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288 :軋んでいく歯車 ◆fyY8MjwzoU [sage] :2010/07/05(月) 00:13:16 ID:HP3nHyK7
「おーいしょうへいへーい」
「誰だよ……」
 遠くからとある奴が走ってくる。あの毎回綺麗に立っているアホ毛を揺らしながら俺に近寄るのは一人しかいない。
「卓也の前世ー」
「俺の前世がそんな最近の人物の名前じゃないだろ、正敏」
 小柄で女の子みたいな感じの男、神崎正敏《かんざきまさとし》である。俺の小学校から親友だ。
 チャームポイントは一本だけ目立つように立っているアホ毛。どうやっても直らない。
 中学の時の修学旅行で俺が直してみたけど直らなかったからキャラ立てではないらしい。
 いつもは女々しいが意外にも頼りになることが多い。俺と会長のドジをよく返上してくれるから大助かりだ。
 けど俺と正敏が週間ランキングBL部門で上位に入り始めた頃は死にたくなった。今では気にして無いが。
「卓也~今日は遊べるか~い? SFCのボンバー5やろうよ~僕はあのぶよぶよが好きだよーハンドあると不規則な方向に飛ぶから~」
「う~んそれもいいけどさ。せっかくテスト終わったんだからお疲れさま会しないか?
「いいねえ~ぼくはいくよ~。他に誰誘うの~?」
 正敏は基本断らないからうれしい。まあ向こうも時々無茶振りなこと要求するからお相子だな。
「基本は生徒会のみんなかな」
 正直一時期の売り上げ確保はこういつだけでも十分いける。将来フードファイターになれるかもと言われた胃だ。
 本気で食うと普通に在庫をなくすほど食えるかもしれない。食べた分の栄養がどこにいっているか分からないけど。
 あのアホ毛かな。でも今回は広めるのが目的だから一人じゃ意味無いんだよね。
「どうやって呼ぶ~?」
「あー俺が一応声かけるよ」
「あ、そうだ~僕がやるよ~まかせてくりー」
「わかったよ。まあくれぐれも穏便に頼むね」
「あいあいさ~」


289 :軋んでいく歯車 ◆fyY8MjwzoU [sage] :2010/07/05(月) 00:13:51 ID:HP3nHyK7
 テストが終わり放課後、今日は例の作戦の開始だ。それにしてもどうやって役員集めるんだろうな。
 ピンポンパンポン
『えー生徒会です。生徒会です。今日、臨時報告会を開くため暇な生徒会役員は生徒会室に集まってください。
 繰り返します。今日臨時の生徒会のみで開かれる報告会を開く予定なので暇な生徒会役員は生徒会に集まってくださいYO! by副会長の代理がお送りしました。では』
 ピンポンパン
「あのヤロウ!」
「ふふふ、なんだあの原稿は?」
 後ろから般若の声が聞こえた。俺のせいではないのになこれ。
「可笑しいな。ああ、とっても可笑しい。私の許可なしに臨時とは……」
 後ろの般若は確実に俺をKillするつもりだろう。肩が掴まれているがこれはかなりの握力だ。骨がきしむ音がしている。
「声は正敏君かな? まったく正敏君も悪乗りが過ぎているな。副会長の卓也の意見しか聞かずにやるなんて」
 段々と右肩の感覚がなくなってくる。危険だ。確実にやられる。
「会長。誤解です。本当に誤解です。俺は別にそんなつもりは無いんです」
「いまさら遅いだろ? by副会長って言ってる時点で確実にOUTだな。ああ、可愛そうにここに一人の男眠る。か……」
 洒落になっていない。この人は本気だ。本気で俺の魂を刈り取るつもりだ。
「すいません、謝るからゆる……いたいたいたたたたた!!」
 肩が壊れている気がする。というかむしろ肩を捥がれている気がする。
