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155 :ぽけもん 黒  吉野町と解氷 ◆wzYAo8XQT. [sage] :2008/06/13(金) 12:37:52 ID:uiNhgbuT
 吉野町に着くと、そのまま町役場へ行き、すぐにポポとのパートナー契約の書類を作って申請した。
 ポポは今まで野生だったため住民票が存在せず、そのために若干手続きに手間取ってしまったが、一応つつがなく契約を終えた。
 その後は、もうほとんど日が暮れていたこともあり、ポケモンセンターに向かうことにした。
 その途中。
 通りの左前方に、たくさんの服が陳列されている建物が目に入った。確認するまでもない、服屋だ。
 それでようやく思い出した。
 ポポ服着てねえ。
 危なかった。ここ数日でそれがナチュラルだったもんだからすっかり慣らされていた。
 役場の受付の人がやたら不審な目でこっちを見てくると思ったらそういうわけか。
 まあ羽毛で素肌はほとんど見えないから問題ないって言ったら問題ないんだけど、気分的なものもあるし。
 というわけで、香草さんに頼んでみることにした。
「あのー、香草さん?」
「……なによ」
 振り向いた香草さんの顔は夕日で紅に染まっていて、思わずドキッとしてしまう。
 それを表面に出さないように押し込んでから、口を開く。
「ポポって服着てないよね」
「うん」
「だからさ、服買ってきて欲しいんだよね」
 ほぼ無表情だ。それは拒絶のようにも取れる。
「……予算は?」
 一応聞いてみるだけ、という口調で香草さんが聞いてきた。
「に……二千円以内で」
「二千円!? 少ないわよ!」
「だってしょうがないだろ、食料とか道具とか補充しないといけないし。それに、田舎なんだからリーズナブルなものもあるはずだし」
「道具って?」
 そういえば、早急に補給する必要のある道具ってあったっけ……? いや、たとえなくてもお金は大事だよ。
「ね、眠り粉とか」
 苦し紛れに、つい先日使い切ってしまった眠り粉を挙げてみる。
「いらないわよそんなの」
 もちろん一蹴された。まあしょうがない。僕もどうしても今補給しなきゃならないと思っているわけでもないし。
「いるって! アレなければ死人が出てたかもしれなかったんだから」
 しかし、一応必要性を強調しておく。これに関しては香草さんも負い目があることだろうし。
「大体アンタは消極的過ぎんのよ! 何で何よりも逃げること優先なのよ!」
 う、痛いところを突かれた。確かに、僕は基本的に臆病だ。だから何よりも逃げることを優先して物事を考えてしまう。
「死んだら元も子もないからに決まってんだろ!」
 気にしていることを言われたことで、思わず語気が荒くなる。
「ケンカはやめるです! ポポは服いらないです!」
 僕達を見かねたのか、ポポが僕らの間に割って入った。
「いや、そうもいかない」
「そうよ、いるに決まってるじゃない」
「なんでです?」
 沈黙。なんでって言われても……。
「も、モラル的な問題かな」
「モラルって何です?」
「こう……なんというか、とにかくダメなんだよ」
 その後も服屋の前でもめ続けること数分。なんとか香草さんに折れてもらった。
 そして待つこと数分。香草さんがビニール袋を提げて店から出てきた。
 早速中を見れば、黒のワンピースが一着に、女児用のパンツが二枚。
 僕は可愛らしいパンツを見た瞬間、思考と行動が停止した。そして香草さんに目潰しを喰らった。
「ギャー!」
「何女の子の服をチェックしてんのよ、この変態!」
 至って正論だ。でも、これはなんというか、不可抗力というか。
 袋を受け取ると、僕は激しく瞬きを繰り返しながら歩き出した。痛いが目は無事らしい。
 ほどなくして、ポケモンセンターに到着した。
 ポケモンセンターはポケモントレーナーとそのパートナーに対して無償で寝床と風呂、そして食事を保障している施設のことだ。まさに僕達旅のトレーナーとポケモンの味方だ。


