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203 : 天使のような悪魔たち 第13話 ◆ UDPETPayJA 2010/11/27(土) 00:51:34 ID:8HvnfPjAO

「メイド服が欲しいだぁ?何言ってやがる。」

と、語尾を荒げながら言ったのは瀬野だ。

「ちょっと神坂くん、いくらうちの兄さんが変態のバカでも、メイド服はさすがに持ってないでしょ。」
「まあ、な。いくら瀬野が変態でバカでストーカーで露出狂でも、持ってないだろうな。」
「おい、好き勝手言ってくれるなおまえら!」

露出狂とはずいぶんとかけ離れているのに、露出狂と言うのは単なるボケ、
という事を瀬野は察してくれなかったようだ。
だが俺は瀬野を無視して話を続ける。

「瀬野は持ってなくても、ファンクラブの連中なら誰かツテがあるかもしれない。
おい瀬野、ちょっと探してくれないか?」
「命令すんな!第一、文化祭は俺らには関係ないだろうが!」
「まあ待て瀬野。もちろんタダとは言わないさ。」

この交渉なら、瀬野はもちろんファンクラブの連中もノってくるはず。
むしろ、持ってなくてもメイド服を調達してくるだろう、という自信が俺にはあった。

「………一週間以内にメイド服をうちのクラスの女子の分用意してくれたら、
結意にもメイド服を着させてやる。」
「よし、乗った!」

こいつ、やはりバカだ。

速攻で携帯を出し、仲間内に連絡網を回しているらしい瀬野。
それを尻目に、俺と穂坂は小声で会話をした。

(ちょっと、神坂くん。大丈夫なの?)
(大丈夫だ。こいつは結意のためなら何でもするからな。)
(まあ…確かに、ね。というか神坂くんは、織原さんの事避けてたと記憶してるけど?)
(うーん、いろいろあって、ね。俺達付き合うことになったの。)
(……………………そう。)

詳しい説明をするのはやめておいた。
穂坂のような一般人には、あの事件の顛末を話したって、信じないだろうから。
だが、「そう」と呟いた穂坂の声色が、いやに冷たいような気がした。

「………私、そろそろ帰るわね。メイド服の心配はいらないみたいだし。」

かと思うと、穂坂は急に帰る、などと言い出した。
…気分を害しているのは、見てすぐわかった。
やはり、穂坂は結意を毛嫌いしていたようだ。
まあ色んな意味で問題児だからな、結意は。

「お、送ってくぞ吉良。」
「あなたみたいな変態の手を借りなくても帰れますッ!」
「な…なんか機嫌悪くね?」

そう言って穂坂はさっさと歩を早めていってしまった。

「わりぃ、なんか心配だから後追ってくわ。…メイド服の件は、任せとけ。」
「頼んだぜ、瀬野。」

瀬野も慌てて穂坂のあとをついていった。
結局、俺一人だけがぽつりと街中に残されてしまったのだ。…ちくしょー!
仕方ない…今からでも結意の見舞いに行くとしよう。
もともと俺は、携帯を買ったらその足で見舞いに行くつもりだったのだ。
余計な用事がなくなった分、好都合というものだ。


204 : 天使のような悪魔たち 第13話 ◆ UDPETPayJA 2010/11/27(土) 00:54:37 ID:5raIXZYwO

* * * *


市内病院-----
結意が運び込まれたのは、佐橋の友人の知り合いが勤めている病院だったらしい。
かつて佐橋も、ここでお世話になったのだと、以前聞かされた。
その知人とやらのお陰なのか、腹部を刃物で刺されるという、
明らかに事件性を匂わせる傷だったのに大騒ぎにはならなかった。
その結意は、二階の病室で入院している。病室には他に誰もおらず、とても静かなもんだった。
俺は病室のドアを軽く二回ノックしてから、中に入った。

「…すぅ……くぅ………むにぁ……」

なんとも可愛らしい寝息がかすかに聞こえてきた。
ベッドに近づいてみると、布団がややはだけ、結意は赤ん坊のように丸まって眠っている。

「ちくしょー………悔しいけど、やっぱ可愛いなこいつ。」

そう、喋れば変態だが、こうして眠ってれば美少女なんだ。それも、かなりハイレベルの。
俺は何となく、無防備に眠る結意のほっぺたをつねってみた。

「んっ……ひゅぅ……」

ぴくりともしない。どんだけ深く眠ってるんだこいつは。…つか、やわらけぇ。

「んにゃ……あひゅはふん……らめらよぉ……」
「!?」

今、俺の名前呼んだ!?
いや…結意は眠ったままだ。…すると、寝言か。…どんな夢見てんだか。
しかし、悪い気はしない。夢の中でさえ想われてるなんて、意外と嬉しいもんだ。

「もぉ………あひゅはくんのえっひ……♪」

…前言撤回。夢の中でさえナニされてんだかわかったもんじゃねえ。
とは言え、外は大分薄暗い。俺まで少し眠たくなってきた。
…どうせ家には誰もいないんだ。少しだけ、ここで寝かせてもらおう。
俺はそばにあった椅子に腰掛け、ベッドに突っ伏して、目を閉じた。