「仕方ないだろう。これは生徒会の信用問題なんだからな。こんなバカ一人で評価はがた落ちになるのか。
 政治の尺図だな。汚職している政治家が一人でもいれば評判は下がる。そんな感じだな。
 だからこういうのはとかげのしっぽのように切るしかないか。腐ったミカンは捨てろともいうしな」
「あ~ただいま~……あ、プロレスごっこ? 大変だね~。それじゃ先に生徒会に行ってるね」
 諸悪の根源が会長が俺の肩を外すところをみて逃げていった。あいつあとで半殺しにしないと。
「さぁもっと肩を壊してあげる。反省するまで」
「ぎぃやぁぁああああ!!!」
 俺の声が虚しく響く。俺の断末魔の声がなりやんだあと三年生のテストを始める鐘がなった。


290 :軋んでいく歯車 ◆fyY8MjwzoU [sage] :2010/07/05(月) 00:14:27 ID:HP3nHyK7
 俺が今一番会いたかった愛しの彼はいつもの指定席に座って本を読んでいた。タイトルは『必読!殺人鬼から逃げる方法TOP50。ポロリはないよ』
 実用性はあまりないだろう。殺人鬼なんて今この場所には二人しかいないと思うし。とっさに反応できないと思うので。というわけで
「死ねェェ!!!」
「うわ!」
 正敏は華麗に横にずれた。攻撃は紙一重であたらなかったが後ろを取っていた会長による踵落としによって床に沈んでいく。
 しかしそれが命取りだ。会長の恐ろしさはここからはじまるのだ。
 会長は体を捻ってその遠心力を使い蹴りを繰り出した。その蹴りは正敏にクリーンヒットする。
 その蹴りは普通の蹴りより威力は桁違いに高いだろう。蹴りがあたった正敏は真横に吹っ飛び壁に激突する。(よい子は学校の壁に人をぶつけたらダメだよ。お兄さんとの約束だ)
 壁に激突している正敏。最初はひくひくと動いていたが2分ぐらいたった後動かなくなった。
 正敏を壁から剥がして服をひん剥いていく。剥いたあとは掃除ロッカーに入れ、穿いてたズボンから財布と携帯をとりだした。
 携帯SDカードを抜き財布からはお金と数枚にカードをぬく。確実に犯罪臭がするのだが気にしない。俺たちは友達だからな。
「やったな会長!」
「ああ、私達の勝利だな」
 俺と会長は諸悪の根源である男を倒し幸福を感じていた。こんなにも清々しいなんて思いもしなかった。
「さて」
 会長がこちらに向き合う。妙に清々しい笑顔でこちらを見つめている。
 俺の心の危険を示す値が赤になっている。これはやばい。確実に。
「諸悪の根源を倒した後必ずしないといけないと思うことが私にはあるんだ」
「会長、それはなんですか?」
 俺は落ち着いているように話しかける。ものすごく冷や汗かいてるけど。もしかしたら脂汗もだらだらと出ているかもしれないけど。
「ああ、諸悪の根源を倒しても必ずその意志を継ごうとするものが出てくるだろう。それは大変危険だと思う」
「俺もそう思いますね。こういうのは早めに対処しないと危ないですし」
「だから意志を継ぎそうなやつらを倒すべきだとおもう。ということはだ。次私がやることは--」
 ああ、今すぐ逃げよう。俺の人生の灯火が確実に失われる。
「--残党退治だ」
 気がついたら俺は般若から逃げるために無意識のうちにフルスロットルで走っていた。


291 :軋んでいく歯車 ◆fyY8MjwzoU [sage] :2010/07/05(月) 00:15:36 ID:HP3nHyK7
「ところで集めた理由はなんだ」
 俺たちへの制裁が終わったあと生徒会室に戻り集めた理由を聞かれていた。普通制裁よりこっちが先だろう。
「いやー生徒会って忙しいからさ。俺のおごりでお疲れ様会開こうかとおもってさ」
