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724 :愛玩人形:2011/06/13(月) 22:25:33 ID:fesjSVeM
 星屑の散りばめられた空をバックに、神々しい輝きを見せる今宵の月は、見事なまでに丸々としている。
 宵闇に身を落として眠りにつく草花も見上げるその月明かりは、動物達の中に生きる潜在的な力を呼び覚まさせるという。
 何がそうさせるのか、誰がその様な事を言い出したのか、そんな事はさっぱり分からない。が、今こうしてその明かりに照らされて浮き上がる彼を見た時、彼女が言い様の無い興奮を覚えたのは確かであった。
 彼女の吊り上がった目は白目の部分が少し多く、ぼやけた明かりにも良く映えた。それは爬虫類に似ている。草むらの陰に潜み、今か今かと獲物を捕らえようとする目だ。
 それが如何に言い得ているかは、相対する彼の様子を見れば明白だ。まだ小さい体を毛布に隠し、壁際にまで後退している。その顔は恐れと羞恥が混在しており、頬を赤く染めながらも目は怯えていた。
 彼女は体格に非常に恵まれている。身長は二メートル近くあり、肩幅も広い。それでいて、女性らしい部分――主に胸――も豊かに成長している。月明かりしか光の無い今、そのグラマーな体躯は影になってしまっているものの、大きな図体は闇を背負い込んでいる分、より威圧的に彼の目に映る。それがじわりじわりとにじり寄ってくる度に彼は小さな体をさらに縮込ませようとした。

 「幸人……」

 夜の闇を一身に背負った女――忍(シノブ)が口を開いた。

 「隠す事はない。恥ずかしがるな」

 忍の顔が明かりに照らされた。

 「正直に言ってみなさい……」

 彼女は舌舐めずりをして、言葉を繋げた。

 「今、何をしていたんだ?」

 詰め寄られる彼――幸人(ユキヒト)は顔も毛布に包んだ。顔を彼女に見られたくなかったのだろう。忍が毛布に手を掛けても、強情に足掻いた。力の限り毛布にかじり付いて、それを剥ぎ取られまいとした。
 バサッという音がした。幸人がしがみ付いていた毛布が床に舞い落ちたのだ。
 無くした毛布の代わりに両腕を体に絡める幸人。彼は今、下半身だけが裸になっていた。


725 :愛玩人形 ◆O9I01f5myU:2011/06/13(月) 22:27:32 ID:fesjSVeM
 恥辱が恐れを上回った。彼はすっかり顔を真っ赤にし、俯いた。彼の隠そうとしているそれは、今の彼の思いに関わらず、懸命に自己主張している。
 忍が手を這わす。左手は幸人の頬に、右手は体……少しずつ下に、もぞもぞと……。

 「幸人、言いなさい。お前は今、何をしていた?」

 一文字一文字、はっきりと発音して問う忍。
 幸人はそれでも答えない。それどころか、この状態において尚逃れようと悪足掻きをする。
 「イヤイヤ」と逃げ続ける彼に、忍は段々と下に這わせていた手でそこを握る。そこはぴくぴくと脈を打ち、先端には僅かな粘り気があった。

 「あっ――」

 彼は目を見開いた。局部を触られた事によってか、その目は涙で潤っている。
 頬に流れる涙を舌で舐めとる忍。その間にも彼の両目を視線から外さない。左目はクリアに輝いているのに、右目は白く濁っている。
 忍は舌で右目を特に愛撫する。使えなくなったその片眼を味わい尽そうと、ねちっこく舌先を動かし、幸人を虐める。
 彼の息が荒くなる。忍は微笑みながら、彼の大切な所を弄ぶ。

 「素直に言いなさい。何も怒りはしないから」

 彼の頬や唇、鼻に額……顔のあちこちにキスをする。その接吻の一つ一つが幸人の脳に刺激を与え、負荷を掛けていく。
 その内に脳はショートを起こす寸前にまで追い込まれ、過負荷に堪えられなくなってきた。幸人は震えながらも唇を動かした。

 「あの……お、その……」

 増していく心臓の鼓動に全身が振り回される感覚に幸人は戸惑った。発音が上手くできないのだ。舌も回らないし、肺も収縮してしまったかの様に息苦しい。
 そんな体の不調に甘えて、この場から逃れられたらどんなに良いだろうと脳裏に思う彼だが、一度目に入ったら最後まで決して逃さない彼女が相手ではそんな事は到底望めないのは四年間の生活で良く理解していた。
 今、自分をじっと見つめてくる忍の顔がすぐそこにあるが、絶対に言い逃れは許さないと黙しながら訴えている。この彼女の折檻から解放されるには、正直に話すしかなかった。