205 : 天使のような悪魔たち 第13話 ◆ UDPETPayJA 2010/11/27(土) 00:56:48 ID:VEHMP8H2O

* * * *


薄暗い。いや、漆黒の空間が視界に広がる。
夜の星さえ見えず、足を付けている地面すら、黒。
まるで暗闇に放り出され、さ迷っているような錯覚を覚えた。
もちろん、こんな空間は現実では有り得ないだろう。俺はこれが夢である、ということを自覚した。
それにしても、ここはなんて異質な場所なんだ。一歩踏み出そうにも、足が地面に飲み込まれるような錯覚がして、まともに動けない。
一切の光が射さない空間。それがこんなにも不気味だなんて。

『くくく………悪いね、こんな場所まで呼んで。』

女性の声がした。だけど、どっちから聞こえたのか、その判別がつかない。
『ああ、無理に探さなくていいよ。見つけるのは無理だろうからね。僕が君の傍に行くよ。
この場所はもう慣れたからね。』
言うと、女性は確かに俺の真正面に現れた。何故か、自分の体すら目視できないのに、
その女性の姿だけははっきりと映った。

『初めまして。僕は灰谷 瞳と言います。
今日は君にひとつ、教えておかなければいけない事があるんだ。』
『あんた……なぜ』

何故、灰谷と名乗った女性は、姉ちゃんや明日香にそっくりなんだ。
唯一違う点と言えば、二人よりは幾分か成長していて、ある程度成熟した女性の姿だという部分だけだ。

『…その理由は、今は教えられないね。残念ながら時間が限られているんだよ。
今回は、僕の話を聞いてほしい。大丈夫、いずれ話すからね。』
『あ…ああ。』

ん?俺今、喋ったか?

『言わなくてもわかるさ。君の言いたい事はね。さて、本題に入ろうか。
亜朱架のいた研究所から、刺客が送り込まれた。
近いうち、君達のもとへ現れるだろう。用心することだ。』
『だ、誰だよ刺客って!』
『僕にはわからない。ただ、亜朱架はこの事を知っている。"後始末をつける"と言っていただろう?』
『…どこまで、知ってるんだ。』
『知ってるのはそれだけだよ。…では、またの機会に。そろそろ眠り姫がお目ざめだよ?』

灰谷と名乗った女性は、言いたいことだけ言うと、再び宵闇に消えていった。
同時に、俺の平衡感覚が失われる。灰谷という"目印"をなくした事で、一気に感覚が狂ったようだ。

『う…うあぁぁぁぁぁぁ!』
落とし穴に吸い込まれる様な錯覚は、俺の(夢の中での)意識を奪い去った。


206 : 天使のような悪魔たち 第13話 ◆ UDPETPayJA 2010/11/27(土) 01:00:06 ID:VEHMP8H2O

* * * *


「………かくn……飛鳥くん!大丈夫!?」

ぐらぐらと体を揺さぶられて、俺は目を覚ました。

「あれ……結意?ここは…」
「もぉ……心配したよぉ…すごくうなされてたんだよ…?」
結意はベッドの上にちょこん、と正座して、俺を涙目で見ていた。
「はは…何泣いてんだよ。大丈夫、俺はちゃんと、ここにいっからよ。」
少し気だるい体に鞭打ち、俺もベッドの上に腰掛け、結意と並んだ。
強がってはみたものの、頭がふらふらする。夢を見てこんなに疲れたのは、生まれて初めてだ。
「結意。わりぃ、ちょっと肩貸して…」俺は隣に座る結意の肩に、頭をもたげた。
「ひゃっ!?」
「変な声出すな。…ったく、ほんと………やわらけー。」
あ…ひとつ発見。こうしていると、恐ろしく幸せな気分になる。

「………ばか。」
「ん…?
「私だって………ずっと寂しかったんだよ?でも、また嫌われるのが怖くて…
頭では「そんなことない」ってわかってても、心のどこかで、怖がってるの…!
だからずっと我慢してたのに…こんなに近くにいたら我慢できないよぉ………ぐすっ」
「結意…」
「ごめんね……嫌いにならないでね……。」


結意は俺を半ば突き飛ばすようにベッドに押し倒した。
そのまま、覆いかぶさるように、マウントポジションをとった。

「飛鳥くんは動かなくていいからね。」
「馬鹿。傷口開くかもしんねーぞ。」
「それでもいいよ。……もう、自分でも止めらんない。」

口調が、雰囲気が少し、以前とは変わったような気がする。…いや、これが結意の本質なのか?
俺に見放される事をひどく怖がり、今もこうして、俺を無理矢理犯そうとしている。
別に、振りほどこうと思えばできるのだが。
俺の意思を聞かずに一方的に押し倒すのは、ぱっと見て勇気あるように思える。
だけどその実、勇気がないからこうせざるを得ないのかもしれない。
結意は壊れ物を扱うようにそっと、俺の頬に手を触れ、そっと唇を重ねてきた。
牛乳を舐め取らんとする仔犬さながらに、必死に舌を絡めてくる。

