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514 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 06:52:59 ID:2tUI6eH6

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 私は、少し変わった趣のある喫茶店で従業員をやっています。
 なにせ、女性の従業員・アルバイト全員がメイド服を着ているのですから。
 店員がメイドさんだと言えばわかるでしょう。つまり、メイド喫茶です。
 そして、そここそが私の勤める、愛すべき喫茶店です。

 私がこの喫茶店に勤めはじめたのは、喫茶店がオープンした初日からでした。
 オープンしてから今まで、私は一日も欠かすことなく出勤しています。
 つまり、皆勤賞に値する勤務姿勢を維持し続けているのです。
 だというのに、いままで手書きの給与明細に『皆勤手当』の項目が記されたことは一度もありません。
 労働組合があれば手当てを要求することも可ですが、この喫茶店にそんなものは存在せず、
本来要求すべき相手である店長は副店長の春香のいいなりであるため相手にならず、
それならばと春香に話を振っても首を縦には振りません。
 従業員の意思を汲んでくれない雇い主です。

 春香の父親であるオーナーに直訴してやろうとも思いましたが、
私が勤めてきてからこれまで、一度も顔を見たことがありません。
 そのため、誰にも訴えることができない状態にあるわけです。
 いっそのこと、私が経理担当になってしまおうかと思ったこともあります。
 とはいえ、春香が譲ってくれない以上、経理の椅子には座れそうもありません。

 私にとって、この喫茶店はとても愛着のある場所です。
 不満点は、給与明細の中身を除いては一つもありません。
 店長は椅子に座っているだけでうるさくはないですし、
春香は副店長であると同時に親しい友人でもあるし、アルバイトの女の子もいい子ばかりです。
 メイド服のデザインも私は気に入っています。
 ワンピースタイプではなく、ブラウスとスカートとエプロンが別々になっているので、
少々着るのが面倒なのが難点ではありますが。
 
 この喫茶店の変わっているところは、お客様へのサービスにあります。
 どのようなサービスか具体的に言いますと、10回お店に来られた男性に対して、
その男性を愛している女性をプレゼントする、という内容です。
 そのため、女性達全員がアルバイトの子です。
 全員が自分を男性にプレゼントすることを目的にして働いています。
 
 つまり、この喫茶店は女の子たちの恋の橋渡し役を担ってもいるのです。



515 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 06:55:16 ID:2tUI6eH6

 喫茶店での一日は、店内の掃除から始まります。
 厨房の掃除から始まり、カウンター、店内の床やテーブル、お店の窓拭き、
トイレの掃除まで私が全て一人で行っています。 
 働き始めて何年も経とうというこのお店の掃除にはすっかり慣れてしまいました。
 そして、店長はともかく春香さえ手伝おうという素振りを見せないことにもすっかり慣れました。

 その次は仕込みです。
 店内で出す軽食メニューに使用する食材を、調理しやすいように加工しておきます。
 食材は私がいないうちに春香が仕入れているようで、準備する必要はありません。
 仕込みの作業は春香が手伝ってくれるので、楽なものです。

 仕込みが終わったころ、アルバイトの女の子たちがやってきます。
 年の頃は10代後半から20代前半。
 子供っぽい子もいれば、私より大人に見える子もいます。
 彼女達全員がお店にやってくる男性に、お店に勤める以前から好意を寄せています。
 好きな男性に「ご主人様」と言えるということに、彼女達もまんざらではない様子です。
 
 しかし、(これは私も疑問ですが)都合良く好きな男性がやってくるのはどういうことでしょう?
 それも、一度喫茶店に来た男性はその後も必ずお店にやってきます。
 こんなに上手くことが運ぶことは、現実主義者の私には理解できない状況です。
 以前春香に疑問をぶつけてみたところ、
「それはきっと、運命の赤い糸で結ばれているからですわ」
 という答えが返ってきました。
 それだけの理由で納得できるほど、私は夢を見ていません。

