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325 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/07/19(火) 01:12:01 ID:6mBTzO86
※警告!!
このSSは、おっぱいマニアのおっぱいマニアによる、おっぱいマニアのためのSSです。閲覧の際はご注意ください。

――――――――――――

「こらあっ!!」
晃に怒鳴られ、僕は竦み上がった。
彼女が怒ったのは何回か見たことがあるが、ここまで完全にキレているのは初めてだ。
一体何が起きるか、想像が付かない。
「ひっ! ひいっ!」
不甲斐ないことに、僕は一瞬で腰を抜かしてしまう。地面にへたり込まずに済んだのは、僕を抱きかかえていた先輩が支えてくれたからだった。
「あうう……あ、晃。こ、ここ、これは……」
弁解しようとするが、舌が回らない。そもそも、何をどう言い訳すればいいか分からなかった。
口を半開きにしたまま、無様にアワアワやっていると、平然とした様子の先輩が、晃に言った。
「何、あなた? いきなり怒鳴りつけたりして失礼じゃないの?」
「詩宝から離れろ。性悪女!!」
「離れる? 何を言っているの? 詩宝さんは私のフィアンセよ。一緒にいるのが当然じゃない」
晃の怒声を浴びながら、全く臆せずに言い返す先輩。その態度は、晃の怒りにさらに油を注いだようだった。
「フィアンセに興奮剤飲ませてレイプの濡れ衣着せる女が、どこにいるんだよ!?」
「やっぱりあなたが詩宝さんを病院に連れて行ったのね。後で高く付くわよ。覚えておきなさい」
これ以上話すことはない、と言わんばかりに、僕を支えながら晃を素通りし、校舎に向かおうとする先輩。
しかし、晃が黙って通すはずもなかった。
「おいこら! 行くなら詩宝を置いて行け!」
晃は僕の腕を掴み、強引に先輩から引き剥がそうとした。先輩がそれに抵抗する。
「置いて行けるわけないでしょう! 離して!」
「うわああああ!」
ホモ・サピエンスの範疇とは思えない力で左右から引っ張られ、一瞬で僕の体に激痛が走った。関節が! 骨が!
誰かに助けを求めようにも、とうの昔に、周囲には1人の生徒も先生もいなくなっていた。登校しようとしていた生徒達は、全員裏門に回ったのだろう。
もっとも、こんな瘴気渦巻く空間に留まっていられる人なんて、まずいないと思うけど。
と、そんなことを言っている場合じゃなかった。このままじゃ体がバラバラになってしまう!
「や、止めて! 止めて!」
2人に懇願するが、力が緩められる気配はない。
もう駄目かと諦めかけた、そのときだった。
「止めなさい!」
知らない女性の声が響いた。
「「?」」
それを聞いて、先輩と晃は初めて手を離す。僕はばったりと地面に倒れ、仰向けの大の字になったが、どうにか首を動かして、助けてくれた女の人を見ようとした。
一体誰だろうか。この凶悪時空に飛び込んで僕を助けてくれた、ファイト一発大和魂な人は。


326 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/07/19(火) 01:13:50 ID:6mBTzO86
そこに立っていたのは、やはり僕の知らない女性だった。
黒いスーツを着ているので、生徒ではないと分かる。20歳ぐらい。ロングストレートの黒髪美人だ。
身長は、先輩と同じか少し低いくらい。胸はスーツを突き破りそうなほど、大きく張り出している。
一瞬、どこかで会ったような気がしたけど、思い出せない。僕の勘違いだろう。
それはさておき、先輩と晃は、突然の闖入者に、明らかにお冠な様子だった。
「何よあなた? 引っ込んでてもらえる?」
「関係ねえだろ! すっ込んでろ!」
「そうは行きませんわ。虐めの現行犯ですわよ」
虐め?
ああ、そうか。
先輩と晃が僕を引っ張り合っているのが、そう見えたのだろう。
しかし、当然のことながら、そう言われて納得する先輩と晃ではない。
「この人は私のフィアンセよ! 虐めるはずないでしょう! この男が無理やり拉致しようとしたのよ!」
「こいつは俺の友達だ! 変な薬使って濡れ衣着せるこの馬鹿女から、助けようとしてたんだよ!」
お互いを指差して詰り合う先輩と晃。しかし、黒いスーツの女性は一顧だにしなかった。
「あなた方2人の処分は、後でじっくり決めますわ。今は、この方を保健室に連れていきます」
そう言って、僕に歩み寄るスーツの女性。先輩が爆発した。
「ふざけないで! あなた一体誰よ!?」
「昨日、この学園の教師として赴任してきた緒美崎姉羅々(おみざき しらら)ですわ。寄ってたかってか弱い殿方を虐めるこの学校の校風は、早急に改めないといけませんわね」
「…………」
「…………」
先輩と晃は、悪鬼の表情で緒美崎先生に殺気を放っているらしい。らしい、と言うのは、僕に2人を直視する勇気がなかったから。
ただ、付近を飛ぶカラスやスズメがバッタバッタと落下してくるので、そうなんじゃないかと思う。僕もちびりそうだし。
ところが、緒美崎先生は、この2人から威圧されているというのに、まるで堪える様子がなかった。
「さあ、参りますわよ」
倒れた僕に手を差し伸べ、抱き上げようとする緒美崎先生。先輩の怒りはさらに倍加されたようだった。
「詩宝さんから離れなさい! 私は中一条舞華よ! その気になれば、あなたなんかすぐにクビだわ!」
「はいはい。それはよかったですわね」
緒美崎先生は、全く意に介さない。
「…………」
先輩の周囲から、褐色の靄(もや)が立ち昇っていた。限度を超えた怒りが空気中の酸素と窒素を化学反応させ、有害物質のNOX(ノックス)を発生させているようだった。
科学的にはあり得ないのだが、実際肉眼で見えているのだから仕方がない。
晃の体からも、褐色の煙が上がっていた。
先輩ほど学校への影響力がない晃は、緒美崎先生を恫喝するようなことはしなかったが、その分怒りも昂っているのだろう。
2人の怒りを前にして、僕はダンゴムシのように縮こまった。


