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222 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/07/11(水) 00:24:16 ID:p23+qE/s
 僕は――――――――――――帰ろう。
「もう夜も遅いし、帰らなくちゃな……」
 時計を見ればもうすぐ十二時だ。こんな時間に出歩いてたら姉さんに怒られちゃうや。
 だいたい夜更かしすると健康に悪いんだよな……明日も学校があるし、早く風呂に入って寝よう。
 大体。
 みっともないから言わなかったけど、夜の学校で、オバケが出そうで怖いんだよな。
 僕の学校の七不思議のひとつにブリッジしながら高速で迫ってくるベートーベンというのがあるけど、
実際にそれを見たら間違いなく心臓ショックで死ぬ自信がある。
 ……まさかそれも狂気倶楽部が関わってないだろうな?
 いくらなんでもそんなお間抜け団体ではないと信じたい……
 とりあえず、僕はまだ長い長い復讐のロードを昇り始めたばかりだから、今日は帰るとしよう、うん。
「ああ……今夜も月が綺麗だ……」
 そんなどこかで聞いたような言葉を呟きつつ、僕は踵を返し、

「――――待て!!」

 そんな声に、呼び止められた。
 聞き覚えがあるような、
 聞き覚えがないような、
 そんな声だった。
「………………」
 かなり嫌な予感がしたけれど、声のあまりの迫力に、無視するわけにはいかなかった。
 恐る恐る、
 ゆっくりと、
 僕は、
 振り返る。
 その瞬間――――

 カッ、と。

 ――グラウンドの照明が、一斉に点灯した。

「――!?」
 昼間以上の明るさに一瞬目がくらむ。野球の試合で使うような特大のライトがいつのまにかグラウンドを囲むように
設置されていて、それが一気にともったのだ。先までろくに見えなかったグラウンドは、今は夜の光の中に赤裸々とその
姿を見せている。
 そして、そこには。
「お、お前は――!」
「何をしているの冬継! 貴方の戦いはまだこれからなのよ!」
 姉さんがいた。
 正確に言えば、姉さんだけじゃなかった。
 姉さんがいた。神無士乃がいた。神無佐奈さんがいた。
 須藤冬華がいた。須藤幹也がいた。ヤマネがいた。グリムがいた。裁罪のアリスがいた。白の女王がいた。
 壱口のグレーテルがいて、名前すらなかった死体がいて、ニュースキャスターのお姉さんまでいた。
 如月更紗がいた。
 ……なんでお前までここにいるの?
 とにかく生きている人も死んでる人もいちゃいけない人もまだ出番のない人も全員いた。
 明らかにおかしくておかしすぎるオールスター全員大集合だった。
 その中で一人、須藤幹也が一歩踏み出してきた。
 顔にほがからな笑みを浮かべていた。
「さあいこうぜ! 僕らの戦いはまだこれからなんだ!」
 ――キャラが違った。
 そしてその言葉を合図に、全員が意気揚々と、まるでアニメのエンディングのように校舎へと駆け出した。
 駆け出していった。
「…………え?」
 跡には。
 わけのわからず、僕だけが、ぽつんと一人で――――――
 END.

223 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/07/11(水) 00:25:46 ID:p23+qE/s
A-3を見た瞬間気付けば勢いで書いていたた
反省している