 その後で、アルバイトの女の子にお店で働くことになったきっかけを聞いてみました。
 すると。
「私が彼のことを考えながら歩いているとき、おじいさんがやってきたんです。
 おじいさんは私の気持ちを全て見抜きました。
 そして、彼が欲しいのなら奪ってしまえばいい、と言ってこの喫茶店の連絡先を教えてくれたんです。
 続けて、彼を独占したいのならばそこのお店で働きなさい、と言うとおじいさんは立ち去りました。
 最初はどういうことかわからなかったけど、せっかくだからとりあえずアルバイトすることに決めました。
 お店に来て、店内に彼がいたときはびっくりしました。
 彼は硬派な人で、メイド喫茶には来そうになかったから」
 
 どうやら、そのおじいさんが女の子たちを勧誘しているようです。
 同時に、(これは予測ですが)おじいさんが男の子を喫茶店に連れてきてもいるようです。
 一体どうやればそんなことができるのか分かりませんが、状況は理解できました。

 そのおじいさんが現れてくれれば全ての謎が解き明かされるのですが、
アルバイトの女の子はそのおじいさんに二度と会うことはなかったそうです。
 春香にそのおじいさんの話をしてみたところ、
「きっと、そのおじいさんは恋のキューピッドさまですわ」
 と言って、得意の癒しの微笑みを浮かべていました。

 本当に恋のキューピッドであるならば、私の恋を実らせてほしいものです。



516 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 06:56:39 ID:2tUI6eH6

 私の失恋話をします。
 と言っても、振られたわけではないですし、そもそも告白すらしていません。
 彼の名前は南君と言って、21歳の大学生の男の子です。
 短期間のアルバイトということで、一ヶ月間だけこの喫茶店のウェイターをやっていました。
 アルバイトにやってきた回数は、9回。
 あと1回で誰か他の女の子とくっついてしまうのか、と不安に思っていた私としては嬉しくもありましたが、
もう南君の顔を見られないと思うと、胸が張り裂けそうになりました。

 私が南君を好きになったきっかけは、閉店時の掃除のときに起こりました。
 いつも閉店時間がくると、春香がアルバイトの女の子達を帰してしまうので、
店内の掃除は私一人でやっています。もちろん春香は手伝いません。

 一人黙々と掃除を続けていたとき、突然お店のドアが開きました。
 ドアを開けて、そこに立っていたのは南君でした。
 私がじっと見つめていると、彼は口を開きました。
「忘れ物を取りに来たんですけど……あの、いつも一人で掃除をしているんですか?」
 私が無言で頷くと、彼はこう言いました。
「僕も手伝いますよ」

 南君は、一人だけで喫茶店の掃除をしている私を見かねて、手伝ってくれると言ったのです。
 そのときの私は、初めて掃除を手伝ってくれる人が現れた喜びと、
彼の優しい言葉に胸を打たれて、思わず泣いてしまいました。
 涙を流す私に、南君はハンカチを差し出してくれました。
 そのハンカチで涙を拭いて彼の顔を見ると、何故か目を離せなくなっていました。

 彼のくせのある短い黒髪と、首から突き出している喉仏と、
嫌味のない瞳を見ているうちに顔が熱くなり、同時に胸の奥と下半身も熱くなりました。
 私は、南君の優しさの虜になってしまったのです。
 
 それからというもの、南君と二人きりで閉店時の掃除をするのが楽しみになってしまいました。
 掃除の時間だけは二人だけの世界。
 私がテーブルを拭いていると、南君が床を掃いてくれて。
 南君が食器を洗っていたら、私がそれを拭いたあとで食器棚に収めて。
 まるで二人だけのお芝居をしているような気分でした。

 そんな楽しい日々は彼が突然アルバイトを辞めたことで終わりをつげました。
 なんの挨拶も無いまま辞めてしまったことを不審に思い、店長を問い詰めると、
「怒るなよ? 絶対に怒って手を出したりするなよ?
 ……実は、………に命令されたから、俺がやめさせたんだ。勤務態度がわるかったからってことで……」
 その言葉を聞いているうちに頭に血が上り、その怒りが頂点に達した瞬間意識が暗転し、
意識が戻ったときには顔を腫らした状態でテーブルに伏せている店長が目の前にいました。

