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217 :ヤンデレ世紀:2010/11/19(金) 00:52:39 ID:uoAUKegH



あれから結局数人登校して来て我がクラスの現段階最高出席率になった。………28人ですが…
それから4時間、僕は睡魔と土田さんの過激なアッタクと攻防し、どちらにも勝つことができた。それよりも土田さん、授業中にチョッカイは本当に止めてほしい。睡魔に負けれなくなるじゃないか。
午前中の授業は一応全て終わり、昼休みに入った。
「瀧斗ー、飯食おう。」

中林が毎度の如く昼飯を誘いに来た。

「………佐藤くんっ!お昼にしましょ!!」

そしてこちらも毎度の如く僕と昼飯を食べに来た。本当に一途でいてくれるなあ…。
そして空気を読んだのか、ただ痛い目に遭いたくないのか中林は外の男子の所に行った………が、

「秋田、飯食お「秋田っ、わ…わたしと一緒に食べるわよ!」………」
「お、山森よ俺とめ「孝さん、ご飯にしましょ。」…」
「ほz「保澄、私との愛を語り合う時間よ…」……」

見事に恋する女子の力に駆逐された。今日は傷が多いせいか苛められっ子のようで哀れで痛く見えた。そしてそれを見て何にも感じない僕自身に怒りを感じた。





218 :ヤンデレ世紀:2010/11/19(金) 00:53:58 ID:uoAUKegH


ここでまた過去を振り返ってみるとヤンデレ世紀になってから苛めはほぼ皆無となった。いや、正しくはみんなが苛めを苛めと認識できなくなってしまった。
ヤンデレ世紀に突入した当初、流行りと言っていいのかわからないけどツンデレ的な病み女性が極端に多かったらしい。わかりやすく言うと“好きな子を苛めたくなるドSがたくさんいたのだ。
当時の彼女らは多分一種の愛情表現のつもりかもしれないけど被害を受けてる方からではそれは苦痛以外の何でもない。
軽度な苛めもあれば重度な苛めも多くあり、自殺者も多かったとか。

政府も打開策を出したが、未成年者隔離育成案の時同様に大臣らが殺されまた失敗に至った。

未成年者隔離育成案とは男子女子を成年になるまで隔離しながら育てる法律で当時の総理大臣が暗殺され中止となった案。ヤンデレさん達に大いに反対され、世界的初めて病んだ女性の力を世に示されることになった出来事。

話が逸れたけど苛めは昔のように問題視されなくなってしまった。さらに言うと監禁、殺人が当たり前になってきた世の中じゃ苛めは二の次にならざるおえない。

「…仕方ない。トイレで食うか…」



結局いつも通り中林は一人で便所飯を食う羽目になった。
特に声をかけられなかったので中林はさっさと教室を出てしまった。

「今日のご飯はハンバーグだよ!」

悪気があるのかないのかしらないが土田さんが笑顔で僕に寄り添うが昼のこの時間帯だけは心の底から止めて欲しかった。………どうせ言えないけど。
心の大部分にモヤモヤ感を残しながら土田さんと何気ない日常の1ページへと戻った。大概が熱愛宣言を受けるだけだけど。





219 :ヤンデレ世紀:2010/11/19(金) 01:00:21 ID:uoAUKegH


中林side



いつもいつもトイレで便所飯をする俺、中林拓海は今日も例外なく便所飯を行うのだった。
1階の片隅にある隠れ家的なトイレがあるので俺はそこを利用させてもらっている。
中に入るとやはり誰もいない。
いつもの定位置である一番奥のトイレに入り弁当を広げ飯にする。鍵はめったに誰も来ることはないから開けっ放しにする。

「いただきます。」

母さんの作ってくれた飯を一つひとつ味わいながらおかずに手をつける。母さんは甘党なので砂糖を使う料理には多めに入れ甘ったるい品々になるが今の俺にはその甘さがちょうど良かった。
最後の卵焼きを口に頬張り今日のランチは終了となった。…デリシャスデリシャス、ヤミーヤミー。

「ごちそうさまっと。」

飯も食い終わったので教室に戻り午後の授業の予習でもやろうと思い、空になった弁当箱を持ちトイレから出た。

「よお、しげみ。」

「………うっす。」

不幸なことに俺の天敵で井上にぞっこん中である都塚玲に遭遇してしまった。

「何で弁当箱を持ってここから出てきた?」

相変わらず良い性格してやがる。俺と二人っきりになるとこいつは本当の自分をさらけ出す。井上や他の奴らが見たら驚愕するな。まあ俺もこいつの前じゃ無愛想でいるが
だがこいつよりは絶対にマシなはずだ。


都塚が嫌みったらしい笑みをしながら俺の方へ近づいて来た。勿論俺はそれに比例し数歩下がる。

「お前もどうしたんだこんな寂れた場所のトイレに来るなんて。下痢か?」
「女性に向けて使う言葉じゃないな……痛い思いに遭いたいの?」

背を少し丸めいつでも襲いかかろうと威圧する都塚。汚い。本当にやることが汚い。
早くこんな場所から離れたい俺は少し遠回りになるが行きと違う道で教室まで帰ることにした。

「んじゃな。お前も早く戻らねーと井上が違う女子に盗られるぞ。」

そう最後に捨て台詞を残し立ち去った。

「待って。」






220 :ヤンデレ世紀:2010/11/19(金) 01:04:04 ID:uoAUKegH


肩を強く掴まれた。

「…何だよ…」
「お前には好きな人はいる?」

驚いた、まさか都塚からこんな質問をされるなんて………そして俺はその質問直後にある一人の女子が頭から浮かんできた。

「いないよ。」

感づかれないように普段通りに応えた。

「ふうん…」
「んじゃな。俺はこう見えても忙しい身だから。」

肩に掴まれた腕を気に触れない程度に振り解き、今度こそ帰ろうとした時、

「私はいるよ。」

答えなくてもわかっいる。井上が好きで好きで仕方ないんだろう?

「そうかい。」



「ああ、私はそいつのことが好きで好きで愛していてそいつの全てが欲しくなるぐらい依存してしまってる。」

やはり都塚もヤンデレか………後で井上に警告しとかないと。

「冷静になれ。もっとその人のことを貪欲に想うんじゃなくてお互い分かち合いながら交際しろよ。」

念のためいや、井上のため都塚に一応アドバイスをして俺は教室に向かった。………俺も結構腹黒いのかな。…さて、いつもみたいに明るくならなきゃな!




~~~~~~




中林君がどっかに行ってしまった。多分お昼を食べに行ったんだろう。
ああ、私が勇気を出してお昼を誘えば中林君もあんな寂しそうな顔をしなくて済むし、私も中林君と一緒にご飯が食べれて嬉しい。まさに一石二鳥!
よし!明日こそ…明日こそはお昼を誘うぞ!………あっ!?そうだ、今日一緒に帰れるか訊いてみよう。やばい私積極的だ!

「望?どうした?」
「へ!?…な…何でもないよ!!!」

この後友達二人にいじられたのは私の痛恨のミスでした。


以上昼休みの出来事でした!………あれもう僕ここだけ?