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268 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/09(土) 10:44:40 ID:dyNdB8BN
ヤンデレ同盟より抜粋

□管理人の独断と偏見で、勝手にヤンデレ分析
 ▼移動動作が極端に遅い
 ▼そのわりに攻撃速度となると、異常なほど速い
 ▼身振り手振り、大げさに振舞う
 ▼声高らかに笑う
 ▼でも目が笑ってない
 ▼ごめんなさい、大好きなど、同じ言葉を連呼する
 ▼連呼しながら相手を殴ったり蹴ったり、果てには刺したりする
 ▼人の話を聞かないというか、聞けない
 ▼病めば病むほど本人は陶酔状態に、周りは不安を覚える
 ▼根は純粋…のはず

※当同盟は暴力行為を推奨するものではありません。


273 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/09(土) 13:52:58 ID:ULsJ+OYe
>>268
こんな感じか?

 夜の帳が落ち、アスファルトが黒く塗りつぶされて足元があやしく感じられる、深夜2時。
 街灯の明かりはすでに消え、歩道を照らすものは月明かりのみ。
 洋介は、自分が走っている場所がどこかもわからずに走り続けている。
 洋介は自分の身に起こったことがまだ理解できていなかった。


 夜、いつものように部屋でくつろぎながら恋人と会話をしていると、ナイフを持った女が部屋に入ってきた。
「見ぃつけた! 洋介君!」
 闖入してきた女はまず、洋介の恋人に目をつけた。
 恋人は目の前にやってきた女を睨み返した。
 そして、女の凶刃を首筋に受けて、血を噴き出して倒れた。
 恋人の近くに座っていた洋介は、血の雨が止まるまで、返り血を浴び続けた。
 しばらくは、目の前で何が起こったのか理解できなかったのだ。

 それもそのはず。洋介の目には、突然恋人の首に切り目が入り、突然血が噴き出したようにしか見えなかったのだ。
 闖入してきた女の振るったナイフの軌道はおろか、初動さえも見て取れなかった。
「邪魔者は消えたよ、さあ、次は……」
 大仰な仕草でナイフを空に向けて振るい、洋介の目の前にかざした。
「き・み・だ・よ」

 ナイフの輝きを見て、洋介は目が覚めた。
 女を足で蹴り飛ばし、洋介は家を飛び出した。
 一度家の外で立ち止まり、女がでてくるのを待った。
 女が出てきたのは、洋介の冷や汗がひくころだった。
 緩慢な動作。右手にナイフを握り、だらりと両手を垂らしている。
 一歩一歩、地面を確かめていくような歩き方は、非常にゆっくりとしたものだった。

 女は洋介を視界に捉えると、声を上げて笑った。
「あはははははははははははははははははははははははははははははは
 くけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ
 ぎゃはははははははははははははははははははははははははははははは!」
 洋介から見て、女の目は笑っているようには見えなかった。

 家から全力で走り、ひたすら走りぬいた洋介は壁に手をついた。
 止まっても、誰かが追ってくるような足音は聞こえてこない。
 緊張感を解き、洋介は地面に座り込んだ。
 その時、洋介の前に光が広がった。
 夜の闇に慣れた瞳では、その光を直視することはできない。
 目をつぶり、顔をそらしてしばらく待つと、光の気配が消えた。
 洋介がゆっくりとまぶたを開いていくと、バイクに乗った人の姿を確認した。
 目が慣れていくに従い、やってきた人が恋人を殺した女だということがわかった。
 女はバイクに乗って、洋介のあとを追ってきていたのだ。