726 :愛玩人形 ◆O9I01f5myU:2011/06/13(月) 22:30:02 ID:fesjSVeM
 「……オチンチンを……その……ベッドに擦っていたの……」

 全身の血液が一気に上り、頭が炸裂しそうだった。
 オナニーを……自分の陰部を愛撫して快楽を得る事をつい最近に知った彼は、たちまちその強烈な快感の虜となっていた。偶然、ベッドのシーツに陰部を擦ったら妙に気持ち良くて、怖いもの見たさでそれを続けていたら、どんどん気持ち良さが募り募って、止まらなくなってしまったのだ。
 それでも最初は射精までは踏み切れなかった。下腹部から陰茎を伝ってくる感触に抱いた恐れが払拭できず、それがブレーキとなっていたのだが、それは常習化してから間もなく瓦解した。それがつい昨夜の事だった。
 射精の気持ち良さを覚えた彼は、それをもう一度体感しようとしていた。ママである忍もとっくに寝静まったとばっかり思っていたので、パンツを汚してしまった失敗から学んでティッシュをこっそり用意し、行為に及んだその矢先、なんと突然忍が起き上がった。
 忍は前々から感付いていた(一緒のベッドで寝ているのだから当然と言えば当然なのだが)。夜中にモゾモゾと落ち着きなく蠢くものだから気になってはいたものの、眠気によって頭がしっかり働いていなかったのもあってみすみす保留していた。今回彼女が動いたのは、昨夜の痕跡が見られるパンツが洗濯機に放り込まれていたのを見つけたからだ。
 忍と幸人は同居した頃から近しい関係にあったが、幸人はこれまで自身の性器に触れられるのは嫌がっていた。
 忍は幸人のかつての経歴――実母に強要されて売春をさせられていた――が多分に関わっているのかもしれないと思っていた。彼の普段の態度と言動から、今は当時の記憶が殆ど残っていないらしい――自分は捨て子であったという忍の言を信じる程だ――にしても、彼のトラウマを呼び覚まさせる事を警戒し、彼とセックスするのは待つ事にしていた。
 ところが、それは単なる考えすぎだったのではないかと今では思う。過去に散々な性的虐待を受けていたのは事実であるものの、幸人はこうして一緒に暮らしてからは人並みに成長を続けていたのだから。人並みに自慰行為までこうして覚えるくらいなのだから。


727 :愛玩人形 ◆O9I01f5myU:2011/06/13(月) 22:32:21 ID:fesjSVeM
 忍は杞憂であったと自身で判断すると同時に、抗い難い衝動に襲われた。彼女は前々から幸人と結ばれる事を夢見ていたのに、それを抑え続けていた事による反動だ。飢えた猛獣とも言えそうな彼女の変貌はこれによるものだった。
 彼女は否定するだろうが、傍目からすれば欲求不満に苛まれた婦女そのものである。

 「幸人……」

 目を見つめて彼に訊く。

 「オチンチンを擦ってみて……どうだった? 気持ち良かったか?」

 敢えて訊く事でもないはずだが、忍は彼の口からそれを聞こうとする。当然幸人はすぐには答えられない。もじもじとするばかりで顔も上げられないでいる。「どうしても答えないと駄目なのか」と全身で哀願するが、忍はそれを黙殺するだけで、話は進まなかった。

 「……うん……」

 蚊の羽音でも掻き消される声で、幸人は頷いた。
 それでも忍は充分だった。その返事を耳にするや幸人の背に手を回し、思い切り抱き締め、熱いキスを交わした。唇が触れ合うなんて生温いものでなく、舌と舌が絡む深い繋がりだ。幸人もディープキスは今更講釈を受けるまでもなく知っているので、うろたえずに受け止めるが、突然の責めで多少の動揺は見られた。
 ねっとりと、愛を舌で語らった二人。忍はそのまま幸人の陰部への愛撫を再開した。

 「ま、ママ……っ!」

 ビクンと大きく体を跳ねる。恥も極限にまで達している彼はもう訳が分からなくなっていた。義理とは言えど――籍が変更されていないのは幸人の知らないところだが――母親と裸で抱き合う日常を思えば今の事態もさしたる事ではないはずなのに、自分のを触られる事は異様に恥ずかしい。