156 :ぽけもん 黒  吉野町と解氷 ◆wzYAo8XQT. [sage] :2008/06/13(金) 12:38:15 ID:uiNhgbuT
 久々にまともな寝床と食事にありつける。施設に踏み入った僕は、それだけで少し浮かれていた。
 ジョーイさんに簡単な施設利用の説明を受けると、そのまま与えられた個室に移動した。
 与えられた部屋は二段ベッドが二つあり、それだけでほとんどのスペースが埋まってしまっているくらいの小さな部屋だ。
 でも、久々の布団だ。文句はない。
 荷物を置くと、すぐに浴場へ向かった。
 浴場は当然ながら男女に分かれている。
「じゃあ、ここで。香草さん、悪いんだけどポポのことお願い。今まで風呂に入る、なんて習慣無かっただろうし」
 まあ思ったとおり、香草さんは思いっきり顔をしかめている。
「……なんで私がそんなことを」
「香草さんしか頼れる人がいないんだよ。このとおり!」
 そう言って頭を深々と下げた。
 チラ、と上目遣いで顔を覗き込めば、相変わらずの渋い表情だ。
「……しょうがないわね」
 しかし渋々という感じながらも承諾してくれた。
「ホントに!? ありがとう! じゃあよろしくね。ポポ、ちゃんと香草さんの言うことを聞くんだぞ」
「はーいです!」
 元気よく返事するポポに、今日買った黒のワンピースと、下着を持たせた。タオルや体を洗うものは備え付けになっているとのことだ。
 脱衣所で服を脱いで、浴場の扉を開くと、そこには銭湯のような光景が広がっていた。
 先客も数人。皆同じ年頃だ。よく見れば、出発前に見たような、見なかったような顔もある。
 簡単に体を流すと、すぐに浴槽に入った。
 暖かなお湯が、疲労と怪我の溜まった体を優しく包み込む。
 ああ、なんという至福……。
 筋肉痛で痛む全身を優しく癒してくれるようだ。
 つい目を閉じ、ぼーっとしてしまう。
「コラッ! ちゃんと体洗いなさい!」
「目が染みるです! いやです!」
 そこそこに厚いはずの浴室の壁の向こうから聞こえてきた大声で、僕の穏やかな時間は強制終了した。
 その後もドタバタという音と黄色い声が断続的に聞こえてくる。
「ダメよ! ちゃんと体洗いなさい!」
「ひゃ! くすぐったいですー」
「暴れないの……きゃ! 何するのよ!」
「お返しですー!」
「く、くすぐったわよ! あっ……」
 だんだんこちら側にいる野郎共が前かがみになってきているぞ、オイ。
 僕も、前かがみになる前に出よう。
 煩悩を鎮めるためと、彼女達との今後の旅を憂う、二重の意味でのため息を吐いて、僕は風呂から上がった。
 さっさと体を拭き、さっさと着替え、さっさと備え付けの洗濯機を回し、さっさと部屋へ戻った。どう考えてもあの場に留まることは得策ではない。
 部屋に戻った僕は、そのままベッドに仰向けにダイブした。
 スプリングが硬めで、少し痛かった。
 それでも、地面とは雲泥の差で、快適なのは言うまでも無い。
 数日間野宿をしただけで、これほどまでに快適に感じるとは。
 このまま眠ってしまいたい。でも夕食は食べたい。それに洗濯物も回収しなきゃ。
 そう思っていても、意識は意思とは無関係にどんどんと沈んでいく。
 あっという間に僕は心地よいまどろみに呑まれ。
「ゴールドー!」
 そのまどろみはドタバタという激しい足音と、バターンという勢いよく扉を開く音と、そして腹部に与えられた衝撃で霧散させられた。代わりに失神という形で意識を失いそうになったけど。
「ど、どうしたんだよ」
 僕は激しく咳き込みながら起き上がり、ポポを腹の上から下ろした。最近の僕の腹部にかかる衝撃は明らかに過剰である。
「すごいですー! スースーするですー! 水浴びと違うですー!」
 トコトコと静かな足音が部屋に入ってきた。
「石鹸使ったからね、当然よ」
 ああそうか、そりゃあ自然界には石鹸なんてないもんなあ。ポポは今まで味わったことの無い感覚にすっかり興奮しているというわけか。ならしょうがない。僕の腹部の痛みもしょうがない。しょうがない……。
「よ、よかったね」
 僕は腹部の痛みで引きつる頬をなんとか誤魔化す。
「どうしたの?」
 誤魔化しきれてなかったのだろう、香草さんに不思議そうに尋ねられた。
 僕は、なんでもないよ、と誤魔化した。


157 :ぽけもん 黒  吉野町と解氷 ◆wzYAo8XQT. [sage] :2008/06/13(金) 12:38:58 ID:uiNhgbuT
 香草さんは納得していないようだったが、それ以上尋ねてくることは無かった。