327 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/07/19(火) 01:15:03 ID:6mBTzO86
「もう言うことはないようですわね。2人とも、早く教室に戻りなさい!」
緒美崎先生が、先輩と晃に命じる。この状況の元凶である僕が言うのもおかしいけど、ちょっと命知らずが過ぎるんじゃないだろうか。
「…………」
「…………」
先輩と晃は、しばらく緒美崎先生を、今にも縊り殺しそうな目つきで睨んでいたが、これ以上ここで争っても益がないと思ったのか、その場を立ち去っていった。
「詩宝さん、保健室に行ったら直ちに私の教室に来てください。必ずですよ!」
「詩宝! 保健室から戻ったら、すぐ教室来いよ!」
2人とも一度振り向いて、僕に言う。どっちの言うことを聞いても酷いことになりそうだ。
いや、これはむしろチャンスかも知れない。
保健室に連れて行ってもらった後、速攻で学校を抜け出して、家に帰って準備して、首相官邸に殴り込んで……
うん。行ける。
そう思ったとき、緒美崎先生から話し掛けられた。
「失礼しますわね」
「えっ?」
気が付くと、僕は緒美崎先生にお姫様抱っこされていた。
「な、何を……?」
「ツカマエタ。ツカマエタ」
「えっ? 何ですって?」
「何でもありませんわ。さあ、参りますわよ」
「あ……」
緒美崎先生は僕を抱き上げたまま、校舎まで運んでしまう。入り口手前で、ようやく下ろしてもらえた。おかげで他の生徒や先生には、抱っこされているのを見られずに済んだようだ。
一緒に校舎内を移動していると、改めて緒美崎先生の身が案じられた。
中一条先輩の権勢は今更言うまでもないし、晃だってキレたら何をするか分からない女の子だ。
「あの、緒美崎先生、心配してくださるのは嬉しいんですけど……」
すると先生は、「シッ!」と口に指を当て、僕の発言を制した。
どうしたんだろうと思いながら、僕は黙った。
そしてしばらく歩き、着いたのは、保健室ではなくて生徒指導室だった。
まあ確かに、保健室に行くような怪我はしていないんだけど。
でも、最初言ってたのと違う場所に連れて来られたのは、気にならないでもなかった。
緒美崎先生はドアを開け、僕に入るよう促す。
僕が中に入ると、後から入った緒美崎先生は、ロッカーから鞄を取り出した。
そしてその中から、金属製の棒を取り出す。
金属製の棒と言っても、特殊警棒のようなものではない。何かの電子機器みたいだ。
緒美崎先生は、その棒を僕の体に近づけ、少し離れた状態を保ちながら、手、胴体、足とあちこちに動かした。
――何だろう?
すると、何箇所かで、棒からピピーピーピーという音が鳴った。
――これは一体?
緒美崎先生は、棒を置き、メモ帳のようなものを取り出すと、文字を書いて僕に見せた。
『あなたの体に、盗聴器と発信器が付けてあります』


