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965 名前:触雷!-幕間- ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2015/08/04(火) 02:22:30 ID:p8QsWp/M [2/9]
「……いいから、一刻も早く御主人様をここにお連れしろ。とは言っても、もちろん安全運転でだぞ。御主人様の身の安全はメイドにとって何よりも……」
『はいはい。一定の目処が付いたら、お連れしますわよ』
「何だ? 一定の目途とは?」
『一定の目処は一定の目処ですわ。切りますわよ』
「おい、ちょっと待……」
プチッ、ツーツーツー

…………

失礼いたしました。皆様、御機嫌よろしゅう。メイドの神添紅麗亜でございます。
今私がおりますのは、人里離れた山間部にある洋館です。
この洋館、法的な名義の上では私のものですが、本当の主は別にいらっしゃいます。
その主とはもちろん、紬屋詩宝様です。この紅麗亜が絶対の忠誠を捧げ、全てを賭して御奉仕する御主人様です。
それなのに……今この場所に、御主人様はおられません。
理由は言うまでもないことです。雌蟲その1こと、中一条舞華とかいう不埒な金持ち女が、卑劣極まりない手段で御主人様を拉致監禁したからです。
御主人様をお守りできなかった私にも若干の非があるとは言え、雌蟲その1の所業は、八つ裂きにしても飽き足らないものです。本当に憎らしい……
とは言え、やはり最後は正義が勝つものです。たった今、冒頭の会話の通り、私の上の妹の姉羅々に電話が通じ、御主人様の奪還に成功したことを確認できました。本来なら御主人様を取り戻した時点で長姉である私に報告を寄越すべきなのですが、強欲な割に無能な姉羅々は私から電話をかけるまで忘れていたようです。まあ私は寛大な姉なので、多少のことにはこだわりませんが。
「はああ……」
気持ちが高揚します。もうすぐ御主人様にお会いできる。この胸に抱き締めて差し上げることができる……
何が惨めと言って、御主人様から引き離されたメイドほど惨めなものはありません。
最後に御主人様の御姿を拝見してから、すでに73時間7分12秒が経過しています。メイドにとって不可欠な御主人様成分は、完全に枯渇していました。
御主人様成分の枯渇したメイドの身には、何が起きるでしょうか?
まず、精神の消耗のあまり髪から色素が抜け落ちていきます。自慢だった私の長い黒髪は、今やくすんだ黄土色のような色になっていました。
次に、乳房が張り、重く苦しくなってきます。妊娠もしていないのに乳腺で母乳が分泌され、どんどん溜まっていくからです。
御主人様の子を授かるのを夢見るのは、メイドならごくごく普通のことですが、長時間御主人様にお会いできないと精神の安定を保てず、想像妊娠に近い状態になってしまうようです。
私は他の女性より胸が豊かなため、ただでさえ既製品のブラジャーを着けられません。特注のものを使用しているのですが、それすらも今やカップが乳房に合わず、ホックも相当無理をしないと閉じられない有様です。

966 名前:触雷!-幕間- ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2015/08/04(火) 02:23:14 ID:p8QsWp/M [3/9]
「はぁあ……」
息苦しさを覚えながらも、後少しの辛抱と自分を励まします。
もうしばらくすれば御主人様にお会いできます。御主人様はこのはしたないメイドの胸に溜まった母乳を、その心地よい唇で吸いだしてくださるでしょう。
いいえ……もしかしたら、ただ吸い出すだけでは済まないかも知れません。
そもそも、雌蟲その1の手で塗炭の苦しみを味わわれた御主人様が、その原因を作った私へのお仕置きを行うのは必然です。それに加えて、再会した私が両の乳頭から母乳を垂れ流し、お口による吸引を懇願するという浅ましい姿をお見せしたとしたら……御主人様は私を再調教するために、徹底的な凌辱をなさるのに違いありません。
抵抗を試みても、所詮は女の細腕です。私は簡単に押し倒され、無残に服を破り捨てられ、体の恥ずかしい場所を全て剥き出しにされることでしょう。
露わになった乳房は御主人様の手によって荒々しく握り潰され、打擲され、家畜の乳牛のように搾乳されることでしょう。私がどんなに赦しを乞うても、御主人様はお聞き届けにはなりません。
さらには……御主人様は私の足を強引に開かせ、その奥を踏みにじろうとなさることでしょう。必死に足を閉じようとする私の努力も虚しく、秘すべき場所は御主人様の視線の前に無防備に晒され、間髪を入れず御主人様の堅牢な肉の剣が、私の尊厳を打ち砕くように強引な侵入を……

