※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

359 :きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2008/02/05(火) 03:57:54 ID:86AzRp91

「うぅ~ん、できたぞ」
目の前の試験管に入った液体を見て僕は、背筋をう~んっと伸ばす。
土曜日と日曜日と両方の休日を費やして作った自信作だ。
僕の名前は、木地 甲斐(きち がい)。
色々、発明したい年頃の小学5年生だ。
「キチ○イ、それは、なんナリか?」
「だからキ○ガイって言うなぁ~」
そして、僕の背中をつっつくこのズングリムックリのロボット。
彼の名は、切腹丸。――僕の先祖・奇怪丸の残した『奇怪大百科』で作った発明品だ。
僕の祖先・奇怪丸は、偉大な科学者でかの有名なエジソンやライト兄弟も彼の弟子だったらしい
そんな世界から注目されていた天才科学者・奇怪丸は、ある日、子供の幽霊丸を残し、妻と共に謎の心中をはかった。
そして、その奇怪丸が僕達、子孫に残したのがこの『奇怪大百科』である。
これは、現在の技術者も驚くようなアイディアが詰まった発明が載っている本なのだ。
僕は、この『奇怪大百科』に載っている発明が祖先の切腹丸の謎の心中事件の手がかりがあるのではと思った僕は、
手がかりを探るべく単行本8冊分の冒険&発明をするのであった。


360 :【病照列ノ薬】 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2008/02/05(火) 03:59:04 ID:86AzRp91
「なぁ~に、連載再開した少年漫画みたいな回りくどいあらすじしてるナリか!!」
「むっ僕とした事が……」
僕は、試験管をビンに移し、フタをきつく閉め、一回、ポケットの中に入れる。そして取り出す。
「でぇっけてっててぇ~て~てん、『病照列ノ薬』!!」
「なんかネーミングセンスが『頑駄無』とか『殺駆』みたいナリね」
「『奇怪大百科』によるとこれを片思いの人間に飲ませるとたちまち監禁してしまいたくなるほど
好きになってしまう全国3百万人の男子諸君なら喉から手が出る代物なのだ」
「……ようは、ラブコメのセオリーの惚れ薬ナリね」
「これをお隣の勉子さんに飲ませて……でへへへへ」
そうと決まれば善は急げだ、愛しの勉子さんに飲まして一緒に愛の巣を作ろう
あぁ、子供は、男女2人は、欲しいかな
「……お前、さっきのあらすじと言ってる事、違うナリ」
しかし、世の中そう上手くいかないものだ。
僕が玄関を開けるとそこには――音波 黒美(おとなみ くろみ)が立っていた。
こいつは、僕と勉子さんとの恋路を邪魔するお邪魔虫なのだ。
「……話は、全部聞かせてもらった……つまり、それを私に飲ませてラブラブする気…なんだね」
「一体、どこから僕とお前とラブラブする話なんか……って、なんでこの薬の効果を!!」
黒美は、切腹丸を指差した。
「……さっき、……盗聴器を仕掛けた」
「あぁ~、本当ナリ!!」
うかつだった。いつも僕のストーカーしてるのは知っていたが
まさか、盗聴器まで使うとは……
しかし、僕と勉子ちゃんの恋路は、誰も防げないのだ!!
こんな事もあろうかと
「でぇっけてっててぇ~て~てん、『手榴弾』!!」
僕は、手榴弾を黒美に投げつける。
手榴弾は、黒美に当たると発火。本物ほどの威力は、無いがこれで黒美から逃げる事ぐらいは、できる



361 :【病照列ノ薬】 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2008/02/05(火) 03:59:50 ID:86AzRp91
お邪魔虫の魔の手から逃れることの出来た僕は、勉子さんの家に着く。
あぁ、これで僕と勉子さんの長きに渡るラブロマンスストーリーは、終了。木地先生の次回作にご期待下さい。
僕は、胸ときめかせてインターホンを鳴らす。

……出ない
もう1回、インターホンを鳴らす。

……出ない
あっ、そうだ!勉子さんは、故郷の山形に里帰りしてたんだ!!
トホホ、夢の年上のお姉さんとの禁断の同居生活が後、1週間延期になってしまった。
僕は、自分の部屋に戻って、布団に包まった。
「○チガイ、元気出すナリよ 1週間すれば勉子さん、戻ってくるんっだし」
「うぅ……ロボットなんかに僕のピュアハートがわかってたまるか」
「はぁ……やれやれ」

その時、家のチャイムが鳴った。
「切腹丸、出ろよ」
「我輩は、今、『CROSS†CHANNEL』やってて手が離せないナリよ」
全く、使えないロボットだ。誰に似たんだろう?
僕は、2階から降りてインターホンの受話器を取った。
「どちら様ですか?」
ちょっと、声のトーンを落としていかにも嫌そうに対応した。
「えぇ~っと、甲斐くんかな?」
その透き通った声は、勉子さん!?
きっと、僕に会いたいが為に予定より早く帰ったのだろう。オシャマさんだな
僕は、『病照列ノ薬』片手に玄関を開けた。

しかし、そこにいたのは、勉子さんではなく――不気味な笑みを浮かべる黒美だった。
黒美は、僕の持っていた『病照列ノ薬』を奪い取るとその中身をイッキに口の中に入れ、
唖然としている僕に口移しの形でそれを無理矢理、飲ませた。
あぁ、頭がぼんやりとして来た。
薄れていく理性の中で僕は、『黒美は、声マネが上手いという事』を思い出した。


362 :【病照列ノ薬】 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2008/02/05(火) 04:00:26 ID:86AzRp91
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

我輩は、黒美ちゃんの家のインターホンを鳴らす。
しばらくすると黒美ちゃんのお姉さんの響子さんがやって来た。
「キチガ○の奴、どうしてるナリか?」
響子さんは、自分の目で見るといいと黒美ちゃんの部屋にあがらせてもらった。
正直な話、キ○ガイの事などどうでもいいがパパさんとママさんが心配するので
連れ帰さなければと思い我輩は、黒美ちゃんの家に来たのだ。
さて、部屋には、やっぱりというかキチ○イと黒美ちゃんの肢体が絡み合っていた。
キ○ガイの奴、黒美ちゃんの無い胸を必死に嘗め回していた。
そして、胸の次に腋を丁寧に舐め穿っていた。あぁ、キチガ○は、腋フェチだったナリか……
黒美ちゃんも必死に種付けの為に腰を振っていた。
とてもお互い小学5年生とは、思えない淫妖な光景に我輩、仰天。
あぁ~この事をパパさんとママさんには、どう説明しようと我輩は、頭を痛めた。

なんだか藤子A不二雄のオチっぽいなぁ~
でも、二人とも幸せそうだからこれでいいのナリかな?……少なくとも薬が切れる3日後までは………