 そんなことがあって、楽しい日々と同時に私の恋は終わりをつげたのです。
 もしキューピッドがいるのならば、あの恋も実らせてくれてもいいのではないでしょうか。



517 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 06:58:31 ID:2tUI6eH6

 しかし、実際はそうなるはずもなく、今日もお店は普段どおりに営業しています。

 アルバイトの女の子達は嬉々とした様子で憧れの男性の接客をして、
突然床に倒れた男性に対しては満面の笑みを浮かべたまま店の奥へと連れ込みます。
 私はその光景をカウンター越しに、時々厨房越しに観察します。
 皆、うれしそうです。でも、私は……。
 
 ステンレスでできた調理台の上に涙が落ちて、跳ねました。
 落ちたときの勢いで、涙はつぶれて四方に飛び散りました。
 下あごが震えて、歯が音を立てます。
 頭の中から、どんどん、どんどん悲しみが沸いてきます。
 
 両手で顔を覆いました。
 けれども、涙は指の間を伝って溢れてきます。
 手のひらを伝って顔を濡らし、腕を伝って袖を濡らします。
 嗚咽が短い間隔で、しゃっくりのように繰り返し起こりました。
 
 寂しい。寂しくて、耐えられない。
 すぐ近くで恋を実らせている女の子がいて、男性と二人きりでいるというのに、私はひとりぼっち。
 彼がいれば、南君がいれば私の目からあふれ出す涙を優しく拭ってくれるのに。
 それなのに、南君はここにはいない。
 そして、きっとここには戻ってこない。
 もう二度と彼には会うことができない。
 私なんか、もうこのまま消えてしまえばいいのに――――

 
「……起きて………起きて…ださい」
 その声に聞いて目を覚ますと、春香が目の前にいて、私の肩を揺すっていました。
 私は厨房の床に倒れていました。
 きっと泣いたまま眠ってしまったのでしょう。
 
「……もう閉店時間ですから今日はお帰りください。
 今日の掃除は私がしておきますから」
 私は首を振りました。
 閉店時の掃除の時間は私にとって南君との思い出の時間です。
 まだ、私は彼を忘れられないんです。
 南君が後ろにいるかもしれない、と思いながら掃除することが私の心のよりどころなんです。

「……わかりました。では、いつも通りお願いいたしますわね」
 その言葉に対して頷きを返して、立ち上がります。
 そして、掃除棚から箒を取り出してから、掃除を始めることにしました。


518 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 07:00:56 ID:2tUI6eH6

 箒で床を掃く音だけが聞こえます。
 木目の床と箒の繊維が擦れあい、しゃ、しゃ、しゃ、という音を立てます。
 他の音は聞こえません。人の気配もしません。
 私一人だけがこの喫茶店にいます。

 それだけのことなのに、なぜこんなに心がからっぽなんでしょう。
 それだけのことなのに、どうして涙が流れて止まらないんでしょう。

 ほこりをちりとりに掃きこみ、ゴミ箱に入れます。
 次にやることはなんでしたっけ――ああ、テーブルの拭き掃除でした。
 布巾を持った手をテーブルに置きました。
 ふと、南君のことが思い浮かびました。
 以前はいつも私が箒を持って掃いている間に、テーブルを拭いてくれました。
 けれども、今は南君がいないから全て一人でやっています。

 不安が襲い掛かってきて、視界を大きく揺らしました。
 こうやってずっと、私は一人ぼっちで過ごすのではないか。
 南君の影を忘れられないまま、ずっと泣いたままでいるのではないか。

 膝から力が抜けて、床にへたりこみました。
 顔が下を向いているから、涙が頬を伝うことなく、スカートの上に落ちました。
 スカートに黒いしみが浮かぶ様子をぼんやりと眺めます。
 いくら待っても涙が止まることはありません。
 ずっと涙が落ちつづけます。
 
 このまま泣き続けてしまえばいい。
 そうすればきっと、体中の水分が抜けて脱水症状になって、気絶する。
 ここにいれば朝までは発見されないから、上手くいけば死ねるかもしれない。
 南君がいないのなら、そのほうがいい――――
 