328 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/07/19(火) 01:16:29 ID:6mBTzO86
――え!?
僕は驚愕した。多分、先輩が付けたのだろう。
そう言えば、お屋敷で、盗聴器や発信器の恐れがあるから、電波を遮断するとか言っていたっけ。確かにこれでは、迂闊にしゃべれない。
緒美崎先生が、次のメモを見せてくる。
『服を脱いでください。下着もです』
――え、でも……
さすがに恥ずかしい。躊躇していると、またメモが出た。
『早く!』
緒美崎先生の表情が険しくなっている。これ以上は逆らえない。
僕は制服と下着、それに靴下を脱ぎ、全裸になった。
――若い女の人の前で、こんな……
惨めな思いをして前を隠していると、緒美崎先生は新しい下着とジャージを鞄から取り出した。
何故? いつの間に?
受け取って着ると、サイズがぴったりだった。本当にどうなっているんだろうか。
緒美崎先生は、僕が脱いだ服を無造作にロッカーに放り込むと、僕の手を引いて生徒指導室を出た。
それにしても、不思議だ。
どうして初対面の緒美崎先生が、僕に発信器や盗聴器が付いていることを警戒して、探知機に着替えまで準備していたんだろうか。
ともあれ、廊下をかなり歩き、僕達は別の部屋に入った。部屋の中央にある机に、向かい合って座り、緒美崎先生が口を開く。
「もう、話しても大丈夫ですわ」
「は、はい……ありがとうございます。あの、保健室には行かないんですか?」
「保健室に行ったら、あの2人が待ち構えていますわよ」
「うっ……」
確かに、その通りだ。
「どうして僕の服に、盗聴器や発信器があるかも知れないって分かったんですか?」
緒美崎先生はその疑問には答えず、逆に質問してきた。
「ごしゅ……紬屋さん。先程、あの2人に虐められていたのではありませんの?」
「いえ、あれは虐められていたんじゃなくて……あれ? 僕、自分の名字言いましたっけ?」
この質問も、スルーされた。
「そうですの……でも紬屋さん。あの2人とトラブルになっているのではありませんの?」
「はあ、まあ、トラブルと言いましょうか、何といいましょうか……」
何と説明したらいいのだろうか。
下手に話したら、先生に一層迷惑をかけることになりそうだ。
「す、済みません。これは、僕が自分で決着を付けなければいけない問題なんです」
ヘタレの分際で粋がり過ぎだが、親身になってくれた緒美崎先生に、これ以上迷惑をかけたくはなかった。
「仕方ありませんわね……分かりましたわ」
「済みません」
「ところで紬屋さん、占いをしてもらったことはありまして?」
急に話題が変わった。
「占い、ですか……」
僕は、占いの類はあまり信じない。
「いえ、そんなには……」
「わたくし、多少心得があるんですのよ。占わせていただけません?」
学校の先生が占いなんて、あまり似合わないような気がする。
それに、僕の何を占おうと言うんだろうか。
とは言うものの、たった今先生に、先輩や晃とのことを話すのを断った手前、占いまで断るのは悪いような気がした。
「……じゃあ、お願いします」
「ほほほ……では早速始めますわね」


329 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/07/19(火) 01:18:06 ID:6mBTzO86
緒美崎先生は立ち上がり、カーテンを閉めると電気を消した。
そして鞄から、台付きの水晶玉を取り出し、机の上に置くと、再び僕の前に座った。
「この水晶玉に、集中してくださいまし」
「はい」
僕は、水晶玉をじっと見た。
緒美崎先生は、何やら呪文のようなものを唱え始める。すると水晶玉がボウッと光った。
台に仕掛けがあるのだろうが、ちょっと幻想的だ。
「見えて来ましたわ」
「何が見えますか……?」
「紬屋さんのトラブルの発端は……」
「……?」
「自宅の前に、図体の大きい、凶暴なメイドが倒れていたのが発端ですわね」
「え!?」
僕は驚愕した。
まさか、紅麗亜のことが分かるなんて。
「そのゴリラメイドは、結構な金額を使えるカードを持っていたにも関わらず、飢え死にしそうだったと言い張って、あなたの家に居座りましたわね?」
「ま、全くその通りです……」
僕は、頷くしかなかった。
「そして、そのメイド型モンスターは、紬屋さんをずっと家に監禁していましたわ」
だんだん、紅麗亜の呼び方が酷くなってくるが、内容に間違いはなかった。
「それから、あの中一条さんが策略で紬屋さんを外に連れ出し、今に至るのですわね」
「…………」
あまりの的中ぶりに、僕は言葉もない。
「それから、先程一緒にいた男子生徒、本当は女性ですわね?」
「あ、あうう……それはどうか内密に……」
それからも、緒美崎先生の占いは続いた。
緒美崎先生は、紅麗亜と会う前の一週間ほど、僕がどこで何をしていたか、ことごとく言い当てた。
占いって、そこまで分かるものなのか。
僕はすっかり、緒美崎先生の力を信用してしまっていた。
「では今度は、紬屋君さん抱えているトラブルの原因を、占って差し上げますわ」
「トラブルの原因、ですか……?」
そこまで分かるのか。今までずっと、僕が優柔不断ではっきりしないせいだと思っていたけど。
「ここからは、高度なやり方になりますわ。協力していただきますわよ」
「はい。もちろんです」
すると、緒美崎先生は、いきなりスーツの前を開けた。
「ん?」
さらにブラウスのボタンも外し、特注と思われるブラジャーまで上げてしまう。
サッカーボール以上あるおっぱいが、剥き出しになっていた。
「な、何やってるんですか!?」
「目を逸らさないでくださいまし! 占えませんわ」
「あうう……はい」
仕方なく、緒美崎先生の裸のバストを見詰める。大きさの割に張りがあるようで、先端はツンと上を向いていた。
「では、両手で揉んでくださいまし」
「なんでですか!?」
「そういうしきたりですわ。嫌なら、占いは中止ですわよ」
ここで止められても困る。誰かに見られたらどうしようかと思いつつ、僕は両手を伸ばし、緒美崎先生のおっぱいを揉み始めた。


