだけどね。
っていっても、この人数はちょっとキツいわね…。
全く、警察は何をやってんのよ。
そこら辺の歩いている奴等も見てみぬふりだ。 さっきまでは、私の事をジロジロ見ていた奴もいたが、助けに入ることもしないし、警察も呼ばない。
それは、そうね。
一時の感情で私を助け、後でコイツ等に返り討ちにされたくないからだろう。
自分の事さえ、良ければ良い人間しかいないんだろうなぁ。
世の中って。
まぁ、彼は違うんだけどね。
そういえば、彼に助けて貰った時もこんな…。
「やれ。」




371 :キモオタと彼女 4話:2010/06/17(木) 17:54:12 ID:bFjzOE9u
私が、回想に浸っていると、永という男が合図を出した刹那、襲いかかって来た。
私は、覚悟を決めた。
相手のリーダー格は、喧嘩慣れしているし、私もタダじゃ済まないだろう。
…私が傷物になっても、彼は受け入れてくれるかな?
「ゃゃ、ゃめろッフブッ!!」







後ろから、私が望んでいた声が聞こえた気がした。





ドゥフ。
駅の近くにある大人のオモチャ屋さんに着いたで御座る。
ドゥフフ、彼女達の事を考えるとムラムラしてしまって、拙者一服してしまったでござるよ。

さて、そろそろ買いに…

「お、おい!大丈夫か!?」
オゥフ、拙者が最も苦手とするヤンキーの方々でござるよ。
しかも、後ろ姿を見るからに女性が絡まれているでござる。
…助けに行くでござるか。
見知らぬ人とは言え、困っている人を助けない訳にはいかないでござる。
ドゥフフ。
い、い、今行くでござるー!!