……………………
…………
……はっ。
失礼いたしました……御主人様からいただく処罰を思い描いたら、軽く達してしまいました。
私は気を取り直し、御主人様をお迎えするための準備を始めることにしました。準備と言っても、屋敷の清掃等は普段から行っておりますので、屋敷の外でのことです。
私は戸締りをして外に出ると、乗用車を運転して山道を下り始めました。(服装はもちろん、メイドの正装たるエプロンドレスです)この辺り一帯は私の名義となっている地所なので、他人が迷い込まないように看板を設置しております。その看板が御主人様の目に触れると、先に進み辛いお気持ちにさせてしまうかも知れないため、隠す必要がありました。
複線の道路をしばらく走ると、看板の設置場所に差し掛かりました。車を道端に停めて降ります。
そして、車を停めた道路の反対側、ガードレールのすぐ外にある、
『ここから先へ進む者。命の保証はない』
と書いた看板にカバーをかけ、見えないようにしました。これで大丈夫です。
「ふう……」
一仕事を終えた私は、ガードレールの外の景色を眺めました。ガードレールの外は道路から見て緩やかな下り斜面になっており、一面林で覆われています。下り切ったところは流れの穏やかな小川になっていて、木々の切れ目から水面が見えました。
いつか、あの場所で御主人様と水浴びをご一緒することもあるでしょう。
メイドたるもの、御主人様の財政を圧迫しないために、高価な水着など買うことは許されません。安い水着であれば、当然布地の面積は極小となります。私は恥部を最低限覆い隠すだけの格好で、御主人様の御供をすることでしょう。そして御主人様は私の裸同然の姿に欲情し、交接を求めて私に襲いかかってこられるはずです。抵抗を試みても、所詮は女の細う……
ガサガサッ
おや、何でしょうか?

967 名前:触雷!-幕間- ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2015/08/04(火) 02:23:49 ID:p8QsWp/M [4/9]
少し離れた場所で何かの動く気配がし、私は現実に引き戻されました。どうやら道の外の林の中に、何かいるようです。
それは木の枝に擦れ、草を踏みながら、こちらへと近づいてきました。音からすると、かなり大きな生き物のようです。猪でしょうか? もしかすると熊かも知れません。
私はまた、はっとしました。
もしも、雌蟲その1の狼藉と姉羅々のドライブで御疲れの御主人様に、猪鍋、もしくは熊鍋を召し上がっていただいたら……瞬く間に精力を回復されるに違いありません。
漲る精力は、御主人様の体の一か所に血液を集めて……そして御主人様は手近な女を欲求のはけ口にしようと私を押さえ付けて……拒絶しようとしても所詮は女の……
……こうしてはいられません。私は動物に気付かれないよう、ガードレールの側に身を潜めました。できるだけ引き付けてから飛び掛からないと、捕まえるのが難しくなるからです。
音は次第に近づいてきます。私はガードレールの上端から目を出し、音の正体を視認しようとしました。
私は、あっけに取られました。
見るとそれは猪でも熊でもなく、人に近い形をした物でした。と言っても人とは明らかに違います。
まず、首から上がありません。全体的に白くのっぺりとしていました。両手を滅茶苦茶に振り回し、体をぶれさせ、一本足でケンケンをしながらこちらに向かってきます。よく見ると胸のところに顔があり、ニタニタと気味悪く笑いながら何かを言っていました。やがて
「テン……ソウ……メツ……」
という訳の分からない言葉が聞こえてきました。
一体何でしょう。この山に巣食う怪異でしょうか。
その白い物は、
「テン……ソウ……メツ……」
とばかり繰り返しながら、ついに私の目前に迫りました。
「テン……ソウ……メ……」
どぐちゃ!!
あっ。
私としたことが。はしたない行いをしてしまいました。
怪異の顔がちょうど蹴り易い高さにあったので、ついガードレール越しに足が出てしまいました。
怪異は仰向けに倒れ、手と足をバタバタさせています。痛みを感じているのでしょうか。
まあそんなことはどうでもいいことです。私はガードレールを乗り越えて怪異の足首を掴むと、逆さ吊りに吊り上げました。
「おい! 貴様は何者だ!? ここで何をしている!?」
「テ、テ、テテ、テン……ソウ……メツ……」
「私の質問の仕方は優し過ぎたようだな」
私は怪異の片手を踏み付け、その状態で掴んだ足首を上に引っ張りました。上下に引き伸ばして肩を脱臼させるためです。
「テンソウメツ! テンソウメツ! テンソウメツウウウ!!!」
怪異は泣きそうな表情で体をよじり、自由な方の手を振り回しましたが、無駄な抵抗です。
「早く白状しろ! 肩が抜けるぞ!」
「テンソウメツウウウ!!」
人語が通じないのでしょうか。怪異は相変わらず訳の分からないことを叫ぶと、ぐったりして動かなくなりました。まだ肩が脱臼もしていないのに、痛みで失神したようです。