 すると。

 カランカラン、という鈴の音が聞こえて、その後に誰かが喫茶店に入ってきました。

 ……このタイミングで来るということは、まだ死ぬな、と誰かが言っているのでしょう。
 恋のキューピッドでしょうか。
 もしそうなら、声をかけるのではなくて私の恋を実らせてくれればいいのに――


519 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 07:03:57 ID:2tUI6eH6

「あの……大丈夫ですか?」
 その遠慮がちに発せられたような声は、男性の声でした。けれども、店長の声とは全く違います。
 この声に私は聞き覚えがありました。
 そして、その可能性を否定しました。
 彼がこの喫茶店にくるはずがありません。彼は店長からクビを言い渡されたのですから。

「どこか怪我でもしたんですか?」
 また、耳に覚えのある声で話しかけられました。
 いたわるような、優しい声でした。まるで、あの人のようです。
 そうだったらいいな、と思いながらやってきた人の顔を見ると。

 そこに居たのは、何度も会いたいと夢に見る人でした。
 その人と二人だけで力を合わせて掃除をしたいと、何度も願った相手でした。
 そこには、いつでも私が一番会いたい人――南君がいました。
 
 嬉しさのあまり素早く身を起こすと、ふらついてしまいました。
 前のめりになる私の肩を掴んでくれたのは、南君の大きな手でした。
 その手を握ります。とても柔らかくて、温かかったです。
 
「……どうして泣いているんです?」
 私の顔を見て、南君は怪訝な表情で聞いてきました。
 私は首を横に振って、心の底からの笑顔を作りました。
 嬉しくて、悲しみなどなくなってしまいました。
 涙はもう、あふれてきませんでした。

 南君がハンカチを取り出して、目と頬に残っていた涙の後を拭いました。
 その手つきは壊れ物を扱うような繊細さで、大事にしたいという思いがじんわりと伝わってきました。
 今の私にその優しい刺激は強すぎました。
 南君の背中に手を回して抱きついて、彼の胸に顔を当てます。
 頬に、くすぐったい感触があらわれました。
 柔らかい。そのくすぐったさも、彼の肉体も。

 抱きついたまま、私は口を開いて自分の胸のうちを明かしました。
 閉店後の掃除時間に手伝ってくれたときに感じた喜び。
 二人きりで過ごした、短い時間だけれど心を占める大事な思い出。
 南君が居なくなったときに感じた、息が詰まるほどの喪失感。
 今までずっと心の中で暖め続けていた強い恋慕。
 私は彼にはっきりと伝えました。――南君のことが好きです。と。

 南君の胸板にある私の目線からは、彼の顔は見えません。
 喜んでいるのか、顔をしかめているのかはわかりません。
 すると、南君の腕が私の頭を包み込み、ぎゅっ、と抱きしめてきました。
 
「また会えて、本当に嬉しいです。それに、同じ気持ちでいたってことも。
 ……はい。僕も好きです。僕はあなたのこと、誰よりも想っています」

 そう言うと、南君は私の唇にキスをしました。
 また涙がこぼれました。――幸せすぎます。こんなの。


520 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 07:06:44 ID:2tUI6eH6

 体全体を南君の体に当てて、密着します。
 すると、突然南君が腰を引きました。
 当然、私は物足りないので自分の腰を再度押し当てます。

「ちょ、ちょっと待ってください。少しだけ……」
 待つわけがないでしょう。
 今まで何日、何ヶ月おあずけを食らったと思っているんですか。
 というわけで、逃がしません。うふふふふ。
 
 南君の腰に手を回し、両足の間に体を滑り込ませます。
 すると、おへそに何かが当たるのを感じました。
 メイド服越しですので、何があるのかは分かりませんが。
 お腹を離すと、そこには南君の穿いている綿パンがありました。
 そして、ベルトのバックルの下だけが突き出していました。

 なるほど。だから腰を離そうとしたんですね。
 嬉しいです。私と抱き合っているだけで興奮してくれるなんて。
「ぇ……」
 大丈夫ですよ。……私の体を使って、鎮めてあげます。

