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94 :名無しさん@ピンキー [sage] :2008/07/22(火) 00:59:37 ID:V2+RCR7+
ヘタレプログラマーは,今日も仕事で疲れきって,遅くなって家に帰ってきた。すると,彼の5歳になる娘がドアのところで待っていたのである。彼は驚いて言った。
「まだ起きていたのか。もう遅いから早く寝なさい」
「パパ。寝る前に聞きたいことがあるんだけど」
「なんだ?」
「パパは,1時間にいくらお金をかせぐの?」
「お前には関係ないことだ」
ヘタレプログラマーである父親はイライラして言った。
「なんだって,そんなこと聞くんだ?」
「どうしても知りたいだけなの。1時間にいくらなの?」
女の子は嘆願した。
「あまり給料は良くないさ・・・20ドルくらいだな。ただし残業代はタダだ」
「わあ」
女の子は言った。
「ねえ。パパ。私に10ドル貸してくれない?」
「なんだって!」
疲れていた父親は激昂した。
「お前が何不自由なく暮らせるためにオレは働いているんだ。それが金が欲しいだなんて。だめだ!早く部屋に行って寝なさい!」
女の子は,黙って自分の部屋に行った。
しばらくして,父親は後悔し始めた。少し厳しく叱りすぎたかもしれない...。たぶん、娘はどうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう。
それに、今まで娘はそんなに何かをねだるってことはしない方だった・・・。
男は娘の部屋に行くとそっとドアを開けた。
「もう,寝ちゃったかい?」
彼は小さな声で言った。
「ううん。パパ」
女の子の声がした。少し泣いているようだ。
「今日は長いこと働いていたし,ちょっとイライラしてたんだ・・・ほら。お前の10ドルだよ」
女の子はベットから起きあがって,顔を輝かせた。
「ありがとう。パパ!」
そして,小さな手を枕の下に入れると,数枚の硬貨を取り出した。
父親はちょっとびっくりして言った。
「おいおい。もういくらか持ってるじゃないか」
「だって足りなかったんだもん。でももう足りたよ」
女の子は答えた。そして,10ドル札と硬貨を父親に差しのべて...
「パパ。私,20ドル持ってるの。これでパパの1時間を買えるよね?」

俺、この泣けるコピペってやつを見ると何故かヤンデレをイメージするんだよな。
将来的にはこうなりそうだ。


95 :名無しさん@ピンキー [sage] :2008/07/22(火) 01:00:42 ID:V2+RCR7+
「昔はお前にもこんな可愛い時があったもんだな・・・・・」
「いやだわパパったら、今でも貴方の可愛い愛娘でしょうが。コーヒーでも飲む?」
「ふふふ。それじゃあ一杯おいしいのを貰おうか愛娘さん」
男は幸せに満ちていた。
妻を早く亡くし、男手一つで娘を育てることになった時はどうしようかと悩んだものだが、
聞き分けの良い娘はそれ程男の手を煩わせることもなくスクスクと育ち、立派な大人へと成長していった。
「しかも頭が良くて、スタイル抜群ときたもんだ」
「何か言ったパパ~?」
「いや、なんでもない」
その娘がどこの馬の骨ともしらない男に嫁いで行き、娘の着たウェディングドレスを見て涙する日が来るのだろうか。
そう考えるとなんとも言えない心地がして、ふぅ、と溜息がこぼれた。
「はい、パパ」
「おぉ、ありがとう。うぅん、いい香りだし味も最高だ。流石愛m」
「・・・・・あのねパパ」
「ぅん?」
いつもよりトーンの低い声に男は若干緊張した。
「この前買い物していた時、一緒にいた女の人、・・・・・・誰?」
「なんだ、お前もそこにいたのか。声をかけないなんて人が悪いじゃな・・・・」
「誰って聞いてるの。パパ」
男は今、自分の目の前にいるのが本当に自分の娘なのかと一瞬疑ってしまった。
長年、それこそ人一倍愛情をかけてきた娘を疑ってしまう程、今の俯いた状態の娘から聞こえる声は無機質で腹の底から恐怖を感じるものだったからだ。
「サ、サラさんだ。近所に住んでる人でね、たまにお店で会うんだよ」
「いつから?」
「四ヶ月位前じゃないかな?」
「ふ~ん、・・・・・そうなんだ」
「どうしたんだ、さっきから様子がおかしいぞお前」
「まだ、質問は終わってないよパパ」
「え?」
「パパはそのサラさんって人好き?」
「何でお前に言わなければ・・・・ッ」
「いいから答えてッ!!」
大きな声が家中に響きわたる。
男はその代わりといっては何だがこくりと頷いてみせた。
「ふうん、そうなんだ」
俯いて目元はこちらからは見えないが娘のニタリと歪んだ口元は彼にも確認できた。
「だからなんだって言うんだ。これはお前の関わる話ではないだろう」
「ねぇパパ。さっき言ってたけど、昔私がパパと一緒にいたくて20ドルでパパの一時間買ったことがあったでしょ?」
「あ、ああ。そうだったな」
「私ね、あの日からずっと考えてたんだ。もっとパパと一緒にいられるためにはあといくら必要なのかなってね。
だってたった一時間じゃ足りるわけないじゃない。私はずっとずっと寂しかったんだもの。もっともっとパパと一緒にいたかったんだもの。
だからね、パパの給料とか他にも色んなことぜ~んぶ合わせて計算してみたの。
そしたら・・・・・・・」
娘は顔を上げつつゆっくりとした動作で一枚の紙を見せた。
「この金額がパパの一生分のお金だってことがわかったんだ」
「っ!?」
男が驚いたのは娘が出した金額だけではない。娘の顔が形作る表情を見て男は息を飲んだ。
「以外と少ないって思った?そんなことないよ、そこんじょそこらの家族よりは稼いでるよ」
「・・・・・・・」
「それでね、私、実はこの金額ならすでに持ってるんだぁ」
「・・・・・・・・・」
「ふふふ、どうしてって聞かないいんだ。それともクはははは、さっきえへへ、コーヒーに入れた薬がアハハ効いてきたのかなぁぁあああ?」
娘、いや娘の皮を被った一人の女は壊れた笑みを浮かべて言った。
「さぁパパ。貴方の稼げる一生分のお金なら既に準備できたわ。だから買えるわよね?

               パ パ の 一 生 を                」