「んっ…っは、ぴちゃ……じゅる……」
咥内をなぶられる度に、背筋がぞくり、とざわつき、身体の芯から熱を持つ感覚を覚える。
何もするな、という方が無理だ。媚薬並にタチが悪い。

「ぷは……飛鳥くんも、元気になったね。」
結意は舌を出しながら、妖艶な笑みを浮かべた。
その舌先からは唾液が糸を引き、いやらしさをより一層引き立てる。
「そう言えば以前、"男の子が好き"とか言ってたよね。…お尻、試してみる?」
「バカ、あれは嘘に決まってんだろ……。ヤローなんかより、結意の方が1000倍いいさ。」
「あはっ…冗談だよ。でも、シタくなったら言ってね。ちゃんと準備しとくから。」

結意は冗談を交えながらも、パジャマのズボンを下ろした。
…既に純白の下着は、水分でひたひたになっているのが見てわかる。
結意は股下の部分をずらし、俺の手をとり、その指を一本、自らのナカへ導いた。


207 : 天使のような悪魔たち 第13話 ◆ UDPETPayJA 2010/11/27(土) 01:05:47 ID:ndQabWYgO

「すげ………熱い。」
「あん…飛鳥くんの…ゆ…びぃ…♪」

俺の指を使って秘裂を弄りながら、器用にも片手で俺のズボンのベルトを外し、チャックを下げた。
指先で下着の窓を開き、俺の愚弟を外気にさらけ出す。…ホントに器用だな。

「えへへ…前よりおっきいね。」
「…なんだかんだ、十日ぐらい溜まってるからな。」
「じゃあ…いっぱい濃いのちょうだい?」

結意は俺の指を抜くと、俺のモノをしっかり掴んだまま跨がった。
先端が、入口に擦りつけられる。その刺激だけで、限界を迎えてしまいそうだ。

「いくよ………うっ、あ、ぁっ」

結意は入口で固定し、一気にすとん、と腰を落とした。
じゅぷり、と粘着質の音を立て、俺のモノは根元まであっさり飲み込まれた。

「ふぁぁ、あっ、にゃあぁぁぁぁん!」
「くっ………声、抑えろよ…」

にゃあん…って、猫かよ。などという余裕も俺にはなかった。
結意はすぐに激しく腰を振り始めた。肉と肉がぶつかり合う音は、水音を若干含む。
肉壷の奥の奥、子宮口にがつがつ当たる感覚がした。

「だ、だって、これ、すごくいいよぉ………ひぁ、あん、あんっ!」

歯をがちがち震わせ、すっかり蕩けきった顔をして結意は、さらにペースを上げた。
結意の自慢の巨峰が、ぶるんぶるん震える。
…本気で、傷口開くんじゃねえかと心配になってきたが。
それよりも、俺もいつ限界を迎えてもおかしくなかった。むしろ、必死で堪えている状態だ。
気を抜けば、二秒と保たない。
だって仕方ないだろう?結意とセックスするのは、十日ぶりなんだから。
セックスはおろか、自己処理すらしてなかったんだから。

「らめぇ…こし…とまんないよぉ……ま、もう…わらひ……」

つうか、無理だ。気持ち良すぎる。

「ごめん…結意、俺もう…保たない…っ!」
「うんっ!いいよっ、一緒にぃっ…ふぁ、イこっ!?」
「結意…ゆいぃ……うぁっ…!」
「ひっ---!?」

どくん、どくん、と俺の相棒が脈打つ。それは、結意のナカに、溜め込まれた欲情が一気に放たれた事を意味していた。

「…ごめ、ん…俺、早っ……」
俺は前回よりもはるかに早く限界を迎えてしまったことを詫びようとした。
だが結意は、

「んにゃ、あぁぁぁぁぁん!」
ここが病院であることを忘れたかのように、絶頂しながら喘ぎ叫んだ。
「バカ…声…」と俺は促してみるが、結意はベッドに手をつき、肩で息をしながら余韻に浸っている。
時折、身体をぶるっ、と震わせているのは、小刻みに絶頂が続いているからだろう。
実際、結意の膣壁は俺をこれでもか、と締め付け、最後の一滴まで搾り取らんと蠢いている。
「あひゅか…くん……もう…はなさない…から…ね…」
虚ろな瞳で俺を見据えて一言いうと、結意の両手から力が抜け、重力に従って俺の胸板にダイブしてきた。
「…こし…ちから、はいんなぃ…」
「前も同じ事言ってたよな…。」

二人揃って、ぐったりしていた。これから後始末をしなきゃいけないし、
ベッドシーツを交換してもらって、気まずい雰囲気になるのが目に見えているのに。
…もうどうでもいい。今はこの幸せな時間を満喫していたい。

「俺だって……離したくねえよ…。」

俺はもう、この天使から離れられないんだろう。