 おごりにしなければ今俺の首は吹っ飛んでいるだろう。
「慰安のようなものか。まあそういうものも大切だな。店は決まっているのか?」
「ええ、とってもお勧めなところが一見あるんだ。一応デザートに抹茶系統のものもあったし」
「なら行こう。奢りなら気兼ねしないで食べれるからな」
 すいません。遠慮はしてください。さすがに10人前+デザートたくさんはさすがに財布がきついです。
「生徒会の全員で~10人だよね~1万5千円ぐらいかな? 大変だねー」
「まあ俺の500円貯金箱第二号の1割だから気にしなくていいぞ」
「なら遠慮なくゴチになりますよ~遠慮なんてしたらもったいな~い」
 正敏は飛び跳ねて喜んでいる。こういうのを見ると男じゃなくて女の子に見えてしまう。
「他の役員が来るまでもう少し時間がかかるかもしれないな。紅茶でも飲むか?」
「お願い~」
「頼みます」
 会長は沸かせていたお湯をティーポットに入れ茶の準備をする。
「どうして緑茶は無いのだろうか。私はどちらかといえば緑茶派なのだが」
 そうは言いながらも会長はおいしい紅茶を入れている。というか緑茶のみたいなら自分で道具持ってくればいいと思うのだが
「それなら~会長は~どうして紅茶を~入れるの上手いの~?」
「それか? 私は凝り性でろう。緑茶の練習をしているときに思ってな。紅茶の入れ方も上手くなれば緑茶もさらにおいしくいれる方法が見つかるかもしれないと思ったからだ」
 その執念が凄いな。自分の好きなことを極めるためなら他のことも吸収するって。
「うーん俺にはまねできませんよ」
「そうかもしれないな」
 入れた紅茶を飲みながら会長は答える。
「だけど自分を下卑はするな。私は卓也をきちんと評価しているんだからな。私と正敏を救ってくれたのは卓也だからな」
「そうだね~あはは~懐かしいや」
「いやなんでシリアスな雰囲気に……」
「『自分は役立たずだ』と思っていないか? そんなことはないぞと伝えたいんだ」
 会長の言葉にギクリとする。今日のテスト中ずっと考えていたことだった。
「自信をもて。困ったときは頼れ。自分が悪いことしていなければ人はついてくる。私はそう思ってる」
「まあ警察や権力者に~目つけられたら助けてくれる人は極端に減るけどね~」
「それは当たり前だろうな。みんな捕まるって聞いたら手のひら返しそうだし」
「けど、卓也。君は最後までその人の味方をするだろう? 悪いことをしていないなら」
「それは……うん」
「誇れる長所だよ。それは。私は無能扱いにはしない。そして卓也に仇名す人がいたら守るさ」
「僕もだよ~あはは~」
「なんかここの会話だけだと中二病くさくないか?」
「いいじゃないか」
「ね~」
 まったくこいつらって変だよな。さすが俺の友人だな。まあ家が普通じゃないしな両方。
「こんにちはー」
 どうやら一人来たようだ。俺たちは話をやめみんながくるまで資料整理することにした。


292 :軋んでいく歯車 ◆fyY8MjwzoU [sage] :2010/07/05(月) 00:21:12 ID:C8rFDNOR
「いらっしゃいませーって幸一君?」
 というわけで喫茶店に着たが愛さんは幸一といっている。俺卓也だけどな。どうしてだろう
「愛さん。俺卓也なんですが……」
「え? だって昨日幸一って名乗った……」
「泣かした~みんな~副会長が綺麗なお姉さん泣かしてるよ~見ものだよ~。そもそも幸一ってーぷくく、人に~中二病っていってるのに偽名って~ぷくく」
 おかしい俺卓也って言ってたはずなのに幸一? どうしてだろうな
「ま、気にしないことにします。卓也……さんですね。次もまた違う名前って言うのは無しですよ」
