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373 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十八話 ◆AW8HpW0FVA :2010/12/26(日) 20:54:18 ID:Xac2tW7W
第十八話『ワールシュタット』

ブリュンヒルドが朝早くに出て行ったのを確認したシグナムは、昼頃になってから出立した。
出立する前に、オゴタイ王から二頭の駿馬を貰い、その馬で以って平原を駆け抜けた。
乗っている馬が疲れ始めたら、併走している馬に乗り代える。
高等技術であるが、シグナムには大した事ではなかった。
六日後にはエトナに到着し、そのまま船に乗り、サヴァンに向かった。
サヴァンまでは、一月程の船旅である。
ブリュンヒルドのいない一月は、シグナムにとって心休まる日々だった。
初めて西方大陸に向かった時の様なピリピリとした空気は感じられず、
ただ徒然なるままに釣りをしたり、賭け事などをして時間を潰した。
予定通り一月もすると、船はサヴァンの港に到着した。
久し振りに中央大陸の土を踏んだシグナムであるが、真っ先に向かったのは酒場だった。
もちろん、聞くべき情報は、この大陸の首都であるファーヴニルでの出来事である。
ガロンヌがどの様な政治で民を治めているのか気になったのであるが、
シグナムの耳に飛び込んできたのは、驚くべきものだった。
ガロンヌは、現在の大臣を放逐し、その空いた席に平民を置いたというのだ。
なんという愚かな事をしたのだ、とシグナムは怒鳴りたくなった。
今まで政治をした事もない平民に政柄を執らせて、なんになるというのか。
そんな事をすれば、政治は硬直化し、政務が滞り、朝廷は空中分解するのは目に見えている。
所詮は平民、大局を見通す目も持っていない、ただの凡人だったのだ。
それを賢人だと言った父は、なんだったのか。これではいい面汚しである。
怒りで煮えたぎっているシグナムには、
南の町ニプルへイムの住人が全員失踪したなどという話は、耳にも入らなかった。
即断したシグナムは馬を走らせ、サヴァンの真反対にある港町アーフリードに向かう事にした。
アーフリードは名前の通り、ブリュンヒルドの一族が治める領地である。
先行させたブリュンヒルドが、ガロンヌに自分の行き先を告げ、手を打ってくる可能性がある。
その魔手が迫る前に、シグナムはアーフリードに向かい、出港していなければならない。
サヴァンからアーフリードまでは、どんなに馬を走らせても二週間は掛かる。
シグナムとブリュンヒルドの時間の差に大差はない。
必死に走ればガロンヌの使者よりは早くアーフリードに着けるかもしれない。
シグナムはひたすら馬に鞭打った。途中で遭遇した人食い花を踏み殺し、
リザードマンを馬上からの一閃で斬り殺し、止まる事なくアーフリードを目指した。



374 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十八話 ◆AW8HpW0FVA :2010/12/26(日) 20:54:51 ID:Xac2tW7W
その一方で、ファーヴニル城では、ブリュンヒルドが復命し、西方大陸の鎮撫完了の報告の後、
東方大陸への渡航及び援助をレギンに申請した。
レギンは代王ではあるが、まだ八歳であり、政治など分かるはずもない。
相変らず、レギンの傍に立っているガロンヌが政治を壟断している。
そのガロンヌが、首を縦に振った。こうしてシグナムは、東方大陸に向かう事を許可された。
ブリュンヒルドが退廷して自室に戻ると、ガロンヌの側近に呼び出された。
向かう先は、摂政ガロンヌの執務室である。執務室に入り、ガロンヌと相対した。
「正直……、君には失望したよ、ブリュンヒルド」
開口一番、ガロンヌはそう言った。
まだ三十五歳と若いはずなのに、眉間には皺がよっており、年齢より老けて見える。
いきなり貶されたにも関わらず、ブリュンヒルドは相変らず冷静だった。
「前にも申し上げましたが、王太子様は隙がないのです。
西方においても、私は別働隊を任されて、傍にいる事も稀で、下手に手を出せませんでした」
「果たして、そうかな……」
ガロンヌが、ギラギラと光る目を、ブリュンヒルドに向けた。
その視線には、どこか疑心の感情が含まれていた。
「確かに君の言う通り、別働隊にいたならば、なかなか暗殺の機会はなかっただろう。
だが……、なかなか、という事は、何度か機会があったのだろう。
君ほどの者であれば、その機会を逃さず、とうの昔に帰還しているはずだ。