 僕が興奮してはしゃいでいるポポを適当になだめたり相槌を打ったりしていると、食事の時間が来た。腹痛も大分治まってきたことだし、夕食を食べに食堂へ向かうことにした。
 食事はポケモンの種族のことを考えてか、野菜オンリーのAコース、野菜肉魚なんでもありのBコース、肉類のみのCコースの三コースに分かれていた。
 僕はBコースに、それプラス御飯と味噌汁で定食化する。久々のちゃんとした食事に胸が躍る。考えただけでよだれが出てきた。
 ポポと香草さんも僕とまったく同じものを頼んだ。……香草さんはともかく、ポポは箸を使えるんだろうか。
 配膳に並んでBコースのおかずを受け取る。肉野菜炒めに鯖の味噌煮のようだ。ああ、なんという真っ当な食事。なんか感動してきた。
 僕に続いて、香草さんが受け取り、さらにポポが両の翼で抱えるようにして受け取った。……あれぇ? 冷静に考えたら箸どころの問題じゃないような。そもそもポポには手が無いんだから。
 空いているテーブルを見つけ、僕とポポは座った。香草さんはというと、僕達から離れたテーブルに一人で座った。うーん、少しは仲がマシになったと思ったんだけど、中々道は険しいな。
「いただきます」
 両手をあわせると、僕は料理に手をつけた。まずは鯖の味噌煮から。
 うん、口の中でとろけるようなよく油の乗った鯖に、甘辛い味噌がよくあって……うまい!
 と、僕が至福に浸っていると、ポポが泣き出しそうな顔で料理と箸と僕とを交互に見ていた。
 可愛いからこのまま少しほうって置こうかな、なんて少し意地悪な思考が頭をよぎったが、そんな思考に従うことなく、ポポに声をかけた。
「どれから食べたい?」
 ポポは僅かな逡巡の後、鯖の味噌煮を指差した――いや、指じゃなくて翼だから、翼指したとかになるのだろうか。
 僕は箸で適当な大きさに鯖の味噌煮を割ると、そのままポポの口に運んであげる。
「はい、あーん」
「あーん…………おいしーです!」
 ポポの顔がパアッと明るくなった。うん、やっぱりポポはニコニコしてるのが一番似合うな。なんだかこっちまで和やかな気持ちになってくる。
 そんな調子だから食事にいつもの倍以上の時間がかかってしまった。
 食事を終えた後、食堂を後にしようと食堂の出入り口へ向かうと、扉の陰から緑の葉っぱが覗いて見えた。
 食堂を出ると、そこには不機嫌そうに両腕を組んだ香草さんが立っていた。
 僕達が食べ終わるのを待ってくれていたのだろうか。
「ご、ごめん、遅くなっちゃって」
「……いいわよ、別に」
 ……いいわよ、と言っている割には、その口調も不機嫌そのもので、まったくいいという感じがしない。
 微妙に気まずい空気のまま、三人で部屋に戻った。
 そして沈黙。僕は、とか何を言ったらいいのか分からず、あー、とか、えっと、とかしか言えないが故に。ポポはそんな必死な僕と不機嫌そうな香草さんの顔を不安そうに交互に見ているが故に。そして香草さんは……多分話したくないが故に。そういうわけでの沈黙。
「あ! そうだ! もう洗濯と乾燥終わっただろうから、服とってくるよ!」
 逃げではない。ちょうど今思い出したんだ。……うん。
「……じゃあ私も取りに行くわ」
 ……ほら、逃げではなくなった。
「ポ、ポポもついていくです」
 そういうわけで、僕達はまた三人で部屋を出た。
 そして無言。沈黙は長引けば長引くほどその痛さを増していく。
「ご、ごめんね」
「……どうして謝るのよ?」
「い、いや、香草さんを怒らせちゃったかなー……なんて」
「……別に怒ってなんか無いわよ」
「……そ、そう」
 本当に怒ってないなら、もう少し普通に話して欲しいものだ。……怒ってるんだろうけどさ。
 浴場と部屋との往復の間に交わした言葉はそれだけである。
 さて、部屋に戻ったわけだが。
 することがない。


158 :ぽけもん 黒  吉野町と解氷 ◆wzYAo8XQT. [sage] :2008/06/13(金) 12:39:44 ID:uiNhgbuT
 することが無いなら、することは一つだ。
「よし、寝よう。じゃあ僕はここで寝るね」
 そう言って、左の二段ベッドの上に上がり、毛布に包まった。
 それに続くように、ベッドの梯子を上る音が聞こえた。
 そして、その音を発していた物体はそのまま僕の隣で停止した。
「ぽ、ポポ?」
「どうしたです?」
「い、いや、ベッドは四つあるのに、わざわざ僕と一緒に寝なくても」
「……ここがいいです。……だめです?」
 ポポは僕が包まっている毛布に半分包まり、潤んだ瞳で僕を見つめながらそう言った。
 しかし同時に香草さんの、僕を非難するような鋭い瞳で見つめられているのもひしひしと感じる。
 ……ぼ、僕は……僕は!
 叫び声を上げながら逃げ出したいという衝動を何とか押さえ、笑顔を作って言った。
「いや、ポポがそうしたいっていうんなら、いいよ」
 不安気だったポポの顔がほころんだ。そして一層僕に密着してくる。
 香草さんは……見えないのでよく分からないが、多分しばらく僕に対して軽蔑の目を向けた後、音からして右の下段のベッド――つまり僕達のベッドから一番遠いベッドだ――に入って、そのまま蔓の鞭を伸ばして電気を消した。
 僕はいろんな意味で眠れなくなりそうなので、できるだけ何も考えないようにしていた。
 だが寝れない。隣のポポはすぐにすやすやと安らかな寝息を立てているというのに。