330 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/07/19(火) 01:19:25 ID:6mBTzO86
「あっ、あん……いいですわあ……」
「…………」
早く終わってほしい。
「あふうん……もっと強く……乳首もいじってくださいまし……」
「こ、こうですか?」
「ああんっ! いいっ! 素晴らしいですわっ!」
「それで、どうなんですか?」
「何がですの?」
「僕のトラブルの原因ですよ!」
「ああ。そうでしたわね。あうん……ええと、これは魔女の呪いですわね」
「ま、魔女!?」
「そうですわ……魔女が紬屋さんに、女難の呪いをかけているのですわ……あんっ」
あまりにも突拍子もない話だった。普段の僕なら、一笑に付して終わりだろう。
しかし、他ならぬ緒美崎先生の言うことなので、信じるしかなかった。
「そ、その魔女は、何の目的で僕に……」
「気持ちいい……残念ですけど、そこまでは分かりませんわね」
「どこに行けば会えますか? お願いして呪いを……」
お願いして駄目なら、その魔女と一戦ぶちかますという選択肢も頭に浮かんだ。
しかし、僕の希望はあっさり砕かれる。
「居場所も分かりませんわね……あっ、お乳だけでこんなに……」
「そんな……」
僕はがっくりとうなだれ、緒美崎先生の胸から手を離した。そんな僕の手を、緒美崎先生は優しく握り締める。
「ご安心くださいませ。魔女には会えませんが、呪いはわたくしの力で解いて差し上げられますわよ」
「ほ、本当ですか!?」
僕はガバと跳ね起き、緒美崎先生の瞳をまじまじと見詰めた。
呪いが解かれる。
それは、僕の周りのみんなが、あるべき姿に戻るということだ。
中一条先輩は、僕にレイプされたショックから立ち直り、新たな人生を歩み出せるだろう。
晃は、昔のように、普通の友達に戻ってくれるだろう。
そして紅麗亜は……きっと、本当に仕えるべき人に会えるに違いない。
僕はどうなるか分からないが、それはもう度外視だ。
「ぜひ、お願いします」
「分かりましたわ。ただし、半端な御覚悟では呪いは解けませんわよ」
「何でもやってみせます!」
僕は、緒美崎先生の目を直視して誓った。
もちろん、何でもと言っても限度はあるけれど、アマエビを踊り喰いしながらヘビー級ボクサー殴り合うぐらいなら、喜んでやる。
「今のお言葉、信じますわよ」
「はい。信じてください!」
「では、早速」
そのとき、チャイムが鳴った。まずい。授業が始まる。
「あ、授業が……それじゃ放課後に……」
「いいえ。呪いを解くとなったら、もう一刻の猶予もありませんわ」
緒美崎先生は素早く服装を直し、携帯電話を取り出すと、どこかに電話をかけ、「今日は1日自習ですわ」と一言言って切ってしまった。
「……いいんですか?」
「授業なんてどうでもいいですわ。紬屋さんの方が大切ですもの」
「は、はあ……」
嬉しいような、申し訳ないような気持ちになった。
「では、参りますわよ」
「え? どこへですか?」
「ここでは呪いは解けませんわ。さる人里離れたところに、霊的スポットがあるんですの。解呪の儀式は、そこでしかできませんわ」
「そ、そうですか……」
ここに至っては、万事緒美崎先生の言う通りにするしかない。
数分後、僕は、緒美崎先生の運転する車の助手席にいた。