968 名前:触雷!-幕間- ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2015/08/04(火) 02:24:15 ID:p8QsWp/M [5/9]
私は怪異を吊り下げたまま、森を下って小川のほとりに足を進め、怪異の上半身をザンブと水に浸しました。
ゴボゴボッ! バシャバシャッ!
怪異は気が付きました。よほど喉が渇いていたのでしょうか、両腕を振り回して水を飲んでいます。きっと歓喜しているのに違いありません。
存分に水を飲ませてやってから、私は怪異を岸に放り上げました。
「ゴボゴボッ……テ、テン……ソウ……」
「立て!」
「ゴボ……」
「聞こえないのか!?」
ドスッ!
脇腹に爪先を蹴り込んでやると、ようやく怪異はふら付きながら立ち上がりました。
「気を付けぇ!」
「テンソウメツッ!」
怪異が手足を揃え、直立不動の姿勢を取りました。手足と言っても足は一本しかないので、元から揃った状態とも言えますが。
ともあれ、気を付けの号令に反応したところを見ると、人語が通じないわけでもなさそうです。私は尋問を再開することにしました。
「いいか貴様。今から勝手な発言を禁ずる。口を開くのは私の質問と命令に応えるときのみだ。それ以外にどうしても必要なときは、必ず挙手をして私の許可を求めろ。分かったな?」
「テンソウメツ! テンソウメツ!」
首から上がないので、胸の顔を上半身ごと倒して、怪異は頷きました。
「よろしい。まず貴様、ここに来たのは誰か人間の差し金か?」
何と私は慈悲深いメイドなのでしょう。テンソウメツとしかしゃべれない低能な怪異に合わせて、Yes、Noで答えられる質問を用意してやるなんて……御主人様が知ったら褒めてくださるでしょうか。
それはさておき、誰かの差し金かと怪異に聞いたのは、例の雌蟲その1が黒幕かも知れないと思ったからです。御主人様に逃げられた雌蟲その1が、私と御主人様の幸せな主従関係を妨害するために怪異を寄越した可能性が考えられました。この資本主義の時代、人間を動かせば相応の人件費がかかりますが、怪異ならイワシの頭とかで動かせそうですし。
しかし怪異は、
「テンソウメツ……」
と首ならぬ上半身を左右に振りました。
それも当然かもしれません。雌蟲その1がいかに多くの泡銭を持っていようと、この場所を突き止めるのは至難のはずですから。
そのときです。怪異の姿がかき消すようになくなりました。
続いて、体に微妙な違和感を覚えます。これは……
「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれ……なるほど。人間の体内に入り込む能力があるのか」
「!?」
「破あ!!」
私は気合をかけ、体内から怪異を追い出しました。
ドサッ!
私の体から出た怪異は、地面に衝突してのたうち回り、手足をジタバタさせました。はっきり言って、見苦しいことこの上ありません。