 それから、どれくらい経ったのだろう。
「ねえ、起きてる?」
 香草さんが、話しかけてきた。
「起きてるよ、どうしたの?」
 僕は動揺しつつも、大きな声を出さないように注意しながら答えた。
「……どうしてあの子ばかり大切にするの?」
 か細く、弱弱しい声。
「……あの子? もしかしてポポのこと?」
「そうよ」
 僕がポポばかり大切にしている? そうなのだろうか。確かに大切にしてはいるだろうけど、だからといって香草さんをぞんざいに扱っているつもりはなかったんだけど……。
「そんな、特にそんなつもりは……というか香草さん、あの子、はないんじゃないか? ちゃんとポポっていう名前があるんだし」
「鳥の名前なんてどうでもいいじゃない」
 険のある声が返ってきた。嫌悪の念。よく分からないが、そういうものが滲んでいるように感じられる。
「良くないよ。それに、鳥だとかいうのも良くない……と思うよ」
「な、なによ! そんなにあの子が大事なの?」
 冷静だった語気が荒くなった。でもこれは怒っているというより取り乱している、というほうが正しいような感じだ。そんなにまずいことを言っただろうか? 僕は普通のことしか言ってないと思うんだけど……。
「大事といえば大事だよ。長旅のパートナーになるんだし」
「それなら私だってそうじゃない!」
「え……マジで?」
「なによそのリアクション……私と一緒にいたくないってこと? だからあの子……ポポのことばかり」
 まずい! 香草さんの声色は今にも泣き出さんばかりな感じだ。いくら驚いたからって、マジで? はないだろ僕! 最低だろ!
「い、いやいやいや、そんなことはないよ! ただ、香草さんは……その……」
「……その?」
 どうする? ここで僕の本心を言ってしまっていいものだろうか。しかし、それ以外にこの場をなんとかできるようなものは考え付かないし……。ええい! どうせダメなら同じことだ!
「その……石英高原で殿堂入りするまで一緒に旅する気は無いんじゃないか、って思ったから」
「……私、そんなこと言った?」
 泣き出しはしなかったものの、まだ声は潤んでいる。
「い、言ってないよ! でも、その、態度とか、そういうのから、その……」
「私は絶対に殿堂入りするわ。それで、『私の種族こそ最強!』ってことを、草ポケモンは弱いって言っている世間に知らしめるのよ」
 思わぬ独白。まさか彼女がこんなことを考えていたなんて。
「そう……なんだ」
「……ごめんなさい」
「え!?」
「私……そんな誤解されるような態度とってたなんて思わなかった。私、自分の種族以外の人とまともに話したこと無くて、それで、人付き合いとか、そういうの、どうしたらいいか分からなくて」


159 :ぽけもん 黒  吉野町と解氷 ◆wzYAo8XQT. [sage] :2008/06/13(金) 12:40:50 ID:uiNhgbuT
 不安そうな声で僕にそう告白した。
 ああ、なんだ。
 僕は馬鹿だ。
 勝手に思い込んで。勝手に決め付けて。
 彼女はただ、自分の種族に誇りを持っている、ちょっと不器用なだけの女の子だったんじゃないか。
 小手先だけの、額面上だけの知識を身につけて、色々あらぬ想像巡らせて。
 そんなので賢しいつもりになっていた。
 ……実際は、ただの自信過剰で、無駄に妄想力豊かなだけの、最低なガキじゃないか。
 こんなんじゃ、ポケモンの研究に携わるなんて夢のまた夢だ。
「僕のほうこそ、ごめん。勝手に香草さんのことを決め付けて」
「いいわよ。私が悪かったんだから」
 もうその声はいつもの彼女のものに戻っている。
「じゃ、じゃあ、悪かったついでに、一つお願いしても……いいかな?」
「何?」
「色々あるし、あったんだと思うけどさ、せめてこの旅の間だけは、種族による差別とか、そういうの、やめようよ。……難しいってことは分かってるけどさ、それでも……」
「…………頑張る」
「え?」
「私、できるだけ頑張るわ」
 静かな、しかし凛とした声で彼女は答えてくれた。
 香草さんは、それきり黙ってしまった。
「ありがとう!」
 僕も気が楽になったのもあって、それからすぐに眠りに落ちてしまったから、本当は何か言っていたのかもしれないが。





「……ねえゴールド? 私、人間もそんなに悪くないかな、って思えてきたの。きっと、ゴールドのお陰かな。……ゴールド? 寝ちゃったの? ……ふふ、まったく、やっぱりダメね、ゴールドは」