君の報告を聞いていると、隙が見付からないのではなく、
見付ける気がなかったのではないかと思われるのだが、……どうかな?」
「そんな事は……」
「ふふっ、まぁ、もういいのだがね」
急にガロンヌは笑い出した。笑うと、歳相応の若さが蘇った。
その表情と笑いには、勝者の余裕が含まれていた。
「既にアーフリードに使者を送ってある。王太子の名を濫りに振りかざす輩を、
国内を混乱させた罪で処刑するように、という命令だ。
君の父上には、それ相応の位を用意してある。おそらく断らないだろうよ」
ガロンヌが言い終わらない内に、ブリュンヒルドは早足で歩き始めた。
「どこへ行くつもりだ?」
ブリュンヒルドの背中に、ガロンヌが感情のない声を投げ掛けた。
ブリュンヒルドは歩みを止めない。
「今から行けば、王太子様が無様に死ぬ所を見学できると思いまして。
……では、私はこれで失礼……」
「まぁ、待ちたまえ」
ドアノブを掴むのと同時に、ガロンヌがブリュンヒルドの肩を掴んだ。
「王は西方の大乱が鎮まった事を大いにお喜びになり、
今宵、功労者である君を賞する宴席を設けるとの事だ。
なので、主役である君に抜けられると、……困るのだ」
ねっとりとへばり付く様なガロンヌの声が、ブリュンヒルドにぶつけられる。
ブリュンヒルドは、ガロンヌに顔を向けた。その目には、怒りの火が灯っていた。
「当然、出席してくれるよなぁ……、ブリュンヒルド……」
そう言ったガロンヌの顔は、嫌らしい笑顔で飾られていた。



375 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十八話 ◆AW8HpW0FVA :2010/12/26(日) 20:55:20 ID:Xac2tW7W
ひたすら馬を急がせたシグナムは、二週間の旅程を、なんと十日で走破した。
しかし、間に合わなかった。
アーフリードの町に入った瞬間、シグナムは兵達に囲まれ、槍を突付けられた。
「なんだ、貴様等は!この私がシグナム・ファーヴニルと知っての狼藉か!」
シグナムはそう叫び、剣を抜いた。日の光を浴びて、地面に赤い陽だまりが出来た。
「なにがシグナムだ!笑わせるな、この偽者め!さっさと剣を捨てて縛に付け!」
兵達の中から声が上がった。それが火種となり、次々と罵声がシグナムに投げ付けられた。
シグナムの剣を握る力が強くなった。
「ならば……、その偽者とやらに……」
赤い線が走ったかと思うと、目の前の兵の身体が両断された。
「殺されるがいい!」
シグナムは走り出した。突然の出来事に、兵達は怯んだ。
前も後ろも右も左も兵の海。これを剣一本で泳ぎ切らねばならない。
突き出される槍ごと兵を斬り殺す。横薙ぎにして悉く首を狩る。真っ直ぐ突き、心臓を抉った。
瞬く間に、石畳は血の川と変わり、無数の屍が転がった。
兵達が退却を始めた。シグナムはこれを追わず、港に向かった。
このまま船に乗り込み、力付くでも船を出港させる。
港に着いたシグナムであったが、そこでシグナムの足が止まった。
隙間なく並べられた弓兵の矢先が、こちらに向けられていた。
どうやら、ここに来る事はお見通しだったらしい。
間髪入れず、背後を槍衾で塞がれた。
「武器を捨てて跪け!これ以上の抵抗をするならば、
この場でお前を射殺しなければならない!さぁ、どうする!」
憎憎しい笑顔を浮かべながら放たれるその声には、皮肉が込められていた。
さぁ、どうする、と言われても、こうなっては勝ち目はない。
気に食わないが、やる事など一つしかなかった。
シグナムは、握っていた剣を手放した。
手から放れた剣は、弧を描き、石畳の上に倒れるはずだったが、
そのままなんの抵抗もなく、刀身全て地面に埋まった。
瞠目の表情を浮かべるシグナムを他所に、兵達が一斉に押しかけた。
シグナムは縛り上げられ、聖剣と紋章を奪われた。
息つく暇もなくその場で裁判が行なわれ、一方的に死刑を宣告された。
弁護士など存在しない、魔女裁判より酷い裁判である。
有無を言わせず、シグナムは土牢にぶち込まれた。
死刑執行まで一週間、カウントダウンが始まった。



376 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十八話 ◆AW8HpW0FVA :2010/12/26(日) 20:55:50 ID:Xac2tW7W
日の光が当らず、ジメジメした土牢の中はとかく不潔である。
そのあまりの環境の劣悪さに、ここに入れられた者は悉く病を発症し、死んでしまう。
そこで死んだ者は、腐るに任せてそのまま捨て置かれる。
地面に敷かれた筵には、前住者達の汗が染込み、よく分からない蟲が生息し、