 膝を床についた状態で、南君が身に着けているベルトを外し、
続いて突き出したモノの上に伸びているチャックを下ろします。
 綿パンを下ろすと、薄布に阻まれた状態のイチモツがでてきました。
 私の顔に、先端が真っ直ぐに向けられています。
 ――うふふ。そんなに慌てなくても、きっちりと面倒を見てあげますよ。

 南君の突き出したモノを避けるように下着をずらしていきます。
 ほどなくして、南君の突き出したペニスがあらわれました。
 ときどきビクン、と上に跳ねていて、我慢できない様子でした。
 ――いただきます。南君。

 鈴口の先端にキスをします。
 南君がうめき声をあげて、ペニスが大きく揺れました。
 陰茎を右手で握り、再度くちづけます。
 今度は舌の先端で切れ目、出口を責めます。
 そうしているうちに、ぬめりを持った液体が出てきました。
 
 くちづけた状態から、そのまま首を前に動かして肉棒を口の中に含みます。
 傘の裏に唇の裏を合わせて擦り、同時に舌も動かします。
「あ、はぁぁぁ……」
 より深く肉棒を咥えて、全体に舌を這わせます。
 とても熱くて、固くて、そのせいで無性に体が熱くなってきます。
 続けていくうちに、陰茎が脈を打って膨らみ始めました。射精の兆候です。
 その瞬間に合わせて、肉棒の先端を強く吸引します。
 南君の声とともに、精液が口の中に大量に発射されました。
 鼻から漏れる匂いは、とても濃くて臭くて――つい、一気に口の中のものを飲み下してしまいました。


521 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 07:08:33 ID:2tUI6eH6
 
 気持ちよかったですか?南君。
「……ええ。とっても」
 うっふふふふ。嬉しい……じゃあ、もっといいことさせてあげます。
 いい子の南君への、ご褒美です。

 私はエプロンを外し、スカートも脱ぎ、ブラウスも外しました。
 今はブラとショーツとソックスだけしか身に着けていません。
 仰向けに寝転がります。膝を立てて、ふとももの裏側を南君に見せ付けます。
 南君はハイソックスを脱がせると、私の体の上にきました。

 私にキスをすると、唇を這わせながら顎、首筋、鎖骨まで下っていきます。
 胸の谷間を通過しておへそまでたどりつくと、また往復してきました。
 南君は手を動かして、ブラの肩紐をずらし、全体を下にずらしていきます。
 隠すものが一切なくなって、私の胸がさらけだされました。
 南君の唇が右の乳首に触れました。
 彼の両手は私の左右の乳房を揉んでいます。
 くちづけていない方の乳首は指でこねて、次は左右を入れ替えて同じことをします。
 
 私の腕で、南君の頭を強く抱きしめます。こうすると、彼をより強く感じられました。
 乳首を歯で甘噛みされました。噛みながら、舌の表面は肌を往復しています。
 甘噛みをやめたと思ったら、唇の先端でついばまれました。
 乳首を挟んで、軽く引っ張りながら離す。南君はそれを左右の乳首で繰り返しました。
 
 南君が体を移動させて、私の両足の間でとまりました。
 指でショーツの上から秘裂を撫でられました。
 その途端、びくり、と自分の背中が跳ねます。
 今度は二本の指が割れ目に当てられて、円を描くように動き出しました。
 だんだんショーツが濡れていくのがわかります。
 それなのに、南君の指はますます加速します。
 くちくちくち、と肌と濡れた布が擦れたときの音がしました。

 その音が繰り返されたあと、南君の手がショーツの横に当てられました。
 段々とショーツをずらしていくので、私もそれに合わせて足をうごかします。
 そして、南君の手が肌から離れたとき、濡れきったショーツは私の足から脱がされていました。
 
 私の秘所は、南君の前に隠すものの無い状態でさらけだされています。
 彼は私の足を広げると、両手で割れ目を広げて、舌を入れました。
 一定の間隔で舌が往復します。入り口も、奥まった場所も舌の届く限り舐められました。


522 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 07:19:27 ID:2tUI6eH6
 
 南君は私の体から顔を離して、両足を掴んだ状態で私を見つめています。
 その目は私の反応を見ているようでした。
 こんなときでも、彼は私のことを想ってくれる。そう思うと、自然と笑みがこぼれました。
 
