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136 :デレ&ヤン [sage] :2008/01/16(水) 21:52:17 ID:gzK135GS
京姐と、梢と連れ立って家を出た。
三人とも一貫教育制の病出学園(やんでるがくえん)に通っているため、
一緒に登校している。

「三兄妹!!おっはよう!!」

通学路の半分くらいを過ぎたところで、
唐突に、大変さわやかな挨拶をかまされる。

挨拶をしてきたのは、
活発さをうかがわせる顔立ちに、ショートカットが似合う
160センチほどの身長の舞という名の少女だった。
ちなみに、俺のクラスメイトで、
ムードメイカーとしてかなりの人気を誇る。

「「おはようございます、舞さん」」

京姐と梢はハモリで挨拶するが、俺はそのまま通り過ぎようとする。
こいつの相手をすると、いつもろくな事にならないからだ。


137 :デレ&ヤン [sage] :2008/01/16(水) 21:55:04 ID:gzK135GS
「待ちたまえゆっちん!!僕との激しい情事のあとだから、
恥ずかしいのは解るが、挨拶くらいはするべきではないのかね!?」

舞はいきなり大声でとんでもないことを言い出す。
次の瞬間、マイシスターズから俺への視線が、冷凍光線に変わる。
さらに、通学路にいた男子生徒が殺気立って俺を睨む。
まずい。・・非常にまずい。

「俺と貴様が、いつ、どこで情事に及んだのだ!!?」

弁解のために舞に詰め寄る俺。
舞は頬を赤く染め、ものすごく恥ずかしそうに言った。

「・・昨日の深夜、僕の夢の中で」

「・・それは非現実だろうが・・・!!」

和らいだ殺気に俺は一息ついた。
舞はそんな俺の油断を見抜いたのか、
素早く、俺の手をとり、自分の胸に押し付けながら言った。

「そんなに興奮してぇ・・じゃあ・・いまから・・する?」

「えっ・・?あぅ・・」

いきなりの色仕掛けに、
俺の顔面が真っ赤になっていくのがわかる。
恥ずかしいことに!俺は!・・色仕掛けにメチャメチャ弱いのだ。
うろたえる俺を見て、舞はクスクス笑っている。
と、ついにマイシスターズが動いた!

「はい、そこまでね?」

瞬間移動で舞の背後に回りこんだ京姐が、舞の脳天にチョップを入れる。

「しねーーー」

いつの間にか舞の懐に潜り込んだ梢が、棒読みで危険な発言をしながら、
アッパーで舞のアゴを打ち上げる。

上下に揺さぶられる舞の脳。

「死んだか・・・?」

舞はピクリとも動かなくなった。

「兄、早く行こう」

「裕君。遅刻しますよ?」

マイシスターズは何事もなかったかのように歩き出した。
俺は軽く舞の冥福を祈り、姉妹のあとを追うのだった。