そこ等中に散らばっている汚物や屍には、ねずみが、蝿が、蛆が集っている。
そんな所に一週間も、さらに食事もなしとなると、死刑執行前に気が狂いそうになる。
シグナムは目に見えて衰弱した。服は汚物で汚れ、頬は痩け、目からは生気がなくなったが、
シグナムは気持ちだけは強く持ち、ひたすら動かなかった。
そのため獄卒は、シグナムを見張る事に飽き、刑執行の前日になると、遂には居眠りをしだした。
獄卒が舟をこぎ始めたのを確認したシグナムは、右手中指から細長い針を引き伸ばした。
それを鍵穴に入れ、上下左右に動かした。ガチャリ、という音と共に鉄格子が開いた。
その音に目を覚ました獄卒が、シグナムを捕らえようとしたが、
それよりも先に、シグナム右手が獄卒の腹を強く打った。
気絶した獄卒から服を剥ぎ取ると、自分の服を獄卒に着せ、猿轡を付けて、土牢に入れた。
この様な事は、以前にやっているので手馴れたものだった。
帽子を深く被ったシグナムは、多少ふらつく脚を叩きながら階段を登り外に出た。
外は夜で、見張りはいなかった。
シグナムがなんの抵抗もしないので、減らされたのだろう。
ほっと一安心したのと同時に、シグナムは強烈な吐き気に襲われ、嘔吐した。
なにも食べていないので、胃液しか出ない。
なにか食べなければならないと思ったシグナムは、身体を引きずる様に歩いた。
幸いにも獄卒の服を着ているので怪しまれる事はない。
シグナムは詳しくない城の中をうろつき始めた。
幾ら獄卒の服を着ていても、うろうろしていると怪しまれる。
やはり何人かの巡回兵が、この怪しい兵に目を向けた。
しかし、誰一人として声を掛ける者はいなかった。
それはその兵が糞尿と腐臭を放っていたからに他ならない。
この事をシグナムは計算に入れていた訳ではないが、探索には大いに役に立った。
シグナムが今すべき事は、腹ごしらえと聖剣と紋章の奪還である。
食堂や宝物庫が二階にあるとは考えられない。
なので、主に一階を探索し、場所を記憶していった。
その予想は当った。食堂と宝物庫を見付けたのである。
食堂は城内の最西端に、宝物庫は北にあった。
食堂の方は大した事はなかったが、問題だったのは宝物庫だった。
宝物庫に入るには、まず見張りの立っている扉を突破し、
さらにその奥にあるダイアル式の巨大な金庫扉を開けなければならない。
今の装備では、突破する事など不可能だった。聖剣と紋章は諦めざるを得ない。
いずれは必ず取り返す。心にそう決めたシグナムは、食堂の方に足を向けた。
まずは腹ごしらえである。それが終わり次第脱出する事にした。



377 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十八話 ◆AW8HpW0FVA :2010/12/26(日) 20:56:23 ID:Xac2tW7W
食事を終えたシグナムは、急ぎ足にならない様に、正門を目指した。
もうそろそろ、臭いだけで兵達の目から逃れられないと思ったからである。
「ガロンヌに魂を売った売国者め」
振り向き様にそう吐き捨てたシグナムは、誰にも邪魔されずに正門まで来る事はできた。
「やはり、そううまくはいかないか……」
門の前に、誰かが立っていた。
見張りの兵が立っていないのを見ると、そいつが退かせたのだろう。
顔は暗がりで見えないが、シルエットでそれが女だというくらいは分かった。
この大陸で、武器を持っている女なんて高が知れている。
帰ってきていたのだ、あのクソ女が。
「ブリュンヒルド……」
シグナムは喉を鳴らした。よりにもよってとんでもない奴が門番をしている。
今の体調、実力、装備、全てを考慮しても絶対に勝てるはずがない。
他の道を探そうにも、高い城壁に囲まれたこの城から脱出するには、
どうしても正門を通る以外にない。
死を覚悟して正門を突破するか、もしくは大怪我覚悟で城壁から飛び降りるか。
目まぐるしくシグナムの頭脳が回り始めた。
「シグナム様!」
そんな時に聞こえてきたのが、忌々しいブリュンヒルドの声だった。
暗がりからブリュンヒルド心配顔が露わになった。
「不審な兵がいると聞いたので、もしかしたらと思って待っていたら、
やはりシグナム様だったのですね。よかった、ご無事で」
ブリュンヒルドは目に涙を溜め、今にも抱き着かんばかりだった。
なにがご無事だ、とシグナムは唾でも吐き出しそうになった。
「まさか、正門をお前が押えていたとはな。……私もこれで終わりか……」
「私は敵ではありません。今回の事は、ガロンヌに誑かされた父の独断です」
「敵ではないというのなら、なぜ助けに来なかった」
「下手に動くと怪しまれると思いまして、