 その笑顔を見た南君は私から目を反らし、下を向きました。
 少し遅れて、秘所に固いものが当たりました。
 南君の熱いペニスが、私の中に侵入していきます。
 腰が密着した瞬間、私の顔が大きな喜びに満たされて、微笑を作りました。
 
 腰が離れて、肉棒の感触が遠ざかります。口から小さな声をが漏れました。
 しかし、すぐにまた貫かれました。腰が触れて、歓喜の声が漏れます。
 肉棒を出し入れされるたびに、私の口は同じことを繰り返します。
 南君も同じでした。彼は荒く、断続的な呼吸を繰り返しながら腰を動かしています。
 打ち付けられるたび、膣壁がこすれて、奥にペニスの先端が触れます。
 ときどき浅くついたときは奥の手前で寸止めされた気分になり、身がよじれました。
 
 もう、快感と南君の熱しか感じられません。
 強い快楽に脳をかき回されて、前も後ろもわかりません。
 ただ、南君から注がれる熱だけが変わらずにそこにありました。

 喉の奥から、だんだん耐えようのない波が押し寄せてきました。
 それがもっとも大きな快感であるとわかっていた私は、それを受け入れました。
 同時に南君の動きが止まり、とびきり熱いものを注がれて、
私は喉から大きな声を絞り出して――そのまま、脱力してしまいました。


 呼吸が落ち着いてから目を開けると、南君の顔が私の目の前にありました。
「…………」
 彼は口を開きませんでした。
 何も言わずに、そのまま顔を近づけて私にキスをしました。
 強くもなく、弱くもなく、お互いの唇が重なり合いました。
 
 唇を浅く当てて、離して、またくちづける。
 しばらくそれを続けた後に顔を離した南君は、目を細め口の端を軽く上げて微笑みました。
 ――ああ、満足してくれたんだ。
 私も、同じ顔を作りました。
 けど、上手く笑えたかどうか自信はありません。

 ただ、南君に私の気持ちが伝わればいいな、とだけ思いました。



523 :ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/14(土) 07:26:44 ID:2tUI6eH6
 
 翌日。
 いつものように喫茶店へ行くと、私の部屋に泊まっていって、
まだ寝ているはずの南君がウェイターの姿をして待っていました。
「おはよう……じゃなくて、おはようございます」
 唖然としている私に向かって、南君が礼をしました。
 反射的に、私も「おはよう」と言ってから頭を下げました。

「おはようございます。……どうされましたか? 呆けた顔をされていますよ」
 メイド服を身に着けた春香が店の奥からやってきました。
 私は朝の挨拶もそこそこに、これはどういうことか、と春香に問いました。
「実はお父様から、彼をもう一度雇うように頼まれたのです。
 彼はこの喫茶店に必要な人材だ、と言っておられましたわ。
 ……それに、実際にそのようですし、ね」
 春香は私と南君を見た後、誰に向けているのかわからない笑顔を浮かべました。
 
 春香が立ち去った後、私と南君の二人で開店前の掃除をすることにしました。
 毎日のルーチンに組み込まれているから、いつも短く感じていましたが、
今日はあっというまに終わってしまった感覚までしました。

 不思議です。
 南君がいるだけで心が浮かれて、時間が短く感じられます。
 春香のお父さんに感謝です。
 もしかしたら、春香のお父さんが恋のキューピッドなのかもしれません。

 幸福のあまり、ふらふらとおぼつかない足取りで歩いていると、後ろから肩を支えられました。
 まるでソファのように体を柔らかく包み込む腕でした。
 こんなに優しい感触を持った人は、一人しかいません。

「大丈夫か? 気分が悪かったら言えよ。
 お前に怪我してもらうのはなんか、その……嫌だからさ」

 私にここまで優しくしてくれる人は、恋人の南君だけです。
 
 ――ね、ずっと、ずぅっと、私と一緒にいてね?
 ――もう私の前から消えたりしないでね。
 ――離れたりしたら、ひどいことしちゃうから…………。

 終

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