728 :愛玩人形 ◆O9I01f5myU:2011/06/13(月) 22:34:32 ID:fesjSVeM
 それでも、段々気持ち良くなってきてしまうのは男である以上避けられぬ性。幸人も抵抗を止めて忍と手に委ねる様になってくる。忍も彼がおとなしくなってきたのを見て、手の動きをより強くさせる。
 陰部を握る手がぬるぬるとしてくる。限界が近いのだ。
 幸人が絶頂にまで達するその瞬間。忍の中に、彼を求める女の欲望の他に、成長を喜ぶ母親としての気持ちも僅かに入り込んだ。顔に綻びを見せたのはそのせいだろうか。
 その顔は白く汚れても変わらなかった。笑みを浮かべたまま、幸人の精液を顔、胸、下腹部……と受け止める。

 「ま……ママ……」

 荒々しく息を弾ませる幸人。熱っぽい頬に下がった目尻、ぽかんと開けた口からは一筋の涎が落ちている。
 唇の脇に飛んだ幸人の精液を舐め取る。初めて精液の味を知るが、お世辞にも美味とは言えない。ビニールを溶かした物に、塩を極薄めに混ぜたみたいだと思った。しかし、目の前にとろけそうな顔をした幸人がいる今なら、この奇妙な味の液体も飲めそうな気がした。
 幸人の萎えたかけた陰部を口に含んでみる。彼は離そうとしたが、忍が彼の尻に回した手によってがっちりと抑えられてしまう。
 忍の口の中に入った自身の陰茎に伝わる感触に背筋を震わせる。竿に上顎、亀頭に口蓋垂が当たっているのが浮いた頭でも分かった。忍の口全体が幸人の大切な所を愛おしく包みこんでいる。
 温かい愛撫に、幸人のそれは再びそそり立つ。十一歳の少年のモノにしては随分と立派だ。
 忍はごくりと唾を飲む。大腿に粘液を流し、それを貪欲に欲している。幸人を食べてしまいたい欲求の強さを物語っている。
 夢遊病を思わせる動きで彼に圧し掛かり、手を添え、自分の膣に導く。幸人は荒い呼吸のまま、それを見つめているだけ。為すがままにされる。

 「幸人……」
 「……ママ……」

 自身をゆるゆると降ろしていく。

 「……愛して……る……ッ!」

 幸人の肉棒が忍の中を貫いた。
 処女を散らした証拠、破瓜の血が流れる。忍は顔を苦悶に歪ませ、幸人はペニスをきつく締めつけてくる快感に身を悶えさせている。


729 :愛玩人形 ◆O9I01f5myU:2011/06/13(月) 22:37:33 ID:fesjSVeM
 「あぁっ……ママぁ……ッ! ……お、オチンチンが……苦しいよぉ……ッ!」

 きゅうきゅうと締め上げられる強い刺激。精子を搾り取ろうとする膣内の責めに、幸人は何とか堪えようとする。

 「っう……ぐっ……!」

 眉間に皺を寄せる忍。肉体的にタフであると自認する彼女にも、この痛みに堪えるのは難しかった。大の男が束になっていても撃退してきた実績のある彼女とて、内臓へとダイレクトに伝わる痛覚には分が悪いみたいだ。

 「あっ……あああっ!」

 幸人が嬌声を上げると同時に、忍の中に温かい物が流れ込んできた。
 普段のまなじり高い目付きのキレがすっかり削がれてしまった。情欲に浸り、全身を快楽に溶かし込んだ女の顔を見せる忍。
 彼女を知る者が見たら我が目を疑うだろうが、その様な事は絶対に起こり得ない。彼女のこの幸せそうな顔を見られるのは幸人だけなのだから……。
 幸人は二回も射精した脱力感によって誘発された眠気に意識を奪われ、忍も物足りなく思いながらも処女を喪失した痛みの前に屈伏し、二人の初体験は幕を降ろした。
 くてっと横たわる幸人の寝顔を見つめながら、自分の服部を撫でてみる。一度で受胎したとは思わないが、命の胎動が始まる可能性を忍は感じた。
 幸人との子供……きっと幸人に似て、可愛らしい容姿を持って生まれ出てくるだろうと予想する。妊娠、出産、育児生活、家族の団欒……将来像がおぼろげながら次々と紡ぎ出されていく。
 幸人はパパになり、そして自分の夫となる。なんて幸せな事だろう。
 今夜の事で彼もセックスの気持ち良さに気が付いたはずだ。今後は自分の体を一層強く求めてくる様になり、ますます深く依存してくる形になる。
 売春させられて、その実母も惨殺されて打ちひしがれる彼を優しく受け止め、そして溢れんばかりの愛を注ぐ……。
 一緒に生活をして四年、幸人は既に忍の手中にあった。彼は彼女の愛に染まり、純白に戻る事は二度と無いだろう。忍が望んだ「自分を愛してくれるお人形」は、着々と形作られているのだ。