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235 :非日常の日常:2010/07/04(日) 09:20:46 ID:h/jLyTUi
「加絵・・・・・・」
かなり痛かった思い出でもあるがやはり楽しい思い出でもあった
それ故に今の状況をどうにかしなければと考える思いも強かった
「しかし・・・どうやって脱出するか?」
脱出するまでにはいろいろと問題が山積みである
その今の問題は
「この手錠・・・・なんだよな」
特殊な手錠を見ながらふと思った
「ここは日本か?というより・・・・・・」
「現実か?という問いならYESよ」
と聖城が花の香りを漂わせながら現れた
「お前・・・・・」
「どう?似合うかしら」
いつもと違う服の色に雄介は驚いた
漆黒の闇とは正反対の純白の服を身に纏っていた
その姿はまさに天使と呼べるだろう
なら漆黒を纏った姿は堕天使と呼ぶだろう
そうして唖然としていると聖城は頬を赤らめながら
「そんな熱い視線で見ないでよ・・・・・もしかして食べてみたい?」
と微笑しながら聞いてきた
「いや・・・・だが綺麗なのは確かだ」
と雄介は本当にびっくりしていた
だがよく見たら何か違和感を感じていた
そうよく教会で見るような・・・・・・
「なぜウェディングドレスなんかを?」
「私が着てはだめかしら?」
「そうではないが・・・・・・・・」
雄介は少し警戒して身構えた
「別に殴ったりしないから身構えなくてもいいわよ」
とムスッとした顔で近づいてきた
「俺の予想が外れることを祈るが・・・・・・・結婚式とかわけわからないことを意識してないよな?」
そう聞きながら外れることを祈った
しかし
「あらよくわかったわね、ご褒美として妊娠してあげるわ」
「黙れこの痴女!」
頬を真っ赤にして笑っていた
だがその目はどこか濁っているようにも思えた
「別にいいじゃない、それともまさか・・・・・」
といきなり真顔になり雄介は恐怖を覚えた
「なっ・・・・何だ?」
と恐る恐る聞くと
「私よりも男の人のほうがいい?」
「・・・・・・・・・・・・はっ?」
「女の体よりも男のケツのほうがいいのかしら?目の前にこんなにあなたを・・・・・・雄介を思っている人がいるのに男のほうがいいの?もしそうならこの世の男なんか全員殺して男なんかに興味を持たないように調教してあげるわ」
そうしてブツブツいいながらゆっくりと手を伸ばし
「!?」
腕を鞭のようにし体を縛り付けて一言
「誰にも渡さない」
そういった後ものすごい力で縛り上げてきた
「ぐぁあああ!!!!」
体中が音を立てて軋み雄介の絶叫がこだまする
「誰にも・・・・・・・・誰にも渡しはしないわ」
そうしていきなり離し雄介は解放された
そして闇の中へ意識を沈めていった
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・


236 :非日常の日常:2010/07/04(日) 09:22:31 ID:h/jLyTUi

その同時刻
雄介の部屋に一人泣きながら雄介の名を呟いてる女がいた
「ゆう・・・・・ぐすっ・・・・すけぇ・・・・えぐっ・・・・・」
浄財は一人名前を呟き続け泣き続けていた
もはや声は枯れたが涙だけは枯れなかった
「どこに・・・・行ったんだよぉ・・・・」
そしてずっと泣いていたらふと真顔になり
「・・・・・・・・久しぶりにあれを使うか」
とどす黒いオーラを身に纏わせて不敵にわらった
「ふふふっ・・・・・・絶対に見つけるからな・・・・・・」
そうして笑いながら雄介の部屋を後にした



237 :非日常の日常:2010/07/04(日) 09:24:40 ID:h/jLyTUi

「うぅ・・・・骨の節々が痛い・・・・」
「ごめんなさいね、これじゃ妻として失格だわ」
「結婚すらしてないしするつもりもない」
「いいじゃないの、こんな美人と毎日イチャイチャできるのよ?」
多分一方的だろうな・・・と言いかけてやめておいた
あまりにも否定しすぎると先ほどのようなことになりかけない
しかしなぜ俺なんだろうか?という疑問を聞いてみることにしてみた
「なぁ」
「何かしら?ア・ナ・タ」
「だめだこりゃ・・・・」
一瞬で聞く気が削がれたためやめた
「はぁ・・・・加絵」
と思わず呟いた瞬間
「!!?」
物凄い威圧感ともダークフォースとも取れるものがすぐ隣から感じられた
「せっせい・・・じょう?」
チラッと見た瞬間震え上がった
なんと本当に黒いのが体中から出てるではないか
そして体の半分以上が原型から大きくかけ離れていた
「おっおま「誰その女」あっ・・・・それは」
目の光なんてとっくのとうに消えており底知れぬ闇になっていた
「誰なのよ?そいつはどこの雌猫?それとも泥棒猫?いえ・・・・・どこの寄生虫かしら?なんでそんな寄生虫の名前を呼ぶの?」
「私がそばにいるじゃないなんで?なんでなのよ?私よりもそんな寄生虫のほうがいいっていうの?あなたのためなら何でも捧げることもできるのに・・・なんで?そんなゴミはどうせあなたを捨てるに決まってるわよ?」
「そんなこともわからないの?」
そしてその体で上に乗っかってきた



238 :非日常の日常:2010/07/04(日) 09:25:09 ID:h/jLyTUi
「ぐぐぐ・・・・」
おそらく大きくなった上に腕なども重くしてあるのだろう
重さはおそらく軽く100キロは超えてるに違いない
「ねぇ・・・・・誰?」
顔の距離はもはや鼻と鼻が触れるほどに近かった
「どこにいるのか言ってよ・・・・・・ころすから」
「やらっ・・・・せ・・・・な・・・い」
重さによって呼吸ができない上にこの威圧感のせいで意識が朦朧としてきた
「・・・・・わかったわ」
そう言って雄介の体から降りた
「修羅」
そう言うとあの屈強な男らしきやつが現れた
「雄介に寄生しているゴミを殺処分してきて、そして塵も残らないぐらいに燃やしなさい」
「わかりました」
と抑揚のない声で返事した後消えた
雄介は頼りない意識で修羅と呼ばれるやつのことについて考えてみた
身長はおそらく175以上はあるだろうと思う
だがなぜらしきやつなのかというとその声にある
その声はどうも男の声とも女の声ともとれるのである、というかどちらの声も聞こえる
それ故でわからない上にパワースーツみたいなのをつけているのでどうしようもない
今はそれぐらいしか考えることができなかった
「さて・・・・と」
聖城は落ち着いたのか体を元に戻しながらこちらを見て言った
「すぐにそんな記憶忘れさせてあげる」
そして消えた
「・・・・・・・・俺はどうすれば」
そうして意識を手放した