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446 :恋人作り ◆5PfWpKIZI. [sage] :2007/02/09(金) 00:26:38 ID:1xdnCuh9
「聖祐人(ひじりゆうと)、私、あなたのことが好き。あなたも私を好きだから付き合って!!」
「……彼女がいるから無理」
「それは祐人の勘違いだよ。だから私の所へおいで」
「うるさい黙れどっか行け」
「姫野ーなんか先生が呼んでるぞー」
「またなの?なんで毎日呼び出しくらうのかしら。じゃあね、祐人。また明日ー」

 姫野真弓は明るく笑いながら走って行った。
 入学してから一週間、毎日のように繰り広げられる光景に誰もが慣れつつある。

「毎日助けてくれてサンキューな水城……」
「なんの、お前も真綾ちゃんいるのに変なのがくっっついて大変だな」

 聖祐人は大きくため息をついた。水城(みずき)が先生の呼び出しと偽って引き剥がすまで
姫野真弓は聖祐人にべったりなのだ。違うクラスであり、たまたま教室が離れているため
昼休みしか来ないことが唯一の救いだった。

「まだ真綾ちゃんにはバレてないのか?」
「なんとか……でも耳に入るのって時間の問題だよな……」
「でもあの姫野といい彼女でいらっしゃる北島真綾さんといいお前のどこがいいんだろうな」
「お前にそこまで言われる筋合いはない。まあ知りたきゃ真綾に聞け」
「けっ。いいよなーモテる男は」
「別にに2人だけだ。姫野で良けりゃ譲るぜ?あいつだって可愛い」
「姫野はお前にぞっこんじゃん。出来れば学年のアイドル真綾ちゃんの方をいただきたいです」
「だーめ。あれは半年も前から俺のだから」

今はまだ祐人にも軽口を叩く余裕があった。そう、今はまだ。


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447 :恋人作り ◆5PfWpKIZI. [sage] :2007/02/09(金) 00:27:47 ID:1xdnCuh9
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「ただいまー」

 姫野真弓はマンションのドアをあけて誰もいない家に向かって防犯のために言葉を放った。
 姉は出掛けているようだ。

「あー……まだ飽きて無いんだ……」

 姉の亜弓はいわゆるネット廃人なので普段はほとんど家から出ることは無い。 だがたまに思いついたようにふらりと出掛け、何回かに一回は「運命の人」を見つけて
帰ってくる。そして亜弓は「運命の人」を見守り続ける。真弓にすればちゃんとダイレクトに伝えるべきだと思うのだが亜弓に
とっては見守ることが愛だった。
 どちらにしても亜弓は数ヶ月で相手に飽きてしまい、元のネット廃人に戻るのだが。
 それは真弓が覚えている限り繰り返されていた。

「はぁ……相談したいことあるのになぁ……」

 祐人を素直にするために今すぐにでも動きたい。計画は出来ていたが普通の女子高生
である真弓には実現できることに限界があった。絶対に姉姉である亜弓の助けが必要だ。




449 :恋人作り ◆5PfWpKIZI. [sage] :2007/02/09(金) 00:28:54 ID:1xdnCuh9
「祐人ぉ……私もう我慢出来ないよ……」

 鞄を投げ出してベットに腰掛け、真弓は自分の体を抱きしめた。そして右手をそろそろと
下ろしてスカートの中に滑り込ませる。既に濡れぼそっている部分に下着の上からさわると
真弓の指は迷うことなく中に入りこんで直接秘部に触れた。最初は全体をなぞるように。
最も敏感な部分にいきなり触れたりせず自分を焦らすようにする。

「……ぁ………ん…ゆうと……」

 下半身から広がってくる甘い痺れによって思考が溶ける。真弓の指はその二本だけ別の
意志をもったかのように責め立てた。じゅぷじゅぷといやらしい音が彼女の耳にも届く。真弓にとってその指はもはや自分のものでは無かった。これは祐人の指。
彼の指がそこに触れていると思うだけで更なる快感が真弓をつつみこんだ。指は真弓の
敏感な部分を執拗に責め立てる。

「……んっゆうとぉっ」

頭の中が白くはじけた。


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450 :恋人作り ◆5PfWpKIZI. [sage] :2007/02/09(金) 00:30:28 ID:1xdnCuh9
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「ねえ真弓……私また間違えたみたいなの」
「あ、お姉ちゃん今回の人やっと飽きたんだ?」

 夕食中に突然亜弓は切り出した。どうせ飽きる時も見つける時もいつも突然なのだが。

「飽きたんじゃないわ。間違いに気付いたの。あの人は違うわ……」
「はいはい。今回は長かったねー4ヶ月ぐらい?」
「そうね……もう使った機器の類は全部回収してきたの。
 今回は真弓に手伝ってもらわなくて大丈夫だったわ」
「そう、お疲れさま。ってことはお姉ちゃん当分は時間ある?」
「ええ、あるわよ」
「あー……ぇぇと、折り入って相談があるんだけど」
「なあに?」

 真弓は少し顔を赤らめてためらってから思い切ったように続けた。

「私のこと好きな人が学校にいるの」
「そう」
「聖祐人って言うんだけど」
「珍しい名字ね」
「私も祐人のこと好きなの」
「問題ないじゃない」
「でも祐人ったら本当にひどいツンデレで全然素直になってくれないの」
「大変ね」
「だから祐人には素直になってもらおうと思って。で、幾つか私じゃ手に入らないものが
 あるからお姉ちゃんの力を貸して下さいっ」

「……真弓は随分積極的なのね」
「お姉ちゃんが消極的過ぎるんだよぉ盗聴器とか仕掛けに忍び込むぐらいならちゃんと
 直接本人に会ってくればいいのに」
「私は……見守っていたいの。いいわ、手伝ってあげる」

 真弓はにっこりと笑った。その笑顔は例えるならひまわりのようだ。明るく屈託がない。
 少し薄い茶色のツインテールが揺れた。

「ありがととう、お姉ちゃん」


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