969 名前:触雷!-幕間- ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2015/08/04(火) 02:24:45 ID:p8QsWp/M [6/9]
「いつまで寝ている!? 立て!」
私がそう言うとようやく、怪異はヨタヨタと立ち上がりました。
「気を付けぇ!!」
「テンソウメツッ!」
怪異はプルプルと小刻みに震えながら、手足を揃えます。
「貴様の技能については了解した。全くの無能ではないようだな」
「テ、テンソウメツ!」
頷く怪異。どうやら少しは利用価値がありそうです。
「貴様に1つ任務を授けてやる。光栄に思え」
「?? テンソウメツ?」
「万に一つもないとは思うが、いずれこの場所にメイド以外の女が侵入してくることがあるかも知れない。御主人様を奪い、メイドの幸せを妨害しようとする、万死に値するクズ雌蟲共だ」
「テ、テンソウメツ……」
「今日から貴様は24時間体制でこの道路を見張れ。雌蟲共が現れたら憑り付いて一匹残らず狂い死にさせろ。失敗は許さん」
私は任務の内容を、丁寧に説明してやりました。昼夜を問わないフルタイムの勤務になりますが、怪異が眠るという話は聞きませんので多分大丈夫でしょう。
「…………」
「おい! 分かったのか!?」
「テンソウメツ! テンソウメツ!」
怪異がやっと頷きました。一回で返事ができないとは、やはり出来の悪い怪異です。こんなていたらくで雌蟲共を倒せるのか、少し不安になってきました。雌蟲の一味を全滅させるのは無理としても、せめて一匹と刺し違えるくらいは働いてほしいのですが。
不意に、怪異が口を開きました。
「テ、テンソウメ……」
「誰 が 発 言 を 許 可 し た ! ?」
勝手な発言を禁ずるという私の言い付けを忘れたのでしょうか。懲罰の必要を感じた私は、デンプシー・ロールというボクシングの技法を用いて十数回、怪異のボディを殴打しました。そして最後の仕上げとして、腰を存分に入れたストレートを顔面に放ちます。
「テンソウメツゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
怪異はフリスビーのように水平に回転しながら川の上を飛翔していきます。水面でワン・バウンドし、さらに対岸の木に激突してこちら側に跳ね返ると、水柱を上げて落水しました。

…………

水柱が収まり、山は平穏を取り戻しました。小川のせせらぎと、風が木の枝を揺らす音が私の耳を撫でます。
木漏れ日は小川の水面を照らし、宝石をちりばめたように反射しました。
その反射の中、怪異の白いのっぺりした体が、不法投棄されたゴミ袋のように浮かび上がりました。
怪異はぴくりとも動かず、ただ水の流れに身を任せ、たゆたっていきます。何度か岩にぶつかり、その体の向きを変えながら下流へと移動していき、やがて見えなくなりました。

970 名前:触雷!-幕間- ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2015/08/04(火) 02:25:20 ID:p8QsWp/M [7/9]
駄目ですね。近頃の怪異は。
昨今のホラーブームとやらでちやほやされ、慢心しているのでしょうか。意気地というものがまるでありません。
そもそも……メイドの御主人様を狙う不埒な雌蟲がいると聞いたなら、即自分から赴いて憑り殺すのが、正統な怪異のあるべき姿ではないでしょうか。私に命じられるまで動かないという時点で……いやもう止めましょう。不甲斐ない怪異にこれ以上言及しても、時間の無駄です。
私は車に乗り込むと、Uターンして屋敷へと戻りました。