274 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/09(土) 13:54:00 ID:ULsJ+OYe
 女はゆっくりとした動きでありながらも、停滞を感じさせない動きでバイクから降りて洋介と向き合った。
 右手に握られているのは、当然、恋人の命を奪ったナイフ。
 月明かりをナイフが受け、そこだけが鮮明に、はっきりと見えた。
 洋介は女に向かって、初めて怒声を浴びせた。
「なんなんだよ、お前! あいつを、なんで殺した!!!」
「洋介君、ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね」
「てめえ、人の話を聞けよ! なんであいつを殺したんだ!」
「すぐに、私のものにしてあげる」
 この女は話を聞いていない。洋介はそう思った。
 ただひたすらに、自分の目的を完遂することしか考えない。
 そのために邪魔をするものは、なんであろうと排除する。
 草も、木も、犬も、猫も、鳥も、そして人間でさえも。

 洋介の心に、言いようもない怒りがこみ上げた。
 幼馴染の恋人。いつも自分の傍にいて支えてくれた恋人。
 栄養が偏ると言って、洋介に食事を作ってくれた。
 毎日のように河川敷を通ってふざけあいながら帰った。
 初めて抱いたときには洋介の名前を呼びながら、抱きしめ返してくれた。
 その命を、目の前にいる女はたやすく奪った。
 恋人の命を、何でもないもの、どうでもいいものだと考えている。
 あいつのことを何も知らないくせに。俺がどれほどあいつを思っていたのか知らないくせに!

 洋介は拳を振り上げて、立ち止まる女に殴りかかった。
 腰をひねり、腕、肩、背中の筋肉を総動員してパンチを放つ。
 腕が伸びきったとき、衝撃が走ったのは、拳の先ではなく、頬。
 女の放った拳が洋介の頬を完璧に捉えていた。
 よろけながらも立ち続けようとする洋介は、女の蹴りを股間に受けた。
 内臓が締め付けられる。息がつまり呼吸が出来ない。脳が圧迫される。
 股間を押さえて倒れた洋介を蹴りながら、女は喋り続ける。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
 本当はこんなことしたくないの。だって、私洋介君のことが好きなんだもの。
 あ…………今私、好きって言った? 好きって言った? 好きって言った?
 キャー、恥ずかしい! もう、こんなこと言わせないでよね! 洋介君の馬鹿!
 でも……やっぱり好き! 大好き! 大好き! 大好き! 大好き!」

 女は洋介の体をでたらめに蹴り続けた。
 洋介の顔がブーツに踏みつけられ、鼻が折れ、涙が流れる。
 みぞおちに蹴りを叩き込まれ、胃の中のものが逆流する。
 骨のあちこちが軋むたび、脳が危険信号を放つ。
 このままでは死ぬぞ、と。



275 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/09(土) 13:56:39 ID:ULsJ+OYe
 女の蹴りが止まったころには、洋介は痛みで声もあげられない状態になっていた。
 涙が視界をぼやけさせ、吐瀉物が口に貼りついて、ぐちゃぐちゃの気分だった。
 女は洋介を仰向けにすると、体の上に乗った。
 両手を天に向けてかざしているようだったが、今の洋介には何も見えなかった。

「これで、洋介君の一番大事なものが手に入るよぉ。
 いぇへへへへへへへへへへ。いひひひひひひひひひひひひひ。
 ずっと、私が永久に愛し続けてあげるから、心配する必要はないよ。
 あの女よりも、幸せにしてあげるから。だから、ちょっとだけ――」
 女の手が、振り下ろされた。
「おやすみなさい」

 夜の闇に、鮮血が舞った。
 男の胸から噴き出す血は、女の顔を隅々まで濡らしていく。
 大口を空けて笑う女の口に、血が入る。
 女は血を味わった後、いまだ血を噴き出し続ける男の胸に口を当てた。
 流れ出していく血を、女は飲み続けた。
 渇いた喉を潤していくように、貪欲に吸い続ける。
 この光景を見た人間は、女が狂っているとしか思わないだろう。
 だが――女の目の輝きは、狂っている人間の物ではない。

 子供のように、純粋に輝いていた。
 


いきなり>>268みたいなことをやられても、俺は萌えないな。
だって……デレがないやん!デレがなきゃヤンデレとはいわへん!