刑執行前日、つまり最も見張りの気が抜ける今日を狙おうとしたのですが、
まさか、シグナム様が独力で脱出するとは思いませんでした」
白々しい言い訳である。シグナムは頭を下げているブリュンヒルドを睨み付けた。
その後に、脱出の準備をしておきました、と言われたが、信用できるものではない。
とはいえ、正門を抑えられている以上、この女の話に乗らなければならない。
「とにかく、今はここを離れましょう。船着場に船を用意しています」
そう言って、ブリュンヒルドは手を差し出してきた。
「その手はなんだ……?」
「ここから船着場まではかなりの距離があります。
あなた様は六日間もあの様な劣悪な場所にいたのです。立っているのもお辛いでしょう。
私が肩をお貸ししますので、どうか、お掴まりください」
差し出された手とブリュンヒルドの顔を、シグナムはじっと見つめた。
「いらん、一人で歩ける」
シグナムはブリュンヒルドの手を払い除け、歩き出した。



378 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十八話 ◆AW8HpW0FVA :2010/12/26(日) 20:56:58 ID:Xac2tW7W
刑執行当日、アーフリードの城内は騒然となった。
土牢にいたはずのシグナムがおらず、代わりに見張りの兵が入っていたからである。
「偽者の行き先は東方大陸だ。今から高速船を出せば先回りできる。すぐに準備せよ!」
ブリュンヒルドの父アルダーが、声を荒げて兵達に命令を出していた。
せっかく捕まえたシグナムを逃す訳にはいかない。
報告が入ってきた。前日の夜、城内を徘徊する不審な兵を見た、というものである。
今さらになってその報告を伝えにきた兵に、アルダーは大いに激怒したが、
その報告は、アルダーより先にブリュンヒルドに告げた、とその兵は言った。
まさか、と思ったアルダーは、ブリュンヒルドの部屋に向かった。中は、もぬけの殻だった。
アルダーは唇を強く噛んだ。まさか身内から裏切り者が出るとは思わなかったからである。
確かにブリュンヒルドはシグナムの処刑に反対したが、
一族の繁栄のためだ、と言うと、頷いたので納得したのだと思っていたのだ。
娘も見付け次第、殺さなければならない。
渋い顔をしているアルダーの元に、高速船の準備が完了したのという報告が入った。
アルダーは頷かず、船着場に向かった。途中、再び報告が入った。
身元不明の大軍が、アーフリードに進撃中というものだった。
アルダーは壁に拳を叩き付けた。
なぜこの様な時に、と怒鳴り散らしたかったが、そんな事も言っていられない。
おそらくは野盗の群れであろうが、見過ごせば領地に被害が出る。
即断したアルダーは、船に配置した兵達も動員し出撃した。
謎の大軍とぶつかったのは、ワールシュタットという草原だった。
アルダーは、ここに来て自らの目でその大軍を目視した。
確かに大軍だった。目測で五万はいるだろう。
だが、統率はなっておらず、武装もしていない。どう見ても平民の行進だった。
「これならば、警備隊の兵力で十分ではないか!」
アルダーは何度目か分からない怒鳴り声を上げた。
今回に限って、なぜこれほど邪魔が入るのか。
込み上がる怒りを、アルダーは目の前の平民の群れに向けた。
「我々の兵力は三万だが、相手は高々平民の群れにすぎん。
さっさと蹴散らし、王太子の名を騙る偽者を追うぞ。……全軍……突撃!!!」
アルダーの号令と共に、全軍が平民の群れに突っ込んだ。
戦は勝っていた。先行する騎兵が平民を打ち上げ、その後を歩兵が進み、綻びを広げていった。
しかし、アルダーの表情からは喜びは感じられなかった。それは寧ろ、怯えの表情だった。
「おかしい、なぜ勢いが衰えぬ!なぜ我が軍が押されている!」
幾ら斬り殺しても、平民達は一向に退かず、寧ろ数が増えているという錯覚に襲われる。
まるで、ゾンビの群れでも相手にしている様だった。
兵達にも疲れが見え始めた。アルダーが一時退却を考え始めた時、腹部に激痛が走った。
振り返ってみると、アルダーの腰に槍が突き刺さっていた。たまらず、アルダーは落馬した。
なにが起きたのか理解できない。自分の周りは側近で固めていたはずである。
劣勢になったとはいえ、まだ平民達に突破されてはいないはずである。
なのに、なぜ。アルダーの思考が鈍くなり始めた。激痛が身体を支配する。
アルダーの周りを側近達が囲み始めた。
皆手に槍を持ち、照準の合わない目をこちらに向けていた。
「お前達……、一体どうしたと……」
全てを言い終わる前に、一斉に槍がアルダーを貫いた。悲鳴を上げる暇もなかった。