「ええ、さすがにそんな間違えませんって」
「そうですね。えっと10名ですね。ではこちらの席へどうぞ」
 俺らは店の広い団体用らしきテーブルに案内された。
「ここはなかなかいい場所だな」
 会長が珍しく褒めていた。いつもなら埃があって掃除が粗末とか明かりがたりないとか言うのに
「だね~隠れた名店って感じ~」
 正敏はいつもどおりだ。特に変わらない。殆どの喫茶店で言うからな。
「これがメニューです。ゆっくりしていってくださいね」
 メニュー3冊をもってきてテーブルに置く。そのときに一緒に水を渡していた。
「メニューが決まったらお呼びくださいね。それでは」
 そういうと愛さんはどこかに行ってしまった。俺は会長と正敏と一緒にメニューを何にするか考えていた。
「俺は昨日と一緒でいいなーオムライス上手かったからね」
「私はビーフシチューかな。肉じゃがの原点ともいえるし結構好きなんだ。デザートは抹茶パフェ」
「僕は~そだな~リゾットかな~デザートはあんみつでー」
「ここはなかなかメニュー多いな」
「だね~僕は気に入るかも~」
「だろ。味もお勧めなんだよ」
 少し話していると他の皆も大体決まったらしい。
「ほかのみんな決まった?」
 確認のために俺は聞いておく。頼み忘れとかあったら少し面倒だしね
「「「決まりました」」」
 決めるの早いなー。人のこと言えないけど。
「すいませーん愛さん」
「はーい、何にしますか?」
「デミグラスオムライス1つに魚介クリームオムライス1つ、ビーフシチュー1つ、リゾット1つでパスタのオニオンときのことアサリ。
 デザートは抹茶パフェ2つにチョコパフェ1つ、クリームあんみつ2つ。ドリンクは全員特製フルーツジュースで」
「わかりました。オムライスのデミグラ1つにクリーム魚介1つ、ビーフシチュー1つにリゾット1つ、パスタのオニオンときのことアサリですね。
 デザートはパフェの抹茶2つにチョコ1つ、あんみつクリーム2つ、ドリンクは特製フルーツですね」
「はい、すいません量多くて」
「いえいえこういう仕事なので気にしてませんよ。では調理に入りますね」
 愛さんは厨房に向かったようだ。後姿を見て相変わらずスタイルいいよなーとしみじみ思う。
「さて、料理来るまでの暇つぶしとしてたが。そうだ。今回はテストの慰安とのことなのでテストの出来具合でも聞こうか」
 このご婦人機嫌が悪いんですか?
「う~ん僕から言うね~僕はなかなかいったと思うよ。自己採点したけど平均92だった~数学Bが少しダメだったね~」
「あーわたしも数学Bがダメダメだったよーそれにしても正敏さんって結構頭いいんですね」
「そ~でも無いですよ~僕なんてまだまだです。あと自己採点だから少し甘いかもしれないしね~」
 正敏に話しかけたのは隣のクラスの腐女子で有名な女の子、伊藤美弥子だった。正敏が好きらしいという噂を聞いたがどうなんだろうか。
「そうなんですか? あ、そういえば卓也さんはどうなんですか?」
 俺に振らないでほしい。


293 :軋んでいく歯車 ◆fyY8MjwzoU [sage] :2010/07/05(月) 00:22:11 ID:C8rFDNOR
「まあ、待て卓也は最後だからな。私は正敏と同じぐらいだと思う。平均94点ぐらいだな。英作文や文章は一応丸にしているが先生次第ではバツになるから気がぬけないな」
「私は多分平均点スレスレの87点ぐらいだと思いますよー」
 美弥子さん。平均点ってそんなに高くないと思います。どっちにしたってどうせ俺には届かない栄光だよ。平均点なんて。
「あたしはそうだなー70ぐらいが高いかなー」