…………
……………………
………………………………

「遅い……」
屋敷に戻り、玄関の扉の内側で数時間。待てど暮せど御主人様を連れて帰らない姉羅々に、私は苛立ちを覚えていました。
山の陽はすでに落ちており、宵闇が屋敷を覆い始めています。
『一定の目途が付いたら』
という意味不明な姉羅々の言葉が頭をよぎりました。一体御主人様をどこに連れ出しているのでしょう。一定の目途とやらが付かなければ、御主人様をここに連れて来ないつもりでしょうか。
同じ意味不明な言葉でも、先送りの要素がない分、テンソウメツの方がまだましというものです。
何度か姉羅々の携帯に電話をかけても、応答がありません。痺れを切らした私が、いっそ車で探しに行こうかと考え出した頃、体に異変が起きました。
「うっ……」
右側の乳房に、じんとした、甘い感覚が走ったのです。

971 名前:触雷!-幕間- ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2015/08/04(火) 02:25:50 ID:p8QsWp/M [8/9]
申し遅れましたが、一定以上のレベルに達したメイドの肉体には、御主人様探知機能が備わります。
ある距離以上に御主人様が近づくと、乳房と股間の女性器が疼くのです。これで御主人様との距離を計測することができますが、さらに距離が縮まると、御主人様のいる方向も測定できます。
つまり一対の乳房のうち、御主人様により近い方が強く疼くのです。強く疼いた乳房の側に体を向ければ、前方に御主人様がいらっしゃるというわけです。
「ああ……」
そんな説明をしている間にも、御主人様はどんどん近づいてきていました。左右の乳房と股間にそれぞれある突起が、痛いほど固く尖ります。乳房の中では、母乳が勢いよく分泌されているのが分かりました。
続けて、背中でパチンという音が鳴りました。乳房が張り過ぎて、特注のブラジャーのホックが限界を迎えたようです。慌ててエプロンドレスを脱ぎ、ブラジャーを変えようとしましたが、張りは強くなるばかりです。もはやおそらく、私が持っているどのブラジャーも合わないでしょう。
やむなくブラジャーを外すと、乳房内部に収まりきらない母乳が乳首から染み出していました。拭いても拭いても漏れてくるのを止めるどころか、御主人様との距離が狭まるに従って量が増えてきます。こうなってはエプロンドレスを着ることもできません。
「あ……あ……」
挙句の果てに……股間からは御主人様の肉棒を迎え入れるための潤滑油が必要以上に染み出してしまっていました。まるで失禁したかのように粘液が溢れ続け、ショーツを脱がなければなりませんでした。
「はあ……はあ……」
メイドのカチューシャ、そして白いレースのガーターベルトだけという破廉恥な姿になった私は、徐々に興奮の度合いを高めていました。少し動いただけで乳房と股間に甘美な電気が走ります。通常は御主人様が近くにいてもここまでにはならないのですが、前述のように御主人様成分が底を尽いているため、感覚が鋭敏になり過ぎていました。
御主人様は、もう屋敷のすぐ側まで来ておられました。
エンジン音が聞こえます。姉羅々の車が到着したようです。
ああ、御主人様。
私の御主人様。私だけの御主人様。早く触れたい。触れられたい。犯されたい。
玄関を開け放って飛び出し、御主人様に突進したい衝動を、私は辛うじて堪えました。姉羅々が邪魔になることが分かっていたからです。存分に御主人様成分を補給するためには、私と御主人様、2人きりの時間でなくてはなりません。姉羅々にはしばらく眠ってもらわないと。
電気を消し、玄関の扉のすぐ脇で私は待ちました。ついに、扉がガチャリと開きます。
最初に入って来たのは、懐かしくも愛おしい、御主人様の紬屋詩宝様でした。
ああ……乳房と股間から、さらに液体が垂れます。飛び付きたいですが、まだ我慢です。
御主人様の後ろから、姉羅々が入ってきました。御主人様と一体何をしてきたのか、ニタリニタリと笑うその顔はまさしく下衆の極みとも言うべきで、昼間の怪異の笑い顔が爽やかな微笑みに思えるほどでした。
私は足音を忍ばせ、玄関の扉を閉めると、姉羅々の頭に手刀を振り下ろしました。