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630 :ideal ◆zvQNG0FZvQ [sage] :2006/12/24(日) 23:28:46 ID:LLrbHodb
5月17日(木)
今日、学校の行事の一つ、職場体験学習なるものの正式な日時が連絡された。
それは次の日曜。
あまりにも急な日程にクラスはざわついたが、
学校側のミスで連絡が遅れたらしい。
連絡の遅れはどうでもいい、休日というのが困る。
理由はただ一つ、美奈だ。
休日に出かけることを美奈が快く見送るなんて有り得ないからだ。
美奈を不機嫌にさせたら大変だ。
美奈の僕への甘えようは普段でもかなりのものだが、不機嫌状態の美奈は格別だ。
納豆なんかめじゃないくらい粘っこく絡み付いてくる。
この前なんかトイレの中まで……


631 :ideal ◆zvQNG0FZvQ [sage] :2006/12/24(日) 23:30:09 ID:LLrbHodb
本来読むべきは昨日の日付、つまり日曜日の日記なんだけど…
延々と続く5月17日の日記は凄かった。
いや、感動したと表現したほうが正しいかもしれない。
なんてったって私と兄さんの愛のスキンシップが克明に綴られているんだから。
書き出しのところでの書き方であたかも私が兄さんに甘えてるだけ、
という印象を与えられるけどそれは兄さん得意の照れ隠しだろう。
日記の中でも照れ隠しするなんて、
兄さんのそんな可愛い一面が更に私の愛を倍増させる。
あぁ、兄さん、日記だけで私をこんなにメロメロにさせるなんて…
人が悪いですよ。


632 :ideal ◆zvQNG0FZvQ [sage] :2006/12/24(日) 23:31:34 ID:LLrbHodb
とにかく私は有頂天になっていた。
だからかもしれない。
問題の日曜日の日記を見て、自分を見失わないでいられたのは。
もしも、木曜日の日記を見ないでこの忌まわしい事実を目の当たりにしたら、
私はこの場で日記をバラバラに引き裂き、
なんの躊躇いもなく灰にしていただろう。
ここはなんとか踏み止まった私に拍手だ。
しかし、気を抜けば直ぐにでも狂ってしまうんじゃないだろうか
という程に心には暴風雨が吹き荒れている。

とにかく、今わかることは、これ以上日記を見てはいけない、ということだ。
だから、私は、日記をしまう。


633 :ideal ◆zvQNG0FZvQ [sage] :2006/12/24(日) 23:33:01 ID:LLrbHodb
日記をしまい、私は脱衣所に向かう。
身体が、心が兄さんを求めている。狂おしい程に。




……気が付けば私は兄さんの布団の中に居た。
今の私は裸……じゃなかった。
兄さんの下着を身につけている。
頭まですっぽり布団の中に入れて深呼吸。
すぅぅっと兄さんの匂いが肺の隅々まで染み渡っていく。
何回も、何回も、何回も、何回も繰り返す。
異世界的な気持ち良さがあるがまだ足りない。
もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、
もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、兄さんが、欲しい。


634 :ideal ◆zvQNG0FZvQ [sage] :2006/12/24(日) 23:34:27 ID:LLrbHodb
もっと欲しい。
その思いで私は身につけている兄さんのシャツとパンツを、
自分で自分にこすりつけた。
兄さんの下着を身体に擦り付ける両手が股と胸にきたとき、
「っっっっ!!」
訳の解らない快感に私は動きを止めた。
もう一度、今度はゆっくりと擦り付ける。
「あぅっ…」
自然と声が出る。
「兄さん……兄さん兄さん!!」
もう、止まらない。
動かせば動かすほど、気持ち良い。
動かせば動かすほど、呼吸が乱れ、その分兄さんの匂いが身体に染み込む。
「兄っさっっんん!!」


私は最後の格段の快感に意識を持ってかれた。


635 :ideal ◆zvQNG0FZvQ [sage] :2006/12/24(日) 23:35:40 ID:LLrbHodb
5月20日(日)
今日、クラスメイトの女子に告白された。
返事は、明日にした。
どうすれば、いいんだろうか……