 次に答えたのが少し不良っぽい見た目の女子、秋中楓さん。面倒見がよく後輩には姉御と呼ぶ人もいるそうな。たしか好きな人がいるそうだったけど、あー隣に座ってる人だ。
「俺はまだ判断できませんね。自己採点はまだしていないので」
 彼はもう一人の会計である若葉雫。インテリの眼鏡でイケメン。俺としばしば話すことがあったが家庭菜園がいける口なので驚いた。
 それを知った日から俺たちは家庭菜園仲間になった。じゃがいもとか芋系が好きらしい。あの蒸した芋のほくほく加減が好きだ。とかいってたなー。
 そういえばやはりもてるけど告白は断ってるらしい。心に決めた人がいるそうで。それでも告白が途絶えないのはな……ある意味すごいね。女の執念って。明確にして無いから私かもって思わせてるのかもしれないけど。
「そういえば~会長は~告白したんです? 雫くんに~」
「私は雫には興味ないな。私はその……なんだ。気になる奴はいるけど……告白は……」
「だよね~会長はね~凄くにやにやしちゃうよ~」
 どうやら好きな人がいるそうだ。やはり会長も人なんだよなー。会長なら告白すれば確実にOKもらえると思うけどな。
「会長。困ったことがあるなら俺に相談してくれよ。ちゃんとバックアップするから」
「「「はぁ……」」」
 あれ? みんないきなり溜め息ついたぞ?
「その彼が鈍感という絶対防御壁を持っているのがだるいね~」
「そうだよねーまったくーどうにかならないのかな」
「ああ、アタシもあれは無いと思う」
「俺もそう思うな。壁が分厚すぎるのは困りものだ」
 そんなにその人は鈍感なのか。
「なおさら手伝うよ! 絶対その人を振り向かせるの手伝うさ!」
「「「はぁ……」」」
 またみんなの深い溜め息。うーんついていけない。やっぱ俺ってそんなに頼りないかな。
「もういい。そこの女子Aはどうだ」
「私イニシャルって適当じゃないっすか! 酷いっすよーあーさんー」
 彼女は亜紀 呉《あき くれ》と言う。多分日本探してもめったにいないと思う名前だ。柔道部と報道部とを掛け持ちらしい。というか会長が生徒に生徒会をよく知ってもらうためにいれたそうだ。
「私は今回は70点ぐらいっす。先輩方には追いつきませんっすよ」
 正直凄いと思うな。自己主張激しいボーイッシュな奴だ。
 他にもいるのだが他は用事があるので帰ってしまった。まあこのメンバー以外はあんまり来ないのでいいと思うが。
「最後は卓也だ。さぁ白状しろ」
「ええっとーその赤点スレスレ……かなぁ?」
 なんかシラーっとなった。よくない。この空気よくない
「たくやんってよく副会長になれましたね」
 呉さんの同情の視線が痛い。
「卓也さんと正敏さんのカップリング……やっぱりいいね……頭がよくない卓也さんに正敏さんが個人レッスン……そして徐々にエスカレートして……にへへ」
 一人変な人がいるかもしれないけど気にしないでおこう。
「まったく卓也は困るな。次の期末テストの時は勉強一色にしないといけないか」
「手伝うよ~」
「まて落ち着け。正敏。俺は勉強しなくても」
「僕は~上からの命令は断りません~」
「なら無理やりするな!」
「それはダメですよ~卓也のためにならないから~」
 上からの命令なのに
「あと~会長のほうが位は~上なので~どっちにしろ無理ということで~」
「うわ、いらつく。こいつ」
 今日は正敏を殴りたくなる一方だ。珍しい。
「おまたせしました。こちら特製フルーツジュースとなります。食事はもう少ししたら出来ますので少々お待ちくださいね」
 ありがとう、愛さん。あなたは女神に見えて仕方がありません。
「それにしても面白い話ですね。そのときは私のお店でやってくださいね」
 俺の女神は実は女神の仮面を被っていただけの悪魔だった。